真打始動 | ダイヤモンドガメに魅せられて Fascinating Diamondback Terrapin

ダイヤモンドガメに魅せられて Fascinating Diamondback Terrapin

アメリカ合衆国の汽水域に生息しているダイヤモンドバックテラピンの魅力を紹介します。

ボクシング界の名言で「左を制する者は世界を制する」という言葉がある。これはいかにボクシングの試合において、ジャブが重要かを説いた言葉である。この言い回しを、ダイヤモンドバックテラピン(DBT)の世界に適用すると、

「カロリナコンセントリックを制する者はDBTを制する」と言ったところか。

“カロリナコンセントリック”それは、USブリーダーによって、DBTカロリナ亜種の鑑賞性を高められた個体群、その魅力と人気は絶大である。

 

 

昨年のオルナータDBTの産卵を機に、我が家はオルナータ大国になりつつありますが、実は、所有する3亜種(オルナータ、テキサス、カロリナ)の中で、種親候補の層が厚いのはカロリナコンセントリックなのです。

 

春先から本種2ペアの繁殖にチャレンジしてきましたが、両ペアとも雄のサイズがイマイチ(甲長11cm以下)、なかなか交尾が成立しません。徐々にあきらめムードが高まる中、それでも雄を鍛えるという目的で、雌雄同居だけは続けてきました。

 

一週間前、嬉しい誤算がありました。

James Lee血統で、成熟に伴って甲羅がイエローに発色するタイプのペアですが、雌が水槽から出たそうにバタバタ泳いでいたので、いつもの産卵ボックスに移動させました。

 

 

昨年、無精卵は産んでいましたので、1時間ほどで一連の産卵行動は終了しました。

5卵産卵で、36時間以内に3卵白濁。本日検卵し血管に成長していくと思われる赤い筋を確認しましたので、有精卵で間違いないと思います。

 

 

種雄は、生後2年半で甲長10.7cm、種雌は、生後6年で甲長17.5cm。

これだけのサイズ差があっても、雄を鍛えれば掛け合わせることができるのですね、良い経験をしました(^O^)

 

種雌(左)、種雄(右)

 

ところで、私の見立てでは、国内に入ってきたJames Leeカロリナコンセントリック血統は、クリーパー4748号で掲載されている古くからの2血統、彼自身がスーパーコンセントリックと呼んだ血統、さらにその上のコンセントリック模様の超太いウルトラ血統、ほぼ黒に近いダークブルー血統、およびブラウンの甲羅を持つ血統の計6血統と見ています。

 

今回産卵した血統は、Jamesが日本に送った数的には一、二番に多かった、彼の代表的な血統です。

今期、本血統の真の力が見られると思うとわくわくします。

今年もまた眠れない熱い夏になりそうです。