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この記事は、時系列で言うと『葛尾城支城 岩崎城』の続きとなる。

麓からのアプローチは『信州 葛尾城へのアプローチ』に示した。

 (電子国土webに加筆)


比高400メートル弱は、軽登山と思ってまっすぐ登ってくればソコソコなんだが、姫城、岩崎城と標高差のある支城を漏らさず攻略して来ると、けっこう体力を使う💦

それでも何とか姫城分岐まで登り詰めると、主郭までは大人しくなった段郭の連続となり、磯辺方面への分岐まで来れば、すぐ上が主郭になる。

 
自然地形を上手く利用したんだろうけど、この主郭の盛り上がりはけっこう急峻で、上から降ってくる矢弾をかいくぐって突入するのは相当大変そうだ…😨
 
それでも、大手側だろうこの道が登り詰めるところには虎口らしいものは無く、そのまま真っ平らな主郭に入る。
テニスコートほどの広さで、大きな兵力を駐屯させるだけのスペースは無い😮
 
標高805メートルだそうだ。
 

南端には立派なあずま屋もあり、雨が降っていても休憩ぐらいは出来そう😊

ひょっとして、これも模擬天守…?🤯
まさか❗

 
さて、主郭の裏には堀切が連続するというんだが、どっから行くんだ…?💦
ウロウロしていると、西の方にそれらしい降り口を見つけた。
わりと目立たないので見落とし注意…

降りてゆくと、さっそく二重堀切が見えてくる😮


内側よりも外側の底がかなり低くなっている。
まず内側の条

外側の条

外側の尾根に登ると、小さな曲輪らしき平坦地になっていた。
何か建物を置くような広さは無い…

その外側には、4本の堀切が連続して横たわる。
最初の堀切へは、細い木の階段を降りてゆく😮
雨でツルツルなので神経を使った…😅

そして堀底へ✨
相当に大きな堀切だが、デカすぎて全体を写すのに骨が折れる…💦

外側の尾根へ登る途中から…

尾根に登ると、天端だけ削平されていた。

すぐに2本目の堀切

堀切を越えると、また細尾根

そしてすぐに、ごくささやかな3本目の堀切…

その先は、再び木の階段で降りるようになっていた😮
すぐ横に堀切の説明もある😆

降りていった先のラスト堀切…

で…でかすぎる🤯

深さ10メートルを優に超える巨大堀切だけど、幅がそれ以上に広くて、ワイド端でもこの有様…

マジか💦

東側には、これまた大きな縦堀が落ちていたが、これまた写真ではよう分からん…💦

今回はここで引き返すか💨

全体として、細い尾根の上に乗っかる城なので印象がだいぶ違って見えるが、主郭の南の方には段郭をたくさん重ねて配し、北側には連続する堀切を穿って防御力を高めるという縄張が、佐久の式部城などと共通ののように思った。
築城にあたって、このあたりに多く見られる縄張を踏襲したのかな…?🤔

 

さて、ここからの下りも濡れた急坂で滑りやすく、神経をすり減らしながら麓まで降りていった…

てか、下山する今になって☔止んできやがった…

コノヤロ💢

 

★葛尾城

長野県埴科郡坂城町坂城す

登山者用駐車場が坂城神社の裏手にある。

山城

 

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(2022年5月24日 記)