人財育成課題の解決 その「三つの道具」についてご紹介します。
これは、エヌ・ティ・ティラーニングシステムズ(NTTLS)から学んだものです。
とてもよくまとめられていて素晴らしいと思いました。これを私なりに理解し、要約してみました。
(引用;http://www.e-cube.jp/about/core_service/item/page02.html
)
人材育成における課題解決のための「3つの道具」とは、
① 研修施策の効果を高める仕組み(道具1)
② 現場で人を育てる仕組み(道具2)
③ 研修の効果測定・人材育成の見える化のための仕組み(道具3)
のことです。
道具1「研修施策の効果を高める仕組み」
NTTLSでは、「研修施策の効果を高める仕組み」として、「前工程」「研修中」「後工程」という三つの構成要素に課題を区分します。
「前工程課題」とは、研修の受講前に、参加者への動機づけ、意識づけ、課題への取り組みなどについて、運営関係者と合議しながら適切な支援を行うことです。
「研修中課題」とは、受講中の学び、姿勢・態度を把握し、今後の実践課題などを確認することです。
「後工程課題」とは、研修後にその学習をどのように職場で活用・反映させるか明確にすること。そして上司の支援の在り方なども明確にします。
このように三段階の研修施策について、関係者が共有することができれば適切な支援ツール(手引書、学習課題と内容、アクションプラン、レポート、評価、提案など)を選択することができます。
道具2「現場で人を育てる仕組み」
現場で人財を育成する仕組みとしてはOJT、キャリア開発、目標管理などがあります。それらの主なシーンにおける課題を明確化し、その解決策を講じます。例えば、自身の強み弱みを把握し、自律的な能力開発の意欲を高めたい。成果・業績を踏まえた、新たな課題を確認したい、などの課題を把握します。
これらの課題解決には、「キャリアビジョン」を描く、自身の能力を測定するツールを活用して己能力開発課題を把握する。具体的な自己啓発メニューを活用し、自己課題を解決する。自己能力開発計画を「キャリア開発シート」にまとめる。これらを上司に提出し、面談を行う。面談で上司、部下間で合意形成を行う。上司はその計画の進捗を確認し、必要な支援を行う。その繰り返しを定期的に行います。
道具3「研修の効果測定・人材育成の見える化のための仕組み」
例えば、経営陣など組織の上層部から研修効果の測定を要求されます。その対応として、
まず、効果を測定するための評価基準・指標を決めましょう。実際に役立つ効果測定法に関する情報を集めます。そして分析・解析結果を定期的に報告します。さらには、研修施策全般を振り返り、新たな課題を抽出、解決策(施策)を提示させていただきます。
以上簡単ですが、「三つの道具」についてご紹介しました。