「つゆだくを一般に浸透させたのは、華原朋美」というのは、定説であるし、
実は吉野家自体がそれを認めている。
がしかし、現在「つゆだく」を公に吉野家側から喧伝することは、ほぼ皆無である。
なぜなら、「つゆだく」の一般化以降、つゆの消費量が大いに増加したからである。
いうまでも無く、「つゆだく」は無料のサービス。
「つゆだく」による損益は数億円にのぼると言う。
もちろん会社が傾くほどではないが、
「これ以上つゆだくを宣伝はしたくない」というのが
正直なところであるらしい。
「つゆだくを一般に浸透させたのは、華原朋美」というのは、定説であるし、
実は吉野家自体がそれを認めている。
がしかし、現在「つゆだく」を公に吉野家側から喧伝することは、ほぼ皆無である。
なぜなら、「つゆだく」の一般化以降、つゆの消費量が大いに増加したからである。
いうまでも無く、「つゆだく」は無料のサービス。
「つゆだく」による損益は数億円にのぼると言う。
もちろん会社が傾くほどではないが、
「これ以上つゆだくを宣伝はしたくない」というのが
正直なところであるらしい。
松田優作の初監督作品「ア・ホーマンス」が公開されたのは1986年。
もともとは別の監督で撮影が始まっていたが、優作氏と映画に対するニュアンスが異なり、結果降板。
優作が監督を引き継ぎ、完成させた。
この監督をすることになった事情が、「北野武」と似ている。
当初は深作欣二監督で予定されていた「その男、凶暴につき」だが、スケジュール等の折り合いが
つかず、深作降板、「北野武」が監督として作品を引き継いだことになっている。
どちらもまぁ(あくまで表向きではあるが)期せずして、「監督」デビューを果たしたことになる。
先に観たのは、もちろん公開年数の早い「ア・ホーマンス」である。
当時の優作氏は「陽炎座(監督:鈴木清順)」あたりから始まる、アクション俳優から
「演技派」俳優への移行時期であり、「家族ゲーム」「それから」といった作品で
その演技に対する評価を高めていた。
そこで届いたニュースが、松田優作初監督作品「ア・ホーマンス」で、「アクション映画」として
宣伝をされていた。
残念乍ら、私は公開時には見れず、のちにビデオで鑑賞した。
第一印象は「なんて静かな映画なんだ」ということ。
あらすじをざらっと紹介すると…
二つの暴力組織が抗争を繰り広げる町「新宿」。
そこにオートバイで現れる謎の男(松田優作)。
大島組幹部、山崎道夫(石橋凌)はなんのしがらみも感じさせないその男に
心魅かれ、「風(ふう)さん」と呼び、仕事を与える。
抗争は激化し、大島組の親分が射殺される。当然報復に出ようとする山崎だが、
新たに組を束ねた藤井(ポール牧)は、手打ちに持ち込んでしまう。
計算高い藤井のやり方に納得できない山崎は、単独で報復に出ようとする。
それを許さない藤井は逆に山崎をばらそうと、ヒットマンを山崎に送る。
しかし山崎は単独で敵組長を殺害。しかし藤井の手先によって撃たれてしまう。
それを見ていた「風」はヒットマンを追跡、亡き者とする。
というアクション映画の要素は満載なのだが…映画は安易にそこには流れない。
全体的に温度の低いシーンが続き、爽快というよりも映画全体の印象は「不気味」ですらある。
実は初見のとき、私は非常にがっかりしたのだ。
つまりこの作品を「つまらなく」感じたのだ。
この映画の優作は完全なデクノボーである。
遊戯シリーズのように、派手に動き回ることはなく、ラストのヒットマンに対する
「風」の報復は、1人称のカメラで表現され、優作はほとんど映らない。
(だから印象的でもあるのだが)
松田優作監督のアクション表現は「肉体から生み出されるもの」からは大きく距離をとり、
より内面の表現へと向かっている。
その表現方法が、「北野武」と共通するところが多いと私は思うのだ。
つづく。
映画監督・北野武のデビューは89年。
その当時「笑いの王」としてのビートたけしはやや低迷していたように思われる。
「その男、凶暴につき」公開の1月後に「オレたちひょうきん族」は放送を終了している。
ビートたけしの熱狂的ファンであった私は、彼の笑いのポテンシャルが落ちつつあったのを
なんとなく肌で感じていたため、「ビートたけし監督デビュー」の報道がされた際には
非常に興奮した。新しいビートたけしが見れることに興味を引かれた。
やはり当時の雰囲気としては、監督・ビートたけしに期待するのは「喜劇」であったと思う。
フライデー事件等で彼のシリアスな一面はもちろん世間にも伝わっていたであろうが、
あくまでたけしは「お笑い」の人間であり、彼の監督作は「笑えるもの」だと予想していたのだ。
「その男、凶暴につき」は満員の映画館で立ち見で鑑賞した。
映画の前半、場内は笑いに包まれていた。そして後半観客は画面に集中し、
明らかに背中に冷たいものを感じながら(私は「畏怖から生まれる冷たさ」を感じたのだが、中には
「なんじゃこりゃ」と寒いものを感じていた人もいただろう)、その暴力描写に目を奪われていた。
「その男~」の内容の説明はここではしないが、前半は笑いの要素(極めてブラックではある)が
作品内に点在されていて、その鮮烈な暴力描写とのメリハリでもってかなり笑えたのだ。
例えば、我妻刑事が逃走する犯人を車で追い詰め、思わず轢いてしまうところなど、
大爆笑であった。しかしそれがほんとに空恐ろしい描写であることは間違いない。
私は2回連続で見たが、ラストの展開とその描写力を知り得た分、2度目は笑うことなどできず
その映画の不気味さがなお際立ち、緊張して「北野武」のデビュー作を観ていたのである。
そしてこう思っていた。
「松田優作の監督作『ア・ホーマンス』に似ている…」
映画監督・北野武が誕生した1989年。
その年の秋「ブラックレイン」が公開。
そのフィルムの中で一番輝いていた「松田優作」は1989年11月6日に
この世を去った。
つづきます。