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高津戸城は、わたらせ渓谷鐵道の大間々駅チカ、高津戸峡を刻む渡良瀬川の左岸に盛り上がる要害山の山頂一帯を占めている。

同時代の記録などが無く歴史は分かっていない、というのが本当のところらしい。伝えられるところでは鎌倉時代を通じて山田氏が居城にしていたとか、戦国時代に安房里見家の内訌でこの地に逃れ桐生直綱に仕えた里見実堯が住んだとか言われているとのこと。

ほぼ全山が自然公園化され、散策コースが縦横に走っていて城内を隅々まで見て回ることが出来る。主郭には要害神社がある。


朝一番でやってきて、まずは麓をのんびり散策…


麓から見上げる要害山。

渡良瀬川の対岸になる、はねたき公園からのようす。

そんなに高くはなく、木々に覆われた普通の山という見た目。
冬枯れと紅葉が混ざってるな…🙄

車は対岸のながめ公園に置いて、高津戸橋を渡ってスタート💨

せっかくなので高津戸峡の遊歩道を歩いてみた。

師走に入った今が紅葉シーズンか…

ピーカンなので峡谷内の写真無し😅


遊歩道を通り抜けて、上流の高津戸ダムへ。

正面は工事中だったので、横から。


さて、城へは上の市道に出て、北側の山へ登ってゆく道を登る。

高津戸ダムからすぐのところから登っているが、主郭のすぐ裏に出るようで、搦手だろう。

ここは、東側の大手まで行ってみる。


登り口は、高津戸橋のすぐ上。

コンクリ壁と金網でしっかり柵され、道標も立っている。


道は整備されている。

階段の一つ一つが少し高め…

10分ほどで、要害山展望台駐車場すぐ下の車道に出る。

駐車場脇には展望台やトイレもあるので、サクッと登る時はここをスタートにするのが便利。

それでも峡谷内をそこそこ見て、ここまで30分くらい。


主郭まで『要害山ハイキングコース』が通じているので、そちらに入ってゆく。

駐車場の南西、展望台の奥が入口。


入るとすぐに右に折れ、竪堀のようなところへ入ってゆく。

折れたところに立つ、要害神社の鳥居。


この竪堀状、鳥居から出てそのまま南へ斜面を降りていたようだ😮

ヤブに覆われた竪堀が、左の方に見える。


鳥居をくぐって短い竪堀のようなところを登ると…


ムムッ…

早速に城塁😮


道は城塁の下で左に折れ、斜めに登ってゆく…

ここは地味にキルゾーンだ😨


登ると、テニスコートぐらいの広さがある曲輪。

ササがけっこう濃いぃ

奥行きを見極めるのは…ちょっとムリ😂


上も曲輪らしく、道はその南側を階段で登ってゆく。

段郭あるな🧐


南北に細長い段郭のような平場が3段ぐらい続いた上の方に、またまた威圧感のある城塁が現れる😮


道は少しだけ右に曲がって、正面に見える鳥居に向かって一直線に登っているが、右手上に曲輪…😨


登った曲輪は、これまた意外と狭い。

全体に細長くて、道に横付けされている感じ。


正面に、またまた要害神社の鳥居⛩️


右側からも道が入ってきてるな😮

虎口のように凹んでいる。


この道は駐車場は通らず、もっと東の方から登ってきているらしい。

往時の大手道はどっちだったか…?


この道を東の方へ少し降りると、上の曲輪へぐるりと回り込める道があるようなので、少し降りてみる。

すぐ下、左側に三角形っぽい曲輪がある。


下にはもう一段


右手少し下には、それなりの広さのある平場。

登り口すぐの鳥居の上からここまで繋がってるのかな?


そして、その下…


なんか、ただならぬ大きな堀だか帯曲輪だかが見える…😮


カッコイイ〜🙌


下に横たわっていたのは、幅7メートルぐらいの浅い箱堀だった。

これが、三日月形に伸びやかなカーブを描いているのが、とにかくカッコイイのだ🙌


外側を仕切っている土塁が、これまた細い😮

踏んづけるだけで潰れてしまいそう…


道はさらに下っているが、この空堀の下は城外なので、鳥居のところまで戻る。

道はだいぶ薄くなっていたが、せっかくなので東側を回ってみる。


主郭部の真下あたり、赤いカゴみたいな柵の前から先は堀底状になっているようす。

かなりヤブっぽいようだが…


先の方は、なんとなく堀切状になっているようだ。


この尾根上は主郭側から降りてこられるようなので、ここは戻って鳥居の方へ。

戻る途中のコレも、なかなか絶景✨


大間々 高津戸城 その2に続く)

 

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(2024年12月17日 記)