※ゲーム&夢小説とは別物と考えてください。
出合いの物語⑩
【真夏の夜の…鏡花水月】転水(てんすい)
廊下にて…——
ミカ:あっ、神田!
神田:あぁ?…なんだ、お前か…なんか用か?
ミカ:ふっふん…聞いて驚くなよっ(にっ)
神田:なんだよ、気持ちわりぃな(汗)
ミカ:気持ち悪いとはなんだっ。気持ち悪いとはっ(ムス)…じゃなくて…僕、エクソシストになったんだ!(微笑)
神田:は?(キョトン)
ミカ:だ・か・ら…僕もエクソシストになったんだよ。…これからは、ファインダーとしてじゃなくて、エクソシストとして、よろしくだ(微笑)
神田:お前が…エクソシスト…?(なんか急だな…しかも…浮かれてやがる(汗))
ミカ:あぁ。イノセンスは背中にある、寄生型だ。ちなみに、ガブリエルも同じ形だぜ
神田:同じ?…んな事あんのか?…聞いた事ねぇ(アイツもかよ(汗))
ミカ:ん~…僕にもよくわかんねぇ…みんな不思議がってる。これから、検査するんだと
神田:そうか。…とりあえず…エクソシストとして、同じ任務に行くとなったら、あん時みたいなヘマはすんじゃねぇぞ(微笑)
ミカ:なっ!…もうしねぇよ!!!
神田:フンッ、どうだか
ミカ:ムムム…(根に持ちやがって…僕をかばって怪我したからって…(怒))
そう、ファインダーとして神田と一緒に行った任務で、アクマに襲われたミカエルをかばい、神田は大怪我をしたのだ。さて、ミカエルと別れた神田は、また廊下を歩いて居ると、反対方向から…——
神田:(…今度はコイツかよ…)
ガブ:ん?…神田…フランスから帰って来たのか
神田:まぁな。…それより、聞いたぜ…お前、エクソシストになったらしいな(微笑)
ガブ:だから、どうした(ムス)
神田:(アイツはともかく)お前みたいな貧弱。せいぜい他の奴の足を引っ張らないようにするんだな
ガブんだと!?(怒)
神田:ハンッ、ポッと出の野郎に動き回られたら、ファインダーも気が気じゃねぇだろうな
ガブ:なにぃ?…てめぇだって、ファインダーの事なんて、ろくに考えてねぇんだろ!?…人に言えた義理かよ!(怒)
神田:フンッ、弱い奴が死のうと知った事か(…アイツはまだ、使えそうだったから助けただけだ…)
ガブ:てめぇ…人の命をなんだと思ってんだ…!(怒)
神田:チッ、甘いなカブ野郎
ガブなっ!?…ガブリエルだ!(怒)
そんな大喧嘩をしていると、場違いな能天気な声が聞こえてきた。
ラビ:おぉ~い、ガ・ブ・リ・エ・ルぅ♪(笑)
ガブ:え?ラビ!?(まだ、医務室に居なきゃいけないんじゃ(汗))
振り向くと、手を振りながら走って来るラビが見えた。
ガブ:おまっ、まだ絶対安静にしてなきゃいけないんじゃなかったか!?(汗)
ラビ:あぁ~…みんな、大袈裟だって(苦笑)…ん?ユウさぁ♪(笑)
神田:チッ(ウザイのが来た)
ラビ:あっ、ユウ!・・・・行っちゃったさぁ
ガブ:知るか、あんな奴
ラビ:なんさ?また、喧嘩したんさ?(苦笑)
ガブ:フンッ、僕はやっぱ、アイツの事、大っ嫌いだ!
ラビ:あはは…(苦笑)
これからの二人の不仲は、この喧嘩が決定打になったとされる。しかし、神田がここまでしゃべり喧嘩を吹っ掛けるのは珍しく、本当は、彼の事を気にかけているのではないかと思われた。少なくとも、ラビはそう思っているのでした。
『一転する水』END
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出合いの物語⑨
【真夏の夜の…風林火山】転火(てんか)
教団にて…——
リナリーラビ!?二人もっ!どうしたのよ、その大怪我っ!?(汗)
ラビ:へへ…今日行った街はもう、油断しちゃダメみたいさぁ…アクマが出たさ(苦笑)
リナリー:えっ!?アクマが!?(汗)…確かニルバーナよね?…だんだん、範囲が狭まって来てるのね(汗)
ラビ:だなぁ…もっと教団近くにしときゃぁなんて、はじめは思ってたけどさぁ…今じゃ、これでよかったさ(笑)
リナリー:どういう事?(汗)
ラビ:リナリー、コイツら…イノセンスに選ばれてたんさ。…しかも、貴重な寄生型さぁ(笑)…実は、怪我してんのは俺だけ…コイツらのは怪我じゃなくて、服が破けてるだけさ(苦笑)
リナリー:えっ、本当にっ!?(びっくり)
ガブ:…らしいな…
ミカ:背中にあるみたいなんだ
リナリー:ちょっと見せて…
ガブミカ:あぁ
リナリーは、ラビを支える二人の後ろに行き、それぞれの背中を見る。そこには以前、ダイア型の痣だったモノが、イノセンスとしてくっきりと浮き出ていた。
ミカ:どうだ?
リナリー:確かに…それらしいのがあるわ…二人共、同じ場所に同じ型のモノが
ガブ:…そうか…
リナリー:とりあえず、今日は疲れたでしょ?…ラビの事は私に任せて、二人は休んで…報告は私から兄さんにするわ
そう言われ、同じ方向にある自室へと向かう二人。しかし、あんな事があった後にも関わらず、二人はまだ、会話すらしていなかった。あの時の喧嘩も影響しているのだろう。しかし、それだけではない事は確かだ。またしても、何もかも二人一緒だったのだから…——
ガブ:(また…一緒…)
ミカ:(可笑しい…同じ対アクマ武器なんてあるのか…?)
そんな事をぐるぐると考える。しかし、答えなど出るはずがない。しびれを切らして、ついにミカエルは話しかけた。
ミカ:なぁ、ガブリエル。対アクマ武器って、持つ人の心に反応するらしいんだけど…僕らって、そんなに同じなのかな?…対アクマ武器の形が同じなんて…聞いた事ないんだ。どう思う?
ガブ:はっ?
ミカ:だから、僕らの対アクマ武器だよ
ガブ:はぁ?(怒)なにが、対アクマ武器だ!?…んなもん、僕はいらなかった!…ラビを助けられた事は嬉しかったけどっ。けどっ!もう、どうでもよかったんだっ!!孤児院に返されたって別に…よかったんだよ…!
ミカ:(びっくり)・・・・なんだ…あるじゃん(苦笑)
ガブ:あぁ?(怒)
ミカ:違うとこだよ。やっぱ、ないと思ってたのは、僕らだけだったんじゃないか?…僕は、孤児院に戻されるなんて、まっぴらごめんだ。…だから、事務の手伝いをし、ファインダーの勉強もしたんだ。この事は最近、ラビにも話した。…そして今…エクソシストになれて、ホッとしてる(苦笑)
ガブ:えっ(汗)
ミカ:なっ。正反対だろ?(笑)
ガブ:知らなかった…僕はただ…恩返しの為だけに手伝ってた。お前は、初めから教団に残る気だったんだな
ミカ:あぁ(微笑)
わだかまりを全て解消…とまではまだ、いきそうにはないけれど…これからは薄っぺらな会話はもう、なくなったのでした。ちなみに、ミカエルの観察力の高さにガブリエルは驚いた。同じだと思っていた対アクマ武器…翼に付いていた十字架が違ったと…ミカエルは言う。そのお陰で、ガブリエルは、少しだけ心が和らぐのを感じたのでした。
『一転する焔』END
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出合いの物語⑧
【真夏の夜の…花鳥風月】月結(つきゆい)
アクマが出現した街…——
ミカ:どういう事だよ!?(汗)
ラビ:俺にもわかんないさぁ…もしかすると…範囲を狭めたのかもしれないさ(汗)
ガブ:ど、どうすりゃいいんだ(汗)
ラビ:心配すんなって♪おいらが行ってくるさぁ(微笑)
ミカ:気をつけろよ…団服じゃねぇんだから、ダメージはいつもの倍だと思え…それと、レベル2が居る(汗)
ラビ:了解さぁ
そう言ったラビは一人、アクマへと向かって行った。
ガブ:なんだよ、レベル2ってっ。僕らには、なんか出来ねぇのか!?
ミカ:アクマは人を殺し続けると進化し、レベルを上げるんだ。レベル2になると自我が芽生え、それぞれ別々の能力を有するようになる。それと、エクソシストでもねぇ僕らには、出来る事なんて、ごくわずかなんだよ(汗)
ガブ:んだよそれっ(汗)
ミカ:とりあえず、アクマの攻撃には当たるんじゃねぇぞ…一発でもかすれば、おしまいだ…街の人を避難させるのが今、唯一、僕らが出来る事だ
ガブ:そんだけかよっ(汗)
ミカ:しかたねぇだろっ。任務ならまだしも、今回は休みとして出てきてんだ。なんも持ってねぇんだっ。つべこべ言わずに、早くしろっ
こうして、二人は街人の避難誘導を始めた。そして、ある程度、誘導を終え、ラビの様子を確認する。しかし、ほとんどのレベル1は破壊したものの、レベル2がまだだった。けれど、ミカエルはラビを信じ、他にアクマあるいは街人が居ないか、確認する事にした。そんな時…—
街人:い、いやぁ…誰か…(泣)
アクマに襲われ、動けずに居る街人を見つける。しかし、今まさに、血の弾丸が撃たれようとしていた。
ミカ:ダメ…(僕はファインダーなのに、街の人、一人も救えないのか?)…やだ。そんなの・・・・イヤだぁー!!!!・・・あっ(ドクン)
体が波打つのを感じる。その同じ頃、ラビの戦いを間近で見ていたガブリエル。しかし、レベル2の能力の性で、ラビは一方的に殺られていた。
アクマ:ちょろいな(笑)
ラビ:グハッ!
吹き飛ばされ、壁に叩きつけられる。
アクマ:終わりだな…エクソシスト…!(にんまり)
アクマが気絶寸前のラビに向けて、血の弾丸を撃とうとしていた。
ガブ:ラビ!?…ダメだ…やめろっ(汗)・・・・やめろぉー!!!!・・(ドクン)
叫んだ次の瞬間、体が波打つのを感じた。ミカエルも同様に、背中に痛みと熱を感じる。そして、その次には…天使のような翼が生えていた…。それから、無意識に翼を使い、街人とラビを守るように包み込む。ミカエルの方のレベル1はレベル2の方へ移動。攻撃が止み、防御を解く二人は、自分の状況を飲み込めずにいた。けれど、二人を見たラビは、ただ嬉しそうに笑う。
ラビ:なんさ、お前らも、神の使徒だったんさぁ(微笑)
ガブミカ:えっ?(汗)
ラビ:コイツの能力は正面の奴を30秒くらい止められる事さ…お前らが殺るさ…
ガブミカ:・・・・わかった
ラビに諭され、覚悟を決める二人。すると、イノセンスが教えてくれる…その使い方を…。そう、二人には合図なんて必要なかった。
ガブミカ掻き消えろぉ!!!!
凄まじい風と大量の光の矢が、アクマを襲う。それにより、アクマは跡形もなく消えた。…背後に回っての攻撃な為、能力には引っかからなかった…速すぎて。一部始終を、下から見ていたラビは、ただただ驚くしかない。
ラビ:へへ…すげぇや…(苦笑)
もう日が暮れ、夜になった空に飛ぶ二人は、夜風に舞い降りた天使のようだった。それは美しい風景のようで、ラビは、いつまでも見ていたいと思う。けれど…このまま何処かに行ってしまいそうな…そんな不安にも駆られたのでした。
『月に夜風を結う』END