A子さんは、夫B男からのDVに耐えかねています。
一方で、夫とうまくやっていきたいという想いもあります。
B男は、いつも「お前のせいだ、お前が悪いと」一方的にA子をなじり、暴力をふるいます。B男は、自分の否を認めようとしません。
自分が変わるしかないと思いつつも、
そんな夫の性格を分りながら、悔しくて怒りでいっぱいになります。
離婚も考えましたが、離婚する勇気がありません。
どうしたらいいのでしょうか?
という相談でした。
お話を聞いていると、お互いが意地を張りあって、譲り合わないことがケンカの要因のようです。
K子さんは、夫のDVに苦しみながらも「自分を変えたい」「うまくやっていきたい」と想いを抱いて、私を尋ねてくれたのです。そこが希望ですね。
ケンカのシーンを具体的に話して頂きました。
夫の小言が、ケンカのきっかけのようです。
「売り言葉に買い言葉」が悪循環になっています。
ネガティブな言葉の応酬になっています。
お二人には「自分の想い」「自分の言い分」を分ってほしい、と言う気持ちにあふれていました。それがぶつかり合うとケンカになる。そう自覚されていました。
お二人がケンカになる共通点は、相手に理解を要求し続けることにあります。
お二人の生育歴が気になりましたが、まずはコミュニケーションスキルの学習がご夫妻の危機回避になると思いました。
そこで、アサーションを学びながら、夫婦間の会話を改善することを提案しました。
まず、夫の小言にたいして、K子の言葉の返し方を学習します。
なるべく肯定的言葉で返す練習をします。
売り言葉を買わないように、どんな言葉で返すか、ロールプレーイングで学習を繰り返します。
どんな言葉で返すと、夫がどんな反応になるか。そしてどんな言葉が返ってくるか。
どんな言葉に、自分がネガティブに反応するか。
学習します。
K子さんの会話力は、飛躍的に向上し、夫との会話を楽しめるようになりました。
ご夫妻の会話には、肯定的な配慮が欠けていたこと。
想いを理解しようとすることによって、言葉遣いも変わることを体験したのです。
問題が生じたことによって、生き方を変える。
すると、生きることが楽しくなる。
苦労・困難を歓びに変える達人になります。