スイス人Partnerと義理の両親の4人で、
オーストリアの知人の家に行った。
最初はいい。
そう、いつも、最初だけはいい。
ちゃんとコミュニケーションがとれている(気がする)
けど、だんだん、わからなくなる。
興味のない話題とかやと、もう、どうでもよくなる。
理解したいとすら、思わなくなる。
スイスへと移住してきて、
「あきらめる」ことを確実に覚えている。
周りの話についていけないので、
Partnerに、「何の話?」って聞くと、
最初は心地よく簡単に説明してくれるけど、
それが積もりに積もると、
「よく聞いて」
と言われる。
聞いてわからんから、てめぇに聞いとるんやろが、
となる。
オーストリアのドイツ語のなまり、もある。
何が違うのかはあまり分からないが、
とにかく、何を話しているのかが分からない。
きっと、標準のドイツ語なら、多少はわかるのだろうか。
とにかく、この、コミュニケーションに困るのは、
もう、うんざりする。
私のPartnerは、もともとあまり、ペラペラ喋る方じゃない。
「今日は、あまり話さないね」
というと、逆に
「Joschiこそ、あまり話さないね」
って、お前、私、日本語やったら
ノンストップで喋るタイプやけどな。
むしろ、マシンガントーク、専門の方やったけどな。
自分の思っていることがすぐに言えない。
細かい部分が説明できない。
何を言われているのかが、
相手が何を話しているのかが、わからない。
こういう悩みは、いつまでつきまとうのだろう。
自分で「よくつかフレーズ帳」みたいなんを作るべきか。
日本のドラマを見る時間があったら、
ドイツ語の単語をひとつでも覚えるべきなのは、
十分に分かっている。
オーストリア人のドイツ語は理解できなくても、もういい。
とにかく、私はスイスに住んでいるのだから、
ここで生きていくのに困らない、
地元人に負けないドイツ語を身に着けるその日まで、
頑張ろう、と今日も自分を奮い立たせる。