「女性は二人以上生むことが大切である」と全校集会で話をした校長が話題になっている。
賛否両論があるところが救いであると私は思っているが、大半が批判的な意見でありテレビで評論家が大声を上げて猛烈に反対しているところが腹立たしい。
この校長の全文を読むと以下のとおりであり、女性の部分だけを切り抜いて理解するのは片手落ちである。
1. これから子供がいなくなる日本はなくなってしまうから、女性は二人以上の子供を産むことがキャリアを積むことよりも大切である。
2. 男子も出産はできずとも子育ては助け合って参加して、子育ては女性だけの仕事ではないのだから。
3. 子供ができない人、結婚しない人も、里親になって育てることはできる。
4. 子育てをした後は勉強をいつでも再開できるように中学の間にしっかり勉強しておくことが必要だ。
5. 少子化を防ぐことは日本の未来を左右する。
全文を読むとそれほどいびつな意見ではないが、「女性は子供を二人以上生むことが一番大事」と読み取れるところだけに矛先が向かっている。手放しで賛同できる内容ではないかもしれないが、やり玉に上がるほどではない。私が以前校長をしていた学校ではこの程度の発言は日常茶飯事で話していた。ほとんど当たり前的な意見である。
これを見て思うのが、この頃の世間の風潮としてある子供たちにそれほど耳当たりの良い、安全な内容だけしか与えてはいけないのか、という疑問である。
この校長の発言は結婚できない女性が耳にするとセクハラであるとか、子供を産みたくても産めない女性に対する蔑視であるとか、確かにそのような人が聞くと不快に思うかもしれない。しかし、それがどうしたんだ?と言いたい。そんな人の気持ちまで考えて言わないといけないのか。そもそも校長が話した相手は15歳までの子供しかいない中学校においてであり、結婚できるかどうかなどまだわからないし、15歳の段階で不妊である女性であると判別がつくわけもない。その前提で世間一般の人に対して話しかけていないこの校長の意見が女性蔑視につながるのか。そういう意味で世間に対して問題になるとは思えないのだ。さらに、子供たちに対しては校長の意見は正論であり男子も少子化を理解し、女子もいつかは子供を産むんだという心づもりが出来てよいのではないだろうか。
ここから私が言いたいことは、子供たちに対する大人から子供への意見や時には説教や教育的発言全般についてである。
何度も言っているが「教育」の目的は「大人になったときに一人で歩いていく力をつけること」である。一言でいうと「自立」するための教育である。そのために大人は説教をする。
その内容が模範解答のようなものばかりでいいのだろうか、ということである。国民全員が聞いて耳当たりの良い、毒にも薬にもならない話を子供たちが末永く受け入れ、心に留めるだろうか。天皇陛下のお言葉は優しく配慮されていて全国民が聞いても何の違和感もなく全員が受け入れることができる。そんなお言葉ばかりが子供の教育に響くとは思えないのだ。あーこのたとえ話危険やわ!(笑)。少しくらいとんがっていても正しいことが伝わり、直球が子供の心に刺さるのだ!誤解を恐れず多少のゆがみが含まれていても、子供もそれを判断していくセンスが養われていいのだ。臭いにおいをかがないと、何が臭いかもわからない大人になってしまう。とかく近頃のマスコミやネットの炎上には本質から離れたものが多い。
さらにこれらを評する評論家の意見がまさに炎上を煽るだけの油の役割にしか過ぎない。なんの責任もなくテレビの一つのコーナーで取り上げられた10分ほどの話題にさもありなんのような意見をまことしやかに言うところが腹が立つのだ。コメンテーターや評論家の意見ほど、現場で責任をもって活動しているものからするとクソでないものはない!
お会いしたこともない大阪市鶴見区の茨田北(まったきた)中学校校長寺井寿男先生、あんたの言うてることに憂いはない!言い切る力強さで子供を育ててあげてほしい!
保育所落ちた死ね!とあるが、クソ評論家死ね!と私も批判されて、嫌われて良いので言い切りたい。
本当に子供を育ててやろうという気持ちを持った教育者であれば子供が誤解してもいいから言い切ってしまうことがある。それを強烈なエネルギーで伝えることでそのあともほとんどの課題は解決するのだ。頭で考えるだけのエネルギーのない「本当」をわからない評論家が「正しそうなこと」を言うところこそ、評論家のエセを感じることができるところだ。そう理解されているとクソ評論家にはわかりもしないだろう。
本当にうまいものを食わせてやろうと思うおやっさんの店が勝つ。
本当に子供を育ててやろうという気持ちを持った校長のいる学校が勝つ。
いくらITが発展しようが、アナログな業界はたった一人の人間の意識で左右されるのだ。
仕事してたのに、このニュースを読んで腹が立ってしまった・・・・
もー寝よ!