ドメーヌ・ド・ラ・モルドレ コート・デュ・ローヌ・ルージュ2007

【生産者】 Domaine de la Mordoree　ドﾒｰﾇ･ド･ﾗ･ﾓﾙﾄﾞﾚ
【銘柄】 Cotes du Rhone Rouge 2007　ｺｰﾄ･ﾃﾞｭ･ﾛｰﾇ2007
【産地】 仏 コート・デュ・ローヌ
【購入店】 ウメムラワインセラー
【価格】　1092円
【評価】　パーカー88点
【俺P】 79点

濃い赤紫。
鮮烈な赤黒の果実香、スパイス、香水のようなニュアンスも。

ACコート・デュ・ローヌとしてはかなり濃厚、ピュアな果実味がたっぷり。
しかし力押し一辺倒ではなく、滑らかなタンニンと少しの酸にしっかり下支えされて好バランス。
さすが高評価な生産者だけあって、下のクラスでもしっかり作ってくるものだと感心した。

この品質で1000円強というのは驚異的だが、これはタイムセールで半額だったため。
つまり本来は2000円前後の品なのであるが、2000円でも買い得な部類と思う。

マルケス・デ・ムリエータ イガイ・レセルバ1999

【生産者】 Marquis de Murrieta
【銘柄】 Ygay Reserva 1999
【産地】 スペイン リオハ
【購入店】 みちのく岩手のワイン屋 竹澤
【価格】 2499円
【俺P】 80点

スペインを代表する生産者の一つ、マルケス・デ・ムリエータ。
ここのワインというと、格上品のイガイ・グラン・レセルバ・エスペシアル（以下G.R.E.）1989を今年飲んでおり、素晴らしかったことが印象に残っている。

深めのルビー色。
それなりの熟成感を含んだ、ドライフルーツ、革といった芳香。

20年近くを経てなおパワフルさを感じさせたG.R.E.89に比すればボディは軽いものの、未だ充分な果実味はある。
タンニンはこなれて甘く、ほど良い酸も備えている。

どこかボルドー的なバランスはG.R.E.譲りで、価格以上の高級感を備えたワイン。
さすがはムリエータと言っておこう。

アンリ・ビリオ グラン・クリュ・アンボネ・キュヴェ・トラディシオンN.V.

【生産者】 Henri Billiot et Fils　ｱﾝﾘ･ﾋﾞﾘｵ･ｴ･ﾌｨｽ
【銘柄】 Grand Cru Ambonnay Cuvee Tradition N.V.　ｸﾞﾗﾝ･ｸﾘｭ･ｱﾝﾎﾞﾈ･ｷｭｳﾞｪ･ﾄﾗﾃﾞｨｼｵﾝN.V.
【産地】 仏 シャンパーニュ アンボネ
【購入店】 みちのく岩手のワイン屋 竹澤
【価格】 3969円
【俺P】 85点

クリーミーできめ細やかな泡立ち。
泡の量そのものは少ないわけではないのだが、口当たりに炭酸っぽさがほとんどない。

イースト香やリンゴのニュアンス。
それなりの厚みをもつが重量級ではなく、ピュアな果実味と滑らかな質感、穏やかな酸のバランスに優れたシャンパーニュ。
安めの泡物にありがちな、アフターのえぐみが全くない点も特筆に値する。

4000円足らずのシャンパーニュとしては素晴らしい品質。
これはモエとか飲んでいる場合ではない。