GROWモデルは、コーチングの基本モデルとしてよく知られています。
GROWとは、育む、成長する、と言う意味です。
以下の五つの頭文字をとって、GROWモデルと言われます。
Goal(目標)、Reality(現状)、Resouce(資源)、Options(選択)、Will(意志)の五つがそれです。
このモデルの特徴は、コーチングの面接時に、コーチの質問の構成要素になっています。
GROW
|
確認項目 |
主な内容 |
Goal
|
目標の明確化 |
どうなりたいのか?目標を明確にしていただく。 |
Reality
|
現状の把握 |
今どうなっているのか?現状を把握していただく。 |
Resource
|
資源の発見 |
使えるものは、何か?資源を見つけていただく。 |
Option
|
選択肢の創造 |
どのような方法があるか?3つ以上の選択肢を立てていただく。 |
Will
|
目標達成の意志 |
責任をもって、何を実行するか?明らかにしていただく。 |
Goalの主な質問は、実現したいことはありますか?達成したい目標はありますか?どんな自分になりたいですか?
Realityの主な質問は、どんな状況でしょうか?お困りのことは何ですか?これまでにどんな努力をされてこられましたか?
Resouceの主な質問は、これまでにどんな勉強をされてこられましたか?ご予算さんはありますか?発揮してみたい能力について教えてくれませんか?
Optionの主な質問は、どんな方法があるとお考えですか?何ができそうですか?
この中では、何が良いと思われますか?
Willの主な質問は、何をしますか?どのように実行しますか?何を達成したいですか?いつごろまでに達成したいですか?
と言うような質問になります。
ここコーチが、一番大切にしたいことは、ご本人が自発的に目標や行動を決められるようにサポートしていくことでしょう。