国内ツアー選手第7弾は鈴木愛さんです。

 

鈴木愛さんは2013年プロテストに合格し、レギュラーツアー本格参戦は2014年です。通算20勝は現役ツアー選手では横峯さくらさんに続く2位です。海外ツアーにはあまり目を向けず永久シードが目標になっているのではないかと思います。ただ、既に30歳、今年5月には31歳を迎えます。

2017年と2019年は賞金女王になりましたが、その後は若手選手の活躍により優勝ペースが落ちています。2022年は優勝できませんでしたが、2024年は序盤戦で2勝しました。しかし、最近はシーズン後半に調子を落とすことが多くなっています。故障が多くなってきたことは年齢も関係しているのかも知れませんね。

 

 メルセデスランク  平均ストローク

22年   25位    71.4672(19位)

23年    9位    70.5899(8位)

24年   11位    70.8909(11位)

 

鈴木さんは国内ツアーで1位2位を争うパット巧者です。20勝の大部分はパットで獲った優勝と言ってもよいでしょう。ミドルパットを簡単に入れてくるのが鈴木さんです。3mから5mのパットを入れることでスコアを伸ばし、ライバル選手の勢いを止めることができます。

 

普通、年齢とともにパットが入らなくなると言われていますが、鈴木さんは30歳を迎えた2024年も平均パット数9位、総パット数4位でした。ただ、強目のパットが持ち味ですのでどうしてもパットがオーバーしてしまい、結果3パットになるケースが最近増えてきました。

 

ショットはプロ入り後ずっと課題です。パーオン率が1桁順位になったことがありません。昨シーズン開始直後には解説者陣が鈴木さんのショットが良くなったと言っていましたが、結果としては数字に表れていません。パットを含むショートゲームや勝負強さを武器にするプレースタイルですが、ショットの精度は相変わらず高くありません。

ショットの精度で上回る若手選手との戦いでは劣る面もありますが、若手有力選手がアメリカツアー参戦のため不在となる間隙を縫ってもう一度年間女王争いに加わることができるのかどうか・・・。

国内ツアー有力選手第6弾は櫻井さんと神谷さんの2人です。

 

櫻井さんは2021年にプロデビューし、2022年はステップアップツアーで5勝、レギュラーツアー1年目の2023年は4勝してメルセデスランク5位に入りました。大いに期待された2024年は12試合で予選落ちし、優勝争いは2試合程度でした。

 メルセデスランク  平均ストローク

23年    5位    70.7776(12位)

24年   28位    71.5936(36位)

 

勝負強さを感じる選手ですが、2024年はショットの不調で何もできないという感じでした。飛距離が持ち味の選手ですがフェアウェーキープ率がかなり低いです。2023年と2024年の違いはパーオン率が4%下がったようにショットの精度だと思います。パット勝負の選手ではないので今シーズンはショットの精度が戻るかどうかが鍵になると思います。

 

 

 

神谷そらさんは2022年のプロテストに合格し、プロ1年目の2023年フジサンケイで初優勝、日本女子プロゴルフ選手権でメジャー優勝もしました。2年目の活躍が期待されましたが優勝争いも殆ど無く、トップテン入りも5試合のみでした。

 メルセデスランク  平均ストローク

23年   19位    71.5854(34位)

24年   43位    71.3925(28位)

 

2024年は思うような成績を残せませんでしたが、平均ストロークは2023年よりも良くなっています。1年目は予選落ち13試合、棄権2試合でしたが2024年は予選落ち4試合、棄権1試合と安定感は増していました。ただ、彼女の持ち味であるはずの爆発力が影を潜めました。

神谷さんも飛距離が持ち味の選手ですが、櫻井さん同様にフェアウェーキープ率が低く、パーオン率も65~66%程度しかありません。飛距離を活かすことが出来ていないのが課題です。意外と言っては失礼かも知れませんが、パットは上手い選手です。いつも楽しそうにプレーしているのは良いと思います。

国内ツアー年間女王候補第5弾は河本さんと高橋さんの2人です。

 

河本さんは2018年にプロデビューし、2019年のアクサレディスで初優勝しました。その後アメリカツアーにチャレンジしましたがシーズン途中で国内ツアーに戻り、その後は苦しいシーズンが続きました。特に2023年は予選落ちの連続でしたが2024年には復活しました。

 メルセデスランク  平均ストローク

22年   52位    70.0791(49位)

23年   85位    72.5227(66位)

24年    7位    70.3378(7位)

 

2024年は平均ストロークが2打近くも改善されました。2023年が酷すぎたので比較にならないですが、2024年はショットもパットも良くなりました。平均パット数5位、パーセーブ率4位、リカバリー率2位というデータは好調だった2019年を上回っています。ただ、パーオン率は31位でしたのでショットはまだ完全に戻ったわけではありません。長い低迷時期を見ていただけに、今シーズンは2024年を上回る成績を残せるとは断言しづらいですが、華やかな選手なのでトップテンはキープして欲しいと思います。

 

 

 

高橋さんも2018年にプロデビューしましたが、2019年の中盤以降上位争いに顔を出すようになりました。アマチュア時代の実績からするとプロ入り後は時間が掛かったように思います。その後は河本さんとは正反対に安定した成績を残してきました。ただ、優勝は2022年のフジサンケイの1回のみです。

 メルセデスランク  平均ストローク

22年   14位    71.2081(13位)

23年   23位    71.0713(18位)

24年   12位    70.5452(9位)

 

2023年は少し成績を落としましたが2024年にはすぐに戻しました。デビュー以来、パーオン率が2位だったこともありましたし、ショットに関してはかなり安定した選手だと思いますが、最終日に伸ばせない試合が多いように感じますが、特にパットですね。今シーズンは年間ランキングでトップテン入りする可能性は十分ありますが、複数回優勝するイメージが中々沸いてきません。まずは1勝してからでしょうね。