WR8700NのNAS機能でiTunesサーバー(2) 運用 | でぃめんたーの糖質制限ダイエット

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前回、NEC製・無線ルーターWR8700NのNAS機能を使ってiTunesサーバを構築したので、今回はその使用感とかの運用レポート。

当初の目論見通り、家庭内の複数PCで1つのiTunesフォルダを共有できるようになりました。
つまり、PC#1で音楽ファイル追加、iTuneアプリ購入、プレイリスト編集をしても、PC#2でもその操作が反映された状態でiTunesを使うことができています。

ただ、ぶっちゃけ言うと、

ただでさえモッサリなiTunesの動きが、さらにモッサリしま


WR8700Nに接続したUSB外付HDDには、爆速であるはずのIntel製SSD・SSDSA2M080G2GCを使っており、各PCとWR8700N間の接続は無線LANで802.11/nの300Mbps接続。
それでもモッサリ。

曲を再生したり、プレイリストを編集するだけであれば、一瞬、間(ま)ができるだけで若干気になる程度ですが、

  ・ iTunesで曲、アプリを購入
  ・ iTunesに曲を追加
  ・ iTuneアプリを更新
  ・ iPodやiPhoneと曲、アプリを同期

なんて操作をすると、下手すると数分間待たされます。
しかもその間はiTunesはフリーズ状態。
全く操作を受け付けない状態に。処理が完了すると操作可能になりますが。。。

[補足説明]=================================
HGSTの160GB・5400rpmのHDDでも試してみましたが、更にヒドクなりました。
同じSSDでも、プチフリで悪名高いJMF602を積んだTranscendの60GB・SSDに至っては、
iTunesの起動に5分、曲の再生開始まで5分など、全くもって使用に耐えません。
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何故、iTunesがさらにモッサリになるのか?
それはWR8700NのNAS機能が「簡易NAS機能」だからです。


一般的に、NASのI/O速度というものはネットワークとHDD性能に加えて、NASに搭載されているCPU(もしくは処理チップ)の性能、メモリ容量に依存します。
なので、高性能NASで定評のあるQNAPやThecusは、それなりのチップ、それなりのメモリを積んでます。
例えば、QNAP TS-410はCPUとして「Marvell 6281 800MHz」を、メモリとしてDDR2で256MBを積んでたりします。

おそらく、WR8700Nはそんな高性能なチップは積んでもいなければ、メモリもNAS機能用の割り当てが殆ど無いのかなと。
だって、WR8700Nの本来の役割は「無線ルーター」なんですから。
だから、あくまで「簡易NAS機能」なんだと。

画像や文書ファイルであえば丁度いいかもしれませんが、音楽や動画ファイルを扱うには、かなり無理がありそうです。

ま、1万円程度の家庭用無線ルータに多くを求めるのも酷ですし、モッサリと言ってもギリギリ使用に耐えうるレベルなので、このまま運用を続けたいと考えています。