デヴォンズゲート -9ページ目

デヴォンズゲート

映画をとことん冷めた目で見る男「デヴォン山岡」による、
独自の視点による映画感想文。

「目には目を歯には歯を」みたいな犯罪ギリギリの手段で、ヤクザから借金を取り返す草彅くんがカッコイイ。

黒のコートに身を包み、不敵な笑みで悪党を追い込む姿は、まさにダークヒーローって感じ。

そんなこんなで、見事というしかない作戦で大金を手に入れた草彅くんは、死んだオヤジの借金の返済に加えて、恩師である大杉漣さんの借金までもゼロにしてしまいます。

このドラマ、俺はてっきり必死コイて借金を返済するまでの話かと思ってたんですが、そんなノンキな話じゃないんですね。

金のために貧乏人を食いものにしている闇金をはじめ、自分たちがエリートだと思い込んでいるジュディ・オングや前の会社の上司連中にひとアワ吹かせるための戦争こそが目的なんです。

だから借金返済なんてものは、どん底からの成り上がりの第一歩でしかない。

草彅くんの戦いは始まったばかりなんです。

だからこそ、それが単なるキレイ事だと笑われても「金より良心」という決意を堂々と表明した大島優子さんを、戦いのパートナーと認めたんだと思います。

そして、嫉妬から大島さんを追い詰めた木村文乃さんの軽率な行動が、草彅くんの本当の敵をあぶり出す結果になってしまいます。

なにやらジュディ・オングさんも、草彅くんの父親自殺に大きく関わっていそうな雰囲気。

本当の敵が誰なのか知った草彅くんと全てを知った渡部篤郎さんが、今後どういった戦いをみせるのかに注目ですね。

また感想書きます。
水川あさみさんのプロットによる連載小説が好評で、さらに本格的なゴーストライターとして小説そのものを連載することになってしまいました。

いくらなんでも展開が早すぎますが、それほどまでに水川さんの才能がケタ外れだったということでしょうか。

その才能は、「中谷美紀さんを公私ともに支えているようで、実は利用するだけして捨て去ろうとしている」編集長のオッサンの目にもとまり、ついに泥沼バトルに向けたカウントダウンが始まってしまうわけです。

この神崎編集長の容赦のない上昇志向というか、出世のためなら手段を選ばない狡猾さはなんなんでしょうか。
いまの世の中、ここまで非情になれないと出世できないのかもしれませんが。

さらに、水川さんの夢でもある自分の単行本もあっさりと発売できたのに、水川さんは喜ぶどころか本屋での扱いの小ささに不満なご様子。

ウブな田舎者のふりして、実はこいつも相当な上昇志向の持ち主なのか?

尊敬していたはずの中谷さんに反旗を翻し、その変わり身の速さにはびっくりです。

こうなると、視聴者としては追い詰められつつある中谷さんを応援せずにはいられない。

この人苦労人すぎて、プライベート(息子や認知症の母親とのくだり)が可哀想で見てられないし、なんとか頑張って現状を抜け出して欲しいです。

がしかし、バトルは始まったばかり。

ここから水川さんがどんな攻撃を仕掛け、そこへ三浦翔平さんがどう絡んでくるかも見ものです。

また感想書きます。
凄まじい。
このドラマは「凄まじい」としか言い様がないほど、ドラマ1話分における情報量の詰め込み方がハンパないです。

開始と共にイキナリ2回目のデートが始まったかと思ったら、ところどころで数日前のエピソードがインサートされて時間軸が大いに複雑化。

デートに至るまでの環境やら、葛藤やら、戦略やら、2人それぞれの状況が説明され、それがデート中の2人の行動や言動につながるというメメント的展開が凄い。

杏さんは父親のために相手と楽しく過ごせるよう努力し、長谷川博己さんは自分のことを正直に話して結婚まで持っていこうと企みます。

今回も、杏さんの父上の取引先の青年がしゃしゃり出て、クライマックスの面白さがアップするという流れ。

杏さんと長谷川さんだけでも十分面白いですが、物語中もっとも普通で一般的な考えを持っているこの青年の存在が、2人の変態ぶりを際立てていると言えますね。

しかし長谷川さんの、現状告白→ダンス→土下座の流れは圧巻でした。

言っていることがクズすぎるのに、エキサイティングでロマンティックで、ちょっと「こんな奴がいてもいいんじゃないか」とか思ってしまう。

杏さんの断り方もカッコ良かったし、この2人は世間から著しく外れてはいますが、そのぶん凄くロックだなあ。

デートを楽しむために、遊園地内でもっとも過剰にデートを楽しんでいるカップルを手本にするとか合理的だし、顔のペイントとか見た目からしっかりマネする妥協の無さがストイックで感動しました。

結局、うまくいかなかったけど、次回は当然のように再会してまたひょんなことで意気投合しそうで楽しみですね。

また感想書きます。