食事情と最強の焼肉丼 | スイス突撃奮闘日記☆ロードオブ移住

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スイス生活14年目突入。
スイス人パートナーと2019年、2022年生まれの息子達と2024年生まれの娘の5人家族。
スイスでの日常生活、
面白いこと、腹立つこと、
いろいろ日記として書いてます。


外国に住んでいると、食べ物に苦労する人も多いと思います。
大きな違いから、ちょっと書いてみようかな。長いです。


① パン中心


ヨーロッパは、パン中心の生活スタイルなので、お米が大好きな私は今でも、毎日パンっていうのはムリ…
パンも日本のようなお惣菜パンや柔らかいパンというより、フランスパンのように、外はカリッとしているものが多い。
中にナッツや穀類が入っているものや、いわゆる、白パン、黒パンも売られています。  
トーストは私はぶっといのが好きなのに、市販のものは薄いタイプ。日本の5枚切りの半分くらいやろうか…
私はまだ試してないけど、パン屋に行くと、食パン1斤手に入るかもしれない。




② お米は基本、イタリア米かタイ米


お米はもちろん売られていて、簡単にスーパーで手に入るイタリア米が1キロ2フラン程度。もちろん、アジア食材店で日本のお米も手に入りますが、日本米は1キロ8~10フランと、イタリア米の4~5倍してます。
チャーハンなどパラパラにしたい料理の時は、タイ米も使うこともあります。

米をたくさん消費する私は、日本米は買いません。
美味しさは日本米が圧倒的勝利ですけども、日本の炊飯器で炊くイタリア米に、不満はありませんよ。


③ 乳製品の充実


スーパーのコーナー、一角が全て乳製品になるほどの充実ぶり。牛乳ひとつとっても、乳脂肪分が異なるものから、日持ちするUHT(超高温加熱処理)のものも売られている上に、有機もの、会社が違うもの、牛乳だけで、こんなにいらん!というぐらいある。
またクリーム系の料理も多く、料理に使われる生クリームの量もハンパない!
牛乳でも生クリームでも、アレルギーの人の為に、ラクトーゼ無しのものが売られていたりします。
チーズは当然、ヨーグルトも種類が豊富で、どれが自分の口に合うか、食べ比べをしてみたらいいと思います。
最近は大型スーパーに行ったら必ずヤクルトを買って、ヤクルト習慣がついた私です。


④ 肉中心だが、野菜の種類が充実


やっぱり、日本に比べると、ヨーロッパはやっぱり肉中心。日本に比べると、牛は赤身が好まれて、鶏肉でもモモ肉よりは、胸肉がたくさん食べられます。この胸肉、全くパサパサしていなくて、柔らかくて美味しい。あと、羊もよく食べられます。
小さな街でもお肉屋さんがあったり、身近なところに、直接お肉を買うことができる農場があったりするので、ある場合は、農場から買うのがベスト。

先月かな。義母が調理した、農場から買ったラム肉の料理がうますぎて、生まれて初めて、ラム肉は美味しいんだ、今まで食べてたラム肉って一体…と思った瞬間でしたね。


ヨーロッパはベジタリアンも多くスーパーマーケットにはベジタリアン用に、大豆の加工食品なんかも売られていて、ベジタリアンにとっては、日本よりもはるかに住みやすい国だと思います。レストランに行っても、ベジタリアン用のメニューがほぼ、必ずあります。


肉料理が多いですけど、野菜もヨーロッパならではの野菜やハーブがかなり充実。
ズッキーニ、アーティチョーク、ビーツ、サボイキャベツ、リーキ、ケール、白アスパラガス。欲しいけど手に入らない日本の野菜もあるけど、ヨーロッパの定番野菜も美味しいし、料理の幅が広がる。


⑤ 日本料理はどうするか


調味料も、もちろん日本のものとは違いますから、日本食を作ろうと思うと、そろえる必要があります。


醤油、柚子胡椒ペースト、わさびなどは、スーパーに行けば手に入りますが、それ以外のみりん、トンカツソース、お好み焼きソースなど、ほとんどのものが、アジア食材店で入手可能。少々、値ははりますけども。

スイスは本当に何でも手に入る国です。 ほぼ何でも持ち込めるし、何でも日本からも送れるし、お金を払えばたいていのものは手に入る。


こないだチューリヒ中央駅で、おかきを見つけたんです。それが、8フランしていて…日本円にすると、ひとパック千円弱って、ちと、高すぎる…
日本の値段知ってると、これにこんなに?!価値ない!と感じて、必要以上のものにはなかなか、手が出せない、そんな日もあります。


まわりでもよく聞く、薄切り肉がスーパーで売られていない問題は、お肉屋に行ってカットしてもらうから買うといいけど、脂分がほぼない赤身なので、あの日本の味が出ず、みんな、苦労しているかと思います。 


結論は、ある程度の妥協。


私も、肉じゃが、すき焼き、焼肉など、たまに作るんですけど、決まって使うのは、子牛の肉である、Kalb 。Rind という一般的な牛肉を指すものも売られているけど、子牛の方が肉が柔らかい。
硬い肉は、表面をあぶるだけではなくて、時間をかけて、焦がさないように水を足しながら煮るようにすると、柔らかくなると、義母に教わりました。


子牛の小さく切られているものは、すき焼きにも使えて、便利。
あと、焼肉には、私は牛肉のヒレを使っています。高いけど、ここは踏ん張って。
半冷凍の状態で、うす~く切って使います。



昨日の晩御飯、チューリヒで買ったキムチも合わせて焼肉丼にしましたが、うますぎて、お腹が減っていたのもあって、もうこの世がここで果ててもいい!こんなに食で満足した日は、スイス生活4年ちょっとで初めてでした。


やっぱり、子供の頃から食べてる味が一番、母の味。
我が家は昔から、キムチも添えるんです。焼肉とめちゃ合う。


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食は場所が変わっても、自分が好きなものを食べることが大事ですもん。