セリエ・ド・マレノン VdP・ド・ヴォークリューズ・レ・ゾークル・ルージュ2006

【生産者】 Cellier de Marrenon　ｾﾘｴ･ﾄﾞ･ﾏﾚﾉﾝ
【銘柄】 Vin de Pays de Vaucluse Les Ocres Rouge 2006　ｳﾞｧﾝ･ﾄﾞ･ﾍﾟｲ･ﾄﾞ･ｳﾞｫｰｸﾘｭｰｽﾞ･ﾚ･ｿﾞｰｸﾙ･ﾙｰｼﾞｭ2006
【産地】 仏 ヴォークリューズ
【購入店】 KEIHOKUスーパー apris南柏店
【価格】 600円
【俺P】 68点

このセリエ・ド・マレノンというのは、リュベロン、ヴォークリューズあたりでは最大規模を誇る生産者組合らしい。
定価1100円が、近所のスーパーで500円引になっていたため買ってみた。

赤黒のフレッシュな果実香にスパイス。
厚みはないものの心地良い果実味と酸があり、タンニンも程よく、バランスは悪くない。
グルナッシュ／シラーを主体とする、南仏の低価格ワインの典型という印象だ。

変に濃かったりえぐみがあったりしないため食事とも合わせやすく、日常気軽に飲むには最適。
正直1100円なら買わないが、600円という価格を前提にすれば充分合格点だろう。

ブシャール・ペール・エ・フィス サヴィニ=レ=ボーヌ1級・オー・セルパンティエール2002

【生産者】 Bouchard Pere & Fils　ﾌﾞｼｬｰﾙ･ﾍﾟｰﾙ･ｴ･ﾌｨｽ
【銘柄】 Savigny-les-Beaune Premier Cru Aux Serpentieres 2002　ｻｳﾞｨﾆ=ﾚ=ﾎﾞｰﾇ・ﾌﾟﾙﾐｴ･ｸﾘｭ･ｵｰ･ｾﾙﾊﾟﾝﾃｨｴｰﾙ2002
【産地】 仏　ブルゴーニュ　コート・ド・ボーヌ　サヴィニ＝レ＝ボーヌ
【購入店】 WINE & 地酒 TODA
【価格】 3098円
【俺P】 81点

濃い目の色調。
抜栓直後は香りも立ちにくく、インキーでタンニンが目立ち、果実味が奥に引っ込んでいて、ガチガチ。
ミネラル感等からポテンシャルは感じたので、1杯だけ飲んでコルクを挿し、丸1日ほど常温放置してみた。

で、2日目。
この日も飲み始めた時点ではまだ固かったのだが、次第に開いてくる。
黒い果実にスパイス、ハーブといったニュアンスが出てきて、前日からの樽香と混じり、心地よい香り。
タンニンがかなり引っ込んだものの基本線はドライなのだが、甘みを伴わない果実味が、じわりと台頭している。
ミネラル、酸も必要充分にあり、なかなか良いブルゴーニュだと思う。満足。

しかし相当にタフなワインなのは間違いないので、本来の飲み頃は5～20年後といったところだろうか。

サイゼリヤ オスコ・ビアンコN.V.

【生産者】 Cantina Cliternia ｶﾝﾃｨｰﾅ･ｸﾘﾃﾙﾆｱ (ｻｲｾﾞﾘﾔｵﾘｼﾞﾅﾙﾗﾍﾞﾙ)
【銘柄】 Osco Bianco N.V ｵｽｺ･ﾋﾞｱﾝｺN.V.
【産地】伊　モリーゼ
【購入店】 サイゼリヤ矢切店
【価格】 250ml 190円
【俺P】 63点

ファミレスチェーン大手サイゼリヤの、めちゃくちゃ安いハウスワイン。
葡萄品質はトレッビアーノらしい。
これが意外とイケるので、出先でちょっと一息というときに愛飲している。

香りはさほど広がらないが、林檎ジュース、柑橘といったニュアンス。
ボディは軽めだがそれなりにフルーティーで、最低限の酸もあり、悪くないバランス。
食べ物とも合わせやすいし、安価な食い物をつまみながら気軽にがぶがぶ飲むには、うってつけのワインだ。

わが国の外食産業で、この価格でまともなワインを提供しているというのは偉いと思う。
他のチェーン店も見習うべし。

ちなみにサイゼ傘下のアダツアーズという会社にて、ネット通販 もやっている模様。