サッカーを見ていて、以前から気になっていることがある。
外国人監督は、日本人監督と比べて若い選手を積極的に起用する傾向があるのではないか、ということだ。
私が応援する横浜のチームでも、10代の選手がトップチームでプレーする姿を見るようになった。世界に目を向ければ、16歳や17歳の選手が当たり前のようにピッチに立ち、活躍している。
もちろん、外国人監督だから若手を起用するとは一概には言えない。それでも、若い才能に思い切って機会を与える姿勢には、何か学ぶべきものがあるように思う。
そもそも、若い選手には大きな可能性がある。
しかし、その可能性を信じることと、実際に機会を与えることは違う。
「まだ若いから」「経験が足りないから」と起用を見送ることはできる。しかし、経験が足りないのであれば、経験する機会を与えなければならない。
ここには、成長に対する考え方の違いがあるのではないだろうか。
十分に成長してから挑戦するのか。それとも、挑戦することによって成長していくのか。
これはサッカーに限った話ではない。
私たちも日常生活の中で、何かを始めようとするとき、つい準備を整えようとする。
もう少し勉強してから。
もう少し自信がついてから。
もう少し上手になってから。
そう考えているうちに、最初の一歩が重たくなっていく。
しかし、実際には行動してみなければわからないことが多い。
最近、私は文章を書くことを続けている。書くことも同じだ。上手になってから書くのではない。書くからこそ、自分の未熟さに気づき、少しずつ成長していく。
大切なのは、最初から正解を求めすぎないことなのだろう。
よいと思ったことは、まずやってみる。そして、そこで起きたことを観察し、考え、次の行動につなげていく。
成長したから挑戦できるのではない。挑戦するから成長できる。
サッカーの若い才能を見ながら、そんな当たり前のことを改めて考えさせられた。