「スイスドイツ語」を私は、
スイスで話される、スイス人による、スイス人の為だけの、訛りに訛りまくった、もはやドイツ語とは別世界の言語
と解釈するわけです。
最近、スイス人パートナーが、私との会話で、スイスドイツ語を話し始めました。
スイスドイツ語は、「単語が分からない」とか、そんなレベルではありませんよ。
もう、何がなんだか分からない、どこの国の言語を聞いているのかも、分からない、そんな表現がずばり、あたっているでしょう。
会話をしていて、
「今、何て言った?」
「それ、どういう意味?」
なんて聞ければまだ良い。質問を投げかけることも面倒くさくなる、それがスイスドイツ語。耳に、ただの雑音として入ってくるんです、まったく理解できない言葉、というのは。
年末で、スイスに来て4年になろうとしている私の、スイスドイツ語の理解度は、
若者のスイスドイツ語 → 理解度 ゼロ%
中年~お年寄りのスイスドイツ語 → 理解度40%
という感じでしょうか。
不思議なことに、標準ドイツ語の理解度をあげれば、スイスドイツ語の理解度も上がってくるんですが、これだと、「別世界の言語」という前述の発言で、自己矛盾を起こしそうです。
まあ、とにかく、共通点も、有るには有る、しかし、別の言葉。
この、まだまだ謎ばかりのスイスドイツ語に、テーマ設定としての、一つの枠を、一丁前に、与えてやることにしました(笑)
日々、学習ですから、メモをとらないと、新しく学んでも忘れますから、備忘録と単語紹介も兼ねて、書くことにしたいと思います。
いつか、遠い未来に、スイスドイツ語の本でもかけたら、嬉しい、なんて。(笑)
スイスドイツ語は書き言葉ではないので、聞いたものを、そのままアルファベットにしただけのものですので、ご了承ください。
Sonst(ソンスt) = Susch (スーシュ)
( * t = トの小さく消えるように発音する場合)
Sonst というのは、”そのほかに” や、 ”さもなければ” という意味がありまして、ドイツ語会話には、欠かせない便利単語の一つであります。
喧嘩に時なんかにも、
「だったら他に何があるって言うんだよ!?

(私は関西弁ですが、言語の学習は、関東弁の方がしっかり来るのはなぜでしょうね。)
Sonst gibt's was!?!? (ソンスt ギプッ ヴァス!?!?)
( t = トの小さく消えるように発音する場合)
そして、「(お前以外に)誰がいるって言うんだよ!?


の時も、was(何) を wer(誰) に変えて、
Sonst gibt's wer!?!? (ソンスt ギプッ ヴェァ!?!?)
最後にもう一度、
ソンスt = スーシュ
余談ですが、スイスドイツ語といえば、フランス語圏・ローザンヌ出身の歌手(来日済)、バスティアン・ベーカーですが、この人、フランス語圏の人なのに、スイスドイツ語もペラペラなんですね。
というわけで、彼がスイスドイツ語を話している映像をどうぞ。
バスティアン・ベーカーは、郵便局のイメージキャラクターをつとめていますので、その映像を拝借しました。