ダイコ★ブログ -15ページ目

LOEWE 2016-17 AW !!!

 

 

 

 はい。随分と涼しくと言うか、なんだか寒いくらいになって参りましたが、皆様体調など壊されていませんか?

 

 

 また今年も爽やかな秋が楽しめる時期はすぐに過ぎて、寒い冬がやって来ちゃうんですかねぇ。。。嗚呼。突然の気候の変化に、例年以上に着るものがなくて困っています。。。。しかも、今年のトレンド、、、、10月の段階でまだ付いて行けてません。。。。

 

 

 嗚呼、多分このまま春になっちゃう。。。。

 

 

 

 

 今日はPARIS MEN'S COLLECTIONで行われるプレゼンテーションの中で、今、一番盛上がっているブランドの一つLOEWE(ロエベ)のリポートをお伝えしましょうね。

 

 

 今回、サン・シュルピス教会に面する素敵なショールームは、私達を地球創世の太古の時代に誘うような、岩山の表面や地表のようなグラフィックで覆われ、自分自身が長い時間の中で地層の奥深くで眠っていた化石のような気分にさせてくれました。

 

 こちらも恒例の、会場に登場する新作を纏った可愛い子ちゃん達のプレゼンテーションでございますが、いつもにも増してアイテムのシルエットやスタイリングによるバランス感覚が見事です。

 

 右はウォッシュド デニムのように見えるルックでございますが、こちらは使用されているのはリネンでございまして、洗いをかけて実にソフトなテクスチャーに仕上げています。

 

 胸ポケットに用いられているレオパードの部分はプリントやジャカードではなく、ブラックの上にブラウンの生地を乗せてレオパードの斑の形にステッチをかけ、後から上の生地をカットし、さらに洗いをかけたユニークなテクニックが使用されています。パンツの後ろポケットもこのレオパードがあしらわれていましたよ。

 

 左もやはり、ウォッシュデニムタッチのコートのコーディネィトで、インナーに着たトップスはバティックのようなオリエンタルなプリントが素敵ですね。。。アクセサリーやバッグまで含め、チャーミングで素晴らしいシルエットのルックでしたね。

 

 

 今回、幻想的な岩肌のインテリアによる抽象的な空間にゲスト達を誘った、クリエイティブ ディレクターのJonathan Anderson(ジョナサン・アンダーソン)は、『自然』をモチーフにコレクションを発表しました。

 

 

 そこに描かれている自然はありきたり物ではないのは当然。。。。男性のワードローブとして馴染みのあるアイテムやシルエットを用いながら、地球の根源的なルーツにまで遡る抽象的な自然の解釈と、その環境の中で人々が抱く感情的な安らぎを感じさせてくれます。

 

 こちらは今季のイメージ ヴィジュアルでございますが、現代アートのオブジェのように佇む、背景の岩石が実にユニークでございましょう????ロケ地となったのはスペイン、マドリードからバレンシア方面に向かった所にある、クエンカ山脈の街、Ciudad Encantada(シウダ・エンカンターダ)です。『魔法にかけられた街』という意味のこの地は自然公園に指定されていて、元々石灰岩の土壌が長い時間をかけて浸食され、巨大なマッシュルームや人間の顔にも見えるモニュメントとなって点在しています。

 

 スペインを代表するロエベは常にコレクションのテーマをスペインの魅力的な都市や文化等に求め、新作の発表と一緒にその素晴らしい文化を世界に発信しています。これまでもアンダルシア馬術学校やグッゲンハイム美術館が建つビルバオ、既に発表されている2017 SS MEN'S COLLECTIONでは、今や世界有数のリゾート地のイビサ島のイメージで表現されています。

 

 

 恐らくこの地の悠久の歴史と自然現象によって形成された、人間の手では生み出す事の出来ない自然の造形は、ジョナサンの感性を多大に刺激した事でしょう。。。

 

 

 

 コレクションは古代の地球をイメージさせるオーガニックなパレットで構成されます。自然のままのファーやレザーを始めとし、エクラのリネンやブルーデニム、ミリタリーグリーンや様々なブラウンのグラデーションは、大地や地層の断面を彷彿とさせます。そのナチュラルなパレットにブラックやホワイト、時折ビビットカラーがアクセントとして効果的に登場します。

 

 シルエットはオーバーサイズやスーパーリラックスしたものが中心で、着る人にコンフォートさと豊かさを提案します。様々なスタイルでパジャマやルームウエアをイメージさせるデザインが登場していて、ルームガウンのようなデザインのシアリングのコートや、先ほど御紹介したブルーのルックのようにパジャマのようなセットアップや、ナイトキャップのようなレオパードのファーのビーニー等、アクセサリーにも反映されています。

 

 

 こちらの画像で可愛い子ちゃん2人組が着用しているのは雄大な太古の大地をイメージさせるようなミリタリーグリーンのルックです。夢を志し、冒険の旅の最中のようなコーディネイトですが、トップスは全てかなり大きめのゲージのキルティングのアイテムで、絶妙なトーンの違いや異素材のアイテムでコーディネイトを楽しんでいます。

 

 パンツは膝に大きくハンドペイント風に描かれた『R』と『W』の文字が実にキャッチーでございましょう????ハイウエストでウエストにタックが入った、ゆったりとしたワイドシルエットです。

 

 注目のバッグは左は『ミリタリー ポケット スモール バッグ』というでアーミーで使われる大切な物を保管するメッセンジャー バッグをイメージしているそうです。ナチュラルカーフを使用し、他にタンやブラックのカラーもありましたね。右はかなり大きなXLサイズのトートでございます。実際に物を収納して持ち運ぶとなると、また別の問題が発生しそうですが、こういう風にスタイリングに合わせて、バッグのサイズ感まで緻密にコントロールしているからこそ、魅力的なルックが完成するんだと思いますねぇ。。。。

 

 二人とも背中に小柄な女子なら入れちゃいそうな、巨大なバッグパックを背負っていて、これがまたスタイリングに楽しさをプラスしています。でも残念ながら商品化は無いようです。。。。涙!!!

 

 

 雄大な大自然やオーガニックなムードのコレクションの中、一際目立っていたのがこちらのロックテイストのアイテムでございます。今回独創的なコレクションを作り上げるため、アトリエの職人達によるハンドペイントが施され、もう、、、、失神級の素晴らしさでした。

 

 こちらはサンライズ(日の出)の場面を描いたもので、先にお話した人一人入るくらいのリュックとはこれの事でございます。ジョナサンによりロエベの益々の躍進をイメージさせるようなエネルギーに溢れたモチーフで、ストラップの部分も柄合わせして丁寧にハンドペイントで描かれていましたね。

 

 数点ですがこの巨大なサイズも日本に入荷してますし、人気のパズル バッグ エキストラ ラージ サイズでも、このサンライズのハンドペイントを楽しめますよ。

 

 

 はい!そしてこちらも今季フィーチャーされていた、マッシュルームのモチーフをハンドペイントしたライダース ジャケットでございます。東京でのプレゼンテーションでは迷わず袖を通させて頂きましたが、これは、ほんと堪らんアイテムです!!!!

 

 ブラックのナパを使用したボディーは、オーセンティックなライダースジャケットのデザインをベースにしながらも、着易くゆったりとしたデザインが特徴で、フロントの部分はクリーンに仕上げています。スリーブのサイドや背中にはいろんな種類のハンドペイントによるマッシュルームや、目のモチーフなどが鏤められ素晴らしかったですねぇぇぇぇ。

 

 後ろ見頃のウエストベルトには、アクティブなレタリングで『過去・現在・未来』という意味の言葉が記されていて、ジョナサン本人からのメッセージのように、勝手に受け取ってしまいました!!!

 

 

 今季のリラックスした世界観を最も体感出来る物の一つが、こちらのガウンのルックでございます。

 

 バスローブのようにウエストでループで結ぶデザインで、フロントはプレーンなデザインですが、バックスタイルにブラックにはホワイト、ボルドーにはオレンジのアクセントカラーでスクエアのモチーフが編み出してあります。

 

 素材は驚く程にソフトで上質なウール。。。。。。。着た瞬間気絶して、寝てしまいそうな程の肌にも心にも優しい素材でした。

 

 シューズはメタリック加工を施したしぼ感のあるカーフレザーを使用していて、ソールが厚底でガッチリしたデザインがチャーミングです。モコモコのファーのビーニーやアーティスティックなペンダントをコーディネイトして、リラックスなスタイルでもエッジィにまとめているのが素晴らしかったですねぇ〜。。。

 

 

 もう。。。。。こんなアーティスティックなピースを見せてくれるなんて。。。ほんとこのPARISでのプレゼンテーションは、まるでギャラリーにいるような驚きと感動を体験をする事が出来ますねぇ。。。。

 

 こちらはミリタリーグリーンのシリコンのチューブを、ロエベの熟練した職人達が一つ一つ手で編み上げた物で、部分的に新しくアップデートされたバッグの『フラメンコ』や、キーホルダーの一部にもなっているロエベの新しいアイコンの一つの『ノット』のディテールが見られますね。

 

 今季のイメージヴィジュアルでは、こちらの下にファーのノースリーブのジレをコーディネイトするという、アグレッシブなスタリングを披露してくれていましたね。

 

 

 こちらのプリントのシャツも今季ロエベがキーアイテムとしてフィーチャーしていまして、ウィリアム・モリスがデザインしたリバティ プリントのような、中世の香りを漂わせる、クラシカルなムードでございましょぉぉぉぉ〜???

 

 実はこのプリント、モチーフになっているのはジュラ紀後期に生息していたと言われるPterodactylus(プテロダクティルス)なんです。。。。。よ〜く、ご覧下さいませ!!!!

 

 プテロダクティルスは恐竜から鳥類へ進化する過程で誕生した恐竜で、鋭い顎や牙の変わりに長いくちばしを持ち、広げると推定2.5mの翼を持つ比較的小さな恐竜です。草花の上に翼を広げたり、木に止まって休んだりしている姿が活き活きと描かれていて、素材はビスコースです。

 

 スタッズをこれでもか!と施したデザートブーツや、ボンボンの付いたニットキャップ等、やはりアクセサリーも見逃せませんねぇ〜。。。

 

 

 こんな風にサラリと並べられているアイテム達でございますが、一つ一つ近くで見ると実にユニークなテクニックが用いられていて、また最高のテクスチャーを誇るロエベらしい、体験した事の無い上質な肌触りの作品が実に素晴らしかったですね。。。

 

 左から御紹介しますが、アビエイタージャケットをイメージさせるシアリングのブルゾンは、フラットな身頃にアクセントを付けるように、二枚仕立てになった襟がさりげなくアーティスティックです。

 

 真ん中はキャメルカラーのスエードのトレンチコートでございまして、シアリングのクリーム色の襟がケープのような華やかなアイテムです。

 

 右はモスグリーンのタートルネックにブルーのカーディガンをレイヤーしたようなドッキングのチュニックで、後ろ見頃とスカートのように広がるヘムの部分にタイガーモチーフのジャカードを使用しています。素材はヴァージンウールを使用していて、個性的なデザインでも実に上質な肌触りでしたねぇ。。。

 

 

 はいはい、まだまだ続きます!!!!こうやってみると着易そうなベーシックルーツのアイテムを、ジョナサンのオリジナリティー溢れるスパイスを加える事で、実に魅力的なアイテムへと昇華させ、着る人のスタイルに合わせて如何様にも楽しめるという提案が実に今っぽいですねぇぇぇ。。。

 

 左はクラシカルな英国的なツイードをウォッシュ加工して仕立てたトレンチコートでございまして、ディテールのデザインをスクエアにしているのでシャープでコンテンポラリーな印象です。前立てや襟にはローエッジのディテールを取り入れ、ここにも今季のベーシックウエアへの新しい解釈が伺えます。

 

 右もまた実にチャーミングなクロシェ編みをベースにしたニットですが、模様のように見えるのは全てボタンなんです。。。。ネイビーやキャメルカラーの貝ボタンを一つ一つ刺繍し、ジャカード織りのように見せているなんて、、、、、ほんと素晴らしかったですねぇ。。。

 

 

 今季のシューズは先に御紹介したスタッズのデザートブーツやハイサンダルなどトレンド感満載でございますが、こちらのスニーカーも会場で一際目立っておりましたよ。

 

 何よりも鮮やかなイエローが実にキャッチーでございまして、この独特のコロンとしたフォルムもチャーミングですねぇ〜。。。。イエローとホワイトのカーフを使用し、部分的にパーフォレーションのレザーを使用したり、アッパーのレースアップに少しアレンジを加えたりとハイブリッドな要素満載ですが、丁寧に作られた温もりのある感じが素敵でしたね。

 

 他にゴールドのスエードだけで仕上げた、大人なバージョンもございましたよ。

 

 

 はい。バッグはどれもこれも秀作ばかりなんですが、こちらは特に大注目のアイテムでございましたね。

 

 人気のパズル バッグなんですが、実に様々な素材を使い独創的なムードに仕上げています。まず、フロントの一目瞭然のアイコンが沢山施された部分は、これまでのロエベのアナグラムをナチュラルカラーのカーフに刻印したものでございます。。。。いやぁ、こんなに色んな種類のアナグラムを使って来たんだなぁ〜とちょっと感動しましたね。

 

 トップの部分はレオパードプリントのヌートリア、サイドにはクリーム色のシアリング、キャメルカラーのスエードも使っていますが、全体的に落ち着いたレトロチックなムードに仕上げていましたね。。。

 

 

 

 

 太古の地球の鼓動に耳を傾けながら、暗雲立ちこめる世界情勢や飽和状態のファッション業界に対して、着る事で安らぎを与えてくれる本質的な衣服の意味合いを実にフレンドリーに表現した今回のロエベ。。。。。

 

 革新的なデザインの印象が強いジョナサン・アンダーソンの世界観とは、一見すると真逆にも感じられるベーシックやオーガニックというテーマを、ここまでスタイリッシュに、魅力的に表現する彼の底知れぬ才能に、益々このブランドが大好きになったプレゼンテーションでございました。

 

 ここ最近の世界中のコレクションを見ていて感じる事なのですが、若いデザイナー達に世代交代して行く多くのブランドで、例えば同じテーマの焼き直しやカラーバリエーションで見せるとか、ショーが終ってみると注目すべきテクニックや要素は1つか二つなんてクリエイションが多々あります。

 

 最近はルック体数も多くを求められるので、なんとか引き延ばしてコレクションに仕上げているのでしょうが、見ていて『また、これ?』という気持と、少ない中身の引き出しから、無理矢理何かを引きずり出してクリションをしている痛い感じが否めません。

 

 私は本当に才能があると感じる数人のクリエイター達は、全体のテーマやトーンは合わせつつも、一つの新しいテクニックが一つのアイテムにしか使われて無かったり、凄いアイディアをサラリと落とし込んでいたりする事が出来る人達で、そういう作品に触れると細胞の隅々まで刺激され感動してしまいます。

 

 毎回このプレンゼンテーションでは、ため息の連続と『このディテールについてもっと知りたい!』という素直な欲求がどんどん沸き出して来て、あっという間に時間が過ぎてしまい、次のアポイントに遅刻してしまう次第です。。。。トホホ

 

 

 

 『見せる』だけではなく『見せつける』事が出来るクリエイターは世界にホント一握り。。。。ジョナサン・アンダーソンによるロエベに、そのほんの僅かな未来のファッションに対する希望の光のような物を、常に感じてしまう私でございます。。。。。。

 

 

 

 

 

 LOEWE 2016 SS COLLECTIONの東京でのリポートはこちらからどうぞ。

 



 LOEWEのサイトへはこちらからどうぞ。
 LOEWEのfacebookページへはこちらからどうぞ。
 LOEWEのInstagramへはこちらからどうぞ。



 Instagram開設しました。比較的まだ冷静なこちらのブログとは違い、アグレッシブに参りたいと思っております。。。。皆様、御指南、御指導、フォローよろしくお願いします。

 Die-co★のインスタグラムへはこちらからどうぞ。

 

 

 facebookにファンページを作りました。

 アカウントお持ちの方はこちらからどうぞ。こちらで掲載していない画像等もUPしています。『イイね!』もよろしくお願いします。




 Numero.jpのブログへは、こちらからどうぞ。
 

Berluti 2016-17 AW !!!

 

 

 今日はフランスのエスプリが凝縮されたラグジュアリーの極み、Berluti(ベルルッティ)のリポートをお伝えしましょうね。

 

 

 こちらは、後日銀座のベルルッティのサロンで行われたre-seeの時の画像ですが、いつもながら図々しく袖を通させております。。。。。このメゾンの作品は袖を通す事で豊かさを感じ満ち足りた気分になれて、全身の毛細血管まで喜ぶ服をクリエイト出来るのは、世界中にこれだけブランドが存在する中でも希有な事ですねぇぇぇ。。。

 

 こちらのジャケットは、今季いくつかのバリエーションで登場しているフロントが二枚仕立てになったジャケットでございます。スクラッチしたようなアグレッシブのピンストライプのウールを使用していますが、いつもながらに肩や胸元、横隔膜のあたりまでピタッと身体に貼り付いてくれるシルエットは素晴らしいものがあります。

 

 ダブルフロントのディテールは個性的なヴィジュアルを生み出しているのは当然でございますが、実はボタンの開閉によって、細かい温度調整をする事が出来るという機能面でも優れたアイテムなんですねぇぇぇ。。。。

 

 

 

 抱えているバッグはかの有名なスパイと同じ名前を持つ『F007』というブリーフケースでございまして、今季はコレクションのトライバルなムードとリンクする『ピタゴラ』という三角のモチーフが特徴です。

 

 グラデーションをかけたインディゴブルーのボディーに、立体的に施された『ピタゴラ』モチーフが実に個性的なアイテムで、私みたいな自由業の人間にはいいのかもしれませんねぇぇ。。。遊び心とちゃんとしてる所のバランスの具合が。。。。

 

 

 

 遂にですか????ここに手を出したら、これ以上最高な物は世界に存在しないので、ずっと我慢しておりましたが、、、、、、、手出しちゃいますか???? も少し考えさせて下さい!!!!wwww

 

 

 今回のベルルッティのコレクションは、AWシーズンには恒例のPARIS中心部にあるLes Arts Décoratifs(装飾美術館)が会場となりました。美術館の中央にある高い真っ白な吹き抜けの下には、黒い砂が敷き詰められた長いランウェイがセッティングされ、否が応でも期待度が高まります。

 

 会場が暗くなり、いよいよショーがスタートしたかと思いきや、男性のホイッスルによるウエスタンな音楽が流れると、ぼんやりとライトが灯されたのはランウェイの足元だけ。。。。。一瞬、事故かと思ってしまいました。

 

 真っ暗な中、浮かび上がるモデルの靴だけを見ておりましたら、ベルルッティがフランスの伝統あるビスポークシューズのメゾンである事を再認識し、なんだか何処か遠い国に誘ってくれるような、不思議な物語のプロローグでございましたねぇぇぇ。

 

 

 

 クリエイティブ・ディレクターのAlessandro Sartori(アレッサンドロ・サルトリ)はこんな小粋な演出から、私達ゲストをアメリカ、テキサス州の南西にある都市、『Marfa(マーファ)』に誘おうとしているようです。

 

 マーファは実に不思議な街です。砂漠の中にポツンと存在するこの街は、マメリカを代表するアーティストDonaldo Judd(ドナルド・ジャッド)がアトリエを構えた事によりさらに独自の進化を遂げます。

 

 1928年6月3日(私の一日違い)生まれのドナルド・ジャッドはミズリー州、エクセルシア・スプリングスに生まれ、18歳でアメリカ海軍に入隊し大韓民国に駐留します。除隊後ニューヨークやヴァージニア州で美術や哲学を学び、コロンビア大学では学位を取得しています。箱形のモチーフやそれを重ね上げた『スタック(積み上げる)』というタイトルの一連のアートワーを代表作とし、アメリカ的前衛芸術やミニマルアートの第一人者と呼んでも過言ではありません。

 

 ドナルド・ジャッドは1977年にこのマーファに移住し、1979年には自分の作品や家具を恒久的に展示する為にDIY美術財団の援助を受け、陸軍元基地廃屋や砂漠の土地を買い取ります。やがて彼の作品を受け継ぎドナルド・ジャッド/チナティ財団が設立され、現在ではその作品を見る為に世界中から多くのアートファンが訪れています。

 

 

 アレッサンドロはこの地を訪れ、そこで感じたあらゆる要素や原風景が今回のイメージソースとなっています。。。乾いた空気、灼熱の太陽、焼けた砂、塵にまみれた瓦礫の残骸、、、、、、。前回の2016 SS ではル・コルビジェが手がけた現代建築が立ち並ぶ、インドのチャンディーガルをテーマにしましたが、どうやらアレッサンドロは、アートと自然に溢れ、独自の進化を遂げた世界に類を見ない場所がお好きなようですねぇ。。。

 

 

 また、今回のコレクションを完成させるのに必要不可欠だったのが、アメリカ人タトゥー アーティストのSCOTT CAMPBELL(スコット・キャンベル)とのコラボレーションで、これまであまり具体的な装飾的な要素が取り入れられなかったこのメゾンのアウトフィットに、艶やかさとタフさをプラスしています。

 

 SCOTT CAMPBELL(スコット・キャンベル)は1977年アメリカのルイジアナ州に生まれます。世界でも数本の指に入る人気のタトゥーアーティストで、マーク・ジェイコブスやオーランド・ブルームを始めとする数多くのセレブリティーのタトゥーを手がけた事でも有名です。

 

 彼が立ち上げたタトゥースタジオは、現在アメリカで最も予約を取り辛いのでも有名で、朝9:00から受付がスタートし、抽選で当選した人のみ掘ってもらえるのだそうで、一日に100人近く申し込む日もあるそうな。。。。客は壁に空けた穴に腕を通し、スコットは直接コミュニケーションを取る事はなく、全てスコットのイメージで絵柄が決まるそう。。。。一切の注文は受けないそうです。。。

 

 また、持ち前のドローイングの才能を生かしアーティストとしても活動していて、実際の米ドル紙幣を使った作品等を発表していて、2011 SS LOUIS VUITTON(ルイ ヴィトン)のメンズコレクションでのコラボしていますね。これ、私が一番最初に見たパリコレでしたねぇ。。。全身LANVIN着て行きましたが。。。。www 最近ではコニャックの王様『ヘネシーV.S』のラベルを手がけ、リミテッド エディションとして話題になっていますね。

 

 

 既に長い前置きで、飽きてしまっている人もいそうなので、さっさか作品を紹介して行きましょうね。ファーストルックに登場するのはいつも以上に若く、いつも以上に男らしいこちらのルックでございます。

 

 実は私が最初の画像で着ていたダブルフロントのジャケットがこちらでございまして(ファーストルックを着るのが好き)、ボマージャケットのインナーとしてコーディネイトしています。素材が柔らかく軽やかに仕立ててあるので、こんなスタイリングも可能なんですねぇ。

 

 パンツは今季のメインのシルエットとなる、ヒップやウエスト部分はリラックスしていて、ヘムに行くに連れてタイトになるキャロットパンツです。ヘムはクロップドやダブルカットで足首を見せるショート丈で、スコットキャンベルが手がけたタトゥーモチーフをハンドステッチで表現した力強いシューズをよりアピールしています。

 

 ボマージャケットはアメリカの有名ガラスメーカー、『ファイヤー キング』の器の色をイメージさせる美しいグリーンで、こちらあまりにさりげなく着ていらっしゃいますが、カーフレザー100%のレザーでございます。スクエアなカットの襟元のリブとコッパーのジップとフロントから見ると実にクリーンですが、背中にはスコット キャンベルがデザインした蛇行するスネークのモチーフがダイナミックに刺繍されていますよぉぉぉ。。。。

 

 

 今季のショーでは若く独特の個性を放つモデル君達が沢山登場していましたね。マーファという都市の独自のエスニックな要素や、厳しい自然環境の中で逞しく生きる男性像を象徴するコスモポリタンなメンツが揃いました。

 

 こちらの坊やのように首や腕、時には顔全体にスコットキャンベルがデザインしたタトゥーを施し、ベルルッティのラグジュアリーなウエアと見事に融合していましたねぇ。

 

 何処と無くアメリカの先住民達のブランケットのような、プリミティブなストライプのこちらのコートは、ニードルパンチによってグラフィカルな模様が描かれていて、砂嵐のようなグラデーションが素晴らしかったですねぇ。。。

 

 シングルブレストでオーバーサイズのシルエット、ライニング無しで、そのままラグジュアリーなピュアウールの質感を肌で感じれる仕様でございます。ヴァーガンディーのシャツやジャケット等とコーディネイトすると、今季のレトロな気分でも着こなせそうでしたねぇ。

 

 

 こちら手前のスウェットにステッチで施されているのが、スコット・キャンベルが今季のベルルッティのコレクションの為に描いたモチーフの一つでございます。

 

 タトゥー アートと言えども有機的で直接的なモチーフではなく、このようにグラフィカルで、時折CGで描いたかのように思わせるコンテンポリーさが新鮮でしたね。また、一つ一つの図案をハンドステッチのゲージで描いているので、そのまま刺繍になったり、ウエアだけではなくレザーアクセサリーにも取り入れられていましたね。

 

 手前のシューズは『FAST TRACK』という新作で、アッパーのクラシカルなイメージとソールのスポーティーなムードのギャップが楽しいアイテムです。

 

 奥のジャケットはカシミア100%のラグジュアリーなボマージャケットで、やはりライナー無しで肌へのストレスを軽減した仕様です。印象的なのはフロントにあしらわれた両開閉のコッパー(銅)のジップで、これはアーティスト、ドナルド・ジャッドによる製作された、無垢の銅板を使った家具や、辛辣なアート作品にインスパイヤされているらしく、今季のメタルパーツはこのコッパー一色となって、様々なアイテムでフィーチャーされていましたね。

 

 

 私が会場で撮影した画像なので、ピンボケで申し訳ありませんが、こちらのボマージャケットも素晴らしゅうございましたねぇ。。。

 

 ストイックなムードを感じさせるベージュやブラウン、タバコ等のマルチストライプはミニマムアートのようなアティチュチュードでございまして、こちらのストライプはウールやカシミア、さらにレザーまでもをインサート(パッチワーク)にしてこのパターンを表現しています。

 

 あまりに縫製のテクニックが素晴らしく、相当画像を大きくしてもジャカード等の一枚の生地にしか見えない程、フラットな仕上げになっています。

 

 今季はタフな男性像をテーマにしているので、ブルゾンはボマージャケット、コートはビッグシルエットのアイテムがオススメですねぇ。丁度ミリタリーテイストもトレンドなのでピッタリかと思われます!!!!

 

 

 今季用いられているカラーパレットは、マンリーで艶やかなのが特徴で、それらは砂漠の景色からインスピレーションを受けています。

 

 コレクションの前半と後半を飾る、スコーピン・ブラック、サボテンが生い茂る赤土の岩のトーン、ソルト-レイク・ホワイト、砂漠の真ん中を一直線にかけ抜けるハイウェイのようなアスファルト・グレー、情熱的なオレンジやバッファローの毛皮のような雄大なブラウン、ガソリン・ブルーやグリーンの樹皮の色合い等、その色合いを眺めているだけで、マーファへイメージトリップでもしたかのようにバリエーション豊富です。

 

 こちら、現在モデル業界ではインスタのフォロワーが、世界一とも言われる人気のLucky Blue Smith(ラッキー・ブルー・スミス)君。現在18歳の彼が艶やかに纏っている、サボテンの花のようなバイオレットも実に艶やかでございましたね。

 

 ダブルフロントのジャケットにキャロットシルエットのパンツ、シューズまで同じカラーのパテントで合わせていますが、インナーにタバコカラーのタートルネックを合わせる事で、砂漠の乾いた熱風をイメージさせるエモーショナルなカラーリングにコーディネイトしていましたね。

 

 

 タバコカラーやバーガンディー、様々なトーンのブラウンやミドルブルーとコーディネイトされたバイオレットは、さらに濃厚なチェリーレッドへと変化して行きます。

 

 こちらはその艶やかなカラーをスポーティーに楽しんだニットでございまして、モノトーンと組み合わせて、トライバルな幾何学モチーフをインターシャで描いています。

 

 何処と無くテトリスに見えますので、オタク系男子にもよろしいかと思われます。。。。www

 

 ニットは他にまるでタイヤの表面の滑り止めの凹凸を表現したような、ケーブル編みのロールネックのアイテムや、メゾンの誇る伝統あるレザークラフトのテクニックの『パティーヌ』を彷彿させる、グラデーションのニットも登場していましたね。

 

 

 今季のトレンドで大注目のアビエータージャケットは、ベルルッティではこんな確信犯的なホワイトのアイテムで登場していましたね。

 

 ジャケットでも用いられていたダフルフロントのディテールをこちらでも採用し、シアリングのダブルの襟が顔廻りを華やかにします。ジップとスナップボタンの二種類がフロントに施してありますので、コーディネイトもいろいろ楽しめそうでしたね。。。。

 

 インナーには襟ぐりの深いカットソーを合わせ、タトゥーモチーフのスカーフを覗かせ、その内側からボディーペインテイングしたタトゥーがチラ見えさせているのもワイルドでございます。私的にはスコットキャンベルのスタジオに行って、このまま胸元と腕に同じタトゥーを入れて貰って、同じコーディネイトをしたいくらいです。。。。

 

 でも、スタジオに行っても多分抽選に外れます。。。。引きは強いのですが、くじ運は昔から弱いので。。。。。

 

 

 ファーストルックとはまた別のパターンですが、こちらもスコット・キャンベルのタトゥーモチーフのデザインが刺繍で施されたジップブルゾンです。柔らかくトリートメントしたカーフスキンを使い、フロントは上品なサイズのシャツカラーと、コッパーのジップとミニマムなデザインです。

 

 にしてもこのモチーフ、素晴らしいですよねぇ。。。。デジタルタッチでフィーチャリスティックでもあり、マヤやインカのような古代文明の遺跡に描かれた、未だ解読不能な象形文字のような悠久さも感じさせます。

 

 御紹介したルックの画像の中には彼の手がけたモチーフがあしらわれたシューズもいくつかUPしておりますので、どうぞ画像を大きくしてご覧下さいませ。

 

 

 はい、ではベルルッティの神髄、注目のレザーアクセサリーをいくつか御紹介して行きましょうね。こちらのブラウンとイエローやオレンジのコントラストが楽しいアイテム達からお話させて下さいませ。

 

 まずシューズは『Fast Track』という今季の新作でございます。クラシカルなブロークシューズのようなレースアップとレザーワークが施され、パティーヌのテクニックも実にエレガントですねぇ〜。。。。ですが、ラバーのソールをご覧になるとお解りのように、こちらスニーカーなんでございます。。。。

 

 ランニングシューズからインスパイアヤされたアイテムでございまして、エレガントなトップスと履き心地のよい滑り難いソール、アクセントカラーのイエローがほんの少しだけあしらわれ、なんとも個性的な仕上がりでございますねぇ。。。

 

 右奥の『Time-Off』というバックパックでございまして、なんと5種類ものレザーを使用しています。磨きをかけたりマットに仕上げたり、パティーヌを施したりとテクニックも様々で、それぞれのレザーで今季のテーマでもある『テキサス・マーファへの旅』を表現しています。アクセントカラーのイエローも実に効果的でしたねぇ。。。

 

 右手前のベルトはダークブラウンのレザーとオレンジのエラスティックを編み込んだアイテムでして、ネイティブインディアンの手工芸のような温もりを感じさせてくれましたね。。。。。カジュアルにもリッチにも楽しめそうでしたよ。

 

 

 人気のスニーカー『PLAY TIME』からは今季初となるハイカットバージョンが登場しましたよ。

 

 タイヤのような質感のブラックのボディーの部分はマットレザーを使用していて、ソールの部分からかかとにかけてはブラウンのベネチアンレザーにパティーヌを施しています。メタルのアイレットや手縫いのかんぬき止めなど、実に手間ひまをかけた美しいスニーカーに仕上がっていましたね。。。。

 

 右のボディバッグは『Curioso』でございます。今季初めて採用したナイロン素材のボディに、パティーヌ加工のベネチアンレザーのポケットがアクセントになっていますねぇ。

 

 こちら底の部分にこちらもメゾンのアイコンでもある、カリグラフにオマージュを捧げた『Scritto』レザーが使用されています。バイクに乗って背中に着用して前屈みになると、後ろからチラリと覗くというニクイ演出が楽しいアイテムです。

 

 

 

 

 昨今のユニセックスやジェンダーレスというトレンドをよそに、確固としたワイルドで男性的なコレクションを見せてくれた今季のベルルッティ。。。。。厳しい自然環境の中で身も心も鍛錬された彼は、アートを愛し、豊かな感受性を備えたまさに成熟した大人の魅力的な男性像でしたね。

 

 私は正直このジェンダーレスという風潮があまり好きではなくて、男は男らしく、女は女らしくというオーセンテックな価値観が大好きです。きちんと男をやっているから、ふとした瞬間に見られる可愛いらしい所がチャーミングに見えたり、同じく女をやっているからこそ、瞬時の決断力の潔さがハンサムに見えるものではないでしょうかぁ。。。。

 

 敢えて違う性別に寄せて、そこで違う性別になったつもりでいる人って自己否定型に思えてならないんです。自分を受け入れられないという事は人の事なんて到底受け入れる事が出来ず、本当のコミュニケーションは築けない気がします。。。。。これは性別の話だけではありませんし、性同一性障害等の場合はまた別の話になりますけどね。。。

 

 

 世界情勢が不安定な中、アレッサンドロ・サルトリが表現したこのタフな男性像は、現代の男性達が思い描く理想論なのかもしれません。でも、理想をそのままにしておくと只の空論。仮に魅力的な男性に近づきたいのなら努力をすべきです。

 

 女子には頭のてっぺんから足の先まで理想を押し付けながら、ジムに行ってトレーニングすらしない、肝心な事は何も決断出来ない、そんな電車の中でひたすらゲームだけしている、軟弱な男子ばかり増えているようで、ほんと、この先不安になりますねぇ。。。

 

 

 

 

 さて、そんな素晴らしいコレクションをクリエイトしたアレッサンドロ・サルトリですが、実はこのコレクションが最後となりました。ベルルッティというブランドをパリコレのセンターステージに導く偉大な功績を残した彼の後を告ぐのは、、、、、なんと、HAIDER ACKERMANN(ハイダー・アッカーマン)なんです!!!!!!

 

 ジョン・ガリアーノがショッキングなニュースでDiorを去った後、かなり有力視されていたのが彼でございまして、その後の多くのビッグメソンのデザイナー交代劇でも度々名前が上がっていた彼が、なんとこのベルルッティのクリエイティブ・ディレクターに就任する事が決まりました。。。。。。。

 

 

 最初のコレクションは今年1月に行われる2017-18 AW COLLECTIONの予定でして、今から彼がこのメゾンでどんなクリエイションを行うのか、そしてベルルティがどんな進化を遂げるのか、今から待ち遠しくて堪りませんねぇぇぇ。。。。。。

 

 

 

 

 Berluti 2016 SS PARIS MEN'S COLLECTIONのリポートはこちらからどうぞ。



 Berlutiのサイトへはこちらからどうぞ。
 Berlutiのfacebookページへはこちらからどうぞ。
 BerlutiのInstagramへはこちらからどうぞ




 Instagram開設しました。比較的まだ冷静なこちらのブログとは違い、アグレッシブに参りたいと思っております。。。。皆様、御指南、御指導、フォローよろしくお願いします。

 Die-co★のインスタグラムへはこちらからどうぞ。



 
 facebookにファンページを作りました。

 アカウントお持ちの方はこちら からどうぞ。こちらで掲載していない画像等もUPしています。『イイね!』もよろしくお願いします。



 Numero.jpのブログへは、こちら からどうぞ。

 

3.1 Phillip Lim 2016-17 AW !!!

 

 

 はい。。。。。10月に入りました。。。。。。

 

 

 いやぁ〜早い、、、、。今年もあと三ヶ月でございます。今年頭に立てたタスクの大半がクリアー出来ないまま、何だか忙しい季節に突入して行きそうな嫌な予感がしますねぇ。。。

 

 皆様はいかがでしょうかぁ???今年の目標、達成出来ましたか???

 

 なんだか最近ふと時計を見ると『え?もう●●時なの???』といういう事が多く、『まだ、●●時なんだぁ。。。』と実感する事がすっかり減ってしまった気がします。時間が過ぎるのを早く感じるというのは、日々が充実しているとも言いますが、単なる老化のような気もしないでもないですねぇ。。。。汗。。。。

 

 なんとか、ゆっくりと丁寧に時間を時間を過ごせるように策を練らないとマズイですねぇ。。。でないと、このまま行くと来年はもっと早く過ぎてしまいそうな予感がします。。。来年のタスクの一つにする事にします!!!!

 

 

 幼い頃、夏の終わりの夕暮れに感じた、あのいつまでたっても夕食の時間が来ない、ゆったりとした時が過ぎて行く様を体験する事は、もう出来なくなってしまったのでしょうかねぇ???大抵、建物の中で気が付いたら辺りは真っ暗な事態です。

 

 あっ、でも夏のヨーロッパがありました。。。。22時くらいまでは明るいパリやミラノに行けば、その気分は堪能出来ますねぇ。。。。。もの凄い時間まで仕事させられてしまいますけどねぇ。。。汗。。

 

 

 

 はいはい、そんなどうにもならん事をボヤいていても、時間はどんどん残酷に過ぎて行きます。現在PARISでは2017 SS WOMEN'Sのprêt-à-porterが真っ最中でございまして、いくつかのメゾンではデザイナー交代劇が行われておりますね。ファッションの世界はただいま暗中模索で五里霧中。。。。それでもクリエイター達は次のトレンドを見付けようと、必死に新作を発表しています。

 

 

 今日御紹介するのはニューヨークのブランド、3.1 Phillip Lim(スリーワン フィリップ リム)の2016-17 AW MEN'S COLLECTIONでございます。牛歩ではございますが、こちらも出来る限り前向きに更新して参りたいと思います!!!!

 

 今回、スリーワン フィリップ リムはプレゼンテーションで新作を発表しましたが、10周年を祝うアニバーサルイヤーのグローバル コンセプト『STOP AND SMELL THE FLOWERS』からこのスタイルが取られました。ゆっくりと直接作品に触れてもらい、ゲスト達にこのブランドの世界観を理解してもらうという素晴らしい試みでございました。

 

 まず、熱狂して袖を通させて頂いたのがこちらのレオパードのロングコートでございます。。。。もう、、、、、、こういうの大好き!!!!そして大得意!!!!

 

 テクニカル ウールのジャカードで立体感のある素材を使用していて、ファーなどではないので軽やかで扱い易そうでしたね。余計なデザインは一切排除して、オーセンティックなカーコートのデザイン。。。ほっそりと見えながらコンフォートに着れる一枚でしたね。

 

 まさに絵に描いたような『レオパードのコート』でございます。なかなかMEN'Sではこういうアイテムで良く出来た物ってないんですよねぇ。。。。

 

 

 2015年にブランド設立10周年を迎え、自らの奇跡を辿るメモリアルなコレクションを発表し続けたフィリップでしたが、今年から来年に向けてその目は次のステップを見据えているようです。

 

 

 『チャンスに挑戦する喜びを大切に....』

                          ーフィリップ・リムー

 

 

 プレスリリースの中にはフィリップ自身のこんな言葉が添えられていました。今季、フィリップはこれまで数シーズン継続して来たスタイルから、また新たなフィールドに飛び出したように新しいコレクションを見せてくれました。

 

 そこに表現されているのはモダンラグジュアリーを体現している一人の男性。。。。フィリップはこれまでも『ラグジュアリー』について独人の信念を持ち続けて来ました。

 

 例えば、ブランドのロゴが入った大きなメタルパーツの付いたバッグを持ち、『私、●●のバッグ持ってま〜す!』と人にアピールする事が本当のラグジュアリーではなく、毎朝、鏡の前で今日何を着て行こうかワクワクしながらアウトフィットを決める事、例えそれがリッチなアイテムじゃなくても、予想外のコーディネイトが完成したり、その服や自分自身の新たな良さを発見し、ドキドキする気分こそが真のラグジュアリーだと述べています。

 

 

 今季のフィリップ リム マンはまさにその言葉通り。。。。自分自身の思想や考え方をアウトフィットに反映させ、人に左右されない確固とした価値観を持ち、自ら選んだ物や自分自身に強い自身を持つ男性です。

 

 男性のビジネスシーンにおけるユニフォーム的なクラシカルやサルトリアルに裏付けされたアイテムから、遊び心や好奇心で集めた物まで、彼のワードローブに並んだアイテムは全て彼の熱い情熱が注がれたもの。。。。そして彼自身、それらのアイテムを実にコンフォートに、常識に捕われないで身にまとう。。。。。。そんな、個性的な魅力を放つ男性が浮かび上がります。

 

 まさに捉えどころのない男性像。。。。。。。。。容易には掴めないそのしなやかなムードは、実は最もスタイリッシュな男性の定義なのかもしれません。。。。。

 

 

 

 例えばこんなスタイルです。一見するとクラシカルなスーツスタイルに見えますよねぇ???ジャケットは大きめのテーラードと短めのヘムがポイントで、バイカージャケットのようなムードも感じます。が、こちら、身頃の部分は打ち込みの強いテクニカルファブリックを使用していて、スリーブはMA-1の袖を後からくっ付けたような、光沢のあるサテンを使用し、袖口にはリブまで施されています。

 

 パンツは礼儀正しいムードのカッチリしたデザインのテイパードですが、張りのあるコットンとリネンをブレンドした素材を用い、着ている事で発生する皺まで楽しんでしまうというアイテムです。

 

 インナーに着た浮世絵のTシャツや、チェーンのディテールにハーレー ダヴィッドソンのエンブレムの施されたフェティッシュなキャップ、レオパードの細いスカーフをキュッと首に巻いて、真面目なのかふざけているのかさえ解らないような、実に絶妙なスタイルが、今季、フィリップがコンシャスしている所のようですねぇ。。。

 

 

 はい、今季様々に登場する浮世絵モチーフでございますが、こちらは太めの糸のクロシェ編みで刺繍されたバックスタイルがインパクト大でございます。ちなみに入浴中の艶かしいお姿の彼女ですが、グラフィカルに解釈されたパターンがプレイフルでウィットに富んだ印象でしたね。

 

 アイテム自体はミリタリーの防寒用にインナー等に着用するキルティッドジャケットをソースにしていて、コットンを使用してマットな質感の身頃と、光沢のあるスリーブの異素材使いもユニークです。パイピングやヘムに付けられたタブのディテール等、細かい部分も男子的には嬉しい限りですね。。。

 

 この画像ではお解り難いのですが、キルティングのステッチ自体も、単に格子にミシンをかけただではなくて、オプアートのようにグラフィカルに解釈していて楽しかったですねぇ。。。

 

 興味がある方は、是非、ショプで実物をご覧下さいませ!!!!!

 

 

 今季のスタイリングをリラックスしたムードに仕上げているのに、様々なパジャマの要素が用いられています。

 

 左はパジャマのトップスをトレンチコートに置き換えた軽やかなアイテムです。レーヨン100%のテロンとした光沢のあるウォッシュドチノを使用し、ネイビーのボディーにアクセントカラーのベージュのパイピングで、エフォートレスさとエジィさを表現しています。

 

 こちらのようにジャケットの上から羽織るのも良いですが、軽やかなアイテムなので、ボンバージャケットのインナーに着て、ヘムを覗かせるなんてスタイリングも楽しいかもしれません。

 

 右はレオパードのスーベニアジャケットに、浮世絵モチーフのTシャツのコーディネイトでございます。これにデニムなんかを合わせるとバリバリ50'Sのロックロールか、または横須賀辺りのチンピラ風。。。。敢えて白地にピンストライプの施された、クロップド丈のパジャマパンツを合わせる事で、上品さもプラスしていましたよ。。。

 

 

 今季、注目なのが様々なメンズウエアにおけるベーシック アイテムに、フィリップらしい独自のエッセンスをプラスしてアップデートした部分にあります。

 

 様々なユニークはファブリックや想定外の異素材使いが楽しかったですねぇ。全体的に軽やかに仕上げているので、本来アウターとして一番外側に着る為のアイテムをインナーにしたりと、スタイリングの自由を袖を通す人に委ねていましたね。

 

 こちらのベースになっているのはフィールドジャケットです。正式名称をM-65と言い、1965年頃から採用された事でこの名前が付いた、アメリカ軍の野戦用ジャケットで最も人気のあるデザインの一つです。

 

 実にアメリカの的なタフな男性像を象徴するこのジャケットは、数多くの著名人に愛されている事でも有名で、1976年『タクシー ドライバー』ではロバート・デ・ニーロ、1973年『セルピコ』のアル・パチーノ、1984年の『ターミネーター』ではアーノルド・シュワルツネッカーも着用し、どれも使命に燃えるハードな男性像の名脇役となっています。またかのジョン・レノンも1970年代のニューヨークで過ごした時代、反戦を訴える活動の画像や映像の中にこのジャケットを着用している姿が多く残っています。

 

 そんなタフな象徴はフィリップの手にかかるとこんなにもエレガントに進化します。素材はAWシーズンには珍しいブラックのフィッシュネットと、張りのあるテクニカルファブリックの二枚重ねで、マチ付きのパッチドポケットにだけタフな名残を感じさせますね。

 

 実はこのジャケット、後ろ見頃のフィッシュネットの内側に、先に私が着用していたキルティングジャケットと同じ、浮世絵の湯女の姿が刺繍で施されているんです。。。

 

 かつて戦争に出兵した若いアメリカ兵達が、恋人の姿をピンナップガールのようにデフォルメしてタトゥーにしたり、お気に入りのセクシーアイドルのブロマイドをミリタリージャケットの胸ポケットに忍ばせてお守りにしたりと、そんなカルチャーすらイメージさせるアイテムでございましたね。。。 

 

 

 こちらのフィーディーも実にユニークでしたねぇ。

 

 インサイドアウトのテクニックを取り入れたアイテムでリバーシブル仕立てになっております。おそらく、レオパードの生地の裏側のさりげなくパターンが浮かび上がる要素に注目したのでしょう。。。こんな風にユニークに取り入れ、ブラックのパイピングやジップでアクセントを付けています。

 

 逆で着ると実に50'sなロックンロールなムードが倍増しますよぉぉぉ。

 

 

 こちらもスリーワン フィリップ リムでは人気のアイテムのボイラースーツでございます。つなぎですね。このブランドではオールインワンとかコンビネゾンではなく、『ボイラースーツ』と呼ぶ所に、ワークウエアを所以とするユーティリティーがポイントになっているのかもしれませんねぇ。。。

 

 今季は左胸の部分や、パンツのヘムや膝の部分にあしらわれている複数のジップや、MA-1のネックをイメージさせるリブのネック等でタフさ表現しています。ウエストにはベルトも付いてますので、自分の好きなポディションでウエスト位置を決めれるので、実に安定感がありますね。。。。私もいくつかこちらのブランドのボイラースーツを愛用していますが、実に着心地が良いですよ!

 

 ヴァーガンディーのパジャマ風のコートにミリタリーテイストのベレー、レオパードのスカーフを覗かせたり、ソックスにインしてサイドゴアのブーツを合わせたりと、フィリップの細かいスタイリングの拘りがギッシリと詰まったルックでございますね。。。 

 

 

 アビエータージャケットも今季は多くのブランドで沢山登場していてトレンドの一つのようでございますが、それぞれのブランドでアイディアを絞っていますので、買いシーズンのようでございます。

 

 こちらのブランドのアイテムはラムレザーを使用し、買った直後から実にソフトな質感を楽しむ事が出来ます。ライニングはもちろんシアリングで、かなりコンパクトに整理されたデザインは前身頃にフラップ付きのポケットを施すだけという、シーズンを問わずに楽しめそうなアイテムです。

 

 こういうお値段もボリューミーになりがちなアイテムに関しては、実にシンプルに、長く楽しめそうなデザインにしてくれるのがこのブランドのホスピタリティーの現れでございまして、これにレオパードのスカーフさらりと結ぶと今季の気分が楽しめ、来シーズンはまた違う着こなしでヘビロテしそうなアイテムでしたね。。。

 

 

 トレンドを意識してか、ミリタリーをルーツとするアウターが沢山登場した今季でございますが、いずれもスタイリッシュでアーバンな仕上がりになっていたのが素晴らしく、ここ数シーズントレンドの真ん中に鎮座しているMA-1は、こんなプレイフルなアティチュードに解釈され個人的にも大好物でしたね。

 

 光沢のあるポリアミドを使用し、本来のジップフロントを大きめのドットボタンでアレンジしています。そこまでビッグ過ぎないシルエットも実にエレガントでしたね。

 

 そして、、、、アクセントになっているケーブルや毛足のある糸でクロシェ編みされたアップリケ。。。。面白いでしょ???今季フィーチャーされているレオパードのモチーフからイメージされているそうで、あしらわれている位置もアシンメトリーで実にユニークです。

 

 この画像のようにモフモフのストールをあしらったり、インナーに毛足のあるニットを着たりしても素敵なスタイリングが楽しめそうですねぇ。。。。

 

 

 はい。スタイリングのレイヤーにチラ見せ程度に個性を発揮しておりました、『浮世絵』モチーフの全貌がこちらでございます!!!

 

 今季はキャンペンガールとして大々的にフィーチャーされておりましたこちらの湯女像ですが、『浮世絵』と言っても江戸時代の春画のようにコテコテな感じではなく、大正時代風のピンナップガールをイメージさせる図案が、ヌードと言えどもグロくなく、ポップな印象です。

 

 ギャルソンヌ風のヘアや西洋式の家具や虎の敷き皮等、アールデコ風にまとめられていましたねぇ。。。

 

 やはり男子はこのような女子のポルノグラフィのモチーフが大好きですね。様々な立場がございますから公衆の面前で猥褻な物を選ぶ男子は少のうございますが、やはり可愛い子ちゃんのセクシーモチーフが施される事で、その子をゲットしたとでも思ってしまうのでしょうか????????時折メンズブランドがピンナップガールモチーフを発表すると即完売という事が多々ありますね。。。

 

 

 まぁ、男なんてそんな浅はかな生き物なんでしょうねぇ。。。。

 

 

 

 

 

 元々スリーワン フィリップ リムはMEN'S COLLECTIONのPARISでの発表を、プレゼンテーションでスタートさせました。ショーはやはりもの凄くスペシャルで素晴らしいもので、デザイナーとしては正式スケジュールの中に組み込まれ、ランウェイで世界観を見せつけるのは最高の時間でもあり、このブランドもここ数シーズン、ショー形式でコレクションを発表していました。

 

 多くのブランドがショー形式での発表に昇格したと歓喜の声を上げるのですが、私的にはプレゼンテーションも大好きです。身近で作品に触れて、縫い目の一本からデザイナーのコンセプトを感じたり、袖を通す事で今季の気分や息遣いさえ感じる事が出来ます。ショーではインパクトがあったのに実物が残念な程チープだったり、またその逆の嬉しい驚きも沢山あります。

 

 小さな画面の中だけでイイね!を付けられて判断されてしまう時代だからこそ、実際にちゃんと触れるという事がより重要になって来ている昨今、プレゼンテーション形式で新作を発表するブランドの強いメッセージを感じずにはいられませんね。。。。

 

 

 また、今季のフィリップは太平洋戦争やベトナム戦争等、アメリカがこれまでに犯して来た世界的な損害から、その中に漂う僅かな幸せをピックアップしているようにも感じます。戦いに向かう兵士達は時として安らぎを求め、限られたバッグ一個の荷物の中に愛する人の写真やお気に入りのピンナップガールの写真等を詰め、戦地へ赴きました。

 

 戦火の中のこういう人間として本質的な安らぎや、人を愛おしむ心をさりげなくコレクションの中に忍ばせたのは、アメリカン チャイニーズとして彼が感じて来た幾ばくかの差別や人種問題、そして、暗雲立ちこめる世界情勢に対して、彼なりの何かしらのメッセージであるように思えてなりませんでしたね。。。。

 

 

 さりげなく艶やか。。。。一見するとスタイリッシュで上品ですが、決して普通ではありません。。。

 

 『ユースフル・エレガンス』をキーワードにした、人と少しだけ違うスタイルを体験しに、是非、スリーワン フィリップ リムのショップへ足を運んでみて下さいね。。。。。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 3.1 Phillip Lim 2016 SS PARIS MEN'S COLLECTIONのリポートはこちらからどうぞ。
 3.1 Phillip Lim 2016 SS WOMEN'S COLLECTIONのリポートはこちらからどうぞ



 3.1 Phillip Limのサイトへはこちら からどうぞ
 3.1 Phillip Limのfacebookページへはこちらからどうぞ。
 3.1 Phillip LimのInstagramはこちらからどうぞ。




 Instagram開設しました。比較的まだ冷静なこちらのブログとは違い、アグレッシブに参りたいと思っております。。。。皆様、御指南、御指導、フォローよろしくお願いします。

 Die-co★のインスタグラムへはこちらからどうぞ。



 facebookにファンページを作りました。

 アカウントお持ちの方はこちらからどうぞ。こちらで掲載していない画像等もUPしています。『イイね!』もよろしくお願いします。


 Numero.jpのブログへは、こちらからどうぞ。

ANN DEMEULEMEESTER 2016-17 AW !!!

 

 

 では、今日はベルギーのデザイナー、ANN DEMEULEMEESTER(アン ドゥムルメステール)の2016-17 AW COLLECTIONのリポートをお伝えしましょうね。

 

 

 もはやパリコレではお馴染みのこのブランドでございますが、実はコレクションにお邪魔させて頂くのは今回が初。。。。。また一つ重い扉が開きました。。。。。

 

 

 コレクション後のre-seeにもお邪魔させて頂いて、早速こんなキールックに袖を通させて頂きましたよ。美しいキャメルのオーバーシルエットのコートは全てシープスキンが使われていますが、ボディーの部分は毛を短くカットしたもので、大きめの襟からショルダー、袖やヨークにはナチュラルなロングヘアーの状態で使用しています。

 

 トレンド感ムンムンのピースですが、やはりこのブランド独特のミステリアスでソリッドなムードが感じられて素晴らしかったですねぇ。。。

 

 

 

 

 私のブログでは初めてとなりますので、まずはブランドヒストリーからお伝えしましょうね。

 

 1959年、ベルギーのコートヤック生まれのアン・ドゥムルメステールは、81年にベルギーアントワープ王立アカデミーを卒業します。85年に夫であるパトリック・ロビンとブランド『ANN DEMEULEMEESTER(アン ドゥムルメステール)』を立ち上げ、86年にはロンドンコレクションにて、ドリス ヴァン ノッテンウォルター ヴァン ベイレンドンクらと供に、あの伝説的なアントワープ6のメンバーとしてプレゼンテーションを行います。

 

 86年からロンドンコレクションをスタートさせ、96年から拠点をPARISに移し、2005年からはMEN'S COLLECTIONもPARISで発表しています。

 

 アントワープ6の中でも、ロマンティックでゴスのムードを強く感じさせるスタイルは、デビュー当時のグランジブームの影響もあって世界中でヒットとなり、非構築的で自由にレイヤーして楽しめるスタイルは、より快適で個性的なアウトフィットを楽しみたいと願うファショニスタを中心に現在も人気ですねぇ。。。

 

 2013年、自身の退任後、現在クリイションを手がけるのはSébastien Meunier(セバスチャン・ムニエ)を中心とするデザインチームでございまして、交替後最初のコレクションでは賛否両論の大騒ぎのデザイナー交代劇を演じている他ブランドが多い中、長年、アンのDNAをしっかりと受け継ぎ、時間をかけて成長して来たスタッフ達による実に美しい作品が並んだスムーズな交代劇が行われ、本人のクリションよりもアン ドゥムルメステールらしいと大絶賛されました。

 

 

 若いセバスチャン・ムーニエは、今季、遥か古のギリシア神話になぞり、作品をクリエションしています。個性的な神々達が破天荒でロマンティックな物語を繰り広げる神話の中からフィーチャーされたのは『Apollo and Daphne』、、、、太陽の神アポロンと水の神の娘ダフネの究極に結ばれない愛の物語がテーマになっています。。。

 

 

 物語のあらすじは、ある日アポロンは大蛇ピュトンを倒したパルナッソス山の帰りに、愛の神エロス(キューピット)が弓矢で遊んでいるのに出くわします。丁度自慢の弓で怪物を倒したアポロンは得意げに『子供がそんなものをおもちゃにしてはいけない。』と咎めます。怒ったエロスは恋に陥る金の矢をアポロンに、恋を拒む鉛の矢を川の神ペネイオスの娘ダフネに射てしまいます。

 

 さぁ、ここから絶対に結ばれない恋の疾走劇がスタートします。恋に堕ち、ダフネを追い求めるアポロンと、必死にそれを拒むダフネ、、、、追いつめられたダフネは父のペネイオスのところへ駆け込み『お願いですお父様、私を人間以外の姿に変えて下さい!』と懇願し、やがて願いは叶えられます。彼女の姿はみるみるうちに月桂樹の木へと変化していくではありませんか。。。。

 

 アポロンが追いついた時には月桂樹の木となったダフネは最後の心臓の鼓動を刻んでいました。木に耳をあてダフネの最後の鼓動を聞きながら、アポロンはその葉で冠を作り一生被り続ける事を誓い、競技の勝者や栄光を納めた戦士達も同じ月桂樹で飾られる事を約束します。

 

 その言葉に呼応するように、月桂樹の葉が揺れたと言われています。。。。。

 

 

 今回のコレクションにはアポロンの情熱や欲望という男性的な要素と、ダブネのエネルギーや変化というキーワードが重なり、複雑に混ざり合う濃厚な愛の世界が表現されています。お得意のブラックに始まり、ディープパープルやダークグレー、ベージュやタバコ、ジンジャーにキャメルと落ち着いた秋冬の色調が実に上品でしたね。ダフネの瞳のブルーはインディゴで、アポロンの激しい情熱的なレッドはブロック チェックになって登場します。

 

 実にエレガントなジャケットのルックからコレクションはスタートします。ロング&リーンなシルエットにミニマムなダーツやポケットをあしらったジャケットは、裏側にキャメルのウールをボンディングした、漆黒のサテンでございます。

 

 このジャケットですが、ダブルフェイスで仕立ててあるので、実に思い切ったローエッジのディテールが施されています。襟の端や袖口、裾から前立てまで全部切りっ放しでございます。

 

 ブラックのストレートシルエットのパンツでさらにロング&リーンなシルエットを強調し、ブロンドカラーのポニースキンのシューズで『アポロンとダフネ』の世界をミニマムに描き出していましたねぇ。。。

 

 

 コートも同じくエレガントでソリッドな印象的でしたね。

 

 左はファーストルックのジャケットをコートにしたもので、ローエッジの軽やかなテクニックが良くお解りになると思います。内側の縫い代はパイピングで処理していましたね。

 

 右はまろやかなオレンジがかったヌードのサテンを使用したコートで、こちらは通常のテクニックで仕立てられています。

 

 AWシーズンにアウターとしてサテンの光沢を取り入れるのが今季のアン ドゥムルメステールのスタイルの一つのようで、ウールのボンディングのアイテム等はちゃんと防寒も考えられていて、スタイリッシュな秋冬を快適に過せそうなアイテムでしたね。。。

 

 

 今季、さらにモチーフとしてルネサンスに活躍した画家、Sandro Botticelli(サンドロ・ボッティチェッリ)が1485年頃に描いた『ヴィーナスの誕生』も要素の一つとして登場します。

 

 海の泡から誕生し、西風の神ゼフュロスが吹く春風に乗って運ばれる貝殻の上のヴィーナスに、岸辺からローブを広げて女神の到着を待ち構える花の神フローラ。。。。コレクションにはフローラが広げるローブに描かれているような、フラワーモチーフのプリントのアイテムがいくつか登場します。しかも、こちらのプリント、今回の招待状にも使われていましたねぇ〜。。。

 

 このプリントはコレクションではボトムスのみに登場していて、こちらのようなスキニーなコートにブルーのブロックチェックのシャツや、ゆったりとしたニット、スポーツテイストのジップのカットソー等、実にリアルなアイテムとナチュラルにスタイリングされていたのが印象的でしたねぇ。。。

 

 

 流れるようなシルエットの中には、こんなショート丈のブルソンもございましたね。ブルゾン好きの私ですので、即トライ。。。。ってか、このフロントに施された刺繍にうっとりでございましたね。。。

 

 アポロンの求愛から逃れるダフネの風に揺れる髪をイメージさせる、ジオメトリックなモチーフがゴールドやブロンド、ベージュ等のベルベットの糸で刺繍されています。こういう色調でベルベットの質感ですと、否応にもトスカーナのムードが炸裂します。

 

 ブラックレザーのボディーの部分はかなりスキニーなシルエットで、襟や太めのカフスやヘムにはリブを用い、さらにシェイプさせています。

 

 ジップブルゾンってどちらかと言うとマッチョな感じのシルエットは多いのですが、このブランドではやはり実にエレガントなシルエットでございまして、私みたいな丸太体型の人間が着ても、細く見えるのは流石でございますねぇぇ。。。

 

 

 スキニーなシルエットと並んで登場していたのが、いくつかのビッグシルエットのアウターでございましたが、なんだかこのブランドがやると野暮ったくなく、エレガントに仕上がり、こんな所にもアンのDNAがしっかりと受け継がれているんだなぁ〜と感じましたね。

 

 ストリート気分満載のオンブレーチェックのコートはモッサのように毛足のあるウールで、上にレイヤーしたジンジャーカラーのジレには、ワークウエアのようなポケットのディテールが見られます。素材はアストラカンのような畝のあるウール地でしたね。

 

 そして、なんとも気になるのが襟元のロングヘアー。。。。。。これ、人毛を使ったマフラーのようなアクセサリーのようなアイテムでございまして、レザーテープにフリンジ状になっております。まさにアポロンの恋を拒み続けるダフネのブロンドヘアーでございます。。。。。。こんなリアルクローズのコーディネイトを一気にアーティスティックにしてくれるアイテムでしたねぇ。。。

 

 

 トレンドの70'Sのレトロテイストは、こちらではカラーや素材感で楽しんでいましたね。

 

 人気の存在感のあるニットはベージュとホワイトのメランジェの糸を用い、かなりザックリと大きく編んだスタイルが素敵です。インディゴのヴィンテージテイストのロングジレを合わせ、パンツはキャメルカラーの毛足のあるウールを用い、緩やかなベルボトムのシルエットでございます。

 

 こんなテイストでしたらどこぞのブランドのようにもりもりと盛らなくても、すっきりとレトロチックなムードを楽しめそうでしたね。

 

 

 物語の疾走感やスピード感は様々な表現で登場しますが、こちらのフリンジの施されたジャカードのファブリックも面白かったですね。。。

 

 イレギュラーにフリンジをあしらった素材はフィルクーペの一種で、このモフモフのテクスチャーと個性的な動きが実にユニークです。やはりロング&リーンなジャケットと、幅広ベルトのストレートパンツのスーツで仕立ててありました。

 

 インナーにはインディゴのジップフロントのジレと、レッドXブラックのブロックチェックのシャツを合わせ、ヴィンテージ感覚でコーディネイトしているのも今ぽかったですねぇ。。。

 

 

 はい、コレクションの後半はやはりファンの皆様がお待ちかねのブラックのルックが並びます。

 

 フロックコートのような細身のコートにさりげなくボリュームを出したワイドパンツ、インナーにシースルーのカットソーを合わせ、襟元にはブロンドだけではなくブラウンなんかもメランジェした人毛のストールを合わせています。

 

 う〜ん、実にアン ドゥムルメステールらしいスタイル。。。。。

 

 今回初めてショーにお邪魔させて頂き、久しぶりにコレクションをきちんと見せてもらったのですが、やっぱりこの圧倒的な緊張感は堪りませんねぇ。。。着る人を知的にアーティスティックに見せてくれて、何処と無く孤高で繊細な印象。。。。

 

 SNS対応の薄っぺらなファッションが横行している今のファッションシーンにおいて、もはやこういう背筋がピシッ!と伸びるコレクションは貴重に思えてなりませんでしたね。。。。

 

 

 re-seeの会場ではこんなスペシャルなシューズにも遭遇しましたよ!!!!

 

 やはりダフネの髪でございましょうか、アンクルブーツのフロントにブラックの糸でフリンジが施されています。履いて歩くとどんな感じなんでしょうかねぇ。。。馬のたてがみみたいな感じかしら????

 

 ブーツは他にレースアップのタイプや私が袖を通させて頂いた、ベルベットの刺繍がアッパーに施された物等どれも素敵でしたね。

 

 他にダフネの目をイメージしたブルーのピンブローチ等、アクセサリーでも物語の世界を丁寧に表現していましたよぉぉぉぉ。。。。。

 

 

 

 

 

 アン ドゥルムメステールがファッション界に躍り出た時私は丁度高校生でございまして、当時田舎で大内順子先生のナレーションをする『ファッション通信』を数週遅れで見ながら、その新しいムーブメントにワクワクしたのを今でも鮮明に覚えていますね。

 

 時代はバブル真っ最中。。。。。。新しく登場して来たミラノファッションの、ジョルジオ アルマーニやジャンニ ヴェルサーチ、ジャン フランコフェレのハンサムで構築的なミラノファッションが旋風を巻き起こす中、このブランドを始めとするアントワープ出身の新しいデザイナー達が、それまでのフェミニンでエレガントなパリモードや、豪華絢爛でフィジカルなミラノファッションとも違う、独自のクリエイションでファッション業界に殴り込みをかけました。

 

 全く新しい常識とテクニック、素材を取り入れながらも、ゴージャスさを競い合うだけのファッションではなく、もっと本質的に大切な物を見つめようとする彼らの強い眼差しに感動し、不安定な世紀末という時代を生きる、自分達の感覚により近いクリエションに心躍らされましたね。。。。

 

 

 それから長い年月が過ぎ、44歳になってこのコレクションを初めてPARISで見せて頂いて、あの頃のフレッシュな想いが再び蘇りましたね。。。。。また、現在のクイエイティブ ディレクター セバスチャン・ムニエが見せる、アンのDNAを引き継ぎながらも、そこに感じられる繊細でロマンティックで現代的な作品に、これまでもの凄く巧みにファッションという荒波を乗り越えて来たんだなぁ〜と、なんだか感慨深い気分になりましたね。。。。

 

 

 既に2017SS COLLECTIONは発表されておりまして、そちらは今度は一気にモノトーンのコレクションとなりますよ。ソリッドなアウトフィットの中に、切ない程のロマンチシズムを込めた作品が素晴らしかったですので、また後ほどこちらで御紹介させて下さいまし!!!!!

 

 

 

 

 

ANN DEMEULEMEESTERのサイトへはこちらからどうぞ。

ANN DEMEULEMEESTERのfacebookへはこちらからどうぞ。

ANN DEMEULEMEESTERのInstagramへはこちらからどうぞ。

 

 

 Instagram開設しました。比較的まだ冷静なこちらのブログとは違い、アグレッシブに参りたいと思っております。。。。皆様、御指南、御指導、フォローよろしくお願いします。

 Die-co★のインスタグラムへはこちらからどうぞ。



 facebookにファンページを作りました。

 アカウントお持ちの方はこちらからどうぞ。こちらで掲載していない画像等もUPしています。『イイね!』もよろしくお願いします。


 Numero.jpのブログへは、こちらからどうぞ

 

DRIES VAN NOTEN 2016-17 AW !!!

 

 

 それでは今日はPARIS MEN'S COLLECTION前半の山場の一つ、DRIES VAN NOTEN(ドリス ヴァン ノッテン)のリポートをお伝えしましょうね。

 

 

 

 今回、昨年11月13日のパリ 同時多発テロ以来最初のコレクションになったのですが、多くのブランドが安全の為にギリギリまで会場を明かさないとか、招待者のみにのみ通達するなんて事が多かったのですが、普段は早々と情報を公開しているこのブランドもしかりでございました。。。。

 

 2区と9区の間辺りで開催するという事前情報に『そんな広い場所あったかしら???』なんて思っていると、届いた招待状に書かれていた住所は『l'Opér Garnier』。。。。。パリコレではお馴染みの場所で、良くプレゼンテーション等を行うサロンはあまりにも狭過ぎ。。。。ジョン・ガリアーノのDiorの時のように正面の大階段を使うのかしら?等と勝手な妄想が続きます。

 

 コレクションの為にガルニエ宮に向かうと、コレクションはこっちから!と警備員に誘導されオペラ座の周囲をぐるりと回り、なにやら搬入口のような場所へ。。。雑然としたバックヤードを通り、小さなドアを抜けたら。。。。。。。。なんと、そこはオペラ座の舞台の上。。。。。。。。。。。え?舞台の上で行うんですかぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!

 

 

 これは、驚愕。。。。。。今までかつてオペラの舞台の上でコレクションを行ったブランドは皆無だそうで、ドリス・ヴァン・ノッテン本人の意向で長い間リクエストをしていたそうです。パリ・オペラ座に詳しい方ならご存知でしょうが、実際公演しているよりもリハーサルやセッティングでクローズしている事が多いこの劇場の舞台上は、年間ほぼ100%スケジュールが埋まっています。多分一瞬の空いた時間を使用して今回の夢のようなコレクションが実現した事でしょう。。。。素晴らし過ぎる。。。。。。

 

 

 なのでバレエ男子の私としては、人生初、44歳にして、生涯で今後あるかないか解らないパリ・オペラ座の、八百屋舞台の板の上に立ちましたので、記念に一枚。。。。。ほんと、死ぬかと思いました!!!!!

 

 

 この日はネイビーのカシミアのコートでございます。もともとこのコート、ウエストにボタンを付けて、そこから下が取り外し可能な仕様にしておりまして、この日はジャケットで着用しました。フロントには、やはり取り外し可能な同じカラーのコード刺繍とミンクのトリミングをあしらったパーツを付けています。

 

 タータンチェックにミャオ族の刺繍が施した、ドリス ヴァン ノッテンのキルトスカートとパンツをコーディネイトしましたが、この日は日本人ジャーナリストの殆どがこの時のコレクションのアイテムを着用していましたねぇ。。。。

 

 ジャケット/我が社のHAUTE COUTURE、キルトスカート、パンツ/DRIES VAN NOTEN、シューズ/VIKTOR&ROLF、サングラス/LOEWE

 

 

  私が着席したのは舞台向かって下手側の袖に用意されたシートでした。丁度舞台上を横から見る形でございまして、一体どんな風な演出なんだろうとソワソワしながら待っていると、まず緞帳が緩やかにあがります。。。

 

 『嗚呼、オペラ座の緞帳の内側に居るなんて!!!!』と思っていると、円形のせりに綺麗に並んでいるのはカメラマン達。。。。ニコニコしながら手を振る彼らに着席したゲスト一同が拍手を送ります。

 

 『とすると、反対側のホリゾントからモデルが出て来るって事????』なんて考えていると、ゆっくりと背景があがり、そこには琥珀色に輝く美しいシャンデリア。。。。。。そして、その下に一斉に並んだモデル達。。。。。ここは舞台に上がる直前にダンサー達がUPをするリハーサルルームです。もの凄い美しいインテリアのお部屋で、どれだけ美意識の高い建造物かとため息の連続です。

 

 舞台上にライトによるランウェイはスーっと1本現れると、待望のコレクションがスタートします。。。

 

 

 今回のドリス ヴァン ノッテンのリリースの中にはこんな言葉を見付ける事は出来ます。

 

 飾り立てられた装い、華麗、グラフィック、冷笑、確信、スポーツ、シック、挑発的、アール・ヌーヴォー、サケデリック、クリムト、グレイトフル・デッド、ビートニック、根拠あるスタイル、幻覚、、、、、、、、平和運動家。。。。

 

 

 ミリタリーやサイケデリックをベースに様々な要素を、奥深く、緻密に、濃厚に融合させながら、一触即発の危うい世界情勢を冷静に捉え、決して声高にではなく、エレガントに世界平和をささやくような美しいコレクション、、、、舞台上にはそんな美しい作品が次から次へと登場します。

 

 ミリタリーの要素としては、かつて階級や地位を誇示していた勲章や章飾はその役目を終え、ユニフォームから取り外され、全く違う解釈で新しいウエアを平和的に飾ります。手仕事で丁寧に刺繍された立体的なモチーフやレースやリボンをあしらったもの。。。自由なアイディアで再解釈されたモチーフは子供がベースボールカードを並べて楽しむように、実に無邪気にアイテムを飾り、、即賞に用いられるグログラン リボンもオプ・アートのように旋回しながらウエアの袖や見事にレイアウトされます。

 

 

 サイケデリックなモチーフとしては、アメリカ出身のアーティストWes Wolson(ウェス・ウィルソン)によってアレンジを加えられた、サイケデリックなモチーフが登場しています。

 

 Wes Wolson(ウェス・ウィルソン)は1937年アメリカ カリフォルニア出身のアーティストで70年代を中心に活躍したアーティストでございまして、サイケディリックアートと呼ばれる当時のムーブメントを牽引した一人でもあります。3Dレタリングとも言われる文字を立体的にした表現で人気を呼び、数ある有名なアーティストのレコードジャケットやロックコンサートのポスター等を手がけ、特に60'~70'Sの人気ロックプロモーターBil Graham(ビル・グレアム)とのコラボレーションにより生まれた作品等は有名で、ロックファンなら一度は目にした事があるかと思います。

 

 今回彼のモチーフはミリタリーカラーのコートやカーゴパンツにシックなトーンでプリントされたり、また上質なシルクジャガードで極彩色で描かれ、さながらアールヌーヴォーのムードです。彼の描いたピーコックのモチーフはプリントはもちろん、レースやエンブレムとなって、役目を終った勲章等のモチーフと並列に並べられていましたね。

 

 

 既に前置きが長くなっておりますので、とっとと進めましょう!!!!まずファーストルックに登場するのは、こちらのコートのルックです。

 

 厚手のブラックのウールで仕立てられたコートは、一度ミリタリーのコートを解体して再構築したようなユニークなデザインが取り入れられています。トップスのフラップはあえて左右アシンメトリーにあしらわれ、厚みのあるスリーブと縦長の力強いシルエットが印象的です。

 

 胸元に施された、オプ・アートの第一人者Victor Vasarely(ヴィクトル・ヴァザルリ)のグラフィカルな作品に描かれるような有機的なモチーフは、ミリタリーの即賞やエポーレットに飾られていたグログランリボンを新たに再解釈したもので、真っすぐのリボンにプリーツをたたんでこのユニークなタッチを描いたアップリケです。

 

 実に静かに、でも強い意志のような物を感じない訳にはいかないファーストルックから、厳かにコレクションはスタートしました。。。。 

 

 

 偶像破壊主義者的にミリタリーのデコレーションや勲章を、ウエアに落とし込んだアイテムの一つのこちらのベスト。。。。本来の意味合い等が全て無視され、ウェス・ウィルソンが描く華麗なピーコックのモチーフ等と供に、ピースフルに敷き詰められているのがお解りになるかと思います。

 

 勲章や章飾は本来大量生産で作られるアーミーの衣服に、階級や地位を明確に誇示する為に作られた物です。リボンと供にエンブレムのような物が飾られた物ばかりではなく、胸ポケットやエポレットに施すパイピングのラインの1本から細かく意味があります。

 

 もはや意味を成さないそのモチーフが愛おしむようにその造形を評価され、新たな価値観で意味を成しているのは、ひたすら消費へとエスカレートし続ける、昨今のファッションへのアンチテーゼとも言えるのかもしれませんねぇぇぇ。

 

 

 ウェス・ウィルソンのサイケデリックなパターンは今回様々な素材に落とし込まれていますが、まずはこちらの光沢のあるシルクジャガードのバージョンです。

 

 面白かったのが、アクセント カラーで用いられていたパープルが実に効果的で、ディープパープルからバイオレットまで、ミリタリーカラーとこんなにもマッチするんだなぁと感心させられましたね。

 

 こちらは図案化したピーコックのモチーフが使われたコートで、緩やかなAラインのシルエットが華麗で、襟のエコファーもアグレッシブなムードですねぇぇぇ。。。

 

 お得意のテープ使いのディテールや、ミリタリーカラーのパンツと合わせる辺りが、ドリス ヴァン ノッテンのメソッドでもある『折衷様式』の今季の解釈なんでしょうねぇぇ。。。

 

 

 上のルックでも使用されていたムラ染めに染色したエコファーのストールは、今季のルックに世紀末的な独特のデカンダンスをプラスしていて、ダンディな男性像を表現していました。

 

 豪華なシルクジャカードのコートにあしらうのも素敵ですが、こちらのようにストリート スタイルに取り入れてもさらにユニークな印象になります。ネイビーのピンストライプのジャケットの上から、身頃を隠す程のボリュームでストールをコーディネイトしています。

 

 重厚感のあるトップスとは対照的に、ボトムスはショートパンツのサイドとヘムにはエンブレムをポップにあしらい、アーミーのアンダーウエアーのようなレギンスで軽やかにまとめています。

 

 アイテム単品が個性的なのはもちろんですが、ドリス ヴァン ノッテンはそのコーディネイトも実にユニークですねぇ。。。こういうインパクトのあるアイテムを多用しながらも、人に不快感を抱かせない上品なスタイリングを作り上げるセンスに、今回も脱帽でございました!!!!!

 

 

 私好みのエキセントリックなルックばかり御紹介してしまいましたが、デイリーにすぐにでも取り入れる事が可能なアイテムが豊富なのもこのブランドのすばらしい所で、着る人によって全く表情変えるというのも、世界にこれだけ沢山あるブランドの中でも希有な存在です。

 

 しっかりとしたミリタリー ブランケットのようなウールは、今季沢山登場しますが、やはり存在感のあるデザインがオススメですね。左はモッズコートとしてもお馴染みのM51のようなパーカーのデザインで、ウエストの部分に施されたボタンによって、裾の部分を取り外しジャケットとしても楽しめたり、前だけ外してスワローテイルのようにも着る事が出来ます。。。

 

 実はこのヘムのデザインは、この日に私が着ていたネイビーのコートと全く同じで、ミリタリーというテーマと同じくまるかぶりでございました。。。。www 色んなスタイルで楽しめるのでお得です!!!!(持論)

 

 右はミリタリーのオーバーコートのデザインをベースに、大きめのテイラード カラー、ゴールドのボタンがアクセントのアイテムです。袖のエンブレムはウェス・ウィルソンのサイケデリックなモチーフが施され、ミリタリーではあまり使われないパープルやターコイズのアクセントカラーがここでも効いていましたね。

 

 

 毎回恒例のドリス ヴァン ノッテンのジップブルソン、お好きな方多いかと思われますが、ここ数シーズンキャッチーなテーマが多かっただけに、50'Sのムードを感じさせるアイテムとのマッチングも素晴らしく秀作が続いています。

 

 今季はこんなレトロチックなムードです。ヴァーガンディーのベルベットをベースにカフスとヘムのリブにアクセントカラーを取り入れ、胸元の大きなレースのエンブレムも、もちろんウェス・ウィルソンの描いたピーコックでございます。

 

 これは、、、、今季のトレンドを見事に表現しておりますので、ヘビロテ間違いなしのアイテムになりそうですねぇ。。。

 

 

 いや。。。。そりゃ着ますよね。。。。当然ですよねぇ。。。。。????

 

 コレクションでも注目していたネイビーのウール地に様々なエンブレムが飾られたピースは、やはり他のジャーナリストの皆様も釘付けでございまして、自由な発想で並べられたモチーフと、カラーの潔さが実にスタイリッシュでございましたね。。。

 

 手仕事で仕上げられた丁寧な勲章やリボン、ピーコックのモチーフ等様々な要素が混在しますが、ゴールドでトーンを揃えているので上品に纏まっていますね。

 

 喉から手が出る程欲しいんですけど、、、、、、、、手仕事が多用されたアイテムはお値段も流石でございまして。。。。。。まだ、悩んでますけどね。。。そろそろシーズン終りますけど。wwww

 

 

 プレスリリースに書かれていたアール・ヌーヴォーやグスタフ・クリムト。。。世紀末好きの私からすると、どんな風に登場するのか楽しみでございましたが、こんな感じだとは!!!!!いやぁ〜脱帽でございます。

 

 勲章やワッペンの金の糸はクリムトが裸婦像の回りを飾った金箔と、ウェス・ウィルソンの3Dレタリングのグルービーなムーブメントは、アール・ヌーヴォーの有機的でアシンメトリーなバランスと呼応します。何一つ世紀末的な要素は使われていないのに、あの時代独特の装飾過剰で退廃的なムードを、コンテンポラリーに見せてくれているのにはため息が出ます。

 

 ピーコックのジャガードのエンパイヤジャケットの上に、金糸の勲章やエンブレムを飾り、ミリタリーカラーのコットンにサイケデリックなパターンをあしらい、レギンスを合わせる。。。。実に濃厚で耽美ながらも、軽やかさも感じさせてくれるコーディネイトです。

 

 一つ気になったのが、本来勲章は一つだけ授与されるものなので、片方の胸のフラップや肩章にのみアシンメトリーに飾られるものですが、ドリス・ヴァン・ノッテンはあえてのシンメトリーに施し、権威的な意味を持たせたくなかったように感じました。パンツやジャケットのスリーブのみにアシンメトリーにあしらわれているのも、絶対本来の勲章はこんな所に飾らないという彼自身の定義によって施されています。

 

 このトリックに気付いた時。。。。。。。鳥肌が立ちましたねぇ。。。。。。

 

 

 ホワイトのシャツにブラックのパンツというエターナルなコーディネイトの中にも、今季のテーマであるミリタリーとサイケデリックの不協和音の調べが響き渡ります。

 

 トップスのシャツは、シャツなんですけどガンパッチやエポレット等ミリタリー トレンチのディテールがあしらわれています。トレンチのウエアストから切り離した部分はスカートとしてワイドパンツの上にあしらわれています。つまりこのコーディネイト、上下でトレンチコートを着ている事になるんですねぇぇ。。。

 

 スカートのフロントにはファーストルックで登場した、オプアートのようにリボンをあしらったディテールが見られます。ゴールドのルレックスを使用していますが、ガラリと赴きの変えノーブルな印象を感じさせましたね。

 

 

 ガーメントの解体と再構築のアイディアはなんとシューズでも行われています。ブラウンやバーガンディーとブラックをバイカラーで楽しみ、一見するとエレガントなのに実はかなりアバンギャルドというユニークなアイテムが注目でしたね。

 

 左はアーミースタイルのマーチングブーツに、サンダルのようなディテールが程されていて、アッパーや踵の部分に施されたストラップに複雑にループを通すデザインでございます。ループ自体が平織りテープというのもこのブランドらしいです。

 

 右はクラシカルなシティシューズにゴルフシューズのタッセルがあしらわれたアイテムで、トウの部分とタッセルはバーガンディー、サドルの部分をブラックにしてコントラストを付けていましたねぇ。。。。

 

 

 

 

 今回のフィナーレは全員のモデルが登場した後、まず誰も居ない客席に向かってテイク・ア・バウをし、その後振り向いてゲスト達に向かって行うという、オペラ座の伝統的流儀で幕を閉じました。

 

 

 コレクション終了後ジャーナリスト達は口々に『今回のテロを予見していたようなショー』という声が聞かれ、私も何だかもの凄い運命的な物を感じました。最終的にな演出やアレンジを変えたとしても、やはり服自体は半年以上前からクリエイションしているもの。。。多くの人が関わっているビッグプロジェクトなので、そう簡単に変更する事は出来ません。

 

 となると、例えばミリタリーの象徴的なモチーフが面白いと思いながらも、今回のように独自のストリーが生まれるのは、彼自身が日頃から多くの情報や文化、文学に目を通り、その中で自然に感じている事なのでしょう。。。。やっぱり、ジーニャスです、、、、彼は。

 

 

 

 絶対に銃声の音が聞こえない、刹那の間でも平和の中で芸術を堪能する場所のオペラ座の舞台の上。。。。今回のコレクションを敢えてそこで行う事は、ドリス・ヴァン・ノッテン自身からの平和を願う強い想いの現れだったのは、もう、言うまでもないですねぇ。。。。。

 

 

 

 はっきり書かせて頂きます。。。。。。。。。今回の私が見たショーの中で、ベストコレクションでございました。。。。

 

 

 

 

 

 

 DRIES VAN NOTEN 2016 SS Men's collectionのPARISでのリポートはこちらからどうぞ。

 

 DRIES VAN NOTEN 2016 SS Women's collectionの東京でのリポートはこちらからどうぞ。

 

 

 

 DRIES VAN NOTENのサイトへはこちらからどうぞ。
 DRIES VAN NOTENのfacebookページへはこちらからどうぞ。
 DRIES VAN NOTENのInstagramへはこちらからどうぞ。
 
 
 

 


 Instagram開設しました。比較的まだ冷静なこちらのブログとは違い、アグレッシブに参りたいと思っております。。。。皆様、御指南、御指導、フォローよろしくお願いします。

 Die-co★のインスタグラムへはこちらからどうぞ。

 

 

 

 

 facebookにファンページを作りました。

 アカウントお持ちの方はこちらからどうぞ。こちらで掲載していない画像等もUPしています。『イイね!』もよろしくお願いします。






 Numero.jpのブログへは、こちらからどうぞ。

PIERRE HARDY 2016-17 AW !!!


 
 


 それでは今日は、私の大好物のPARISのシューズブランド、PIERRE HARDY(ピエール アルディー)のリポートをお伝えしましょうね。。。

 
 
 
 今回サンジェルマン・デ・プレにほど近いプレスルームでのプレセンテーションとなりましたが、由緒正しきÉglise Saint-Sulpice(サン=シュリプス教会)を窓から覗み、この日は美しい大輪の真っ赤な椿が飾られていました。。。。

 
 グラフィカルで未来的なイメージが強いこのブランドですが、こうやって本拠地にお邪魔して、インテリアまでを拝見させて頂くと、脈々と続くフランスの伝統を感じさせてくれる美意識の高さが素晴らしく、あんまり居心地が良くて、、、、、長居しちゃいましたね。。。wwww

 

 

 はい。恒例のMonsieur Pierre Hardyとの2ショットでございます!!!!いつお会いしても、ジェントルマンでフレンドリー。。。。。アーティスティックなのに親しみ易い彼のシューズの素晴らしさは、ご本人の人柄から既に滲み出ていますねぇ。。。

 

 

 

 今季ピエール アルディはクラシカルでシックなスタイルをベースに、様々なバリエーションでエレガントで個性的なピエール アルディ マン達の足元を飾るコレクションを見せてくれました。

 

 クリエイションの中心になったのはブーツです。真のブーツメーカースピリットに基づき履き心地の快適さを追求した結果生まれたのは、実にさりげないエレガントなデザイン。ミニマムな中にも潔いディテールや唯一無二の個性的なディテールが冴え渡ります。

 

 ブーツからスタートしたクリエイションはベーシックなメンズシューズ全体へとメスを入れて行きます。ジョッパーブーツ、デザイートブーツに始まりダービーシューズ、ブロークシューズ、モカシン等、男性がビジネスで履く多くのルールに縛られたジャンルにもピエール アルディさが溢れ、私自身普段あまり注目しないジャンルのシューズも実にエレガントでしたねぇ。。。

 

 

 そんなパリジャン・シック溢れるエレガントなコレクション。。。いつも、アバンギャルドなアイテムばかり御紹介しているので、『俺にはちょっと。。。』なんて思っているビジネスマンの皆様。。。是非、今回は目を皿のようにして読んで下さいませ!!!

 

 

 

 まずは、こんなクラシカルなコレクションから御紹介して行きましょう。まず右は『MANHATTAN』というアイテムで、コンサバティブなオックスフォードタイプのシューズのレースアップの部分がエラスティックのバンドになているというデザインです。

 

 ゴムでございますから、もちろん毎朝紐を結ぶ時間が削減出来て、足入れも実に快適。。。伸縮性があるので様々な動きにも対応出来て実にコンフォートです。少し幅の広いステッチでアウトラインを取っている所は実にグラフィカルで、これだけのミニマムなデザインなのに、明確にピエール アルディらしさを感じさせるのは流石ですねぇ。。。。

 

 左は『WALL STREET DERBY』というレースアップシューズです。丸みのあるフォルムのアッパーにレースアップのフラップは以外と小さめ、踵の部分の切り替えは横から見るとシューズの真ん中に縦に一直線に大胆に施し、個性的な視覚効果を狙っていますね。

 

 こちらはダークグレーのカーフのボディにコバの部分を今季の注目のバーガンディーであしらっていて、実にセンスの良いこと。。。。もちろん、オールブラック1トーンもございますので、固めの会社にお務めの皆様にはそちらをオススメします!!!



 

 今回、コレクションには、ブーツを追い求めるイマジネーション トリップも感じられました。アメリカ的なワークシューズの要素にイギリスのポップなカルチャー、ブルジョワなムード漂うピエールアルディーのプレスルームがある、PARIS左岸のリッチなムード等実に様々。。。。

 

 こちらのブーツ、このブランドがウエスタンブーツを解釈するとこんな事になります。。。。。実にクール。。。。ウエスタン独特のバタ臭さは皆無です。

 

 足を入れる部分のスクエアなシルエットとアクセントになったプルストラップ、フロントの切り替えはウエアスタンブーツ本来のデザインをベースにしていますが、少しエッジィに解釈した3本のステッチでアクセントが効いています。

 

 本来このくらいのヒールの高さになるとヒールは斜めにカットされるのですが、あえてローパーヒールのようにスクエアなデザインで、踵には真横にカッティングを施しています。

 

 これは、実にクールなカウボーイブーツですねぇ。。。。最近、あまりファッションのメインストリームで見かけないので、今季はこれにコーデュロイのパンツなんかをINして履くと、さりげなく70'Sムードを楽しめるかと思いますねぇぇぇ。。。

 

 

 下のキャメルやタバコカラーのスエードを使ったローファーも素敵でしょ???エレガントな丸みのあるフォルムにミニマムなデザインが実にスタイリッシュで、やはりスエードは今季トレンドなので、注目です。

 

 右の『HARDY LOFER』は本来アッパーの上に施されている別々のサドルとフラップがドッキングしたデザインです。つるっとしたクリーンなフォルムが印象的で、サドルが独立していないので、パンツの裾が引っかかる事も無いです。

 

 左はアッパーを一枚側で仕立て、ステッチによる切り替えの部分のみで立体感を出したエレガントなデザインです。

 

 

 さて学研少年の私、解るまで調べないと気が済まないタチなので、ローファーというアイテムについて少しググッてみました。

 

 最初のローファーは1926年、イギリスのオーダーメイドのシューズブランドWildsmith(ワイルドスミス)が製作したそうで、初代Wildsmith夫妻の孫にあたる、Raymond Lewis Wildsmithが当時のイギリス王室のジョージ4世の為に、狩猟中の休憩時にリラックス出来るカントリー調の室内履きとして作ったそうです。

 

 また、ノルウェーの靴職人Nils Gregoriusson Tveranger(1874~1953)も製作していて、彼は13歳で北アメリカに靴の修行に行き、20歳で帰国。1930年頃に『Aurland moccasin』という名前の付いた同じデザインの靴を製作しています。ヨーロッパに多く輸出されていたこのシューズを見たアメリカ人達がさらに注目し、当時のメンズファッション誌『Esquire(エスクァイア)』で、ノルウェーの牧場の牛の待機場で農夫達が履くシューズとして紹介されたそうです。

 

 名前の由来は靴ひも結ばなくても良いなまくらもの(Loafer)と、牧場の牛の待機場(Loaf)の二つのルーツがあるそうです。。。。

 

 

 こちらの『BRIT POP』というデザートブーツは名前の通り、90年代のブリットポップ・ムーブメントをイメージさせます。

 

 1994年4月5日、ニルヴァーナのカリスマ的ボーカルKurt Donald Cobain(カート・コバーン)の自殺で、それまでメインストリームだったグランジ・ロックは一気に影を潜めます。そこに台頭して来たのがイギリスをルーツとするバンドのBlur(ブラー)とOasis(オアシス)。中流階級出身のブラーが生み出す皮肉とウィットに富んだや歌詞や捻くれたサウンドと、労働者階級出身のオアシスが作り出す壮大なメロディーの差をマスメディアは面白がって取り上げ、いつしか『BRIT POP(ブリット ポップ)』という言葉が生まれます。

 

 彼らのファッションもまた注目を浴びます。そのスタイルはいわゆる古着やスポーツウエアを中心とした『普通』のスタイル。ガレージセールで買ったようなミリタリーコートや汚いデニム、ナイキのジャージやスポーツアイテムを混ぜたなんでもない『ダサい』というスタイルでしたが、音楽と融合し、いつしか『ダサカッコイイ!』という事になってしまいます。

 

 こちらのシューズはモカシンとダービーシューズの中間のようなアイテムで、もちろん決してダサくはありません!!!!ブリットポップ特有の野暮ったいデザインを取り入れ、こちらはナチュラルカラーのシープスキンでステッチからファーが覗いているのもチャーミングですね。

 

 他にサンドカラーのスエードや、ブラックレザーのアイテムもありましたよ。

 

 

 この可愛らしい子は、プレゼンテーションの会場中で、一番人気物だったんじゃないでしょうか????

 

 引き続き70'Sのヴィンテージムードのトレンドの影響で、ムートンは今季も沢山のブランドで登場しています。ピエール アルディーのスクエアなバックバックにも、ムートンバージョンが登場という事でございます。

 

 柔らかいモココモした質感のこの素材を、敢えてシャープなフォルムに落とし込んでいるのが素敵で、ハンドルやストラップもちゃんとムートンなんです。。。

 

 ジップや引き手がゴールドなので、大人でも、女子でも持てるエレガントな仕上がりになっていました!!!!

 

 いや〜!!!!カワイイ〜〜〜〜〜〜!!!!!

 


 では、人気のスニーカーと参りましょうか。。。。やはり気になる皆様多いのはないでしょうかぁ。。。www

 

 今季はソール部分に、メゾンのアイコンでもある3つのキューブ パースペクティブが施されたディテールが注目でございまして、左は『TREK COMET』というアイテムになります。

 

 最近さらに進化を遂げているトレッキングシューズを、このメゾンらしくにグラフィカルに解釈したもので、フロントに太いチューブのようなループと、踵の部分に施されたエラスティックのバンドでガッツリ足を固定出来て、サイズ調整も可能です。

 

 右はアッパーのシューレースがもう少し繊細に仕上げてある『COMET SNEAKER』で、一番最初の画像でムッシュ自らがお召しになっているスニーカーのカラー違いです。

 

 ブルーやグレー等男子が抵抗ないカラーにホワイトを効かせた爽やかなカラーリングが特徴でございますが、『TREK COMET』ではブラック1トーンのアッパーにホワイトのソールのバイカラーや、さらにそこにオレンジのループやレッドのアクセントを付けたインパクトのあるアイテムもございます。『COMET SNEAKER』ではキューブ パースペクティブのマテリアルを使用した物等、カラー違いで個性的なアイテムもありましたねぇ。。。

 

 私のように変わった人間は、多分そっちを選ぶと思います。。。。。。。。。。。。汗。。。。

 

 

 秋冬の装いを軽やかに見せてくれるホワイトのスニーカーも登場していましたね。パリジャンはホワイトのスニカーが大好きで良く街中で履いてる人を見かけます。最初の写真のムッシュー アルディのように、スニーカー以外は全てブラックで統一して、スニーカーだけホワイトというオシャレな着こなしも素敵です。

 

 若い人からマチュアな方まで様々に楽しんでいらっしゃいますが、皆アクセントになるホワイトスニーカーはピッカピカの真っ白。。。。。汚れ一つ付いてないのがパリジャン流のようです。

 

 今季はこちらのようなグリーンやレッドの細いパイピングをあしらったアイテムが気になりましたね。こちらのようなサイドジップのハイカットスニーカーやローカット、スリッポンタイプ等色んなタイプで登場しているのも、色々選べて嬉しいです。

 

 ビビットなパイピングの御陰で、このブランドの独創的なカッティングがより強調されているのも素晴らしかったですねぇぇ。。。。

 

 

 マルチカラーやカラフルなアイテムも登場していましたが、AWの装いに合わせたシックなカラーや温かみのある色合いが印象的でしたね。

 

 左の『LES BASKET』は様々なグレーのマルチカラーで構成された、サイドジップにフロントに、ベルクロのストラップが施されたハイカットスニーカーです。ニュアンスのあるグレーのトーンが寒々しくなくて、一番濃いグレーをサイドの小さなパーツやバックに持って来ているのもセンスが良いですね。

 

 右はローカットのストラップスニーカーで、グレーのスエードをベースにソールや紐はホワイト、アクセントの赤が実に効果的で、クラシカルにもコンテンポラリーにも楽しめそうなアイテムでした。
 

 

 今回、個人的にもかなり気になったのが、こちらのスリッポンスニーカーでございますが『SATIN SET』というタイトルの通り、光沢のあるサテン生地が使用されています。

 

 これ実に素晴らしい!!!!!カラーも絶妙なフォレストグリーンやブラウンで、男子でもHAUTE COUTREの気分を満喫出来そうですね。個人的にはこういうカラーのサテンって、Guy Laroche(ギ ラロッシュ)やJean-Louis Scherrer(ジャンルイシェレル)等、私が幼少の頃に活躍していたパリ シックなメゾンが頻繁に使っていたのを思い出して、何となくレトロチックな気分にもなりましたね。

 

 デザインは紐の部分がエラスティックのバンドになった『SLIDER SNEAKER』ですが、私これ愛用していますが実に履き易いです。イージーな快適さなのにドレッシーなムードで、ファストファッションのTシャツとデニムでもスタイリッシュに見せてくれますよ。

 

 その上にあるのが人気のキューブ パースペクティブ パターンの新作です。今季の
クラッチはマチが付いて収納力がUPし、さらにフレーミングでブラックレザーのトリミングが施されていましたね。。。

 


 

 発売以来人気のキューブ パースペクティブとカムフラージュがドッキングした『CAMOCUBE』は、今季ネイビーやバーガンディーのこっくりとした芳醇な色合いで登場していましたね。

 

 先シーズンはモノトーンやブラウン等ソリッドなカラーが中心でしたので、なんだかガラリとムードが変わった気がします。より複雑になったパターンに組み合わせたネイビーのレザーも実に上品で、より遊び心を感じさせるスタイルでアップデートしていました。

 

 

 

 

 

 男らしくタフ、力強いフォルムが奏でるピエール アルディ 2016-17 AWは、まるで世界的に軟弱化している男子達へ向けたメッセージのようで、クラシックの絶対的な正当性と、ミニマムに表現したこのブランドならではの遊び心を、実に上品に表現したコレクションでした。

 

 

 私も最近ではめっぽうスニーカー派で、この時のパリコレもスニーカーで参加したのですが、このプレゼンテーションを見てから、若い頃に憧れていたエレガントなブロークシューズや、かっちりとしたジョッパーブーツ等、重い靴をちゃんと履いてみたい衝動に駆られましたね。。。。

 

 

 昔はスニーカーは運動靴と呼んでいて、フォーマルな席やオシャレする時は、きちんと皮底の靴を履きなさい!と教育されたものです。。。いわゆる正統派のブランドのシューズはいろいろ履いた私のような曲者には、こういうさりげなくエッジの効いた、クラシックテイストはピッタリなのかもしれませんねぇ。。。

 

 

 

 私、個人的にも『Back to the basic !』の素晴らしさを気づかせてくれた、ピエール アルディのコレクションでした。。。。。

 

 

 
 
 2016 SS PIERRE HARDYのPARISでのリポートはこちらからどうぞ。


 PIERRE HARDYのサイトへはこちら からどうぞ。
 PIERRE HARDYのfacebookへはこちら からどうぞ。
 PIERRE HARDYのInstagramはこちらからどうぞ。
 

 
 Instagram開設しました。比較的まだ冷静なこちらのブログとは違い、アグレッシブに参りたいと思っております。。。。皆様、御指南、御指導、フォローよろしくお願いします。

 Die-co★のインスタグラムへはこちらからどうぞ。






 facebookにファンページを作りました。

 アカウントお持ちの方はこちらからどうぞ。こちらで掲載していない画像等もUPしています。『イイね!』もよろしくお願いします。

 

 

 

 

 Numero.jpのブログへは、こちらからどうぞ。

 

CARVEN 2016-17 AW !!!

 

 

 

 はい。9月の中盤戦を過ぎ、ようやく涼しさを感じられるようになりましたね。。。

 

 

 来週はシルバーウィーク、早い方は今週末からでございますね???皆様何処かお出かけになるのかしら???なんだか今年は台風の影響でか、すっきりしないお天気が続いておりますねぇ。。。。お出掛けされる方も、おうちでまったりされる方も素、どうぞ敵な休日を過して下さいませ。

 

 

 

 

 さて、今日はCARVEN(カルヴェン)の2016-17 AW COLLECTIONのリポートをお伝えしましょうね。

 

 今回は初日の夜にサンジェルマン・デ・プレのプレスルームに特別なセットを組んでのプレゼンテーションになりました。カルヴェンのロゴや今季のプリントをモチーフにした様々なデジタルアートが飾られ、ギャラリーと化したスペースに、ブルーのカーペットが敷かれ、ミニ・ショーの形式で新作を発表しましたよ。

 

 

 まず私が袖を通しているのはMEN'S WEARのクリエイティブ・ディレクター、Bernabé Hardy(ベルナベ・アルディ)が就任以来ずっとテーマにしている、デジタル上のドットを用いて描かれたカムフラージュのプリントで、近くで見ると密集した花のモーチになっているコートです。

 

 彼がクリエイションを行うようにようになって、タフで男らしいムードが増した感のあるカルヴェンでございますが、なんだか私のような悪人が着ると、さらにワイルドさが倍増するような気が。。。。。

 

 スネークモチーフにも見えたり、横山大観が描く、細かい筆の運びの秋の山々を描いた日本画のようにも見えて楽しかったですねぇ。。。

 

 

 

 就任後2度目のコレクションとなるベルナベは、個性的なアウトフィットを追求するカルヴェン・マン達の為に、暖かく快適で、実に秋冬らしいワードローブを用意しました。

 

 洗練されたカッティングのテクニックで描くシルエットはルーズ・フィット。過剰過ぎない丸みを帯びた絶妙なボリュームのコートから、スッキリ見えるのにタイト過ぎないジャケット、パンツはストレートシルエットのヘムを長くブラウンジングする事でリラックス感を表現しています。

 

 スタイルは70'S後半から80'S。若い彼の感覚からすると、その頃のアメリカの青春映画に登場する、少しハイウエストのデニムだったり、なんとも言えないボリュームのトレーナーだったり、そんなアイテムや着こなしが新鮮に写ったのかも知れません。。。。

 

 素材はモフモフ感のある様々な種類のニットやコーデュロイ、フロッキングや刺繍、最近インテリア等でも話題になっている、色々な太さや素材の糸を組み合わせて織るウィービング等のテクニックも取り入れて暖かさを表現する一方、テリーやクレイジーナイロン、オプアートのようなキルティングや、点を結んで行くとカルヴェンのロゴになるプリント等で80'S独特のポップさやゲーム感覚もを楽しんでいます。

 

 カラーは秋冬らしいシックなグレーやネイビー、カーキなどクラシカルなメンズのパレットを中心に、ブラットオレンジやルビーレッド等のビビッドカラーでプレイフルなムードをプラスしていましたねぇ。。。。

 

 

 こちらが、ファーストルックでござます。。。。80'Sに思春期を過ごした私からすると、何処と無く懐かしい感じのルックでございますねぇ。。。

 

 ウィービングで大きなゲージのストライプを織り出したウールで仕立てられたコートは、ガウンのようにサラりと羽織れるイージーさで、絶妙なルーズ・フィットのボリュームとショールカラーがリラックスムードです。ストライプのパターンが大きすぎる為に、ボディーに乗せるとかなり大胆な配色が表れる所もユニークで、グラフィカルな印象でしたね。

 

 ヘムのリブの部分とマフラーにはデジタルながら懐かしいムードのジャカードのニットを使用し、マフラーは床に届く程の長さで、このブランドのひょうひょうとしたユニークなムードを作り出していました。

 

 今回多くのアイテムでオーセッティンクなメンズファブリックが沢山見られましたね。イギリスではハリツィードに次ぐ有名なツィード、ドニゴールツイードや柔らかなウールが温かみのあるスタイリングを盛り上げていましたね。。。

 

 

 何て事ない普段のリアルクローズながら、独特のポップさとアクセントが効いたコレクションは、アメリカ的ポップカルチャーをソースにしながらも、ちゃんとパリジャン・シックになっていたのは流石カルヴェンでございます。。。

 

 左の坊やが来ているニットは、MEN'S WEARではアイテム的にもかなり難易度の高いショートスリーブのニットです。離れて見るとマルチカラーのニットに見えますが、こちらもウィービングのテクニックが用いられていて、カラフルな太い糸をハニカムパターンのメッシュで抑えたような、実にユニークな編み方になっています。フォーキーなムードもしましたね。

 

 ヴァーガンディーのロングマフラーと、ポケットにストライプをあしらったパンツでノンシャランとコーディネイトすると、上手に着こなせそうですねぇ。。。。

 

 右は胸元のイエローがポイントの、フロントがジップになったポップなカットソーの上に、グリーンとネイビーのタータンチェックで仕立てたジップブルゾンや、ツイードのパンツのミスマッチを楽しむコーディネイトです。

 

 ポップとクラシカルなアイテムをミックスするのが、今季のカルヴェン マン的な80'Sの楽しみ方のようですねぇ。。。

 

 

 鮮やかなオレンジのコートにもストライプのリブが施され、さり気なくレトロタッチに仕上げてありましたよ。。。

 

 こちらナイロンのキルティングなんですが、ステッチのモチーフはトイレマークのような図案化した人間のモチーフなんですねぇぇ。。。このキャラクターがスケボーに乗っておりまして、その名も『スケートボーダー』という名前らしく、楽しいオプアート風に表現されていて、思わず笑みがこぼれました。。。。ありました。。。80年代こういうモチーフ!!!!

 

 でも、近くに行かないと良く解らないんです。。。。それがベルナベのクリエイションのスタイルでもあります。。。男の子らしい小さな拘りとでも言いましょうか。。。

 

 ポケット好きのギョーム・アンリのDNAを受け継いで、細かく沢山のポケットがあしらわれていましたね。。。

 

 こちら、私も勢いで袖を通して見ましたが、、、、、なんだか、工事現場の現場監督のようになってしまいました。うん、でっかいビルとか建てそうな感じ。。。間違ってもそんな気分でクリエイトされた物では無いと思います。。。。

 

 

 多分、こうやって若いカワイイ子ちゃんが、ちょっとレトロチックに着こなすのが今季のスタイルなんでしょうねぇ。。。

 

 えー、個人的な意見なんですが、GUCCIのミケーレのせいで何やら『ちょっと変』なレトロテイストが巷に蔓延している今季、ドメスティックのブランドまで摩訶不思議なおばはん臭いプリントを発表しておりますが、ホントに冬はあんなアイテムを着た人々で東京の街は溢れるのかしらと少し不安になります。。。。。

 

 若い子がヴィンテージ感覚で着るとかなりカワイイのですが、私達おっさんやオバハン達が着るとかなり痛い!って事になりかねません。。。決して若くない私の知人の話ですが、張り切って『ミケーレのGUCCI !!!! 』と言いながら、レトロチックなスーツを着てパーティーに参上していましたが、そんな事は全く解らない種類の別の知人に『それ?古着???』と聞かれ、何かが横でバラバラと音を立てて崩れていましたねぇ。。。wwww

 

 くれぐれもこのトレンドのレトロチック、大人には要注意でございますから。。。。

 

 その点、このカルヴェンにおいては、一つ一つのアイテムがしっかり仕立てられ上質なので、さりげなく1アイテムだけ取り入れたりすると、おっさんでもシックに着こなせそうです。こちらのブロックのパターンがユニークなニットも、ブラックジャケットのインナー等に着るとエレガントに着こなせると思いますねぇぇぇ。。。。

 

 

 粗野で野暮ったく見えるスタイルの中に、ユーモアさとさりげない男らしさを込めた今回のコレクションですが、パーティーに行くようなブリンブリンのフォーマルスタイルは、もちろん登場していません。。。。

 

 変わりにジャケットのスーツスタイルはこちらのようなアイテムが登場していました。大きな画像で見て頂けると解るかもしれませんが、軽くムラ染めを施してニュアンスを出したデニムに、先ほどオレンジのコートに施してあった『スケートボーダー』のモチーフが刺繍で表現されているんです。。。

 

 様々なポーズでスケボーに乗る姿は放物線ようなカーブと供にあしらわれ、疾走感満載でしたねぇぇ。。。デニムですがステッチを一切表に出さない丁寧な仕立てで、パンツもセンタープリーツバシッ!って感じなので、インナーにシャツとタイを結ぶとギャラリーのオープニング程度のパーティーには着て行けますね。

 

 インナーには先ほど御紹介したブロックのモチーフを編み出したタートルニットを合わせていますが、カラーが変わるとムードも随分変わります。しっかりとしたネックや裾のリブの部分が良く出来ているので、今季のちょっとアクセントのあるインナーとして活躍しそうな予感がしますねぇ。。。

 

 

 はい。。。。遊んでます。。。。キャッチーなカットソーが登場するのもカルヴェン マンの人気の秘密でございますが、こちらの80'S感満載のアイテムも、オンタイムでその時期を過した私的には、かなり痺れましたね。。。。

 

 全体に使われているのはコットンのダッフル生地。ダッフルとはベルギーの地方の名前でございまして、17世紀中旬、ダッフル(Duffelzandhoven)地方では厳しい寒さの為に、紡毛の厚い毛織物が生産されていました。

 

 生地の上からさらに『厚手玉絨』の一種である起毛仕上げを施し、表面を毛羽立たせているために防寒性が高く、その後ヨーロッパ各地に輸出されるようになります。フランスではモルトン(MOLLETON)、ドイツではディッフェル(DUFEL)という呼び名で親しまれるようになりました。

 

 ダッフルコートは、主に北海で漁を行う漁師達がこの素材を使ったコートを着て作業をしていた事から生まれたもので、デザインではなく元々素材から名前が付いたアイテムなんですねぇ。。。

 

 こちらは身頃がフォレストグリーン、右袖がインクブルー、左袖がガーネットと3色のトリコロールで仕立てられたアイテムで、襟元のリブやラグランのパイピング、『CARVEN』のロゴはマスタードとレトロチックな配色になっています。

 

 別珍のようなダッフル生地も、、、、、、はい、小学生の高学年くらいの頃、着ていましたね。。。。今、着ると不思議と内側にある?共産主義のソウルが現れてしまうのは何故でしょうかぁ。。。ロシアの体操のコーチみたいなんですけど。。。

 

 

 こちらは、さらにコアなファンが喜びそうなポップなプリントのカットソーでございますが、シック目に仕上げられたルックアイテムとは対照的に、今回も弾けてて嬉しくなりましたね。。。

 

 左は80'Sのネオンの看板を思われるフォントのロゴに、スケートボードが一つ。。。。ベーシックなグレーに少しだけペールトーンノレッドとイエローの配色も絶妙です。

 

 右のグラフィカルなロゴは当時のカセットテープやアルバムジャケットに使われていたようなフォントで、プリントの部分がフロッキーになっていましたね。

 

 私の勝手な妄想ですが、スケボーやこの男子的な80'Sの捉え方、、、、。もしかしたらマイケル・J・フォックス主演の映画『Buck To The Future(バックトゥーザフューチャー)』の世界なのかもしれません。。。。

 

 同世代の友達は皆様大熱狂した実にアメリカ的な作品。。。。当時、フランス映画が好きだった私からすると、あの軽薄なエンターテイメントが耐えられなくて苦手でしたね(今も)。。。。よくもまぁ、あのダッサイ世界をスタイリッシュに描いたもんだと、かなり感心してしまいました!!!!

 

 

 今回コレクションに登場したシューズで注目だったのが、やっぱりスニーカーでございまして、テーマに合わせてオールドスクールなムードが上手に表現されえていましたね。

 

 カルヴェンの『C』をアクセントにしていますが、主張し過ぎない所が上品で、ホワイトベースに綿密に厳選されたブルートーンのマルチカラーが爽やかな印象です。秋冬の重いカラーになりがちなコーディネイトを軽快にしてくれそうでしたね。。。

 

 他にガッチリと足元を固める、ポニースキンにレザーのパイピングをあしらった、レースアップのアンクルシューズ等も登場していましたね。

 

 

 はい、こちら別件でございますが、今回のカルヴェンのプレゼンテーションが終了した夜、フランスを代表する老舗シューズブランド、J.M.WESTON(ジェイ・エム・ウェストン)のパーティーが行われ、そこで、クリエイティブ・ディレクター、Bernabé Hardy(ベルナベ・アルディ)君に遭遇。。。。

 

 いつも、会うと『今回のコレクションどうだった?』って感じに気さくに話しかけてくれる彼。。。実際は画像で見るよりワイルドで男前ですよぉぉぉ。。。wwww

 

 

 

 

 

 今年6月に行われた次回のカルヴェンのプレゼンテーションでは、マレ地区にあるギャラリーにストリートやクラシックバレエ、カポエラやコンテンポラリー等の様々なジャンルのダンサーを迎え、アーティスティックでユニークなコレクションを発表しました。ハードな動きの中でも美しく、そして快適なコレクションを発表した彼でしたが、、、、、、、驚いた事にそのすぐ後の7月の後半に彼の退任のニュースが飛び込んで来ました。

 

 今後カルヴェンはAdrien Caillaudaud(アドリアン・カヨド)とAlexis Martial(アレクシス・マーシャル)がクリエイトするWOMEN'Sに集中し、MEN'S部門は縮小して行く予定とか。。。。

 

 カルヴェンは元々WOMEN'S ブランドでございますし、MEN'S WEARは現在ニナ リッチのディレクターを務めるギョーム・アンリが、MEN'Sのクリエションの経験も無い中、突発的に始めたラインと行っても過言ではありませんでしたので、まぁ、こういう結果は致し方ないのかもしれません。。。。。が、個人的には若いなりに骨太の男らしいデザインをしていた彼のクリエイションが好きでしたので、少し残念ですねぇ。。。

 

 事実上、AWシーズンを手がけたのはこの1回、、、、契約打ち切りの背景にはベルナベが次のステップを選んだのか、メゾン側からなのかの詳細は解りませんが、どちらにしても、なんだか早過ぎる決断のような気がしてなりませんねぇぇぇ。。。

 

 

 最近思うのですが、ファッション業界全体があまりにも結果を急ぎ過ぎて、ゆっくりと時間をかけてスーパークリエイターを育てない環境に、さらに向かっているように感じているのは私だけでは無い筈。。。。。発表した直後にSNS上に流されるコレクションは実際に目の前で見ていない、プロではない、もしかしたらそのアイテムを買わない人達に批判されて、メゾンの動向やファッション界全体の動きに影響する。。。。なんだかとってもおかしな事に思えてなりませんねぇ。。。。

 

 

 そんなファッション業界の縮図さえも感じた、今回のカルヴェンのコレクションでございました。。。

 

 

 

 

 


 CARVEN MAN 2016 SS COLLECTIONのPARISでのリポートはこちらからどうぞ。

 CARVEN 2016 SS  Prêt-à-Porter COLLECTIONのリポートはこちらからどうぞ。
 

 

 CARVENのサイトへはこちらからどうぞ。
 CARVENのfacebookページへはこちらからどうぞ。
 CARVENのInstagramへはこちらからどうぞ。




 Instagram開設しました。比較的まだ冷静なこちらのブログとは違い、アグレッシブに参りたいと思っております。。。。皆様、御指南、御指導、フォローよろしくお願いします。

 Die-co★のインスタグラムへはこちらからどうぞ。



 facebookにファンページを作りました。

 アカウントお持ちの方はこちらからどうぞ。こちらで掲載していない画像等もUPしています。『イイね!』もよろしくお願いします。


 Numero.jpのブログへは、こちらからどうぞ

Walter Van Beirendonck 2016-17 AW !!!

 

 

 はい。2016-17 AW PARIS MEN'S COLLECTIONのリポート二回目は、Walter Van Beirendonck(ウォルター ヴァン ベイレンドンク)と参りましょう。

 

 ベルギー王立芸術アカデミーのファッション科の講師を長年務める彼、ラフ・シモンズやベルハルト・ウィルヘルム等を育てた教育に携わる部分でも、私が心から尊敬するクリエイターでございます。

 

 

 こちらはショーが終った後、会場から飛び出して来たモデル君をキャッチした画像でございます。。。。今やPARIS MEN'Sでこんなエキセントリックなメイクをするのも、彼くらいかもしれませんねぇ。。。

 

 

 かつてファッションは天才と呼ばれるスーパークリエイター達が牽引し、新しい形や価値観をランウェイの上で披露する、フロンティアスピリットに溢れていました。今は消費者の意見を上手に反映出来て、世界中で売れる物を安価で作れる人が好まれる時代です。

 

 やはりファッションマーケットは巨大になり過ぎたのでしょうかぁ。。。。そんなに世界中の人々が、同じデザインの高価なバッグが欲しいのでしょうか。。。。

 

 

 私は彼のように自分がコントロール出来るキャパで、好きな物をきちんと作っているスタンスに心から憧れますねぇ。。。。おかげで彼の作品は日本のショップに並ぶ事は実に少なく、簡単に袖を通す事も出来ませんけどね。。。。。wwww

 

 

 

 今回のコレクションが発表されたのは今年の1月後半、、、、もう、随分と前の話になって忘れている人も多いかもしれませんが、PARISでは2015年11月13日の金曜日の、あの凄惨な同時多発テロ後の初のコレクションとなりました。

 

 

 デザイナーはコレクションのクリエイションを半年以上前からスタートします。作品が発表される2ヶ月程度前に起こった事件の為に、コレクションはを全て変更するという事は事実上不可能。しかし、ルックを追加したりショーの演出やテーマを変更するのは可能な事。。。。。これまでも沢山の政治的メッセージをコレクションに投影して来たウォルターは、自分の新作の発表の場でもあるモードの首都パリで、一夜にして130人以上の人々の命が、数人のテロリスト達によって奪われた未だかつてない最悪の長い長い夜にフォーカスしているようです。

 

 テーマは『WOEST』。。。。。ショーの後で彼自身が『私達、フランドルの言葉』と語るその言葉はオランダ語で『怒り』『激しい』『荒んだ』等の意味を持ちます。またWOEは英語で『悲痛』『苦難』『悲しみ』等。。。。。いずれにしても最悪の言葉です。

 

 『私は平和主義者です。でも、本当に誰かの顔を殴りたいくらいです。』怒りの理由についての回答はありませんでしたが、一目瞭然、それは全てのパリジャンやパリジェンヌ、PARISを舞台に作品を発表しているクリエイター、この街を愛する世界中の全て人々と同じ思い。。。。その、強い怒りの感情がぶつけられたコレクションとなりました。

 

 

 作品は安定のウォルター節がベースとなり、コントラストの強さやグラフィカルなディテールが冴え渡ります。スクエア且つオーバーシルエットのアウターにクロップドのストレートシルエットのプロポーションが基本となり、重めのウールを使ったデコラティブなトップスと、プリントやアニマルモチーフを取り入れた軽めのボトムスが今季のお気に入りのスタイルのようです。

 

 ダークなカラーと力強いヴィッヴィットカラーを織り交ぜ、デコラティブな装飾もあえてベースのカラーと合わせ、1アイテムに1カラーとファブリック、時には上下で同じ素材を使用し、視覚的にその個性的な造形のパワフルを感じさせます。

 

 まず、ファーストルックに登場するのがこちらのルックでございます。ゆったりとした緩やかなAラインのジャケットには、さらにゆったりとしたスリーブがプラスされ、フロントのヘムは丸みを帯びています。

 

 ショルダーに施されたのはストールのようなデコレーション。。。。。ロボットのようなグラフィカルなフォルムのこのパーツは、部分的にボタンホールが付けられジャケットと一体化しています。

 

 パンツはグラフィカルなモチーフのファブリックを使用していて、ヘムの部分にレオパードやエスニックなプリントの生地を切り替えてユニークでしたね。。。。

 

 これが、ウォルター流の『怒り』の表現であるのならば、首から垂れ下がるロボットのようなデコレーションは、テロで命を失いダンスホールの床に伏した犠牲者のように思えてならなかったのは、私だけでは無かったと思います。。。。

 

 

 こちらはその人形のデコレーションをコートに施したヴァージョンです。ボディの右側にかなりのボリュームで施された装飾は、ボンテージをイメージさせる綿入りの太いロープや、ギザギザにカットされたベルトでボディーに固定されています。

 

 私の想像ですと、多分この装飾は取り外し可能のように思えますねぇ。。。まぁ、年がら年中お人形をぶら下げて出歩ける訳もないですし。。。。wwww

 

 インナーにはコートと同じ真っ赤なニットをコーディネイトしてカラーを揃え、膝下から覗く少しの部分に、エスニックなブークレやレオパードのモチーフを複雑にパッチワークしたパンツのヘムやプリントのソックス、異素材使いのレースアップシューズを合わせて、ポイントも持って来ている辺りは、やはりバツグンのセンスの良さです。

 

 

 ある種、舞台衣装のような不思議なフォルムの作品も毎回いくつか登場し、ウォルターのピュアなクリエイター魂をダイレクトに感じさせてくれて、実に嬉しく思います。

 

 今季も、、、、、、。これ、なんと言ったら良いのでしょうかぁ。。。アイテムは一体何なんでしょうかぁ。。。。。。恐らく、前後のルックから予測して、もの凄いデコレーションの施されたノースリーブのトップスとパンツ。。。。もしくは、凄いデコラティブなストール。。。。恐らく前者。。。。。

 

 レオパードのパターンは今季沢山登場していて、デコレーションや様々な素材で用いられていて、こちらは紙のような張りと光沢のあるテクニカルファブリックでしたねぇ。

 

 毎回、ユニークなイラストが描かれたウォルターのコレクションの招待状ですが、今季は大きく描かれた『WOEST』の文字と、様々なモチーフがぎゅうぎゅう詰めで、混沌とした世界が描かれていました。自身のキャラクターはもちろんの事、チェーンソーや首をうなだれ失望した人、チェスの盤の上を走る人等どれも実に意味深。。。。

 

 そして真ん中に大きく描かれているのは、尻尾を切断され涙を流す豹の姿。。。。。ウォルターは何かしらの思いを込めたのかもしれませんが、本当の答えは見る人は感じたものそのものなのでしょうねぇぇ。。。。

 

 

 

 人形のデコレーションを飾ったトップスのルックが続いた前半に対して、コレクション中盤からはウォルターらしい凝った手仕事の独創的な作品が並びます。

 

 こちらはジップブルゾンのフロントにデフォルメしたレオパードの顔のようなモチーフがカットワークで施されています。このモチーフはトロンプルユになっていて、背中合わせのキャラクターが何か棒のようなものに噛み付いているようにも見えます。耳や足のディテールまで立体的に施されていて、実にユニークでしたねぇ。。。

 

 恐らく全てレザー。。。。販売されると、結構なお値段になると思います。。。。

 

 

 

 こちらのダッフルコートも実にユニークでしたね。左右の身頃のプリントはタキシードを来た紳士達がテーブルに集い、それぞれブードゥー教やアフリカのプリミティブなマスクなような物を着けているという、これまた摩訶不思議なモチーフです。

 

 ブードゥー教とは西アフリカやベナン、カリブ海の島国やハイチ、アメリカのニューオリンズ等で信仰されている民間信仰です。ブードゥーとは英語の呼び名で、現地のフォン語ではVodun(ヴォドン)と呼ばれ『精霊』を意味します。

 

 この信仰は奴隷貿易時代にカリブ海沿岸に連れて行かれた、西アフリカのフォン族の民間信仰とキリスト教が融合して生まれたもので、マリアやキリスト教の聖人等が登場します。ですがこれにはキリスト教を隠れ蓑に、自分達の土着の信仰を守ったというフォン族の悲しい歴史があり、その後の彼ら奴隷達の歴史と同じく様々に形体を変化させて行きます。

 

 打楽器のリズムに合わせ、トランス状態で精霊とコンタクトを取る姿を見たアメリカのアングロサクソン系の人々は、キリスト教の異端化を酷く嫌い、その呪術的な要素をゾンビ等と結びつけ、面白おかしくイメージダウンを計りましたが、1985年になってハイチが民主制を取り入れるようになって初めて合法化されます。

 

 儀式にハーブを使用したり、プリミティブな彫刻や仮面を取り入れる実に個性的な信仰で、ウォルターのコレクションには度々その影響が感じられます。

 

 いつか、時間のあるときに私もきちんと勉強してみたいですねぇ。。。

 

 

 強いストロークを感じさせるグラフィカルなパターンは、お得意のニットでも登場していましたね。

 

 トップスはフワフワしたモヘアのニットでパターンを編み出し、ボトムスはこちらもお得意のスパンデックスのレギンスにプリントしています。マットなトップスと少し光沢のあるボトムのコントラストも楽しく、実にポップな印象でしたねぇ。。。。

 

 レギンス男子の私としても、是非トライしてみたいルックでした!!!!

 

 

 デニムを用いたルックもいくつか登場していましたが、手仕事による細かいパーツと融合されて、只のデニムウエアではない素晴らしい仕上がりになっていましたねぇ。。。

 

 沢山のアイレットと刺繍で描かれているのは中央にレオパードのモチーフと、戦闘機やチェーンソー、両手を広げる人間と思えるモチーフや『WOEST』の文字。。。。もしかしたら、テロ後に改めて製作されたかのように、実に直接的なモチーフが鏤められていました。

 

 かなりバイオレンスなモチーフですが、ファッションとしてスタイリッシュにまとめている所は流石でしたね。。。。 

 

 

 2015-16 AW COLLECTIONで発表された、PVCのボディに『STOP THE TERRORISING OUR WORLD』と刺繍されたトップスの画像は、悲しいかな、これまで幾度と繰り返されて来た残酷なテロリズムの度にシンボルとしてSNS上に数多くUPされました。

 

 今回、まるでそのアンサーソングのように、同じ言葉を綴ったトップスが登場しました。今回はノースリーブではなくスウェットシャツで、前身頃をくり抜いたようにPVCがはめられ、両手がチェーンソーのキャラクターと『WOEST』、『STOP THE TERRORISING OUR WORLD・WALTER』という文字を刺繍で表現したアップリケが施されていましたね。

 

 こちらのトップスにも用いられているように今回のコレクションでは、このくり抜いたディテールが数多く登場していましたね。スナップやボタンまで施されていて、なんだか外れそうな雰囲気のアイテムまで登場していて、さらに深読みしてしまいます。。。。

 

 

 今季のコレクションを通して全体的に感じたのはインパクトの強いアウターが多かった事。。。。。秋冬の装いのメインとなるアイテムですが、このブランドではコンサバティブなムードは一切感じられません。価格帯も大きくなってしまうコートは買う側も売る側も慎重になるのが当然で、間違った物を選ぶと一冬後悔してしまうものですよね?

 

 でも、このブランドを愛するファン達は人と同じものは大嫌いな人達でしょうし、そんなファンに向けてより個性的な作品をクリエイトするウォルターとの関係は、長年の信頼関係によって固く結ばれています。ファン達は新しく発表される奇抜な作品から今のウォルターの心境を感じ、それを自分のライフスタイルに落とし込む。。。。デザイナーと顧客の理想の関係のように思えてなりません。

 

 先ほどニットでも登場したカラフルなジオメトリックなモチーフは、少しアレンジを加え、モヘアのコートでも登場していました。この縫いぐるみ的なモフモフしたテイストは、W&LTとしてデビューして以来彼の得意なスタイルの一つでもあります。

 

 インドネシアのバティックプリント等の民族衣装にも見られる、図案化した人間モチーフがボーダーの中に描かれていて、股間の間にはちゃんと3本目の足も描かれていてユーモアに溢れています。レッドやタバコ、モノトーンのカラーリングも実にダイナミックでウオルターらしいアイテムでございましたね。。。。

 

 

 今回のコレクションでもう一つ印象的だったのは、顔や頭を覆うゴールドのチェーンのヘッドアクセサリーです。なにやら人工衛星の破片を思わせる突起が付いたものや、フェイスピアスのようにも見えるユニークなデザインでございまして、こんな個性的なアイテムを発明出来るのは、ウォルターの他にそうそう見つかりません。。。。

 

 着けるとどんな感じなんですかねぇ。。。。ビール飲むのとか大変そう。。。なんて邪念が少し頭をよぎりました!!!!!

 

 

 

 

 

 かつて80年代には多くのデザイナー達が、発表するコレクションの中に政治や社会へのメッセージを込めていました。現在ではロンドンの女王ことヴィヴィアン・ウエストウッドとこのウォルター ヴァン ベイレンドンクくらい。。。。コレクションに社会的メッセージを込めるクリエイターが少なくなってしまったのは、個人的には少し残念でもあります。。。。

 

 デザイナーはもの凄い影響力を持っています。最新のコレクションで何を発表したかが、最近では光陰矢の如くインターネットで伝わってしまいます。また社会全体ででそのインターネットの影響からか、軽く語った一言を針のむしろのようにつつき、心ない中傷が飛び交い社会的地位さえ危ぶまれる時代です。

 

 本当の事さえ、心に思っている真実さえ語るのに警戒しなければならないこんな時代に、彼のように堂々と自分の考えを主張し、作品に反映させるデザイナーを見ると、企業の言う事だけ聞いて、どうでも良いコレクションを発表しているイエスマン達がかすんでしまいますね。。。。

 

 

 ウォルター ヴァン ベイレンドンクにはこのまま、この強い主張をブツけて行って頂きたいと心から思い、出来る限り応援して行きたいと思います。

 

 

 

 そんな時代なんですけれど、今回のコレクションではDRIES VAN NOTEN(ドリス ヴァン ノッテン)やAMI Alexandre Mattiussi(アミ アレクサンドル マテュッシ)等で、心を強く打つ素晴らしい作品や演出を見る事が出来ました。やはりビジネスだけではないパリコレの素晴らしさ。。。。。私が受けた感動のリポートはおいおいこちらでUPして参りますね。。。。。

 

 

 

 2016 SS Walter Van BeirendonckのPARIS MEN'S COLLECTIONの模様はこちらからどうぞ。


 Walter Van Beirendonckのサイトへはこちらからどうぞ。
 Walter Van Beirendonckのfacebookページへはこちらからどうぞ。



 Instagram開設しました。比較的まだ冷静なこちらのブログとは違い、アグレッシブに参りたいと思っております。。。。皆様、御指南、御指導、フォローよろしくお願いします。

 Die-co★のインスタグラムへはこちらからどうぞ。



 facebookにファンページを作りました。

 アカウントお持ちの方はこちらからどうぞ。こちらで掲載していない画像等もUPしています。『イイね!』もよろしくお願いします。


 Numero.jpのブログへは、こちらからどうぞ。

 


 

 

 

 

Lucien Pellat-Finet 2016-17 AW !!!

 

 

 はい。9月に入って10日も過ぎてしまいましたねぇ。。。。

 

 

 台風やら大雨の変な天気で始まり、ようやく今日あたりは少し涼しかったようですが、皆様健やかにお過ごしですか?

 

 ほんといつになったらスカッ!と晴れた、湿気のない爽やかな秋の陽気が訪れるのでしょうかねぇ。。。。。暑がりな私はまだまだこのくらいじゃ、シャツやジャケットを着るのは無理でして、毎日一体どんな装いで出掛けたら良いか、デイリー ファッション ノマドと化しております。。。。。

 

 

 

 

 さて、そんな他愛ない愚痴を最初っから言ってる場合じゃありません。久しぶりにTOP PAGEも変えた事ですし、2016-17 AW PARIS MEN'S COLLECTIONのリポートを張り切って参りたいと思いますよぉぉぉぉ〜。。。。。

 

 今日は毎回恒例のパリコレ スケジュールのトップバッター、Lucien Pellat-Finet(ルシアン ペラフィネ)のリポートからお伝えしましょう。キング・オブ・カシミアの称号を持つルシアンにとって本領発揮のFWシーズンでございます。

 

 

 はい。こちらも恒例、Monsieur Lucien Pellat-Finetとの2ショット、、、、。ちなみにこの次の2017 SS PARIS MEN'S COLLECTIONでも既に2ショット頂いちゃっております!!!!www

 

 

 さて今回の私のパリコレ参戦OUT FITでございますが、先日御紹介させて頂いた2016SS PARIS HAUTE COTUREと兼用出来るようにと、少し変わり種のコートを製作しそれを中心にスタイリングしました。こちらはこの前リポートしたVIKTOR & ROLFのショーでも着ていたグレーのスワローテールのコートでございまして、テイラードのラペルを重ねて、上から赤のウールと金糸のブレードを飾ったデコレーションを取り付けると、ミリタリーコートになるという代物。。。。

 

 最近ラゲージを出来るだけコンパクトにする事に喜びを見出しているので、今回のコートも2way、3way仕様にしております。。。

 

 今季ミリタリー大トレンドのムードムンムンですが、既に着ちゃってましたねぇ。。。まぁ大体ファッションの仕事する人間は思考回路が同じって事でしょうかぁ。。。。なんで、既にやっちゃったので、今年の冬は何を着ようかマジで迷っております。。。

 

 デコレーション付きのミリタリーコート、クラッチ/我が社のオートクチュールで製作、パンツ、ブーツ/BOTTEGA VENETA、アイウエア/LOEWE

 

 

 今季ルシアンがテーマにセレクトしたのはフランスの名俳優Alan Delon(アラン・ドロン)。。。。言わずと知れた世界一の美しい男の、彼が最も輝いていた60'sのさりげないアウトフィットをテーマにコレクションをクリエイトしました。

 

 

 Alan Delon(アラン・ドロン)は1835年の11月9日生まれの蠍座です。PARIS郊外に生まれますが幼少期に両親が離婚や再婚を繰り返し、いつも自分の居場所を探し続け、やんちゃしたり、軍隊に入ったり、放浪したりという青春時代を過し、社会の底辺やダークサイドまで多くの事を経験します。彼のあの憂いを含んだ瞳はここで育成されたのかもしれません。。。

 

 22歳の夏、女優のブリジット・オーベールから『カンヌで映画祭やってるからぶらぶらしてみたら?貴方ほどの美男子なら何処かの監督から声がかかるかもよ。』という言葉に乗り、俳優の友人とぶらぶらしてみる事に。あまりの暑さで上半身裸で歩いていると。。。当時ロック・ハドソンを見出したハリウッドの一流エージェント、ヘンリー・ハリスンに『君は良い身体をしている。』と声をかけられ、3日後ローマのチネチッタでスクリーンテストに合格します。しかし、自分はフランス人なのでハリウッドの前にまずフランスで勝負をしたいと話を保留にします。最初から大物です。。。

 

 幾つかのフランス映画に出演した後、1960年、ルネ・クレマン監督の『太陽がいっぱい』に出演し一躍スターダムに上り詰め、大スターの仲間入りをします。日本でもその甘いマスクで大スターとなり、当時の彼のファッションや煙草の吸い方を真似る若い人達が続出したとか。。。。本人も親日家で日本の『ダーバン』のCMやイベント等で多数来日し、今話題の『SMAPXSMAP』にも出演したとか。。。。

 

 

 数ある彼の作品の中で私が好きな作品のベスト2(1個に絞れませんでした。)は、どちらも彼が28歳、1963年に公開されたルキノ・ヴィスコンティ監督の『Il Gattopardo(山猫)』とアンリ・ヴェルヌイユ監督の『Mélodie en sous-sol(地下室のメロディ)』ですねぇ。。。。

 

 耽美派ヴィスコンティのフレームにこれ以上無いというくらいピッタリとハマったアランドロンの美しさ。。。。没落貴族の青年を演じ、恋人役のクラウディア・カルディナーレの白いドレス越しの、戦争で片目を失った眼帯姿は、未だに多くのクリエイター達のファッションアイコンになっています。

 

 『地下室のメロディ』では名優ジャン・ギャバン演じるマフィアのボスから、カジノ襲撃の仕事を依頼されるチンピラ役を演じています。只のチンピラからカジノに潜り込む為に、洗練されたセレブリティーを演じていくドロンがどんどんエレガントになっていく様。。。。そして、ラストシーンの彼の無表情のビューティーフェイスの背景で、プール一杯に溢れる札束のシーンは圧巻でございます。。。。

 

 

 

 ルシアンは今回世界中が大好きなドロンの、フィルムの中のナチュラルな着こなしや、映画の外のナチュラルなスタイリングに注目しています。恐らく当時の大スターですから相当良い物を着ていた筈ですが、彼が見せるスタイルは実にパリジャンらしくエフォートレスです。

 

 ゆったりしたニットをデニムと合わせたり、さり気なく上質なカバーオールをカッチリとしたシャツの上に合わせたり。。。。ルシアンの生み出すオプティカルなカジュアルスタイルと見事にマッチし、美しいPARIS POPのハーモニーを奏でていましたね。。。

 

 

 まず、御紹介するのは60'Sを彷彿させるマルチカラーのニットのルックです。上質なベビーカシミアを使用した優しい肌触りのニットは、イレギュラーのゲージのボーダーに落とし込まれ、ネイビーやワイン等こっくりとした6種類の秋色にまとめられています。

 

 フォックスのファーがフードに施されたダウンジャケットは、上にネイビーの無地の生地、その下にルシアンのアイコンであるスカルやリーフモチーフをプリントした生地を二枚重ね、上の生地を部分的に剥ぎ取ってモチーフを覗かせるユニークなテクニックが使われています。

 

 あくまでも、さりげなく。。。。。。その辺にあったものを引っ掛けて出て来たくらいのナチュラルさが、、、、、、実に確信犯でございますねぇぇぇ。。。。

 

 

 ブラックやシックなカラーが多かった今回のコレクションですが、ユーモア好きのルシアンらしく、プレイフルな要素も忘れていません。

 

 右のニットのモチーフ、今季のスカル君は吹雪の中を疾走するスキーヤーに扮装しています。レトロチックなニットキャップとマフラーを身に付け、ゴーグルには乱反射する雪の粒がスワロフスキーで表現され、その中に稲妻のモチーフも写り込んでいます。。。。。どんだけの嵐やねん。。。。ってか、死ぬで!!!つうか、死んでるわ!!!(寂しく一人ボケ突っ込み)

 

 右は最近益々力を入れているアウターの一つで、取り入れ易いデニムジャケットのデザインに、カムフラージュの光沢のあるファブリックを使用しています。この生地、近くに寄るとカムフラージュの中にスカルやピースマークのモチーフが、重ねてプリントされていますよ。

 

 また、極薄のパットが全体に入っているので、インナーにルシアンの優秀なカシミアのニットを着れば、これだけで真冬でもイケそうですねぇ。。。

 

 

 こちらのシャツも素敵でしたねぇぇぇ。。。。

 

 コットン100%のウエスタン シャツですが、上の部分はダンガリーで、下に行くに連れてグラデーションでブリーチ加工を施し、その上からスカルとカムフラージュのプリントをかけたアイテムです。

 

 上からニットやスウェットをレイヤーして、襟元やヘムの出し加減を楽しんだり、ブラックタイにブラックジャケットを羽織り、ボタン1個だけ留めるなんてスタイリングだと、カジュアルなパーティーでもイケそうな気がしましたね。。。

 

 

 はい、毎シーズン人気のコラボコレクションですが、今回まずは『PEANUTS』とのコラボからスヌーピーのが登場していましたよ。

 

 今年66周年を迎える『PEANUTS』と『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS』の放映を記念して3バージョンのデザインで展開されます。愛くるしいスヌーピーのモチーフが、インターシャでルシアンの上質なカシミアに表現されています。。。。。が、可愛らしいモチーフとは対照的にお値段は、様々なスヌーピーのコラボアイテムの中でもかなり上位に食い込みます。

 

 一番右のブラックのニットは今季もう一つのコラボでございまして、こちらはグルメの方、特にフレンチがお好きな方はご存知かもしれません。チョウザメとKの文字は1927年からPARIS 8区のマドレーヌ寺院の側に店を構える老舗のキャビア店『Kaviar Kaspia(キャビア・キャスピア)』のエンブレムで、そことのコラボでございます。

 

 PARISで一番有名なキャビアショップと言っても過言ではないこちらは、フッショナブルなサントノーレ通りからほど近い事もあり、オープン以来ダイアナ妃やイヴ・サンローラン、ビヨンセ等、セレブリティーやファッションに敏感な人々を中心にヨーロッパ大陸随一と言われる最高級のキャビアが人気です。

 

 恐らくムッシュも御用達のキャビアショップなのかもしれませんねぇ。。。んで、コラボしようなんて話が出たのかも。。。PARISの8区辺りでこのニットを着ていると、知っている人は『アレ?』っと思う、そんなプレイフルなコラボレーションになっていましたねぇ。。。ってかショップスタッフだと間違われるかも。。。。www

 

 

 まさに60年代のアラン・ドロンの、煙草をくゆらせてPARISの街を歩くスナップに登場するような、リラックス テイストのガウンのようなコートも素敵でしたね。

 

 ウールXカシミアXコットンの軽やかで暖かいファブリックを使用し、ラップタイプのコートですがフロントにスナップが施されているので、フロント部分もちゃんと安定します。折り返しのラペルから繋がるフードを被るとさらにアラン・ドロンムードが倍増しますねぇ。。。。是非、小雨の中、傘を持たずに歩いて頂きたい!!!!(勝手な願望。)

 

 インナーに来たタートルネックはメリノウールXカシミアで、インターシャで表現されたレオパードのパターンの背中には、トロンプルユのようにさりげなくスカルがあしらわれています。

 

 スタイリングで気になったのが、今季様々なアウターのインナーにタートルネックを合わせていた事ですね。。。スポーティーなブルゾンやジャケット等、インナーにタートルを合わせるとレトロチックになりトレンド感が増します。。。。

 

 個人的にはシックなアウターに少し華やかなカラーのタートルがオススメです!!!

 

 

 ルシアン ペラフィネのInstagramでも度々登場し、愛嬌を振りまいているムッシュ・ルシアン愛犬『GIOIA』ちゃんも、今季満を持してモチーフといて登場していましたね。

 

 この画像からすると、多分まだ小さかった頃の姿をモチーフにしているようですが、愛くるしいディテールまで細かくインターシャで表現されています。。。こういうプレイフルな要素を実に細かく丁寧に表現する所が素晴らしいんですよね。。。

 

 アウターのカーディガンは、最近様々なバリエーションで登場しているメランジェの糸で編み上げたアイテムで、ショールカラーにエンブレムを施したボタンでレトロタッチで素敵でしたね。

 

 

 はい、個人的にはこちらのアイテムが注目でしたね。

 

 出展不明でございますがこちらのラフ・カラーを施したスカル君、カラーもモノトーンでクールでしたね。ってか、単なる私がラフカラー好きなだけですが。。。。。

 

 ラフ(Ruff)カラーは日本では襞襟と呼ばれます。ヨーロッパにおいて16世紀中旬から17世紀前半まで流行った襟のスタイルです。元々シャツの襟飾りのラッフルとして存在していましたが、当時紳士は髭を伸ばす風習があり、食事の際等に汚れるという事で独立したデザインになります。また、頻繁に取り替える事が出来て衛生面でも優れているという事で、瞬く間に流行します。

 

 本来は機能面から生まれたデザインでしたが、その後洗濯糊の開発により、大きな襟を長く保たせる事が出来るようになってからは、貴族階級を始めとする裕福な人々はその大きさや、高価なレースや宝石までも用いて豪華さを競い合います。

 

 その後、ウィングカラーや垂れ下がる襟(バンズ)の流行と供にすたれて行きます。

 

 良くエリザベスカラーと言う人がいますが、エリザベス1世も好んで着用したからだそうで、一般的にエリザベスカラーと言うと、猫や犬が怪我した時に着けるプラスティックのあれの事だそうです。

 

 ラフ・カラーと呼んだ方が、カッコイイですよぉぉぉぉ!!!!

 

 

 よりカジュアルに楽しめるコットンのカットソーでも楽しいモチーフは沢山登場しています。

 

 右は青々と茂る大木の上に、これまで様々な扮装をして来たスカルが描かれたモチーフでございます。木の根元のブランドのエンブレムに始まり、マスクやシルクハットを被ったり、ヒッピー風や以前コラボしたアメリカのアーティスト、ジャン=ミッシェル・バスキア風のヘアのスカルもいますねぇ。。。。

 

 家系図ですかね。。。。。嫌、あんまり深い意味はなさそうです。。。。wwww

 

 左はノリノリでギターを演奏しているポップなモチーフでございまして、ほんと、いつも、イイ意味でふざけてますねぇ〜〜〜〜wwww。

 

 

 アクセサリーではこんなどインパクトのアイテムを発見しましたよ。

 

 左はリュックサックタイプでグレーのウール素材をベースに、ブラックレザーでスカルモチーフが施してあります。こちら、実際に背負ってみましたがかなりボリュームで、後ろから見たらすぐにバレるので悪い事出来なそうです。。。しかも、身長174cmの私だと若干亀仙人感は否めませんでした。。。www

 

 キャップは毎シーズン登場しているのですが私も愛用していますね。大人が被れるキャップって中々良いのが無いのですが、ルシアンのキャップは見た目のポップさとは裏腹に、被ると実にエレガントで小顔に見えます。

 

 大人のキャップをお探しの方にはオススメですよぉぉぉぉ。。。。

 

 

 

 

 永遠のアイドル、アラン・ドロンのエフォートレスなムードに、持ち前の遊び心とポップなユーモアを盛り込んだ今季のルシアン ペラフィネのコレクション、皆様いかがでございましたか?

 

 今回のリポートではパリジャン・シックを感じさせる、シックなムードのアイテムを中心にリポートしましたが、他にもマルチカラーでハンドペイント風に表現されたスカルのモチーフや、スカルのモチーフのファイヤーボールが炎をあげながら飛んで行くプリント、『CILL』と書かれたスカルやピースマークが詰まった薬のカプセルのモチーフ等、一歩間違うとヤバイぞ!的なギリギリのユーモアが堪りません。。。。

 

 

 熱心なファンの方にはそういうアナーキーで、自由奔放な生き方をする常識に捕われない方々も多いらしく、大人だからこそ、このスリリングなユーモアを味わって頂きたいと思いますねぇ。。。。

 

 

 とくに、昨今の日本は大人は元気が無くて面白くない。。。。私も一応大人の一人として、日々楽しくやって行きたいと思っております!!!!ってこれ以上もうイイか???wwww

 

 

 

 

 2016 SS PARIS MEN'S COLLECTIONのリポートはこちらからどうぞ。

 


 Lucien Pellat-Finetのサイトへはこちらからどうぞ。
 Lucien Pellat-Finetのfacebbokページへはこちらからどうぞ。
 Lucien Pellat-FinetのInstagramページへはこちらからどうぞ。




 

 今回、リポートしたLucien Pellat-Finetのお話が掲載されている、現在好評発売中の私の初めての著書、『ブランドパスポート』では、ブランドのヒストリーやLUCIEN PELLAT FINETの素晴らしいカシミアのお話等も掲載しています。


 是非、書店にてお求め下さいね。


 アマゾンでのご購入はこちらからどうぞ。

 産業編集センターのサイトへはこちらからどうぞ。






 Instagram開設しました。比較的まだ冷静なこちらのブログとは違い、アグレッシブに参りたいと思っております。。。。皆様、御指南、御指導、フォローよろしくお願いします。

 Die-co★のインスタグラムへはこちらからどうぞ。




 facebookにファンページを作りました。

 アカウントお持ちの方はこちらからどうぞ。こちらで掲載していない画像等もUPしています。『イイね!』もよろしくお願いします。




 Numero.jpのブログへは、こちらからどうぞ。

JIMMY CHOO 2016 PRE FALL !!!

 

 

 はい、今日もPRE FALLのリポートをお送りしたいと思います。ロンドンの素晴らしいシューズブランドJIMMY CHOO(ジミーチュウ)でございます!!!女子の憧れのブランドで有名でございますが、最近ではMEN'Sも実に充実しておりまして、私も愛用させて頂いています。

 

 

 まずはMEN'S COLLECTIONのほうで、こんなブリンブリンのスニーカーに足を通させて頂きました!!!!!いやぁ〜、アガりましたねぇ。。。。。

 

 

 こちらはジミーチュウでは人気のハイカットスニーカーの『ARGYLE』というモデルでございまして、横から見るとレースアップのフロントが少し高く、後ろに行くに連れて緩やかに傾斜するプロポーションが素敵なんです。

 

 このブランドで登場しているスニーカーの中でも比較的エレガントなコレクションでして、スタースタッズやエキゾティックレザー等のラグジュアリーな解釈で登場する事が多く、履くとスニーカーなのにノーブルな所が素晴らしいですね。。。。

 

 それがこれでございますよぉぉぉぉ。。。。。。ユニフォーム ブルーからネイビーのクリスタルがグラデーションで敷き詰められ、パテントのディテールも効いてまして、もう、履くとHip Hop Starにでもなった気分です。。。。Yo yo yo !!! What's up !!!! 嗚呼、気分イイ !!!!(←良く解んないんですけどねぇ。。。)

 

 

 もう、、、、、私、カラスと同じで、光るもの大好物でございます!!!!

 

 

 小脇に抱えておりますバッグもリッチなアイテムでございまして、『DEREK』というドキュメントケースです。高級感溢れる斑模様が『まさか、クロコダイル???』とビビッてしまいましたが、実はこちらヌバックにクロコダイルプリントなので、お値段も比較的優しい感じ。。。。。ジップの開口部にはアイコンのスタースタッズも飾られています。

 

 縦37cmX横29cmX幅2cmのサイズなので、書類やタブレット、ラップトップまで収納出来るので、敢えて、ビジネス用なんてのも、デキるビジネスマン!って感じですねぇぇ。。。。。

 

 

 『今シーズンは、パーソナリティとスタイルの関係を探究したかったの。エディ・セドウィックのようなアイコニックなスタイルメーカー達のルックからインスピレーションを得て、活発で、 タフな気分を取り入れているわ。』

 

                 ークリエイティブ・ディレクター サンドラ・チョイ

 

 

 常に女性の内側にある二面性を追求して来たジミーチュウですが、今季サンドラはソフィスティケイトされたレディーライクなムードと、大胆でおおらかな快活さを併せ持つ女性像をシューズの中に表現しました。

 

 シルエットは滑らかでグラフィカルです。一見ミニマムにも見えるアティチュードですが、足を通す人の個性を尊重するような、クリーンで直線的なデザインが実に新鮮です。ジミーチュウのアトリエが誇る最高のクラフツマンシップは今季ユニークな素材使いに伺えます。ミラー加工やパテント、ブリリアントなメタリックな素材が強い個性を放ち、肌を美しく見せるカットワークやプレキシ素材の取り入れ方は実に芸が細かく、素晴らしいですねぇぇ。。。

 

 

 まずはこちらの『VETO』から御紹介して行きましょう。幅広のストラップと円柱を半分にしたようなボリュームのあるヒールのサンダルでございます。カーフレザーのボディーにラウンドであしらったゴールドのスタッズが印象的で、サイドにスタッズの一部のようにみせかけたスナップボタンが施されていますので、着脱もラクチンでございます。

 

 足首や踵をホールドする部分のストラップのカッティングが絶妙で、ミニマルアートの彫刻を見ているように美しかったですねぇ。。。

 

 これは、今秋のトレンドの70'Sレトロテイストのウエアにはピッタリ!なんじゃないでしょうかぁ???キャニオンブラウンのほうは、プリント・オン・プリントのインパクトのあるコーディネイトや、シアリングのコートなんかにもマッチしそうですし、シルバーのほうはオースティン・パワーズよろしく、メタリックなパンツスーツや、タキシードスタイルなんかに合わせても華やかな感じがしましたねぇ。。。

 

 

 はい!今回の美人靴!!!!こちらでございます。。。。。『DANI』というアイテムになりますが、グラマラスでフェティッシュなムードが最高でございます!!!!トップの部分のレースアップから繋がるジグザグ模様はスエードを使用していて、ソールやアンクル、ヒールの部分はカーフレザーです。

 

 ストラップに施したPVCの部分は足を通すと肌に馴染み、甲の部分に直線的なパターンとレースアップだけが浮かび上がるという、かなりハイレベルな遊び心溢れる作品ですねぇぇぇ。。。

 

 これまでもジミーチュウでは、フェロモンムンムンのセンシュアルなシューズは沢山登場して来ましたが、こちらのシューズに関してはフロントのグラフィカルなモチーフが、只のセクシーとは一味違う、もっとパワフルな印象を受けましたねぇ。

 

 何か強い自己主張があるというか、『セクシーとか女性とかどーでもイイじゃん!!!』みたいな、ある種の振り切ったような潔さを感じさせてくれたシューズです。

 

 

 サンドラがプレスリリースで語っていたEdie Sedgwick(エディ・セドウィック)とは、60年代を象徴するアメリカのファッションモデルです。

 

 1943年カリフォルニア州サンタバーバラの旧名家セドウィック家の8人兄弟の7番目として生まれます。牧場主だった厳格過ぎる父親の元、寄宿舎に入れられますが拒食症で1年で学校を中退し、その後精神病院に入ります。

 

 彼女が20歳の時兄のミンティが自殺し、彼女は自分の人生を探そうとアートを学ぶ為にニューヨークのマンハッタンに移り住みます。男の子のようなスレンダーなボディーと大きな瞳はたちまちナイトシーンでは人気となり、そんな中アンディー・ウォーホルと出会います。

 

 共通の知人の家で出会った事からエディはウォーホルのアトリエ『FACTORY』に通い出し親交を深めます。『Poor Little Rich Girl』『ビニール』『Beauty #2』『チェルシー・ガールズ』等数多くのウォーホルの映画作品に主演し、一躍ポップカルチャーのアイコンとなり、VOGUEやLIFE等の雑誌にも取り上げられます。また1965年の『Girls of Year』にも選ばれます。

 

 『FACTORY』で出会ったロックミュージシャンのボブ・デュランと付き合い出した頃からウォーホルとの間に溝が生まれ、ボブ・デュランは彼女の為にいくつかの名曲を作りますが、激し過ぎたお互いはやがて破局を迎えます。

 

 晩年はなんとかドラッグを断とうと実家に戻ったり、病院の入退院を繰り返しますが、1971年サンダバーバラ美術館のファッションショーに行った帰りに薬物に手を出し、28歳という若さでこの世を去ります。

 

 

 今の若い人からするとこんな嵐のような人生って『バカみたい!』って思うかも知れませんが、この時代はこういう時代だったんですよね。。。。。。。(ってか俺も1歳くらいですが、、、、。)70'sのサイケ カルチャーや音楽は基本ドラッグカルチャーの影響から生まれているので、ポップでカワイイ!だけで見ないようにしましょうね。その裏側に人間の奥深い情念のような物が込められています。

 

 いろんな所に描かれている極彩色のキノコのモチーフは、間違いなく飛ぶやつですから。。。。www

 

 

 

 はい、話が逸れましたが、こちらのポルカドットのコレクションも素敵でしたね。。。私、実はドット大好き。。。。ボーダーとかチェックとかより比べ物にならないくらい好きです。

 

 『DOROTHY』というコレクションのフラットと8.5cmのポインテッドですが、メッシュにあしらわれたキュートなドットとタイトに結ばれたボウモチーフ。レディライクなポインテッドの部分にはラメグリッターがあしらわれ、エッジーさも忘れていませんね。

 

 勝手な妄想ですが、『オズの魔法使い』のドロシーが大人になったら、魔法の赤い靴ではなく、こんなフェミニンな大人カワイイシューズを履くのかもしれませんねぇぇぇ。。。

 

 

 引き続きトレンドに合わせてフラットも沢山登場していますが、どうせ履くならこんなフェミニンなアイテムはいかがでしょうか???

 

 全てブラックのアイテムですがそれぞれ実に個性的で、このくらい主張のしっかりあるアイテムでしたらパーティーでも目立つ事間違いなしです。。。

 

 左端の『GLISTEN』はパテント ナッパレザーの光沢のある質感が素敵なアイテムで、ヌーディーなトップにあしらわれたレースアップのディテールが美しく、アンクルをしっかり包むデザインでホールド感もバツグンです。

 

 真ん中はハンサムなオペラシューズのような『GALA』。ローファーベースですが、かなりエッジィなポインテッド トウがスタイリッシュで、シャープなリボンがアクセントになっています。スエードに星空のようにゴールドのメタルポップが施されてキラッキラでしたねぇ。。。あの〜MEN'Sは????←またかい!!!

 

 右は『NANO』というアイテムで、足全体を包むようなケージのようなストラップが印象的なフラットサンダルです。トップの部分にはブラックのビジュー、ゴールドのメタルパーツにロープを組み合わせたデコレーションが施してあります。夏の終わりのこの時期にヒッピードレスなんかとコーディネイトするのも素敵ですねぇ〜。。。

 

 

 さてさて、バッグでございますが、クラッチ男子的にも気になったのがこちらの『LOCKETT ENVELOPE』です。

 

 クリップ形のバックルがセンターにあしらわれた人気の『LOCKETT』の進化バージョンで、クラッチバッグやガジェットケースとしても楽しめる縦19cmX横30.5cmX幅2cmのサイズです。まさに封筒のような、機密書類を入れるファイルのようなシャープなフォルムが美しく、サイドに施したゴールドのスタッズもアクセントになっていますね。

 

 手前にあるのがボニーヘアを使用したバージョンで、レオパードとゼブラのプリントをミックスしたエッジィなアイテムで、後ろにチラ見えしているのがブラックのカーフレザーを使用したシックなバージョン。他にエッチング加工で複雑な光沢を表現した、メタリックシルバーとライトハニーのコンビのアイテムもありましたよ。

 

 

 

 

 

 さて、ここからはMEN'S COLLECTIONを御紹介しましょうね。

 

 こちらでは、どうしても具体的に自分が履くという前提で見てしまいますねぇぇ。。。

 

 靴って実に面白いアイテムで、実際に見るのと足を通すのとではまるで表情が変わるもの、、、。常に上から見下ろす角度で見る物ですし、実際に履いてる時、全体のフォルムは自分では確認出来ず、周囲の人の方が全貌をきちんと見るものです。

 

 なので、すぐに色々とバレてしまうもの。。。。。より注意を払わなければいけない物でもありますねぇ。。。

 

 最初に私が履いていたのもそうですが、今季はブランド創立20周年を記念してゴージャスにスワロフスキーを施したリュクスなコレクションが登場しています。ハイカットスニーカーの『ARGYLE』と他にイブニングスリッパの『SLOANE』でも登場し、そちらはよりフォーマルなムードで楽しめるアイテムです。

 

 他にはクラシカルなルックスのレースアップシューズのシューレースを取り除き、変わりにトップの部分に大胆なメタリックのエラスティック バンドを配した『PETER』やそのスリッポンタイプのスニーカーの『ADAM』、ハイカットスニーカーの『ARCHIE』等、忙しい男子達を、毎朝の面倒な紐を結ぶという行為から解放しつつ、スタイリッシュに見せてくれるアイテムも気になりましたね。。。。。これは、凄いカワイイです!!!

 

 

 こちらのグラデーションカラーのシューズも素敵でございましょうぉぉぉ????左のレースアップタイプが『ALEC』、右のサイドゴアタイプが『ANGUS』という名前でございまして、ニューモデルでございます。

 

 ブラックボード カーフ レザーという特殊なレザーを使用していて、上からワックス加工によって、この独特なヴィンテージのようなテクスチャーを表現しています。長く履く事により表面のワックスが剥がれ、通年変化による自分だけのオリジナルデザインを作り上げて行く事が出来ますよ。

 

 

 こちらもニューモデルの『SEB』というハイカットスニーカーです。今季のレトロテイストのトレンドにもマッチしそうな、クラシカルなルックスが新鮮ですねぇ。。。

 

 ディープチェリーカラーのスエードをアッパーに用い、ソールは二重構造でサイドから見るとウェイブ模様のディテールもスタイリッシュですね。三角形のパッチやシューレースやパイピングのホワイトとボディーのディープ チェリーのコントラストも美しく、実にオシャレです。

 

 こちら、クラシカルタイプのダウンジャケットや、懐かしいムードのケーブル編みのニットなんかと合わせて、映画『白銀は招くよ』の時代くらいの、クラシカルなスノースポーツのアスリートみたいにコーディネイトしたら、今季っぽくてカワイイと思いますねぇ。。。。

 

 

 

 

 

 

 さてさて、最後に、もの凄いスペシャルなお話をさせて下さいね。ブランド創立20周年のお話は先ほどMEN'Sで少しお話しましたが、WOMEN'Sに関してはスペシャルなカプセルコレクションを発表しちゃいました!!!!

 

 題して『MEMENTO(メメント)』。。。。。。思い出や記念の品、形見という意味があります。サンドラはこのコレクションに対してこんな言葉を語っています。

 

 

 『驚かないとは思うけれども、私はシューズのコレクターなの。MEMENTOコレクションは、私たちの歴史の中で最もアイコニックな瞬間を称えたもの。レッドカーペットで登場した、特別にグラマーなルックスをセレブレイトしているの。節目となる20周年の為に、これまでの過去を回顧したの。それは、 この先のJIMMY CHOOを描くことにも繋がるわ。レッドカーペット上で生まれた様々な瞬間からアイデアを紡ぎ、再設計することで生まれたカプセルコレクションなのよ。』

 

 

 ジミー チュウがデビュー20年で、ここまでの世界的なラグジュアリーブランドに成長でした理由のひとつは、オスカー授賞式やグラミー賞等数々のレッドカーペットのシーンにおいて、シューズブランドとしてはいち早く参入し、常にニュースを作って来たからかもしれません。

 

 一番ピークの授賞式では『誰がどんな”ジミー チュウ”を履いているか。』とパパラッチが追いかける程、セレブリティー達の足元を飾り、レッドカーペットを歩く彼女達をエスコートしながら幸せの瞬間を演出して来ました。

 

 この『メメント』はそんなこれまでの華やかな軌跡を辿り、人生の一番華やかなシーンを楽しむ為の特別なコレクションでございまして、プレゼンテーション

もまるでレッドカーペットの前にドレッシングを行う、ホテルのスイートルームのような特別なインテリアの中での発表されました。。。。。一目見た途端、気絶しそうになりました。。。。。

 

 

 まずはこちらの輝きだけで足に飾ったような素晴らしいパンプスから御紹介しましょうね。

 

 大小様々な大きさのペアシェイプやラウンドのスワロフスキークリスタルを、何百個も一つ一つ手仕事で刺繍したシューズで、その絶対的な存在感は、、、、見ていた圧巻でしたね。。。。こちら手前のポインティッドトゥのタイプは『STORM』、奥にあるオープントゥのタイプは『ROX』という名前で、それぞれアッパーがブラックかヌードカラーのスエード、ヒールの高さも8.5cm、10cm、11cmまでございます。

 

 こちら受注生産になり、年内のオーダーで4ヶ月後にお届けだそうで、来年、ジューンブライドを控えてらっしゃる方には。。。。。オススメです!!!!

 

 

 こちらクラッチバッグも素晴らしゅうございましたねぇ。。。真っ赤なベルベッドを敷き詰め、その上に次々と花開くバラの花がグラデーションで立体的に飾られ、花心にはクリスタルが飾られています。

 

 私、実際のバラでも深紅のバラが一番好きでして、いわゆる血のような色で、神々しいまでの存在感の『パバロッティ』や、日本で生産量が多く、比較的安定して手に入る『ローテ ローゼ(ドイツ語で赤バラの意味)』、香りも素晴らしい『ビクトル・ユーゴー』、映画『カサブランカ』の主演女優から名前を取った『イングリッド・バーグマン』等、品種指定で取り寄せたりもします。。。www

 

 バラはその色によって花言葉の意味が変わり、深紅のバラは『情熱』『愛情』『美貌』『貴方を愛します』なんて意味がございます。因みに白は『純潔』、ピンクは『感謝』、黄色は『友情』、パープルは『気品』などですので、贈る時は注意して下さいませ。。。。

 

 奥に写っている真っ赤なパンプスも美しゅうございましょうぉぉぉぉ???こちらは『ROMY』という作品で、アッパーはスエードにレーザーカットでグラフィカルなパターンを描き、その上から真っ赤なスワロフスキーを鏤めたアイテムです。

 

 

 パーティーシーンが多くなる年末に向けて、正統派のフォーマルシューズをゲットするには、このカプセルコレクション『メメント』はサイコーだと思いますよ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 秋の始まり、もしかしたら一年の中で一番オシャレしたくなる時期に、ジミーチュウが用意して来たパーフェクトな2016 PRE FALL COLLECTION、、、、、皆様、お気に入りは見つかりましたか????

 

 WOMEN'Sでは、今を生きる女性達が何を求めているかをキャッチする才能に長けたサンドラらしく、デザインに束縛される事なく自由にライフスタイルをエンジョイしよう!というメッセージを強く感じましたし、MEN'Sでは回りに左右されず、個々の価値観や美意識に向かって真っすぐ進む男子に向けた、一つ一つ個性の違うストイックなコレクションが見事でしたね。そして、人生の中の一番華やかな一瞬を切り取ったかのような、女に生まれて来た事を全肯定するかのようなカプセルコレクション『メメント』と、実に充実したラインナップになっていましたね。

 

 

 いや〜、個人的にはダントツ『メメント』ですねぇぇ。。。。。コレクターズアイテムとしても実に価値が高いと思いますし、いつかやって来るかもしれない、自分の最高の瞬間の為に先行投資しておくのも悪くないと思います。

 

 

 しつこく書きますが、良い靴を履く人には良い出来事が、美しい靴を履く人には美しい出会いが、素晴らしい靴を履く人には素晴らしい人生が訪れます。。。。。これ、持論で証明済みです。

 

 今一度、秋になってスタイルが一新する前に、自分の足元をしっかり見つめ直して下さいませ!!!!!

 

 

 

 

 

 

 2016 SS JIMMY CHOOの東京でのプレゼンテーションのリポートはこちらからどうぞ。

 2016 CRUISE JIMMY CHOOのPARISでのプレゼンテーションのリポートはこちらからどうぞ。

 


 JIMMY CHOOのサイトへはこちらからどうぞ。
 JIMMY CHOOのfacebookページへはこちらからどうぞ。
 JIMMY CHOOのInstagramはこちらからどうぞ。




 今回御紹介したロンドンを拠点にスペシャルなフットウエアを発表するブランド、JIMMY CHOOのお話しもより詳しく掲載されている私の初の著書、『ブランド・パスポート』は現在絶賛発売中です。是非、書店等でお求め下さいね。



 アマゾンでのお買い上げはこちらからどうぞ 
 

 産業編集センターへはこちらからどうぞ。

 



 Instagram開設しました。比較的まだ冷静なこちらのブログとは違い、アグレッシブに参りたいと思っております。。。。皆様、御指南、御指導、フォローよろしくお願いします。

 Die-co★のインスタグラムへはこちらからどうぞ。

 

 


 facebookにファンページを作りました。

 アカウントお持ちの方はこちらからどうぞ。こちらで掲載していない画像等もUPしています。『イイね!』もよろしくお願いします。





 Numero.jpのブログへは、こちらからどうぞ。