私の住む場所からモントルーまでは、約3時間半。遠いわっ!けど、クリスマスマーケットとしては大規模だからという理由で、足を伸ばした。
※クリスマスマーケットのことは何1つ書いてません
モントルーはフランス語圏。
フランス語は、ボンジュール、メルシーボク、アン・ドゥ・トロワ(←?)しか分からない典型的な日本人的頭をしている私も、フランス語が多少できるパートナーとなら、まぁ旅行もできるというもの。
モントルーで感じたこと
その① チューリヒよりも人が親切
モントルー自体はロマン湖畔に位置する比較的小さい街。ジュネーブなどの国際都市に行くとまた違うのかもしれないけども、駅を出て方向がわからずバスの時刻表を見ていたら、すかさず傍にいたバス待ちのおじさんが、「どこに行きたいんだい?」と英語で話しかけてくれて、道を教えてくれた。
多くの人が行き交うチューリヒなら、まず無いことであろう。
チューリヒは人も多いし、あまり他人に関心を持たずにサッサーと通り過ぎてしまうことも多い気がする。
その② お店の人も親切
まぁ、これは全体的に、ドイツ語圏よりもフランス語圏の方がお店や屋台の人が親切な気がする。お客と会話をしようという気がある、と言うか、関わろうとする気持ちがある。
一度チューリヒで買い物したときに、会計時に「袋いりますか?」と聞かれたときに、
Tasche wella??
袋いる?
とだけ言われたことがあって、私の心の中では、口は悪いけれども、
こいつ、物を売る側の癖して言葉の使い方もなっていない、まったく教育がなってない、幼稚園からやりなおせっ!!
私はあんたのマブダチ(古?)やないねん!
と思った、ホントの話。
言葉が正しい形で使われなくなったらもう、世も末じゃ。
モントルーの人は皆、笑顔やし、親切だった。
その③ 四つ星が五つ星になる不思議
今回の風邪引きの原因となったホテルは、五つ星であった。
というのも、私はその内装の雰囲気から、とある四つ星のホテルを予約していたのだが、何故だか近くの五つ星のホテルが受け付けとなっていた。変だな〜と思いつつチェックインを済ませると、「値段変更なしでアップグレード」という名目で、四つ星のスーペリアルームから、五つ星の普通の部屋へと自動変更されていたのであった。
いやいや、五つ星でも普通の部屋なら、四つ星のスーペリアの方がええやん?という私の疑問も虚しく、まぁそのままレマン湖に面したホテルに泊まれるならラッキーと思い宿泊したが・・・
「お客様のため」というのは名目で、ただただ、同じ系列のホテルで、閑散期でがら空きの四つ星ホテルの客を自動で横に流すことにより、清掃係や配給係などの人件費を浮かせているだけではないのか、と気付いた時には時すでに遅し。もう、すっかホテルで荷物を散らかしていた。汗
五つ星なのに、一回の美しい景色のバーに客がいない
五つ星なのに、シャワー横のガラス区切りから水が漏れる
五つ星なのに、スリッパが小さくて、パートナーの足に合わない。フリーサイズ??
てその他いろいろ笑うしかないポイントがあったが、サービスと朝食は確かに五つ星であった。
その④ フォンデュ・シヌワーズで馬肉
夕食には旧市街の雰囲気ある建物で、フォンデュ・シヌワーズ(ブイヨンしゃぶしゃぶ)を食べ、奮発したワインと共にすっかり出来上がった私たち。
フランス語圏の方は、フォンデュで馬肉を食べるのは一般的なの?私も今までフォンデュ・シヌワーズをレストランで食べたことあるけど、馬肉は出てこなかった。
友人が長いフォークに刺した馬肉を「馬刺し」と連呼するので、笑いが止まらなかった。意味ちゃうやーん。
その⑤ 忘れ物したら、ただで送ってくれた
翌日、昨日写真に載せたシヨン城を訪れた。
もう一回載せとくー
このすぐ前に、土産物屋がある。
今回は3人で旅をしていたのだが、友人が買うのに合わせて私もお土産を買ったのだが、そこに冬に必須1,000%お助けグッズの耳あてを忘れてしまった。しかも日本で調達してきたお気に入りを。
気付いたのは、次の目的地に向かう電車の中で、時すでに遅し。シヨン城で撮った記念写真にはばっちり写り込んでいたから、シヨン城→駅の間に寄った場所で落としたことになる。まずバスの車内に忘れたかと思い、バス会社に電話、次は駅前のカフェに電話、そして最後に土産屋に電話。
「あります」と言われた時は胸をなでおろしたものの、「今、昼の休憩中やから14時以降に電話しろ」と言われ、あきらめずパートナーに電話してもらい、着払いでお願いしたところ、なんと現地で郵送料も払った上で送ってくれた。
旅をすると、何かしら変で腹の立つ人に出会ったりもするが、モントルーでは本当に親切で可愛らしいカッコいい人にしか出会わなかったな。
こういう経験が、また行きたいな〜の原点となる。
この後胸をなでおろしつつ、チーズ生産で有名なグリュイエールに向かい、やたらチーズ生産工程に詳しくなるのだった。

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