Kanon。「うぐぅ」と「あう~っ」 | 関西の人の備忘録

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Kanonも昔から気になっていた作品。2000年ごろのネットや、某雑誌にはことあるごとに、Kanonが出てきていた。当時も気になっていはいたのだが、Kanonはもともと成人ゲームということもあり、私は手を出せずにいた。どんだけ流行っていたとしても、成人ゲームとなると、まず触れることに躊躇してしまう。私も10代であったし。しかし、2024年の現在では、年齢制限のゲームというハードルは気にしなくなった。私もそういう年齢になったということ。

ネットスラングともなった「うぐぅ」。これはメインヒロインの月宮ゆうの口癖であった。主人公の相沢祐一が、ゆうをいじると、ゆうが少しうつむき、うぐぅと返す。このやり取りが作中でよくあった。アニメの作中でこれでもかというくらいに、うぐぅと言っていた。原作のゲームで相当、うぐぅと言っていたのだろう。このうぐぅが、日本中を虜にさせたのだ。そりゃ、身近な女の子にちょっかいをかけて、うぐぅとか言われたら、楽しくなってしまうよな。このうぐぅがネットスラングになったことに納得。

私は沢渡真琴が一番好きだった。動物のキツネの状態の時に、幼少時代の祐一に助けてもらう。しばらくは看病のために、祐一と一緒に暮らすのだが、その時に祐一が言った「結婚しよう」という言葉を信じ7年後、人間の姿になった沢渡真琴として祐一と再会を果たす。しかし、キツネから人間になるには命を犠牲にしなければならない。祐一と結婚をしたくて人間になったのに、その命はもう絶えようとしている。別に誰かが悪いわけではない。人間の祐一を好きなってしまったことが、ただ不運だっただけなのである。

 

真琴の命を助けたい祐一がいるのだが、どう手を尽くしても助けることができない。ここで私は泣いてしまった。こんな自分自身を好きになってくれて、命を懸けて会いに来てくれているのだから。なんとしても真琴を救いたいと思う祐一の気持ちは、間違っていない。ただ、絶える命を見届けるのではなく、最後は二人だけで結婚をする祐一と真琴。かっこいいよ、祐一!真琴がしたかった結婚をしてあげるなんて。これは祐一のことを、見返したわ。

 

こうして気になっていた、Kanonのことを、知ることができて良かった。