「行動しろ」と言うのは簡単だ。
何かを変えたいとき、「とにかく動いてみよう」と考えることは大切だと思う。
ただ、行動する前に一つ考えておきたいことがある。
自分はいま、どこにいるのか。
山登りなら、山頂を目指す前に現在地を確認する。
地図でも、目的地だけではなく現在地がわかるからこそ、そこからのルートを決めることができる。
スポーツチームだって同じだ。
「優勝する」という目標だけを掲げても、次に何を練習すればいいのかは決まらない。
得点力が足りないのか。
守備に課題があるのか。
体力が不足しているのか。
今のチームの状態を把握して、初めて必要な練習が見えてくる。
これは、自分の人生や仕事について考えるときも同じなのだと思う。
「もっと勉強したほうがいい」
「転職したほうがいい」
「新しいことを始めたほうがいい」
そう考えることはできる。
でも、自分の現在地がわからなければ、その行動が本当に必要なのかはわからない。
もしかしたら、前に進むことよりも、一度立ち止まって整理することが必要なのかもしれない。
だから、方向性を決めるときには、目的地だけを見るのではなく、現在地を把握することも大切なのだと思う。
そして、その現在地を知るための一つの方法が、「書くこと」なのかもしれない。
頭の中にあることを言葉にしてみる。
自分は何を考えているのか。
何に困っているのか。
何をしたいのか。
そして、今どこまで来ているのか。
書いてみると、ぼんやりしていた現在地が少しずつ見えてくる。
行動するために、まず現在地を知る。
そのほうが、次の一歩も決めやすいのではないだろうか。