下畑城は国道141号佐久甲州街道を佐久平の南端付近に行ったあたりで、千曲川左岸の上の方の段丘にできた尾根上に構えている。
対岸を走るJR小海線で言うと、八千穂駅と海瀬駅の中間やや北寄りになる。
天文九年(1540年)に武田信虎が佐久に侵入したときに、武田方によって築かれた城と言われる。
ここに入る道はどこも狭いが、国道141号からならこの交差点からが一番入りやすいだろう。
ただ、城の前に駐車場はない。
説明板が立っている。
登城道は説明板の左側から始まっている。
入ると、トラクター道が登っている。
土橋状の細い尾根の上だ。
50メートルも進めば、目の前に主郭が見えてくる。
廃屋様が立っているが、ササヤブが深そうだ…😨
道は右に折れて、帯曲輪に向かって少し下りている。
この帯曲輪も、道らしいものはあるけど、ササが深い…
奥には鉄塔が立っている。
真下を通らないと先に進めないので、例によって😅
鉄塔の下から奥に向かって細く伸びた道を進むと、主郭裏の堀切に出る。
これが、相当にデカい🤯
幅が広すぎて、堀切というより水の手曲輪のような有様になっている。
しかも、緑濃いぃなぁ…
堀切の向こう側に登ると、2つ目の曲輪。
曲輪上は完全なヤブだけど、東の端に道が踏まれていて助かる😅
テニスコート2面分くらいの曲輪の向こうには、またまた堀切。
これも、広い割に浅い😮
その奥にも曲輪が構えるが、削平が甘くて傾斜地になっている。
道は曲輪には入らず、南の切岸の中腹をトラバースしている。
曲輪を抜けると、城の北端を仕切る堀切がある。
この堀切も、広くて浅い…
しかも、城内側の切岸加工はシッカリしているが、外側はあまり加工していない様子だ…
堀切の外から振り返る曲輪。
なかなかの迫力😮
外側は、もはや自然の尾根だった。
(佐久穂 下畑城 その2に続く)
★下畑城
長野県南佐久郡佐久穂町
駐車場無し。説明板横の路肩スペースに路駐。
山城
(2022年8月15日 記)