Y31型セドリック(CBJY31型) | タクシーに魅せられて

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日産・セドリック営業車(Y31型)の最上級グレード「ブロアム」は、かつては都内の個人タクシーの代表的な車種でした。

 

Y31型営業車の生産終了から今年で10年。中でもブロアムの廃止は一足早い2007年と、すでに長い年月が経過しており、現役のタクシーはかなり台数を減らしています。

 

Y31型セドリック 日個連都営協 2023年8月撮影

 

メーカー純正としては珍しいLPGのV型6気筒エンジン(VG20P)を搭載した「最後のブロアム」。社外アルミを装着しています。

この世代は3ナンバー車(CBJY31型)が圧倒的に多く、5ナンバー車のBJY31型は少数派です。

 

Y31型セドリック 日個連都営協 2021年8月撮影

 

同じくCBJY31型。アルミは純正オプション品で、上級車種「シーマ」と同様のデザインです。2005年の一部改良で、フロントフェンダーのサイドウインカーの位置がタイヤの後ろに変更されています。

 

セドリック・ブロアムの消滅後は、「ティアナ」や「フーガ」が数多く個人タクシーとして使われましたが、いずれも絶版に。高級ミニバン「エルグランド」も元気がなく、「日産車のタクシー」というカテゴリー自体がマイナーになってしまいました。

 

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