コンフォート | タクシーに魅せられて

タクシーに魅せられて

ジャパンタクシーの普及とともに、車種の多様化が進む「街の顔」

名古屋市の「毎日タクシーグループ」が2024年1月に事業停止し、破産申請しました。

 

1953年創業で、迎車料金無料が特徴でした。コロナ禍でのタクシー需要の減少などに苦しみ、債務超過が続いていたといいます。2022年にはグループ内のタクシー4社を統合し、「毎日タクシーグループ」を発足させていました。帝国データバンクによると、従業員350人。負債総額は27億円で、車両購入費が資金繰りを圧迫していたといいます。

 

一時期は東京にも進出。ビーグル犬の「わんちゃん」マークの黄色い行灯でおなじみで、名古屋以外でも一定の知名度があっただけに、突然の廃業には衝撃が走りました。

 

コンフォート まいにちタクシーグループFM6132号車(毎日交通) 2014年3月撮影

 

10年ほど前に撮影した、グループ再編前の「毎日交通」のトヨタ・コンフォート。白と黄色のツートンカラー車です。

 

毎日タクシーグループは2023年にトヨタの電気自動車「bz4x」を導入したばかりでした。ジャパンタクシーを導入していたほか、記事執筆時点でも残る公式サイトには、220系クラウンや30系アルファードなど比較的新しい黒塗り高級車の画像も掲載されていました。

 

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