※ゲーム&夢小説とは別物と考えてください。
出合いの物語⑨
【真夏の夜の…風林火山】転火(てんか)
教団にて…——
リナリーラビ!?二人もっ!どうしたのよ、その大怪我っ!?(汗)
ラビ:へへ…今日行った街はもう、油断しちゃダメみたいさぁ…アクマが出たさ(苦笑)
リナリー:えっ!?アクマが!?(汗)…確かニルバーナよね?…だんだん、範囲が狭まって来てるのね(汗)
ラビ:だなぁ…もっと教団近くにしときゃぁなんて、はじめは思ってたけどさぁ…今じゃ、これでよかったさ(笑)
リナリー:どういう事?(汗)
ラビ:リナリー、コイツら…イノセンスに選ばれてたんさ。…しかも、貴重な寄生型さぁ(笑)…実は、怪我してんのは俺だけ…コイツらのは怪我じゃなくて、服が破けてるだけさ(苦笑)
リナリー:えっ、本当にっ!?(びっくり)
ガブ:…らしいな…
ミカ:背中にあるみたいなんだ
リナリー:ちょっと見せて…
ガブミカ:あぁ
リナリーは、ラビを支える二人の後ろに行き、それぞれの背中を見る。そこには以前、ダイア型の痣だったモノが、イノセンスとしてくっきりと浮き出ていた。
ミカ:どうだ?
リナリー:確かに…それらしいのがあるわ…二人共、同じ場所に同じ型のモノが
ガブ:…そうか…
リナリー:とりあえず、今日は疲れたでしょ?…ラビの事は私に任せて、二人は休んで…報告は私から兄さんにするわ
そう言われ、同じ方向にある自室へと向かう二人。しかし、あんな事があった後にも関わらず、二人はまだ、会話すらしていなかった。あの時の喧嘩も影響しているのだろう。しかし、それだけではない事は確かだ。またしても、何もかも二人一緒だったのだから…——
ガブ:(また…一緒…)
ミカ:(可笑しい…同じ対アクマ武器なんてあるのか…?)
そんな事をぐるぐると考える。しかし、答えなど出るはずがない。しびれを切らして、ついにミカエルは話しかけた。
ミカ:なぁ、ガブリエル。対アクマ武器って、持つ人の心に反応するらしいんだけど…僕らって、そんなに同じなのかな?…対アクマ武器の形が同じなんて…聞いた事ないんだ。どう思う?
ガブ:はっ?
ミカ:だから、僕らの対アクマ武器だよ
ガブ:はぁ?(怒)なにが、対アクマ武器だ!?…んなもん、僕はいらなかった!…ラビを助けられた事は嬉しかったけどっ。けどっ!もう、どうでもよかったんだっ!!孤児院に返されたって別に…よかったんだよ…!
ミカ:(びっくり)・・・・なんだ…あるじゃん(苦笑)
ガブ:あぁ?(怒)
ミカ:違うとこだよ。やっぱ、ないと思ってたのは、僕らだけだったんじゃないか?…僕は、孤児院に戻されるなんて、まっぴらごめんだ。…だから、事務の手伝いをし、ファインダーの勉強もしたんだ。この事は最近、ラビにも話した。…そして今…エクソシストになれて、ホッとしてる(苦笑)
ガブ:えっ(汗)
ミカ:なっ。正反対だろ?(笑)
ガブ:知らなかった…僕はただ…恩返しの為だけに手伝ってた。お前は、初めから教団に残る気だったんだな
ミカ:あぁ(微笑)
わだかまりを全て解消…とまではまだ、いきそうにはないけれど…これからは薄っぺらな会話はもう、なくなったのでした。ちなみに、ミカエルの観察力の高さにガブリエルは驚いた。同じだと思っていた対アクマ武器…翼に付いていた十字架が違ったと…ミカエルは言う。そのお陰で、ガブリエルは、少しだけ心が和らぐのを感じたのでした。
『一転する焔』END