国内でもかなりの人が所有するようになったオルナータダイヤモンドバックテラピン(DBT)のレアピンクヘッド。しかし、所詮、突然変異個体なので自然界で生存していく強さは無く、繁殖個体流通においても供給が途絶えれば、容易く個体数は激減していくだろう。DBTブリーダーの方はもとより、一般テラピン愛好家の方でも、オルナータDBTレアピンクヘッドの血を絶やさないためには、どんな形で累代していけば良いか、悩むところである。汽水屋のこれまでの経験から、オルナータDBTアルビノ個体、或いはオルナータDBT Het Albino(ヘテロアルビノ)個体の、できればオスを常にキープしていれば、ピンクヘッドの血が絶えることは無いと考えている。それ故、オルナータDBT Het Albino産出に固執するのである。
さて、新年の抱負でもご紹介しました、オルナータDBT Het Albinoの創造を目指した新血統確立について、進展がありましたのでご報告いたします。
オス親にJames Lee血統のオルナータDBTレアピンクヘッド“ZERO”、メス親に我が家で一番アルビノに近いオルナータDBTレアピンクヘッド“きゃり子”を用いて臨んだ今季初となるペアですが、先日意外とあっけなく産卵を経験しました。
きゃり子
さあ、掘り出してみましょう。
見えてきましたね
やったー4卵産卵です
すかさず、有精卵チェックです。
見事に白身と黄身が分離しています。
有精卵間違いなしですね
3日後
結局、4卵中3卵有精卵でした。
ZEROから始まったオルナータDBTレアピンクヘッドの累代飼育、当時はレアピンクヘッドが、国内にZEROしかいなかったので13年掛かってしまいましたが、いよいよZEROを継ぐ者の誕生です。
今年も眠れない熱い夏になりそうですね