荒廃した時代が動くとき、新しい政治、産業が始まるとき、そこには革命のトリガーを引く、先見の明を持った優れた心ある指導者がいるものだ。こと先日の“スーパーテキサン”の産卵成功に関しては、トリガーを引いたのは私ではなく、名古屋の爬虫類ショップHerptile Loversの若き店長であった。
2012年10月、国内に輸入された十数匹のJonathan Helmsの“スーパーテキサン”の内、顔、四肢のドットが大柄のベビー2匹が、Herptile Loversに入荷しました。
この2匹が我が家のスーパーテキサンのペアとなるのですが、今でも当時の2匹の画像が、同ショップの過去売り切れリストに残っていたので、一部お借りしました。
左が雌親ドリー、右が雄親テリーのベビー時代の姿です。
当時、Loversのホームページにアップされたこれら数枚の画像を見て、ビビッときて、すぐ問い合わせをしました。
汽水屋「もし♂♀ペアの可能性が高ければ購入を考えています、画像から個体AとBで頭幅が違っているように見えるのですが、実物はいかがですか」
店長「色柄だけでなく、ペア取りという要素も十分に意識して選び抜いてきました」
これを聞いて、直ちに、会社に有給願いを出しキタ━━━(゚∀゚)━━━!!! 名古屋に直行、2匹購入という流れになったのですが、そこには、2013年DBTサイテス入りを目前に控えて、将来、自国での繁殖を夢見た店長の熱い想いがありました。
さて、スーパーテキサン、腹甲模様が特徴的で、カロリナコンセントリックを彷彿させる所どころ切れたバー状の模様です。
この模様に亜種間の交配を疑ったDBT愛好家もおり、直接Jonathan Helmsに、スーパーテキサンのオリジンは何か?問い合わせたそうです。
彼の答えは、“たまたま生まれてきたテキサスライトフェイズ同士を数世代にわたって交配したら、こういう個体が生まれてくるようになった”という話でした。
国内に輸入されてきたスーパーテキサンは、
① 幼体時、背甲の各甲板にはっきりしたリング模様があり、
② 縁甲板には、はっきりしたC文字模様も存在し、
③ 背中のコブが大きく、
④ 頭部骨格に丸みがなく鼻先がとがっており、
⑤ 薄くはなっているものの、頭部にひし形のテキサス亜種特有の模様があり、
⑥ 成長に伴って、縁甲板が反り返ってくる
というDBTテキサス亜種の特徴を全て受け継いでいました。
雌親 ドリー
雄親 テリー
そして、これが、“スーパーテキサン”がテキサス亜種から派生した確信的な証拠ですが、白目の部分に黒い点々が多数あります。
この特徴は他亜種では、ほとんど見られません。
オルナータ、カロリナ亜種に関しては、全盛期のJames Leeに勝るUSブリーダーは恐らくいなかったと思います。しかし、ことテキサス亜種に関しては、Jonathan Helmsの評価がナンバーワンだったようです。
憧れのJames Leeが超えられなかった高い壁、それが“スーパーテキサン”です。





