J子さんは、夫と子どもの三人暮らしです。
J子さんは、今離婚の危機にあります。
離婚の危機にある要因は、夫婦ケンカの時に、J子さんが激しく夫に怒りをぶつける、言い過ぎてしまうことにあるようです。
売り言葉に、買い言葉となり、ついに罵ったり、酷い言葉で自尊心を傷つけることが多く、そんな自分が嫌になってしまいます。
J子さんは、自分を頑固、理屈っぽい、負けず嫌い、損得中心と自覚しています。
そんな自分の背景には、両親の夫婦ケンカを見て育ったからだという認識があります。
J子さんの本当の気持ちは、愛したい、尽くしたい、笑顔で暮らしたい、幸せな家庭を作りたい、などです。
夫の言い分は、「J子の愛情を感じなくなった」です。
J子さんは、家族の現況を話すうちに、「私は、自分に甘く、他人に厳しい性格のせいであり、この性格を改善したい」と言うJ子の主訴になりました。
私が、J子さんから受け取った主訴は、「離婚の危機を乗り越え、家族仲良く幸せに暮らしたい」でした。
私は、J子さんご自身のネガティヴな評価が気になりましたので、「ご主人のどんな態度に腹が立つのですか?」と聞きました。
いろいろと具体的に伺うと、J子さんの結論は「夫のなんでもマイペースの態度が気に入らず、ケンカのきっかけになる」ようです。
J子さんは、自分の想い通りに動かない夫にストレスを感じ、募ると爆発することが解りました。
夫への指示的な態度が、夫を不機嫌にしています。
私が援助したことは、夫への指示的な発言を「夫へのご都合をお伺いし」「夫にお願いをする」という表現の学習でした。夫の協力を得る言葉の投げかけ方の学習です。
次の学習は、「愛情の表現」です。
J子さんの態度が、どうしても「支えてもらいたい」「もっと愛してほしい」と言う夫への要求になってしまいがちです。
大切な家族への「支えかた」「愛の表現・態度」「労わる振る舞い」「相談する態度」「学ぶ態度」を学習することによって、J子さんは、離婚の危機を克服し、明るく楽しく暮らすことができるようになりました。