新幹線が停まる佐久平駅のあたりから県道44号を南東の方へ進んで5kmほど、右側の段丘崖のへりに鳥坂城、浅井城という2つの城跡が並んでいる。さらに東に同じくらい入った山中には志賀城があり、その前を流れてきた志賀川に北から香坂川が流れ込むあたり。これらの右岸側の段丘崖はほとんど垂直の土壁のところが多く、城を建てるに好都合だったろう。
どちらも歴史などは全く不明、いまは畑などになっていて余所者が気軽に見学できるような場所ではなく、城の存在を示す標柱なども全く無かった。
佐久平まわりの登らない城ばかり回ったこの日、街なかの東のほうに二つ並んだ小さめの城があるのを地図上で見つけて、城たくさん見れてイイわとばかりに乗り込んだ次第…😅
◯✕ホイホイみたく言うんじゃない!😮💨
下に広がる志賀川・香坂川沿いからも、その威容を目にすることができる。
自然の段丘崖をそのまま(?)切岸に仕立てたのだから、最強な✨
西側はもっとすごい😮
ホントに垂直な土壁が剥き出しになっている。
城へ入るには、浅井城との間を通って南の田んぼの方へ降りてゆく道の途中から入るのがよい。
南東側から登ってくる事も出来るが、民家の庭先を通るような場所がある。
どちらにせよ、丘の上に出たら西へ西へと進んでゆく。
最後の民家の前で、舗装が終わって土の道に変わる。
そのすぐ先、右側にいきなり横堀が現れる😮
入ってみると、台形を上下逆にしたような断面をしている。
だいぶ埋まったかな?
じつは左側にも伸びていて、丘を横断し城の内外をしっかり切っているのだが、手前側に灌木が多くて奥の方が見えにくい…
かつては土橋とか虎口とかもあったのかも知れないけど、まったく分からなくなっている…
ともかくも、この日最初に訪問した今井城の堀と同じように、丘城の丘続きを仕切る堀として分かりやすいやつ✨
横堀を横断すれば城内に入る。
広大な曲輪が一つだけの、単純明快な城😂
中には畑が広がっているので道を外さないように歩いてゆくと、南西の隅のほうに出る。
このあたりの南側には土塁があったようにも見える…
で、その向こう側…
切岸の下が白く光ってる絵なんぞ、そう見られるもんじゃねぇわ🥶
残念ながら、西側の切岸に近寄れそうな場所は無かった。
冬季ならというところかも知れないが、基本的に郭内は畑なので、道以外のところには踏み込まないべきだろう。
この日最初に訪問した今井城の主郭部分だけを取り出したような感じだったか…
この後は、隣の浅井城へ。
(佐久 浅井城に続く)
★鳥坂城
長野県佐久市新子田
城や集落内には車を停める場所が無い。城内は畑なので道以外のところを荒らさないよう注意。
丘城
(2025年9月19日 記)