もはや中毒。

毎日映画(DVD)を見てる。

1日1本ペースで、6月1日~3日の3日間続けて観たのが、

batman

「バットマン ダークナイト3部作」

昨年公開された「インターステラー」が面白かったんで、
同じ、クリストファー・ノーラン監督・脚本の、
評判高い「バットマン3部作」を観ることにした。
そういえば、ノーラン総指揮、ジョニー・デップ主演の、
「トランセンデンス」もなかな面白かったなぁ~。

・・・・・・・・

なんで評判が高いんだろう。
ヒーローものにしては、心理的な葛藤が哲学的だからってこと?
でも、死んだ人が実は生きていた、みたいな、
不慮の事故も実は計算された段取りだった、みたいな、
同じどんでん返しがクドくて、ただただ、長い。浅い。
心の葛藤って言ったって、意味付けが強引だったような。
もともとイニシエのコミックだからね。
それをよくここまで、っていうところは感心する。
映像としてはさすがハリウッド。
でも、そんなことでは、感動はしない。

音楽はなんとハンズ・ジマーだった。
あきまへんわ、この音楽。



ということで、3部作の3日間がつらかったので、
昨夜は口直しに、

saiyuki

「西遊記 はじまりのはじまり」

「少林サッカー」は笑いましたよ。
DVDも買ってしまいましたよ。なんせサッカーファンなんで。

「西遊記」だもんね~。
「西遊記」は大好きだもんね。
岩波文庫版の「西遊記」(翻訳:小野忍、中野美代子)
全10巻も、読破したもんね。
マチャアキの「西遊記」も、慎吾君の「西遊記」も楽しかったもんね。
どんなふうに料理しても面白いのが、
この「西遊記」だわね。

映画の話から少しはなれるけど、
その岩波文庫版の「西遊記」全10巻、おススメです。
なるほど「西遊記」って、そういう話だったのね、ってのがよく解ります。
訳者の中野美代子さんの著書で、
「西遊記 -トリックワールド探訪-」という本も、おススメです。
「西遊記」という物語は、100回から構成される大長編であり、
それ自体が道教思想が散りばめられた、経典のようなもの。
さらに、「9」と「7」という数字に、重要な意味を持たせる思想が、
西遊記の物語の構造を支えているというんです。
緻密な思想構成と数字の操作で建設された物語なのです。
シンメトリック構造という謎解きのトリックの件には感服しました。
恐るべき中国古典文学、深遠なる仏教の世界です。

閑話休題

で、今回はチャウ・シンチーの最新作。

ハチャメチャです。
玄奘三蔵役の大泉洋と、妖怪ハンター役の仲間由紀恵が、
スッタモンダの大奮闘です(笑)

「はじまりのはじまり」って副題があるくらいだから、
「西遊記」本編の内容をさらに飛び越えて、
好き勝手な料理ができちゃう。
この映画、大きく好き嫌いに分かれるだろうけど、
人間の想像力と創造力の面白さは、充分に味わえる。
テーマの「愛」を強引に押し出さないところが東洋的でいい。
仏教は奥が深いよ。

それに音楽がいい。
レイモンド・ウォン、いい仕事してる。
劇中歌やエンドロールの歌もいい。BGMもいい。
この人の音楽作品、ちょっと追っかけてみよかな・・・。

ハリウッドよりアジアだな、やっぱり。



と、1日1本の鑑賞なんだけど、
なかなかメインディッシュにありつけない感があって、
昨夜は2本立てをしてしまった。

bagdadcafe

「バグダッド・カフェ」ですよ。

観たことなかったんだよね。

天邪鬼なんで、世間が「いい」というものは、
あとまわしにする性格なんです。
だから、観たことなかった。
挿入歌の「コーリン・ユー」は知ってたけど。

んで、・・・なるほど、面白い!。
そうそう、こういう映画、いいね、好きです。
派手なCGもなく、
観客を見下すような稚拙な「どんでん返し」もなく、
ゆっくり、味わうように、観客の心を誘導していく展開は、
「エエもん観たわ」と思わせてくれます。
1時間40分って長さも、ちょ~うどイイ。
美味しゅうございました。


さて、今日のサボテンくん。

ほらほら、ビヨヨ~ンしてきましたよ。

サントラマニア 3回目は、日本の作品。

映画やテレビドラマの音楽で活躍する、
日本人の作曲家として思いつく人は誰?

日本作品のサントラもたくさん集めているけれど、
古い作品からいくつかピックアップ。

まずはこれ

tabiji

TVドラマ「男たちの旅路」 音楽:ミッキー吉野(ゴダイゴ)

LPとCDを収集済み。

山田太一さん原作のNHKドラマで、毎回オンタイムで観てた。
特攻隊の生き残りの上司警備員と、
青年新米警備員たちとの人間群像ドラマ。
出演は鶴田浩二に森田健作、桃井かおりに水谷豊・・・。
すごい。
こいつはとっても名作。
NHK制作ドラマ史上、トップクラスの出来栄え。

んで、音楽がまた秀逸。
「モンキーマジック」で有名になる前の、
ゴダイゴが結成されたばかりの、ミッキー吉野氏が音楽を担当。
この人選は、一体誰が・・・?
その抜群の人選に応えた、ミッキー吉野氏の音楽は、
テレビドラマとして他に類を見ないハイセンスな楽曲を生み出している。

DVD化されて、全巻買っちゃって、
いまだに何度も何度も観帰すもんね。

サントラとして面白いものをひとつ、これ

oedo

TVドラマ「大江戸捜査網ーアンタッチャブルー」 音楽:玉木宏樹

作品の説明は要らないですね。
誰もがご存知。
わたしもお気に入りの時代劇でした。
この番組で、初めて「隠密」という言葉を知りました。
でもって「死して屍拾うもの無し」・・・脳内ヘビロテフレーズでございます。

んで、この音楽。
かっちょいい~!。

ライナーノーツによると、1970年に製作開始で、
音楽の玉木宏樹氏は、当時27歳だったそうな。
どんだけの早期開花の才能なのよ?
これも、人選の妙だわね。

このサントラ盤、テーマ曲などの主要曲のほかに、
ジングルやMEと言われる効果音的な音楽も沢山収録されている。
音楽は業界用語でBGM(バックグランドミュージック)と言い、
雨や風などの効果音をSE(サウンドエフェクト)と言うんだけど、
ジングルは、たとえば、最近ほとんど聞かなくなったけど、
CM前やCM後の短い音楽・・・「サザエさん」なんかにはまだ残ってるのかな?
ME(ミュージックエフェクト)は、たとえば衝撃音みたいな短い音楽で、
どちらかというと効果音的に使用されるもの。

劇版音楽の王道的アレンジが、日本的で心地いい。

このCD,何度か曲目リストを替えながら再発されているそうだけど、
「大江戸捜査網」マニアの間では、再発されるたびに、
「あの曲が入ってる、あの曲が無い!」などの論争があるらしい。
わたし、そこまでよく分らんので、どうでもいいけど。

そしてお次は

mosra

映画「モスラ対ゴジラ」(1964)、「ゴジラVSモスラ」(1992) 
音楽:伊福部昭

日本映画音楽の巨匠、伊福部昭さんでございます。

幼い頃、たくさん観ました。
夏休みは映画館に通い、ゴジラ映画ばかり観てました。
「怪獣総攻撃」なんてめっちゃわワクワクしました。
キングギドラには敵対心でした。

大人になって、
わたし、それほど「ゴジラ」に興味はなくなりました。
初代の「ゴジラ」以外、質の下降に心が離れていきました。

でも、この「ゴジラ」の、
特に伊福部昭氏の音楽には、燃えます。
その中でも最高にお気に入りなのが、
「モスラ」係のメロディ。
モスラが登場するシーンにかかる、
モスラ音楽群が切ない。

ザ・ピーナッツ扮する、
双子の小美人が歌う「聖なる泉」のメロディは、
溶けちゃいそうに好き~。
旋律が美しい~。
興味ある方は、きっとたぶん、YouTubu などで聴けるかも・・・。


ちなみに、有名な「♪モスラ~ヤ、モスラ~」の歌は、
1961年に公開された「モスラ」というモスラ単独の映画で、
古関裕而氏が作曲したもので、こっち↓に収録されてる。


映画「モスラ」 音楽:古関裕而

このCDはモノラルとステレオの2枚組み。
買って聴いてみたけど、
こちらはこちらでとっても面白いんだけど、
わたしは伊福部版のモスラ音楽の旋律がお気に入り。


次回の「サントラマニア」は、どれをチョイスしようか・・・。



このところ引き篭もりで映画ばかり観ているので、
映画の話題ばかりが続いてしまうけど、
わたしは評論は出来ないので、
観た映画を、備忘的に書き込むだけです。


まだ録画がVHSビデオテープの時代、
BS映画放送を手当たりしだい録画した時期があったけれど、
録り溜めしただけで、なかなかゆっくり鑑賞する時間がなくて、
未観のものがたくさんある。

録画しまくったのはもう15年位前のこと・・・。
だから、映画としては1990年代ものが多い。
先日の「心の地図」もそうだった。

で、昨日観たのが、これ



中国映画の原題「出嫁女」

嫁に出る女・・・・なんかシンプルだけど、意味深な原題。

でも、1991年に日本公開されたときの邦題はもっと意味深。

その名も「五人少女天国行」

・・・・と聞けば、映画ファンなら分るでしょう。


解放前の中国雲南省に暮らす5人の少女のお話。
女性は家庭の中で虐げられた生活をしなければならず、
結婚をして長く生きることは、幸福から遠ざかることを意味していた。
家族による古希の祝いで、
その宴の主役でありながら同席が禁じられる老婆。
生まれてくる子供が「男の子」という推測だけで、
命が失われる難産の妊婦。
夫から毎日のように繰り返される執拗な暴力。
・・・・・・
そんな、結婚後の人生に希望が見出せない5人の少女たちが、
「結婚前に自殺すれば天国にいける」という、
その地方に伝わる言い伝えを信じて
集団首吊り自殺する、救われないお話。

名作の部類に入る作品のようだから、
知ってる人もたくさんいるよね、たぶん。

この映画、同じ時期に
台湾でも映画化されたようで、
日本語に訳せば「5人の少女と一本の縄」っていう題名の小説が、
原作らしい。
日本でも少女の集団自殺映画ってのが作られたそうだけど、
この「出嫁女」に影響されたんだろうか・・・。

で、そんな絶望的なお話なんだけど、
この主役の5人の娘たちが、
めちゃめちゃ可愛い子達ばかりのキャスティング。
アイドル映画か?
ま、その辺、当然営業戦略はあるんだろうけど、
話が話なんで、もう少し田舎娘らしいリアル感が欲しかった。

でも、中国映画って、なかなか名作が多いと思う。
「あの子を探して」なんて、素朴で好きだなぁ。
あれはキャスティングが最高。
あなじチャン・イーモウ監督の「初恋の来た道」もいいけど、
ツァン・ツィーが可愛すぎる。

美男美女映画は、苦手なのかもしれん~。


今日の緋ネム

このところ缶ビールが続いていたんで、
日本酒が飲みたくなって、コンビニに入った。

コンビニの日本酒・・・・・・

絶望的ながら、淡い期待をこめて物色してみた。

あれやこれや・・・・・・

S社や、H社や、G社や・・・
いわゆる大手老舗メーカーの純米ものが並んでいる。

ん~・・・、ない。

でも、選んでみた。


メーカーは伏せておきます。

山田錦100%を謳い、精米歩合50%の表示

メーカー公式サイトには、

アルコール分16度、日本酒度+1、酸度1.4、
「土日にゆっくり楽しむ特別な日本酒」という、
なぜか曜日を指定したおすすめ説明もある。
「Special Sake to enjoy Slowly on Saturday and Sunday」
なんて、英訳まで。


私はクレーマーではありまっせん。
でも、正直なことしか書くつもりはありまっせん。
いいものはいい、ダメなものはダメと。

確かに50%まで精米すれば、大吟醸と言えるかもしれません。
でも、昨今、町の小さな酒蔵さんでも、
山田錦なら40%、いや、35%まで精米して、
ミゴトなまでの華やかな吟醸香を追求した酒造りをしているのに・・・

吟醸香はいずこ?
ましてや大吟醸だろ?。
大吟醸なら、グラスに注いだだけで、
その香りが漂うはずなのに。

営業妨害はしたくないので、多くは語らない。
私の味覚と嗅覚とに、いい出会いをしなかっただけ。

大手老舗の酒造会社が並べるコンビニの日本酒、

なんとかならんかなぁ・・・・

身近だから、ついコンビニを利用しちゃうけど、
日本酒を買うと、いつも反省する。
いや、反省してないから買ってしまうのか・・・。
忘れて同じ過ちを繰り返さないためにも、
自分への戒めとして、あえてここに記しておこう。

ま、
酒米が何だとか、精米歩合が何%だとか、
あれこれ知ったかぶりでうん蓄ならべても、
その日の体調ってのもあるし、
飲んでみなきゃわかんないのが、
酒飲みの楽しみでもあるんだけどね。

でも、コンビニで日本酒は買わないでおきます。

気分転換に、ベランダの緋ネムの花とつぼみたち

フランスの映画音楽の作曲家、ガブリエル・ヤレド。
ものすんごい数の映画音楽を手掛けている。

「ベティ・ブルー」や「ラ・マン」の音楽で知られていて、
世界的にファンも多いと思う。

私が所持している彼のサントラCDは、
※=輸入版

「ベティ・ブルー」
「IP5」※
「ラ・マン 愛人」
「ダニエルばあちゃん」
「カミーユ・クローデル」
「Wings Of Courage 空を越えて」
「L'Arche et les Deluges」

そして、
「Map of The Human Heart 心の地図」



「ベティ・ブルー」も秀逸だが、
この「心の地図」の音楽もなかなかいい。
中でも、少女がつぶやくように唄う歌のメロディが、
もの寂しげでいい。(追記:あとで調べたら、この歌ヤレドの作曲ではないらしい)
このメロディ、映画の本編ではどんな風に使われているんだろう。
ずっと気にはなっていたんだけど、

・・・・観てない。

ところが、

うちにはVHSで録画したままホッタラカシで、
未観の映画が沢山あり、
昨夜、ビデオテープを引っかき回してたら、
出てきた・・・、「心の地図」
どうも、16年前にケーブルテレビで放送されたときのものを、
録画してあったみたい・・・忘れてた。



1993年の作品。

ヴィンセント・ウォート監督
ジェイソン・スコット・リーとアンヌ・パリロー主演の映画。

ジェイソン・スコット・リーといえば「ブルース・リー物語」、

アンヌ・パリローといえば、「ニキータ」のオネエチャンでしたね。

ブルース・リーとニキータの壮絶な死闘の物語・・・ではありません。

北極に暮らすイヌイット族の少年と、
カナダ出身の混血少女との初恋と別れ。
成長した二人が、あの少女の歌に導かれて、
イギリスで再会し、愛し合う。
第二次世界大戦の英軍によるドレスデン空爆に従事する二人。
そしてまた、二人を引き裂く時代の悪夢・・・。

年老いたイヌイットの彼は、ひとり故郷の北極に戻る。
そしてある日、父を捜し求めて北極にたどり着いたという、
少女に出会う。

・・・なんていうお話。

ま、タイトルどおりの Human Heart なお話。
ヨーロッパにはこういう映画、たくさんあった時代もある。
けど、
いまはもう、こういう映画は流行らないかもしれない。

時代がもっと複雑に、深刻化してきているからねぇ。

映像の美しさは価値ありです。

膨張半分の、気球の上でのあのシーンは、良かった。
おっかないのと気持ちいいのと、いろんな意味でヒヤヒヤしちゃいそう。


さて、お次はどれを観ようかな。
古い映画ばかりだけど、
ビデオテープ、漁ってみよう。


最後に、今日のサボテンくん。



ほらね、ちょっと膨らんできたでしょ?