シャトー・ボワ=カントナック 1996
【生産者】 Ch. Boyd=Cantenac
【銘柄】 Ch. Boyd=Cantenac 1996
【産地】 仏 ボルドー メドック マルゴー
【購入店】 都内某店
【価格】 800円
【俺P】 75点
都内某店でドメーヌ・ド・シュヴァリエ2000を購入したところ、レジ横に並んでいるボワ=カントナック1996をおばちゃんが指差して、「これもう持ってった?」と私に問うた。
わけがわからず否定すると、1本飲んでみたら酸が強すぎたため、1人1本限り、800円で分けているのだという。
店に来るまでの管理に問題があったのか、それとも元々こういうワインなのかわからないが…と言っていたが、この店はデイリー以外全てウォークインセラーで保管しているから、少なくとも店の管理に落ち度があったという可能性はないわけである。
そもそもこのボワ=カントナック96は、パーカー77~81点という低評価ワインなのであるから、単に元々果実味よりも、酸やタンニンが立ちすぎている品なのだという可能性は高い。
目下、これの楽天最安値は7350円。
評価が低いこと、従ってもしかしたらよく出来たクリュ・ブルジョワの方がよほど旨いかもしれないこと、しかしボワ=カントナックは腐ってもマルゴー村の3級格付けワインであること、ボルドー96一般は優良年とされていること、全て折り込んだ市場価格である。
だから仮に旨くなかったとしても、劣化が明らかでない限り堂々と利益を取って売ってよいはずなのだが、にも関わらず800円。
敬服するほかない。
1日休ませて早速飲んでみた。
やや閉じた印象のあるブルーベリーや木の香りから、時間をかけてじわりとカシスや皮といったニュアンスが出てくる。
なるほどボルドーとしては酸がかなり立っているが、果実味も残っておりフラットな印象はなく、健全な状態と思われる。
2時間も飲んでいると酸も丸みを帯びてきて、マルゴーらしい滑らかな質感を楽しめるようになり、なかなか美味であった。
それまで果実味を保てるかどうか賭けではあるが、あと5~10年寝かせて、酸が落ち着くのを待ってみるのも面白いかもしれない。
【銘柄】 Ch. Boyd=Cantenac 1996
【産地】 仏 ボルドー メドック マルゴー
【購入店】 都内某店
【価格】 800円
【俺P】 75点
都内某店でドメーヌ・ド・シュヴァリエ2000を購入したところ、レジ横に並んでいるボワ=カントナック1996をおばちゃんが指差して、「これもう持ってった?」と私に問うた。
わけがわからず否定すると、1本飲んでみたら酸が強すぎたため、1人1本限り、800円で分けているのだという。
店に来るまでの管理に問題があったのか、それとも元々こういうワインなのかわからないが…と言っていたが、この店はデイリー以外全てウォークインセラーで保管しているから、少なくとも店の管理に落ち度があったという可能性はないわけである。
そもそもこのボワ=カントナック96は、パーカー77~81点という低評価ワインなのであるから、単に元々果実味よりも、酸やタンニンが立ちすぎている品なのだという可能性は高い。
目下、これの楽天最安値は7350円。
評価が低いこと、従ってもしかしたらよく出来たクリュ・ブルジョワの方がよほど旨いかもしれないこと、しかしボワ=カントナックは腐ってもマルゴー村の3級格付けワインであること、ボルドー96一般は優良年とされていること、全て折り込んだ市場価格である。
だから仮に旨くなかったとしても、劣化が明らかでない限り堂々と利益を取って売ってよいはずなのだが、にも関わらず800円。
敬服するほかない。
1日休ませて早速飲んでみた。
やや閉じた印象のあるブルーベリーや木の香りから、時間をかけてじわりとカシスや皮といったニュアンスが出てくる。
なるほどボルドーとしては酸がかなり立っているが、果実味も残っておりフラットな印象はなく、健全な状態と思われる。
2時間も飲んでいると酸も丸みを帯びてきて、マルゴーらしい滑らかな質感を楽しめるようになり、なかなか美味であった。
それまで果実味を保てるかどうか賭けではあるが、あと5~10年寝かせて、酸が落ち着くのを待ってみるのも面白いかもしれない。
レヌ・ディドン ピノ・ノワール 2006
【生産者】 Reine Didon
【銘柄】 Pinot Noir 2006
【産地】 クロアチア
【購入店】 ワインナヴィ
【価格】 880円
【俺P】 67点
何でもDRC並の低収量を誇るとかいう、クロアチアのピノを飲んでみた。
香りがあまり広がってこないのは、まだ閉じ気味なのか。
かなりしっかりした果実味があり、酸もそれなりに存在。
輪郭のくっきりしたワインで、妙な甘みもなく、悪くなさそうだ。
しかし現時点ではやや強すぎるきらいがあり、単調さも否めない。
それでも3桁ピノとしては充分楽しめる仕上がりではあるが、もう3年くらい寝かせてみると、より面白いかもしれない。
【銘柄】 Pinot Noir 2006
【産地】 クロアチア
【購入店】 ワインナヴィ
【価格】 880円
【俺P】 67点
何でもDRC並の低収量を誇るとかいう、クロアチアのピノを飲んでみた。
香りがあまり広がってこないのは、まだ閉じ気味なのか。
かなりしっかりした果実味があり、酸もそれなりに存在。
輪郭のくっきりしたワインで、妙な甘みもなく、悪くなさそうだ。
しかし現時点ではやや強すぎるきらいがあり、単調さも否めない。
それでも3桁ピノとしては充分楽しめる仕上がりではあるが、もう3年くらい寝かせてみると、より面白いかもしれない。

