せっかくEl Camino de Santiago(巡礼路)を旅しているので、少しは巡礼路を体感してみようと、Monasterio de Santa María la Real de Irache(イラチェ修道院)まで歩くことにした。

 

EstellaからIracheへ向かう際に最初にくぐるのがPuerta de Castilla de Estella-Lizarra(エステーリャ・リサラのカスティーリャ門)。Estellaにある中世の城壁で唯一残る門らしい。

 

門をくぐるとすぐに、歩道沿いに巡礼路のシンボルであるヤコブ貝(ホタテ貝)が並ぶのが見え、巡礼への気持ちが高まる。

 

巡礼路には、路を示す標識が見られる

 

しばらく歩くと、目的地であるイラチェ修道院が見えてくる。

 

 

ショルダーバッグのみの身軽だったため、徒歩約30分ほどで到着。巡礼用の重装備での徒歩であれば、もっと時間がかかるだろう。

 

 

上記写真左側に写る入り口から入ろうとしたが、閉まっている。近くにいた巡礼者らしき人に聞くと、修道院見学には興味がないらしく、知らないと言う(巡礼をしているのに、巡礼路の途中にある修道院に入らないのが不思議だった)。

 

結局、建物の右側に入り口を発見。見学者は誰もおらず、荘厳な雰囲気が漂う。途中雨が降ってきて、図らずも建物の中で雨をしのげたことに、ありがたみを感じた。

 

 

修道院の横には、1891年に設立されたワイナリーのBodegas Iracheがある。ワイナリーの外には、Fuente del Vino(ワインの泉)があり、蛇口から出るワインを注いで自由に飲むことができる。

 

巡礼者らがこのワインの泉を訪れる模様は、ウェブカムでライブ配信されているらしい

 

Bodegas Iracheでは、予約制でワイン・テイスティングが行われている。満席の場合でも、ワイン・ミュージアムは自由に見学することができ、グラス・ワインも一杯1.8EURで味わうことができた。