ノルサランヘ~君を愛してる~

第1夜【憧れの異世界】


ここは…?

朦朧とした意識の中、回りを見渡す。どこかの聖堂のようだった。
「…っ、…!」
何か揉めるような声が聞こえ、這うように動く。
「…どう…んさ?…ぱん…じい…不味い…ったさっ(汗)」

「静か…ば…弟子・・・・・シッ、誰か…ぞ」

「…っ!?(汗)」

誰?…ここは何処なの…?いや、見覚えがある気がする

薄れゆく意識の中で、駆け寄ってくる人影が見えた。
「おいっ、お前、大丈夫さ?…おいっ!(汗)」

赤い…髪…?何処かで見た気が・・・・

そう考えた瞬間、気を失った。


某部屋。

『きゃぁ~、来たよぉ!ラビ参上!!(笑)』
ある漫画を読みながら、ベッドの上で騒ぐ。
『アレンや神田もいいけど…やっぱ、ラビが一番だなぁ…私は♪』
大好きな漫画のキャラを思い返しながら微笑む。
『この掴み所のないとこがまた、魅力的(にっ)…あっ!リナリー起きた♪やっぱ美しいのだ(笑)』
ウキウキ、ルンルンとしながら読んでいた。けれど、ページをめくった瞬間、その表情は消え失せる。
『あれ?…この次は、汽車で反省させられてるはずじゃ…』
うそ…何回も読んだし、アニメも覚えてる…こんなシーン、見たことないよ(汗)

半ページは記憶通りなのに、もう半分が見覚えのない内容。先ほどラビと言っていたキャラが、どこかの部屋で、何かを探している絵だった。
『と、とりあえず、読むか…忘れたのかも知れないし…(汗)』
そう自分に言い聞かせ、また、次のページへ。どうやら、探し物が見つかり、拾い上げる。それは…宝玉にも似たインディゴの玉だった…。
『インディゴは、藍色なんだ。私の好きな色だなぁ・・・・あっ!』
ラビは、玉を大事そうに運んでいたけれど、足元に転がっていた物に足を取られ、転んでしまった。玉はどうなってしまったんだと、急いでページをめくる。その瞬間、本当に硝子玉が割れる音が響いた。そして、あり得ないことに、漫画から爆風が飛び出し、体を襲う。
『なっ!?』
何が起きてるの!?(汗)

漫画を確認しようと、必死に爆風をこらえた。しかし、次にやって来た爆風の威力が強く、吹き飛ばされ、背中を打ち付ける。そして、気を失った。


某医務室。

『・・っ・・・・ラビぃー!!!』

「俺がどうかしたんさ?(キョトン)」
ガバッとベッドから起き上がりつつ突然、叫んだ彼女に、名前を言われた彼共々、驚きの目線を送る。
『え?…あれ?…えぇ?(汗)』
なに、どゆこと?…ラビ?…ほ、本物!?え?(汗)…ここって教団の医務室じゃない?…なんで私、こんなとこに(汗)
「もっしもぉ~し、俺の言ってることわかるさぁ?」

『え、あ、はい!(汗)』

「なぁ、俺らどっかで会ったことある?…俺、お前のことわかんねぇんだけど…つーか、どっから入ったんだ?」

『あ、いや…その…(汗)』
ど、どうしよう…漫画で読みましたなんて言えないよぉ…どうやって来たのかなんてわかんないし(汗)

彼女が、おろおろしていると、一人の女性が近づいて来て、ラビをいさめる。
「ラビ?…そんな、いきなり質問ばっかりしないの。…彼女だって、動揺してるじゃない」

『あっ』
リナリー!生のリナリーの方が何倍も可愛い♪…て、んなこと言っとる場合か!!(汗)

「ねぇ、名前だけでも、教えてくれるかしら?(微笑)」

『なまえ?』
ここで名前名乗ったら、どうなるんだろ?…の前に、余計なことしゃべって調べられたら私、この世界に存在してないことばれちゃうじゃん(汗)…嘘ついたなんて、後から言われそうだよね…ホントの名前言っても(泣)
「どうしたの?」
黙ったまま、何も言わない彼女を見て、皆、顔を見合せる。
「お前…もしかして、記憶喪失さ…?」

『…マジャヨ…(ボソッ)』

「え?(汗)」

『あっ、いえ…えと…私、どこの誰だかわからないんです。なぜ、ここに居るのかさえも(汗)』
やばっ、覚えたての物を使いたがる私の癖が(汗)…とりあえず、記憶喪失にしとこう、うん!
「それは困ったねぇ。どうやって入って来たのかだけでも、知りたかったんだけどなぁ」

「兄さん!」
コムイだぁ!…真面目の室長はかっこいい(笑)…て、おいおい、そうじゃなくてっ(汗)
「コムイぃ、聞いても無駄みたいさぁ。俺の名前、呼んだのに、自覚ないみたいなんだよぉ」

「ん~、困ったねぇ。とりあえず、この子をなんて呼ぶか、決めないとね」

「あっ!…なぁなぁ、お前って、韓国語できるんさ?…さっきの【その通りです】だよなぁ(笑)」

『え?…あ、うん…』
ラビには、わかったんだ
「んじゃ、ホントの名前、思い出すまで【ソニョ・ハルリュ】ってのはどうさ?(にっ)」

『少女、韓流?…韓流少女ってこと?』

「なっ、結構いいだろ?(笑)」

「そんな名前の付け方って、どうなの…『それでいいです。すごく、気に入りました(微笑)』
ラビが、私の名付親ってことだよね、これって♪好きなキャラ…ううん、人に…名前を付けてもらえるなんて、私は世界で1番、幸せな奴だよ(微笑)
「決まりさぁ♪…そうそう、知ってるだろうけど、俺はラビ…よろしくな、ソニョ(微笑)」

「彼女がいいって言うなら、もうなにも言わないわ(苦笑)…私はリナリー・リーよ、ソニョ、よろしくね(微笑)」

「ソニョ、僕は、リナリーの兄で、一応、ここをまとめているコムイ・リーだ。室長と呼ぶ人もいるかな」

『はい、よろしくお願いいたします!(微笑)』
よく存じとりますです!…あぁ…生で会話できるなんて、ファンとして幸せ過ぎだよぉ~・・・・あっ!てことは、アレンや神田とも話せるってことだよね!?…早く会いたいなぁ…

そんなことを考えていると、廊下を走る音が聞こえ、医務室の扉がバタンと開かれた。

あれ?リーバー班長じゃね?

「室長っ!ヘブラスカが、その子を連れてきてくれって言ってるぜっ(汗)」

「ヘブラスカが?(びっくり)」

「どういうことさ?…コイツも神の使徒なんさぁ…?(汗)」

『え?(汗)』
ヘブラスカって、あの人だよね?キューブの適合者で…イノセンスを調べて予言をする…でも、私、エクソシストでも何でもない、ただの平凡な奴なんだけど。ヘブラスカが呼ぶなんて(汗)


なんの因果か、大好きな漫画の世界に入り込んだ彼女。これから、いったい何が起こると言うのか?彼女自身も、わからないのだった。


第一夜 END

※ゲーム&夢小説とは別物と考えてください。
出合いの物語⑮
【真夏の夜の…明鏡止水】止転(してん)
ある日、二人で任務から帰って来た時…——
ミカ:お前、やっぱ、少し記憶力のトレーニングした方がいいんじゃね?
ガブ:ん~やっぱ、そうか?(汗)
ミカ:結構、効果出るぜ、僕みたいに
ガブ:だよなぁ…
そんな会話をしている時、声をかけられた。
アレン:お久しぶりです(微笑)
ガブミカ:ん?…アレン…
アレン:はい…お帰りなさい…(にこり)
ガブミカ:…ただいま…(微笑)
ガブ:よく帰って来たって、わかったな
アレン:地下水路から来るところを見ていましたから、直ぐにわかりましたよ
ミカ:なるほどな
アレン:それにしても、ガブリエルの団服、初めて見ました。同じ対アクマ武器なのに、随分と違うんですね
ガブ:あぁ~…(汗)
ミカ:それは、同じでも能力が違うからだ。僕のは近距離で、ガブリエルのは遠距離なんだよ
アレン:そうなんですか(びっくり)
ガブ:よくわかんねぇけどな(汗)
ミカ:それにしても、黒の教団に来た時は、エクソシストのエの字すら知らなかったのにな(笑)
ガブ:まさか、エクソシストになるとはなぁ(汗)
アレン:あの、気になっていたんですが、二人は、どういった経緯で、教団に来たんですか?
ガブミカ:・・・・・。
ガブ:…悪い…
ミカ:その話はまた、今度にしてくれ…今は話したくない…
そう言って急に、二人は背を向けて歩き出す。明るかったのが嘘のように、顔が曇っていた。歩く二人を呆然と見つめるアレン。そこに…——
ラビ:アレン♪何してるんさ?(笑)…あっ、ミ…?
ラビが後ろから現れ、アレンの目線の先に二人を見つけ、声をかけようとしたのだが、アレンに止められる。
ラビ:なんさ?どうかしたんさぁ?
アレン:いえ…たいした事ではないんですが…(苦笑)そう言えば、ラビ…あなたは二人と親しいんですよね?…ここに来た経緯って、聞いてはいけない事だったんでしょうか?(汗)
ラビ:あぁ~…そうゆう事…アイツらまた、気にしてんだな(汗)…アレンは後から入ったから知らなくて当然さ。アイツらは、元帥死の現場に居ながら、その記憶だけを失った。その事件は、ある意味、迷宮入りさ…まぁ…元帥が所持していたイノセンスがないから、千年伯爵が絡んでるのは間違いないさぁ。二人は、重症で教団に運び込まれたんさ
アレン:そんな事がっ(汗)…僕は…(二人を傷つけてしまった…知らなかったとは言え…無責任だ)
ラビ:アレン…お前が気にする事ないさぁ…さっき、アイツらはなんて言ってた?
アレン:え?…また今度にって、今は話したくないと…あっ!
ラビ:わかったさ?そう、今は気分が乗らない…気持ちの整理が出来てる時に自分から話す…アイツらは、そういう奴らさ(笑)
アレン:ラビは二人の事、なんでもお見通しなんですね(苦笑)
ラビ:お前とは、付き合いが違うからなぁ(にっ)
アレン:言いますねぇ(笑)
この事がきっかけで、アレンは、二人の過去の事を極力、聞かないと決めたのでした。話してくれるまで…待とうと…。しかし、回りは知っているのに、自分だけ知らないのは、かなり辛い事なのでした。
『刹那、停止する回転』END
※ゲーム&夢小説とは別物と考えてください。
出合いの物語⑭
【真夏の夜の…明鏡止水】鏡承(きょうしょう)
任務から帰宅後、司令室にて…——
ミカ:以上が、今回の報告です
コムイ:ご苦労様。ゆっくり休んでね(微笑)
ミカ:はい
コムイ:…それにしても…彼には、ミカエルくんの垢を煎じて飲ませてあげたいくらいだなぁ
ミカ:はぁ?
コムイ:ガブリエルくんだよぉ。この前、また報告せずに、談話室で寛いでたんだぁ。しかも、私服に着替えて!…普通、着替える前か、着替えてる最中にでも思い出しそうなもんなんだけどさぁ…ファインダーに言われて、やっと思い出したらしいんだよぉ(汗)
ミカ:アイツ…(やっぱ、トレーニングさせた方がいいかなぁ(汗))
コムイ:ミカエルくんは、ファインダーの勉強が幸いしたのか、問題ないんだけどねぇ(ため息)
ミカ:あはは…(苦笑)
そんな会話を最後に、司令室を出る。
ミカ:はぁ…僕に言われてもなぁ…(本人も自覚があるのかないのか…自分からなんとかしないと、治るもんも治んないからなぁ…)
そんな事を考えながら歩いていると、前を、見た事がある白い髪の奴が歩いていた。
ミカ:おい、アレンっ
アレン:はい?…あぁ、ミカエルでしたか…普段、女性から呼び捨てで呼ばれる事がないので、驚きました(微笑)
ミカ:そういえば、リナリーもくん付けだもんな(笑)
アレン:そうなんですよ(苦笑)…ところで、ここに居るという事は、あの時の任務から帰って来たんですね(微笑)
ミカ:あぁ
アレン:お帰りなさい(にこり)
ミカ:ただいま(にっ)
アレン:これから食堂に行くんですけど、ミカエルはどうですか?
ミカ:それなら、僕も一緒に行くぜ(笑)
食堂にやって来た二人。お互いに、新事実を発見したのでした。それは…——
アレン:ミカエル?(汗)
ミカ:なんだよ、アレン?(汗)
アレン:もしかして…あなたもですか…?
ミカ:それは、こっちの台詞だ。お前も寄生型なのか?
アレン:やっぱり、あなたもですか?(汗)…実は、もう一人、同じ人を知っているんですが…ご存じですか?
ミカ:あぁ~…ガブリエルの事か…(ため息)知ってるもなにも、僕とアイツは、同じ日にエクソシストになったんだよ。そんで、大食らいになった…アイツの方が、倍食うけどな(汗)
アレン:そうだったんですか!?…実は、彼とは食堂でよく会うんです。まさか、僕みたいにたくさん食べる人がいるとは知らなくて…初めは驚きました(苦笑)
ミカ:お前…どう見ても、ガブリエルより多く食べてるだろ…?(汗)
アレン:そ、そうですか?そんな事は…
ミカある!…絶対、お前の方が食べてるだろっ。…寄生型だと、そうなる傾向なのか?(汗)
アレン:どうなんでしょう?(苦笑)
そんなたわいない会話をしながら、食事を続けた。
二人の初対面は、今回、報告をした任務に行く前、神田と喧嘩をしている時だった。その時も思ったが、今も、気が強い女性だなと思っているのでした。
『鏡を承る』END