御茶屋御殿は千葉の市街地の北の方を東西に横断する東金御成街道の途中、千城台の駅から東に5km少しのところにある。
東金御成街道は九十九里方面での鷹狩りのために、将軍となった徳川家康が数ヶ月でつくらせた街道であり、御茶屋御殿は途中の休憩所として築かれた。
この日は千葉モノレール終点の千城台駅から徒歩で訪問した。
駅を出て、まずは北の方を走る御成街道を目指す。
駅から北東に向かうと間もなく街道に出会ったら、ひたすら東へ向かう。
日本初の500kV送電線という東電の巨大な送電線、房総線をくぐると、まもなく左手にそれなりの広さの森が見えてくる。
ここはまだ御殿ではない。
その森の東側に、御殿への入口を示す標柱と説明板が立っている。
砂利道が御殿に向かって森の中を入っているので、間違えることはない。
説明板。
詳しい地形図も描かれている。
かなりしっかりとした空堀に囲まれた、方形の御殿だったようだ。
説明を読んだあと、森の中の小径を進んでゆく。
ヤブはなく、気持ちの良い森だ😊
トタンの作業小屋のような横を通り過ぎると、行く手の森の中に土塁が見えてくる😮
手前右の方に、小さな看板…
徳川家康が御茶屋御殿を紹介している😮
QRコードから入ると、御茶屋御殿と御成街道を紹介するブログにリンクしていた。
https://ameblo.jp/ichinoeyuji/entry-12801615588.html
さて虎口。
土塁に切れ目が入ってるだけ、のように見えるけど…
天下分け目の関ヶ原合戦を制して天下を手中に収めようとしていたと言っても、まだ戦乱の緊張感が充満していた時代だったんだな…😮
内部は110メートル四方という。
サッカー場より少し狭いぐらいか。
虎口右側の土塁。
厳ついねぇ🤗
中央東寄りには、円筒形の蓋みたいのが…
ぱっと見、中世の方形館跡のような感じがする。
山形、大石田の駒籠楯を思い出してしまった。
権力の座に落ち着いた徳川家康にとっても、まだ中世と同じく油断のならない時代であったことを物語っているのか…
★御茶屋御殿
千葉県千葉市若葉区御殿町
駐車場は無いので近くに停める場所を探そう。
千葉都市モノレール千城台駅から千葉市コミュニティバスで御殿三叉路停留所下車。
平城
(2024年1月18日 記)