※ゲーム&夢小説とは別物と考えてください。
出合いの物語⑬
【真夏の夜の…明鏡止水】明起(みつき)
エクソシストになって4ヶ月少し、アレンが入団後のある日…——
ガブ:やべぇ…またやった…(汗)
そう呟きながら、司令室に急いだ。そして、そこに駆け込む。
コムイ:ガブリエルくん?…これで何度目かな?…覚えが悪いにも程があるんじゃない?普通、着替える前に気づくはずなんだけど(キラーン)
ガブ:うっ(汗)
コムイ:君について行くファインダーが、君の他に、報告に来てくれるから安心だけど…さすがに4ヶ月たって何度もあるようだと心配だよ…その記憶力のなさが
ガブ:…すいません…
コムイ:いやっ、君に記憶力がないはずはない!…君はどうも、余分な知識が有るみたいだからね
ガブ:余分なって…その言い方はないんじゃ…(汗)
コムイ:余分以外のなんだい?…パスタ麺の作り方から…パーティーのたしなみまで。もっと、普段のっ、いや、せめてエクソシストとしての報告くらい覚えて欲しいな、うん!
ガブ:あ…あはは…(苦笑)
散々、室長に怒られたガブリエル。ため息混じりに、自室へと帰ったのでした。その夜、食堂にて…——
ガブ:ふざけんなよ、蕎麦野郎!(怒)
神田:うぜぇ…カブ野郎…
アレンの耳に、喧嘩している声が届いた…しかも、どちらも知っている声…。
ジェリー:もうっ!うるさいわよ、あなた達!!!喧嘩はよそでやってちょうだい!
神田:チッ
ガブ:フンッ
とりあえず、ジェリーの割り込みで喧嘩を止める二人。神田は、食堂を出て行った。残った方へと声をかける。
アレン:僕以外にも、神田と大喧嘩する人が居るとは思いませんでした
ガブ:あぁ?・・・・お前はっ(びっくり)
アレン:はい、昼間はどうもです(微笑)
ガブ:変なとこ見られちゃったなぁ(汗)
アレン:いえ、僕も彼とは相性悪いですから。それより、一緒に食事をしてもいいですか?(にこり)
ガブ:あぁ…いいぜ
実は、任務から帰って来たばかりのガブリエル(私服)と、休日だったアレンは、談話室で会っていた。それが、この二人の初対面。その後、室長に怒られたのだ。
アレン:ところで、先ほどの喧嘩の発端は何だったんですか?
ガブ:発端?・・・・なんだろ?
アレン:え?(キョトン)
ガブ:もうわかんねぇ。まぁ、いつもの事だけどな
アレン:そうなんですか(どういう事なんだ?…いきなり喧嘩が始まるって事なのか?…ん~よくわかんないなぁ(汗))
ガブ:そんな事より、お前、それ全部食べるのか?
アレン:はい、もちろんです。…と言うか、あなたも人の事、言えないんじゃないですか?(ニコ)
ガブ:あはは…確かになぁ(にっ)
彼らの前には、色とりどりの料理が、ずらりと並んでいた。既に、定着しつつあったガブリエルの大食い。しかし、それを超える大食いが現れた事に、教団内は騒然となった。この二人は、一緒に任務という事がない代わりに、よく食堂で顔を合わせるようになる。そして、少しずつ打ち解けていくのでした。
『明るく起きる為に』END
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出合いの物語⑫
【真夏の夜の…鏡花水月】月結(つきゆい)
食堂にて…——
ミカ:あ…神田…
神田:…お前…なんか用か?
ミカ:いや、用って訳じゃないんだ。でも、こうして会ったから報告するよ
神田:なんだ?
ミカ:僕とガブリエルの対アクマ武器は、同じ形だって言ったよな?…どうやらシンクロ率とかも同じなんだと…違うと言えば、能力と互いの体力面だけ
神田:それなら、あんま気にする事ねぇんじゃねぇか?
ミカ:え?
神田:お前の努力は、俺も知ってるからな。能力が違うのもそのせいじゃねぇか?(微笑)
ミカ:…そうだよな…ありがとな(にっ)
神田:なんの事だ。俺はただ感想を言っただけだ
ミカ:あはは…それでも、ありがとな、神田(微笑)
神田:…フンッ(余計な事で悩みやがって)
このあと、二人には会話などなく、静かに食事を続けた。そこに…——
ラビ:あっ、ミカエルとユウが一緒に居るさぁ。珍しい組み合わせ(笑)…俺も一緒にいいさ?
ミカ:ん?…僕は、別にいいけど…
そう言って、目線を神田に向けた。無視して蕎麦を食べていたけれど、それに気づく。
神田:…チッ、好きにすりゃいいだろうが…
ラビ:あはは…素直じゃないさぁ(笑)…んじゃ、遠慮なく♪
そんな時、ちょうどガブリエルが現れる。
ラビ:あっ!ガブリエル!!こっちこっち♪(笑)
ガブ:ラビ!・・・・げっ(神田が)
ラビの横まで来て、ピタッと立ち止まる。
ミカ:ん?どうしたんだ?お前も座れよ
ガブ:あ…あぁ…(汗)
そう諭され、ラビの隣に座る。神田・ミカ・ラビ・ガブの順番な為、1番離れた位置だ。
ガブ:てか、お前、団服だけど、これから任務なのか?
ラビ:まぁなぁ♪…でも、ちょっと残念さぁ…
ミカ:なんで?(キョトン)
ラビ:だって今日だろ?お前らの団服が出来んの。あ~ぁ、見たかったなぁ~(ため息)
神田:ハンッ、これから、いくらでも見れんだろうがっ
ラビ:そうだけどさぁ~…やっぱ、早く見たいじゃん?…どんなのになるか♪
ミカ:実は、僕も楽しみなんだ!お前らの見ててかっこいいし、リナリーのは可愛いから、僕のはどうなんだろうって(笑)…リナリーのみたいに、スカートは勘弁して欲しいけど…(苦笑)
ガブ:ダイジョブだと思うぞ?…リナリーの対アクマ武器は靴だから…短くて空気抵抗を少なくする為に、あぁなったって聞いたぜ?
ミカ:お前、詳しいな(汗)…でも、それを聞いて安心したぜ
ラビ:えぇ~、ミカエルのスカート姿、楽しみにしてたのにぃ~。残念さぁ
ミカ:はぁ?なに言ってんだ、お前(汗)
神田:…バカウサギが…
ラビ:だってお前、全然、女の子らしい格好しないんだもん。リナリーにでも借りて、少しは女の子らしくするさぁ
ミカ:やだよ、めんどくさい(汗)
ガブ:…言葉使いも直した方がいいと思う…(ボソ)
神田:…立ち振舞いも考えた方がいいんじゃねぇか…(ボソ)
このあと、たわいない話を交わしたのでした。神田とミカエルは、ファインダーとしての付き合いがあったからか、お互い付き合い方がわかっていた。彼は、必要の有る時に話しかけなければ、必ず機嫌が悪いと。だから神田自身も、彼女には自然に接していたのだ。ガブリエルは、接点が少ないのが原因なのか、顔を合わせると喧嘩をするようになっていた。もしかすると、お互い人付き合いが苦手だと、気づいてはいたのだろう。しかしそれでも、お互い皮肉が口から出てしまう…なんとも不器用な二人である…。これらは手に取り難くいのに、感知でき、言い表せないモノなのでした。
『月に月光を結う』END
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出合いの物語⑪
【真夏の夜の…風林火山】山結(さんかた)
司令室にて…——
コムイ:いやぁ~、リナリーやラビから聞いた時は驚いたよ。もしかすると、この事は、オルフェウス・オリベ元帥も気づいていたんだろうねぇ。それで、君達を傍に置いてたんじゃないかな?(微笑)
ガブ:それはないと思うけど
ミカ:僕も
リナリー:どうして?
ミカ:これなんだけど…覚えてる限りじゃ…ここで起きるまでなかったぜ。起きた後も、傷が残っただけだと思ってたし
ガブ:要するに、僕らの子供の頃は、痣すらなかったんだ
ラビ:どういう事さ?…元帥の事件でって事さ…?
コムイ:ん~…そういう事なのかなぁ…まぁ、とにかく、僕は嬉しいよ。新しい仲間が増えたからね(笑)
リナリー:今まで通り、ここに居てくれるかしら?
ミカ当たり前だろ!エクソシストじゃなくても、僕はファインダーとして残るつもりだったんだからな(にっ)
リナリー:そうだったわね(微笑)…ガブリエル…あなたは?
ガブ:こうなったら、残るしかねぇじゃん(苦笑)
ラビ:そうこなきゃな♪(笑)
コムイ:それじゃ、正式にエクソシストとして、会ってもらう人がいるんだ。来てくれるかい?(笑)
そう諭され、ある場所へと案内された。そこは…——
コムイ:連れて来たよ…例の二人だ…
現れたのは、人のようで、そうではないモノ。
ガブミカ…っ!?(汗)
コムイ:あぁ~…そう怖がらないで…入団するエクソシストは、ヘブラスカにイノセンスを調べてもらうのが、規則なんだよ(苦笑)
ミカ:イノセンスを?(汗)
コムイ:そっ、だから、二人共、力を抜いて(微笑)
こうして、順番に見てもらった。
コムイ:どうだった?ヘブラスカ、二人のイノセンスは?
ヘブ:…とても繊細なモノに感じた…
ガブミカ:どういう事だ?
ヘブ:お前達のシンクロ率は、どうやら68%のようだ…これは…寄生型にしては、かなり低い。とても不安定だ
コムイ:不安定?(汗)
ヘブ:あぁ。これ以上、下がると発動は困難となり、適合者も危険になる…無理はしないように…
ガブ:わかった
ミカ:気をつけるよ
ヘブ:それと…ガブリエル…お前のイノセンスは、いつか黒い未来で、純粋な『真理の追求者』を生むだろう。そして…ミカエル…お前のイノセンスは、同じ頃、尊大な『闇の救済者』を生むだろう。私には、そう感じられた
ガブ:追求者?
ミカ:救済者?
コムイ:それは君達の事だよ、きっと。ヘブラスカの『予言』は、よく当たるんだ(微笑)
こうして、正式にエクソシストとして入団した二人。記憶については既に、興味をなくし、その事に他人が触れると、過剰になった。自分達が見たはずの光景が、真相の手がかりなのは、みんなの態度でよくわかっていた。しかし、思い出せない無力さが、自分が許せなかった。なら、いっその事、みんなが言わなくなるまで、拒もうと思った…何をしても思い出せないならと…。
そして、適合者だと発覚した今、元帥は二人を守ろうとして死んだと、言われるようになっていた。真相はきっと、違うのだろう。また、適合者発覚までは速いようで、静かに…着実に進み…二人を黒の教団にとどまらせた。…誰かの企みにも思えるほど、正確に仕組まれたかのように…何もかも。
『山に霧を結う』END