ドイツからBilbao(ビルバオ)空港へ飛び、市内のTermibus(バスターミナル)へ。空港から市内へは、20分に一度、公共バス(Bizkaibus A3247番)が出ている。Termibusからは、予めインターネットでチケットを購入していたFlixBus(格安遠距離バス)で、目的地のフランス領バスクの街、Bayonne(バイヨンヌ)へ移動。初めて利用したFlixBusは、格安だから乗車する人は変な人が多いかもしれない…という不安を良い意味で裏切り、運転手の少々洗い運転を除けば、乗り心地も悪くはなかった。

 

 

途中、美食の街San Sebastian(サン・セバスチャン)、リゾート地Biarritz(ビアリッツ)に停車し、予定時間より少し早くBayonneへ到着。予約していたホテルが、19時までにチェックインをしないと、建物の入り口ドアが閉まってしまうというホテルだったので、19時までにチェックインできるか心配していたが、バスの到着も早まったので、無事にチェックイン。ホテルのスタッフは、フランスなまりの強り英語を少しだけ話し、早くも軽いカルチャーショックを受ける。

 

軽い朝食以外は何も食べていなかったので、さっそく夕食のため外へ出る。お腹も空いておりかつ雨も強く歩き回りたくなかったので、あらかじめインターネットで目星をつけていたレストランBakeraヘ。

Bayonneは生ハムが有名と聞いていたので、生ハムの盛り合わせと赤ワイン(ボルドー)を注文。もちろんおいしい。けれど、好みの問題だろうが、スペインの生ハムのほうが口に合うと感じてしまった。

 

 

翌日も朝から雨だったが、街の観光スポットを見て歩く。ゴシック建築のカテドラル(Cathédrale Notre-Dame de Bayonne)は、ステンドグラス等が本当に美しく、見ごたえがあった。

 

 

せっかく生ハムで有名な街に来たので、Pierre Ibaialdeという生ハム屋で生ハムづくりを見学。レクチャーの後、製造過程を見せてもらえたが、残念ながら解説はフランス語のみなので、何を言っているのかはほとんど理解できなかった。

 

 

見学の後は、Nive川(バスク語ではErrobi)沿い歩いて、昨夜検索して気になっていたレストランLe Christiraへ。

 

 

12時半過ぎに入ったが席はかなり埋まっていて、13時を過ぎると満席で店の外で待つ人も出てきた。地元の人も通う人気店のようだ。昨日から決めていた、バスク料理のメニュー(16.8EUR)を選択。

 

最初は魚のスープ(Soupe de poissons maison)。あさりが入っており、魚のエキスとまじり合って、冷え切った身体も温まる、とにかくおいしいスープ。とろけるチーズを入れるのが、フランス風のようだ。

 

 

次は、Bayonneの生ハムをつかった料理(pipérade au jambon de Bayonne)。辛くない麻婆豆腐に似た味のソース(使っているのは卵らしい)と一緒に食べる。昨日食べた生ハムよりもおいしい。Bayonneの生ハムは、生で食べるよりも調理をして食べるのに向いているのかもしれない。

 

 

最後はデザートとコーヒーで閉める。

 

Bayonneの街自体は大きくなく、主要な観光スポットだけれあれば、徒歩で半日で十分に回ることができた。