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麻績古城は虚空蔵山城とも呼ばれ、麻績村の中心地からすぐ北、善光寺街道の麻績宿背後の山上にある。

築城年代は不明で、伊賀氏または服部氏の手によるという。村上義清麾下にあった服部清信のときに北西の山奥に麻績城が築かれた。


ここは夏休みに眼の前の国道403号を通ったが台風接近が目前で立ち寄ることが出来なかった。この日は長野で最高気温31.5℃と残暑が厳しかったが三連休を利用してアタック💨


現在位置(Googleマップで) 

城への登り口は、麻績宿から少し山に入ったところにある法善寺の上、信濃観月苑の駐車場と道を挟んで反対側になる。


コンクリで設えられた坂を登り、すぐ右に曲がって小さな沢を登るようになる。

すぐにヤブが広がって心配になるが…


この数メートルを越えれば、ヤブも迷うような場所もない。

幅広のキレイに踏まれた道になる。


道は少々草に覆われているが、谷底を登ってゆけば良いので迷うことはない。


少し登ると、早くも正面に谷を塞ぐような段々が見えてくる。

城の遺構かどうかは分からん…


道はわずかに右に折れて登ってゆくが、堀底状をジグザグに登っていて、ここは城の雰囲気をプンプンさせている…


斜度が急になり、倒れた木の枝で塞がっているのも構わず突破して、ほどなく尾根に登りつく。

そこが、城の内外を区画する堀切だった😮


城外側から俯瞰すると、登城道は堀切の西側に落ちる竪堀の底から入ってきて、堀切の尾根線に渡された土橋に登りつく格好になる。


なかなか立派な堀切でないの〜😆


この堀切が、城の始まりになる。
ここから尾根筋を登ってゆくと、すぐに倒木が道を塞ぐ。
ここから右に、折れ曲がりつつ斜めに登ってゆく空堀状が見える。

倒木の先にはトレイルが続いているように見えるが、15メートルばかりで消えている。

その先に進めないこともないが、そこそこ急斜面を這う踏跡に変わり、奥には段郭らしきが上の方まで重なっているのが見える😮

ここを登るのはかなりホネだろう…💦
確認はしていないが、主郭下のオーバーハングもある岩壁の下に出てしまい、登れないだろう…

トレイルに見えるところを倒木で塞ぐのは、ここがルートではない事を示すのにしばしば使われるので、ここは素直に倒木を避けて右の空堀状を進む。
尚、ここから先は道がハッキリ見えなくなり、斜度も急になる上にガッツリ三点支持させられる急峻な場所もある。滑落の危険もあるので慎重に行動されたい。

20メートルも進むと、空堀状は斜面の中に消えてゆく…
その手前左側の木に赤テープが掛けられているにこの付近から斜面を直上してゆく。

道らしいものは無くなってくるので、登りやすいところを探して登る。

ほどなく、主郭を取り囲む屏風のような岩が見えてくる。

遠目にもスゴい威圧感を放っているが、まだ樹林の向こう…

とにかく上へ上へと登ってゆくと、小さな段郭が2段重なっているところへ出る。

下の段


上の段


ここまで来たら、つづら折れっぽく登ってゆく道型が何となく見える。

見つけられなくても、山慣れた人なら登れる場所を探して登って行ける斜面だと思う。


ともかくも、主郭の南側を守るように屹立する、屏風のような岩の下に出る。

すごい迫力😮


南縁は直線的で、部分的にオーバーハングもあって威圧感十分💦


こんなんが、主郭のある山頂直下を東西に100メートル以上の長さで横断している。

つまり、登れそうなところが無い…💦


いや、真正面に…


このめっちゃ急傾斜かぇ?😨


しかし、ここには下から登ってくる道型が、たしかに見える😮


となれば、ここが大手門だったのだろう…


し…しかし…


この斜度だぜ❗😱


ええいままよーっ❗😭


実際には、岩の間あたりに入り込むまでは土がしっかりしていて、きちんと踏みしめて登れば滑ることもない。

上の方に見える樹木まで登ると、上の方にロープが垂れ下がっているのが見えてくる。そいつを掴むまでの数メートルがキーポイントだろう。

所々に鉄の杭が打たれているので、それもホールドにして、しっかり三点支持を取りながら登ってゆく。

滑ると岩壁から落ちるかもしれず、かなり危ない。


登りきって振り返るが、すぐ先から下が見えない…😨

やはり、恐ろしい場所だ…


そして、登るとすぐに主郭虎口。


待ってましたーっ🙌


麻績 虚空蔵山城 その2に続く)

 

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(2024年2月21日 記)