デジモデ〈Digital Modeling〉 -7ページ目
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店長の椅子2

モデリングが済んだらSTLデータに書き出してプリントです。
「プリント」って言っちゃいましたが、ほんとにプリンターで出力する感覚なんです、これが。

すると、
デジモデ〈Digital Modering〉-でてきた
こんな感じで出てきます。

デジモデ〈Digital Modering〉-うまれた
サポート材のロウが付いた状態ですね。

デジモデ〈Digital Modering〉-オーブンへ
そのままオーブンに入れます。

デジモデ〈Digital Modering〉-だらだら~
こんな具合にロウだけが溶け落ちてゆくのです。
見てると結構楽しい。

店長の椅子1

現在、当店の店長はこの方です。
デジモデ〈Digital Modering〉-tencho
以前はとある監獄で獄長をされていたそうですから、国家公務員、それも序列1級の矯正監ということですね。
そんな彼には格に見合う、ふさわしい椅子を用意せねばなりません。



デジモデ〈Digital Modering〉-採寸
まずは採寸。
お座りいただく際のポーズをとっていただき、
座面、背もたれ、座面までの高さ、腕を置くとこまでの高さをチェック。

デジモデ〈Digital Modering〉-sofa1
ざくざく
デジモデ〈Digital Modering〉-sofa2
モデリングしていきます。

これが噂の3Dプリンター


じゃん。

デジモデ〈Digital Modering〉-HD3000

大型冷蔵庫バリの偉容を誇る、パッと見、なんだかわからないキカイ。
これが最近そこそこ話題になっている3Dプリンター様です。

こいつはアメリカ3Dシステムズ社の最新モデルで、ProJet HD3000といいます。
これに市販の3Dアプリで作ったモデリングデータを流してやると、

デジモデ〈Digital Modering〉-ドラゴン

こんな具合に立体になって出てきちゃうんです。
なんだか実にドラえもん的な道具じゃありませんか。

出てくるものの材質は樹脂、つまりプラなんですけど、
ダイレクトキャスティングといいまして、ぶっちゃけて言うと
簡単に各種金属に置き換えることができたりします。
だからこんなジュエリーを出力すれば、
デジモデ〈Digital Modering〉-ジュエリー
これを原型にして金銀プラチナのお宝に変えることも
できちゃうんです。

しかもこのプラ、物性的にはほとんどアクリルなので、かなり頑丈。
出力したものを塗装したり接着したりして、そのまま使ってもOK。
デジモデ〈Digital Modering〉-アレッシ
こんな風に熱を使うネタには向いてませんけどね。
ただ、写真にあるように樹脂メッキなんかかけちゃうと
見た目は製品そのものっぽくないですか?

まあ、今は難しいことは置いといてですね、

3Dやってる人間なら一度は妄想するであろう、
「このデータ、手に取って触ってみてぇ!」が実現しちゃった訳ですし、
造形やってる人間ならしょっちゅう思うであろう、
「左右対称パーツ作んの、うぜえぇぇ!」が解消されちゃった訳ですから、

素直に感動していたいと思うのです。







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