先日、NECの無線LANルータWR8700NのNAS機能を使ってiTunesサーバを構築しました。
今回はその後日談、というか結論。
過去の記事
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WR8700NのNAS機能でiTunesサーバー(1) 構築
→ http://ameblo.jp/dimentor/entry-10996566002.html
WR8700NのNAS機能でiTunesサーバー(2) 運用
→ http://ameblo.jp/dimentor/entry-10999291589.html
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で、結論
WR8700NのNAS機能はiTunesサーバに不適合
それは何故か?
「WR8700NのNAS機能でiTunesサーバー(2) 運用 」でも書いたのですが、特に曲やアプリの購入・追加、iPodやiPhoneとの同期の際にかなーりモッサリになり、下手すると10分間程度フリーズします。
10分待って復帰するならいいのですが、そのままフリーズし続けることもしょっちゅう。
その場合はiTunesを強制終了することに。
それ以上に致命的だったのが、フリーズ→iTunes強制終了後に確認してみると
音楽・アプリファイルがSSDから綺麗サッパリ消える
なんて症状も。
不幸中の幸いで、「WR8700NのNAS機能でiTunesサーバー(1) 構築 」の構成図 に書いたように、
Backup Server(Aspire H340)に1週間前のバックアップが残っていたので、そこから復元することができたのは非常にラッキーでした。
問題はファイル消失だけではなく、
WR8700Nを巻き込んで、WR8700N自体がフリーズ
という症状も併発。
WR8700Nのフリーズ症状としては、WAN(インターネット)/LANへの接続速度が共に、極端に遅くなります。
Yahoo!Japanのページ表示に5分以上かかったり。しかも、WR8700N本体の管理ページ表示も同様に5分以上かかったり。
このWR8700Nのフリーズ症状、放おっておいても解消しません。(30分放置でギブアップ)
唯一の解消方法は、WR8700Nの再起動。
さすがファイル消失は致命的なので、
当初の目論見であった、
「WR8700NのNAS機能でiTunesサーバ」は
断念せざるを得ない
との結論に至りました。
もう少し突っ込んだ話をすると、そもそもWR8700NのNAS機能が、iTunesサーバという用途に限らず、広帯域を必要とする高負荷なI/O処理に向いていないんではないかと認識せざるを得ません。
しかも、NAS機能のフリーズに伴いネットワーク処理もフリーズしていることから、NAS機能とネットワーク制御系は同じ1つのCPU(ASIC)を共有、というか寧ろ、本来はネットワーク制御を主目的とするASICの余剰処理能力をNAS機能に割り当てる構造なのかもしれません。
(だから、わざわざ 簡易 NAS機能と謳っている??)
でも、脇役であるはずのNAS機能のフリーズが、主役のネットワーク制御系にまで影響を及ぼしてダウンさせるなんて、なんという本末転倒。
影響を及ぼさないよう、ファームウェアで上手く制御できないものでしょうか。
などとグダグダ書いてますが、「WR8700NのNAS機能を使うこと」を諦めただけで家庭内共有のiTunesサーバは必要なので、遊休資産になっていたDELLのネットブック Inspiron Mini9 を活用することに。
コイツは3年前に購入したものの、
・ 内蔵SSD(BUFFALO SHD-DI9M32G )のプチフリ多発
・ 変則配列キーボードの使い難さ
でお蔵入りさせたイワク付きの一品。
ただこの2点に目をつむれば、Inspiron Mini9のメリットとして、
・ CPUが低消費電力のAtom N270 (TDP2.5W、1.6GHz)
・ ファンレス = 冷却FAN用の電力が不要、そして無音
・ 内蔵ドライブがSSDのみ = HDDと比較して低消費電力
という、低消費電力サーバ構築のための美味しい要素が揃っています。
iTunesサーバとして運用するのであれば、キーボードはほぼ不要(文字入力が必要な場合は、リモートデスクトップで別PCから入力すればいい)なので、変則配列キーボードのマイナス点は無関係となります。
では、残る唯一のマイナス点「内蔵SSDのプチフリ」はどうか?これは実運用で検証するしかありません。
OSは余っていたWindowsXP Professionalをインストール。
内蔵SSDは32GBなので、システムドライブ(Cドライブ)として10GB、音楽・アプリファイル用ドライブ(Dドライブ)として残り22GBを設定。
さすがにOSや各種ソフトのインストール・設定中はプチフリ発生。
音楽・アプリファイルのDドライブへのコピー時も、プチフリとはいかないまでも、やけに時間がかかる。
最後に各PCのiTunesで、このMini9のiTunesフォルダを読みに行くように設定変更。
で、iTunes動作の検証結果
WR8700NのNAS機能と比較して、レスポンスがかなり良い。
プチフリの影響、フリーズも全くナシ。
曲の登録、再生する曲の選択、アプリの購入、アプリ更新・・・
PCローカルにファイルを置いている時と全く遜色ないレスポンス。
これはイイカンジ ヽ(゚∀゚*)ノ
ちなみに、消費電力をサンワサプライの「ワットチェッカー TAP-TST5 」で計測してみたところ、
Mini9電源ON直後~OS起動中 平均13W 最大15W
稼働中(液晶モニタON) 平均10W 最大11W@CPU使用率100%
稼働中(液晶モニタOFF) 平均6W 最大7W@CPU使用率100%
他PCからiTunesで音楽ファイルにアクセスし再生しても、CPU使用率は2%で安定(というか、その他プロセスでもCPU使っているので、ある意味変化無し)なで、普段は液晶OFFにしているので、6Wで常用できそう。
WR8700Nの最大消費電力が、仕様書 では16Wとなっているので結構いいカンジかと思います。
しかもMini9の方が、ファイル消失する危険性も無いし。(そのハズ)
これで様子見してみます。
気が向いたらOSをWindowsではなくLinux化して、samba鯖での運用に切り替えるかも。。。
