電車の中で、おじいちゃんに、電車の乗り換えを聞かれました。
普段、電車なんて乗らないんでしょう。
窓口で印刷してもらったと思われる、自分が乗る予定の電車の発着時刻が書かれた紙を持っていました。
乗り換えの駅に到着した時、私もそこで一緒に降りたので、困っているおじいちゃんに近寄り、一緒に乗り場を確認していると、その乗り場には既に、一台の電車が停まっていた。
「この乗り場だし、これじゃないかな!」
と話していると、その電車の扉が開いて、中から30〜40代の男性が出てきて、「手伝いましょうか」って声を掛けてきてくれた。
おじいちゃんも、同じスイスドイツ語のその男性の方に歩いて向かい、電車の中と外で2人が話している様子だったので、私はその場を去りました・・・
その後すぐ、そのホームから、電車が去っていくのが分かりました。
しかもその電車、おじいちゃんが行きたかったのと、逆方向!!!
ふと振り返って見たら、おじいちゃんは、いない。「あ、まさか、この違う電車に乗ったのかな・・・」、と思いましたが、時すでに遅し。
念のため、発車時刻のスクリーンを見ていると、あの時「おっちゃんが乗ったと思われる電車」は、確実に逆方向だったと分かりました。
あの、電車の中から、かっこよくヒーローのように姿を現した男性・・・きちんと最後まで案内してくれたのかな・・・
途中で任せるんじゃなくて、正しい電車に乗るまで、きちんと面倒見てあげれば良かった、とちょっと申し訳ない気持ちになってしまった。
こんな明らかな外国人にスイスドイツ語で道を聞いてくる、偏見のないおじいちゃんだったのに・・・

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なんか、ごめん。