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中央道からは伊北ICの少し南、JR飯田線からは木ノ下駅あたりの天竜川の対岸、一段上の河岸段丘上に構えている。

県道19号の箕輪南小付近から、段丘を斜めに登ってゆく細い道に入る。森の中の段丘をうねうね曲がりながら登り、目の前が開けると、もう城域になる。


駐車場もあり、傍らには説明板が立ち、ポータブルトイレも置かれている。

天文年間に藤沢頼親が居城としていたが、武田氏の侵攻に抗いきれずに降伏後、放火さらには鍬立されたという。

城は大きく分けて南城、本城、北城の3区画に分けられる。
南城は南側の外郭にあたり、今はほとんどが畑になっている。北城は北側の外郭にあたり、本城よりも一段低くなっている。
本城が城の中心であり、主郭、二の郭とこれらを取り囲む空堀からなる。

まずは駐車場のある南城から見て回った。

東方の権治郭の切岸
駐車場まで登ってきた車道の先に構える

少し南西に入ったところ
クズが生い茂るのは、しょうがないだろうな…💦

切岸に咲いたオオキンケイギク
キバナコスモスと思ったが花期が早すぎると思って調べたら、コイツだった。

本城に向かって歩き始めると、すぐに乳母屋敷への虎口らしいものがあった。
平城とか丘城には、時々こういうのが残っていて、畑に入る道としてうまく流用されているのを見かける。
すぐ隣に軽トラが停まっていたので、避けながらのアクロバット撮影😅

反対側の勘解由坂あたりは、完全な杉林だった

そして、虎口状に窪んだ先に大きな空堀が見え、道は土橋で渡るようになる。
奥には本城の切岸が見えてくる🤩

ここからが、いよいよ本格的な遺構パラダイスのはじまり〜🤩



(2021年8月4日 記)