Kさんは、子どもの頃から人見知りで、人間関係が苦手、緊張してストレスがたまると言います。
以前にカウンセリングを受けましたが、カウンセラーの対応がひどくて、イライラしたり不満を感じていました。それでも思い直して苦手意識を克服したいとカウンセラーを変えました。(*時々、そのような話を聞かせて頂きます。とても残念ですね。)
Kさんは、お辛い思いをしながらも、自分でも本を読んだりして、何とか自分の苦手意識を克服しようと努力してきました。
よくお話を拝聴すると、家族のから「精神的虐待」を受けたようです。幼少年期の家族環境が心の傷になっていると認識されていました。
Kさんは、「人見知りの性格を直したい」「そのために心の傷を克服したい」のですが、その願いを支える背景には、人並みに社会で働き、家族から自立したいと言う強い願いがありました。自立の願いには、将来温かい家庭を築きたいという「将来の夢」も含まれていました。
人間関係が苦手と言う人の多くは、自分の気持ちを家族に受け止めてもらっていなという認識が間々あります。
私の支え方は、近い将来の夢の実現を支えることです。人見知りを直したいことも、心の傷を克服したいのも、自分の夢の実現のためです。
夢を話すとき、Kさんはとても照れ臭そうに話すのですが、笑顔になるのです!
どんな仕事がしてみたいですか?
どんな家庭を作りたいですか?
と言う質問に明確な答えが返ってきます。
私の前では、人見知り意識は感じられなくなりました。カウンセリングを通して、話をすることが楽しいというようになりました。
彼の苦手意識は、話すと「怒られる」という積み重ねの中で、会話しようとすると緊張で話せなくなり、相手の表情にびくびくしてしまい、疲れてしまう。
Kさんは、自分の話をじっくり聞いてくれる人が今までいなかった。相手が穏やかな口調だと話が楽にできると嬉しそうでした。
Kさんは、ご自分の長所をどのように理解していますか?
すると考えることが好き、手作業をしていると落ち着く、温かい家庭のドラマをみると涙腺が緩くなる、・・・・
Kさんの可能性が広がります。
Kさんは、いろいろと興味が持てる手作業の専門学校などの資料を調べて、時計修理の技術を習得したいと結論を出しました。そのためにアルバイトを探しました。
アルバイト先は、あまり人と話さなくてよい、鉄くず業での仕分け作業でした。
そして、専門学校に入学し、国家資格「時計修理技能士」検定合格を目指します。
苦手意識を逆手に取り、自分に合う職業を探せば、やがて道は開けてきます。
Kさんが、仕事に打ち込み、やがて温かい家庭づくりに励む姿が思い浮かびます。