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主郭部をひと回りして、大凡の遺構を見ることができた。
ちょっと奥の古城などまで突っ込む体力は無く、これで下山することにした。
あの急斜面を下るのも良いけど、西の尾根に堀切2本と竪堀状通路があるという事だったので、そちらから降りてみることにした。
尾根はこの大岩から始まる😮
上から行くと岩から降りられなくなってしまうので、岩の裾の適当なところから通過する。

この岩の裾に1本目の堀切があるらしいが、見逃したわ😂
左下の立木との間が少し凹んでいるのがソレか?
その下は、天端の丸い尾根が降りている。
かなりの急傾斜…💦

ところどころに岩場が顔を出す。
滑りやすい岩ではないので、注意しつつ歩いて降りる。

こんな尾根を10分も下って、コルのようなところに出たところで、ハッキリした堀切が現れる。
これが尾根上の2本目の堀切。
尾根線付近は浅く、南に行くと深く掘られているように見える。

北側も似たような感じ。
尾根線上に土橋が架かっていたやつか?

堀切の向こう側、尾根線の南に曲輪らしい平場があった。

さて麓まで続く竪堀状通路はまだ先なので、さらに尾根を進もうと思ったら…
尾根上は松の幼木に覆い尽くされていた😱

ムリヤリ突破しようと突っ込むと、葉っぱが刺さってチクチク痛いのねん…😭
しかし、回避できるルートは無かった…
ついでに、麓に降りる竪堀が無いか周辺を探してみたが、ヤブに埋もれたのか全く見つからなかった。
ヤブは尾根が登りになるとパラパラ生えているだけになったが、なかなかに暴力的な仕掛けだった💦

ここから一旦登りになる。
登りきったピーク。
削平されたような感じで、城の曲輪のようにも見える。

土塁や空堀は無いようだが、下りきってから振り返ると、南側斜面は恐ろしいぐらいの巨大な岩だった😮
横方向に割れやすい岩らしい。
こういう岩を割り取って城の石積みにしたのかな?
麓に降りるという竪堀状通路は、この平坦なピークを越えて、鞍部まで下ってゆく。
南の方に、とても麓までつながっているとは思えないようなチンケな空堀状が見えるので、ここへ入ってゆく。

すぐに倒木が通路を塞いでいる。
堀自体も浅くて、途中で消えてしまわないか心配になるレベル…💦

が、外側にはちゃんと土塁状が盛られている😮

城域から麓までつながるような長大な竪堀状通路は、信州では塩尻の西の方にある妙義山城で見たことがある(下までは降りなかったが…)。
が、それと比べると掘りがだいぶ浅いようだ…
中間あたりの、もっとも深い見えたあたり。

下の方に、S字に曲がったクランクがあるが、コレが見せ場か。
この先どうなっているかと期待を持たされるが、すぐ先であえなく萎んでしまった…
すぐに、濃密なササヤブに突っ込んでいる🥶

このヤブに突っ込むと築堤に塞がれるので、左の斜面に登って逃げ、園城寺の墓地に出た。
墓地の西側が石垣になっているが、この竪堀状通路を潰しちゃってるのね…😢
登るときにはしみじみ見なかったが、緑の中に佇む園城寺はしっとりしていた✨
紫陽花の名所として知られ、毎年7月にはあじさい祭りも開かれるのだという。
この年は梅雨明けが早かったが…

さて、この城の北の方からアプローチする内山古城や五本松城などは後回しになってしまったが、もっと気温の低い時にアタックしてみるか…
だいたい、標高700メートル台の佐久市内で気温30℃超なんて猛暑の中、手ぶらで登るってのが…😅💦
★内山城
長野県佐久市
麓の園城寺の駐車場が利用可能と思われる。
山城
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(2023年3月8日 記)