ON AIR STORY(´・ω・`)ノ ブログ小説 -151ページ目

ミステリー de ON AIR!!生徒会 ~第一幕「こっくりこっくりユレルモノ」~ 

「「「こっくりさん、こっくりさん。おいでください。」」」

ツーっと十円玉がゆっくりと動き出す。「おいでくださいましたら、ご返事ください。」言いだしっぺの雪音がこっくりさんに話しかける。十円玉が『はい』のところで止まった。雪音、真樹、琴の三人だけのこっくりさんが始まった。



~第一幕「こっくりこっくりユレルモノ」~ 



「暇だな~。」俺は生徒会室でだらけていた。生徒会室にいるのは会長と俺のみ。

「たっくん。そんなに暇なら帰ったら?」会長は今月の予定表とにらめっこしている。「だって家に帰ってもすることないんだもん。」俺は口をとんがらせて抗議する。溜息をついて会長は生徒会室に常備されているお菓子の饅頭を俺の口に押し込んだ。「少し黙ってなさい。」「あい。」俺は口に入れられた饅頭をもぐもぐとよく噛んで食べる。

「ご馳走様でした。」「お粗末様。」俺はさらにだらけていた。「何か起きないかなぁ事件とかそういうの。」

「そんな事言ってると本当に起きるわよ。」「そうそう起きないから言ってるんだよ。」そうねと会長は適当に答えた。

「「はぁ~。」」と二人で溜息をつく。「暇ね。」「暇だね。」俺と会長は饅頭を咥えてだらける。

「たっくん。何か面白い話無いの?」「面白い話かぁ。」俺は少し考えて「怪談とかそういうのなら得意だけど?」「そういえば昔からそうだったわね。」「うん。奥が深いし、逸話とかそういうのは教訓やらいろいろあるから面白いよ。」と俺は言いながらだらけ続ける。

ばんっと生徒会室のドアが開く、息を切らしながら入ってきたのは御堂さんだった。「珍しいわね、真由里ちゃんが息を切らして来るなんて。」会長は普段のまじめな体制に戻っていた。

「会長っ!相談があります。」御堂さんはいつになく慌てている。普段は大人しい子で滅多に大きな声で叫んだりしないのだが今回はよっぽどの事みたいだ。「たっくんが変な事言うからじゃない?」「人のせいにしないで。」

会長は御堂さんを生徒会室の端に呼ぶと小声で話を聞き始めた。俺にはどうにもならないことかもしれないし相談事をこっそり聞く趣味もないので俺は音楽プレーヤーを取り出してお気に入りのクラシックを聞いてのほほんとしていた。

たまに二人の方を見ながら相談が終わるタイミングを見計らっていると会長と御堂さんは俺の方を見た。相談事が済んだのかそれとも俺に関係することなのだろうか。と思っていると会長はジェスチャーでイヤホンを外せといってくる。俺はイヤホンを外して「相談は済んだの?」と聞く。御堂さんの顔を見る限り解決はしてないようだ。

「たっくん。あなたの出番みたいよ。」「はい?」「よろしくお願いします。タクミ君。」御堂さんが頭を下げたので状況は全く持ってわからないが「出来る限りがんばります。」と俺も頭を下げた。

「それで何で俺の出番なんだ?」会長が説明しようとしたが御堂さんは会長を静止させ「私の口から説明します。」と真剣な顔つきで言ったため会長は口を閉ざした。


「タクミ君、こっくりさんって知ってますか?」「そりゃもちろん。」こっくりさんか、久々に他の人の口から聞いたな。確か覚えてる限りでは簡易交霊術とか占いとかって話だっけか。まあ学校とかでは昔はよく出た話だけど最近じゃ禁止されている学校もあれば、やろうとするやつなんてそうはいないだろう。なにせ今は現実主義の子が多いからな。とそんなことを考えていると御堂さんは「知っているのなら話は早いです。」といって説明を続けた。

「私のクラスメイトに雪音っていう女の子がいるんですが、その子が他の三人の女の子とこっくりさんをしようって話になったそうなんです。」「ああ。それで?」俺はなんとなく予想はついていた。この手の話にはよくある話だ。

「はい、それでですね。他の三人の女の子は真樹、琴、茜という名前なんですが茜ちゃんはこっくりさんをやると決めた日たまたま用事があって雪音、真樹、琴の三人でこっくりさんをしたそうなんです。」「人数は基本三人以上でやるものだからそこは問題じゃないな。」俺は状況を聞きながらその先の展開がある程度読めていた。

「普通なら動かないはずの十円玉が動いてこっくりさんは成功したって感じか。」「その通りです。」ここまで来たら怪談好きのやつらならわかるだろう。「こっくりさんが来て順調に問答は進んでいたんですが、途中でふざけて真樹ちゃんがある質問をしてしまってからおかしくなった様なんです。」そう言って御堂さんは一呼吸置く。


「「あなたは本当にこっくりさんですか?」」と俺と御堂さんの声が重なる。こっくりさんをする時、してはならないことや注意しなければならないことがいくつかある。御堂さんは俺が同じ言葉を言ったことで驚いていた。そのため俺はそのまま話し始める。

「こっくりさんでしてはならないこと注意しなければならないこと。

その一、こっくりさんは狐という高位の霊でありそれを呼ぶにあたり礼儀をわきまえなければならない。

その二、こっくりさんを疑ってはいけない。

その三、こっくりさんと交霊している間は何があっても十円玉から指を離さないこと。

その四、遊び半分でやらないこと。

その五、どのような状況におかれても冷静さを失わないこと。」と俺は指を突き出しながら言う。

「御堂さんの話を聞く限り、今言った代表的な注意事項の全てをその子達は破ったわけだ。」と溜息をつく。

「はい。」御堂さんはうつむいたまま返事をして言葉を続ける。「その通りです。私が話で聞いた状況と照らし合わせてみると彼女達はその五つを完全に破っていました。」御堂さんはそこから話すのを躊躇っていた。

「こっくりさんはさっきの質問にいいえと答えた。だからその子達はあなたは何者ですかと聞く。そしてこっくりさんは教えないと言い。彼女達は混乱し始めて、おかえりくださいと無理やり終わらせようとするが帰ってもらえず、その直後あたりに大きな音もしくは怪奇現象が起きたため逃げ出した、か。」御堂さんは小さく頷いた。典型的な怪談話だ。こんなにも身近で起きるとは思っていなかった。しかし放っておくわけにもいかないだろう。

「それで今その子達はどうしてるんだ?」俺は本題に入る。会長は真剣に俺達の話を聞いていた。

御堂さんはやはりいい辛いのだろう。拳をひざの上で強く握った後口を開いた。


「その子達は、今……。」



第二幕に続く

ON AIR!!生徒会 ~落書き編「最近調子がいい事実」~



どうもTAKUです(*・ω・)*_ _))


最近絵が安定してきました。(ちょっと喜ばしいw


そんなわけでこれからはもっといろいろ(絵も小説も)かけるように


がんばりたいと思います


今日描いた絵は


番外編「とある冬の日のブログ騒動その2」よりキレたタクミです

ON AIR STORY(´・ω・`)ノ

他のキャラクターを描こうと思うのですがいい感じにかけないw


ということで明日から徐々に他のキャラも描こうと思うTAKUでした

ON AIR!!生徒会 ~番外編「されると嬉しい告白の仕方」~

こんばんわTAKUです。だんだんと番外編はお題小説用と成りつつありますが気にしないで今日も書こうと思います。今回は毎度おなじみ(俺だけかな)【創作小説】ネット上小説を宣伝しよう! というグルっぽの「三つのお題で掌編小説」というスレで見つけましたZigZagさんが書き込んでいました『揺れる』『あなた』『携帯電話』のお題で書きたいと思います。最初はどう展開させようか悩みましたが自分なりにこれでいいかなぁと思うことがあったので書きたいと思います。

ではZigZagさんお題使わせていただきます(*・ω・)*_ _))


ON AIR!!生徒会 ~番外編「されると嬉しい告白の仕方」~


「最近メールでの告白も多いみたいね。」会長は突然そんなことを言った。「そうだな、手紙より速いし楽だからじゃないのか?」男勝りな割りに恋愛話が好きな生徒会書記のタイガは答える。

「でも、わたしは直接、好きだって言われた方が嬉しいな。」生徒会会計秋西はちょっとだけぽーっとしていた。

「たっくんはどう思う?」会長は俺を見て言うとタイガと秋西も興味ありという顔でこっちを見ていた。

俺はどう答えたものかと少しだけ考える。「俺はやっぱり直接言われた方が嬉しいかな?」

会長は少し思うところがあったのか少し考えてから「質問を間違えたわ。告白するならどう告白するの?」と期待を込めた目で見て言う。

「それはまた微妙に気になる質問だな。」「そうだね、ちょっと気になるよ。」タイガと秋西はさっきよりも興味ありますという顔で目をキラキラさせながらこっちを見ている。

「どうしても答えないといけないのか?」「ちゃんと答えなさい。」「そうだぞ~答えろ~。」「うんうん答えないと駄目だよ。」三人は答えないと駄目だと言い、さらに俺が逃げられないように地味にポジションを整えている。

「そうだな。俺は直に告白する方がいいかもな。そもそも告白するようなことなんてなかったから携帯メールと手紙と告白なんて比較して考えたことがないぞ。」と適当に答えておくことにした。

「そうよね。携帯が一気に普及したのは私達が中学2年の頃くらいからだし、携帯を今みたいにホイホイと使えるようになったのは高校からという感じよね。あえてたっくんの告白するようなことがなかったという嘘の発言には触らないでおくとして、私自身携帯で告白されたことがないから確かに比較したことがないというのは問題だわ。」

「どこが問題なんだ?」タイガは会長に聞く。「比較したことがないのにあれはやだ。これはやだ。と決め付けることよ。実際に受けてみないとどのくらい嬉しいものなのか優劣を付けられないわ。」会長は俺をチラッと見てなにやら考え始める。嫌な予感しかしないのは気のせいだろうか。

「確かに会長の言うとおりだね。実際にやってみないとわかんないよ。」「確かに一理あるけどそれって優劣を決めるものなのか?」秋西に続いてタイガが疑問を口にした。秋西は会長と目を合わせ何かに気づくその後、タイガに耳打ちする。「何悪巧みしてるんだ?」俺はいかにも怪しいため問い詰めることにした。

「何でもないわよ。」「ああなんでもないぜ。」「なんでもないなんでもない。」三人は知らぬ顔をするが明らかに何かたくらんでいる顔だ。

「とりあえず携帯のメールと手紙、あと口頭での告白。どれが一番いいか確認するんだろ?」タイガは会長に尋ねる。「そうね、それが一番いいわ。それにここまで話が発展したのだからやって置かないともやもやするもの。」

「やろーやろー。」三人はアイコンタクトをしてこっちを見た。さっきから微妙に冷や汗が止まらないのだがやはり嫌な予感というものはあたるな。

「たっくん。」「何でしょう?」「やってくれるわよね?」「何を?」「告白。」会長とその他二名の無言の圧力、全く持って勝てる気がしない。「あい、わかりました。」俺は男としての威厳を失った気がした。

三人を見るとなにやらきゃっきゃしながらどれからやらせるか相談中のようだ。今なら逃げられるかと思いこっそりと席をたって逃げようとするが。ッガと音と共に目の前にカッターが刺さる。「逃げちゃ駄目よ。」横を見るとカッターを手に持つ会長の顔があった。俺は縦に首を振り席にもどる。

「たっくん、まずはじめに試すのはメールで告白よ。」会長は宣言する。「告白って言っても本当じゃないんだろ。」「それはそうだけどやるからには本気で書きなさい以上よ。」会長の後ろの方でうなづいている二人がいた。

「じゃああとで送っておくな。」「だめよ。今ここですぐに送りなさい。」「そうだぞー。」「そうだそうだ~。」外野の二人がうるさかった。「もちろん私たち3人に送るんだからねしっかり書きなさい。」会長はそう言って笑顔でいる。その笑顔が微妙に、いやとても怖い。俺は真剣に考えてメールで送った。


会長の場合「この間、会長のピアノを弾く姿を見て俺はあなたに惹かれました。考えてみるとあなたはいつも俺を気にかけてくれ、時に優しくときに厳しく俺に言葉をかけてくれていたことを思い出します。そんなどこまでも気高く優雅なあなたのことが好きです。もしよろしければ俺と付き合ってください。」


タイガの場合「小学校6年の時にタイガが引っ越してきてからずいぶんと立ったな。今思い返すと長いようで短かった。俺が困ったときとか落ち込んでるときタイガはいつも笑って手を差し伸べてきてくれたよな。今思うと俺はその笑顔が好きだった。だけど今の俺はタイガの笑顔が大好きなんだ。今思うともっと前からお前のことが好きだったのかもしれない。だけど今更ながらそのことに気づいてこんな形で告白する。タイガのことが好きだ。俺と付き合ってくれ。」


秋西の場合「生徒会のメンバーの中では俺と秋西が一番古い付き合いになるよな。中学が別々でそのときはどうしてるかなと思っていたけど、生徒会に入って秋西がいて驚いたよ。こんなにかわいくなってるなんて思わなくて。

中学が別々って聞いて諦めてたんだけど再会した今、俺はこの気持ちを素直に伝えるよ。秋西のことが好きだ。俺と付き合ってください。」


俺は以上の文章をメールにして送ったあとすぐに送信履歴から消した。それと同時に俺はなんてものを書いてしまったんだと後悔する。


「メールだとまあまあね。」「そうだね~。」と会長と秋西。しかしタイガは「……。」顔を真っ赤にしてうつむいていた。「タイガには効果覿面のようね。」「そのようだね。」会長と秋西はタイガを見て微笑んでいた。「帰ったら印刷して完全保存版にしよう。」「それだけはやめてくれ。」と携帯を取り上げようとしたが会長と秋西に阻まれる。

「じゃあ次行きましょうか。」「行こう行こう。」タイガは放置らしい。

俺は次に同じ内容でいいからと便箋と紙を渡され、手紙を書かされる。二人の反応は「いまいちね。」と会長。

それに対して秋西は「これは……。」といって手紙を抱きしめていた。俺はもう立ち直れそうにない。

「それじゃあ最後にお願いね。たっくん。」会長はそういうとにやけている二人を端によせ準備を整えた。

俺と向かい合って「告白してね。」と笑顔で言う。

俺は深呼吸をして気持ちを落ち着ける。こうやって会長の前に立つのは二回目だ。どうすればいいだろうか。いや、どうすればいいとか考えるまでもないだろう、あのときのことはもう終わったのだから。

「じゃあ行くぞ。」「ええ、いつでもいいわよ。」俺は覚悟を決めてメールに書いた内容を言葉にして伝える。


少しの間静寂が走る。


静寂を破ったのは「お邪魔だった?」と副会長の砂畑と編集部部長の瓶梨。「失礼しました~。」がちゃっとドアが閉まる。「……。」俺はドアを見つめる。会長は「災難だったわね。」とくすくすと笑っていた。

また、がちゃっと小さい音がしたと思うとドアの隙間から二人は覗いていた。「二人とも覗いてるのはわかってる。誤解だからでてこーい。」俺はドアに急いで向かい勢いよく開けて二人を確保、状況を説明するが「照れなくてもいいのに。」「照れるな照れるな~。」と瓶梨と砂畑。


「照れてねぇえええ~。」俺の叫びは学校中に響いた。



「この間、会長のピアノを弾く姿を見て俺はあなたに惹かれました。考えてみるとあなたはいつも俺を気にかけてくれ、時に優しくときに厳しく俺に言葉をかけてくれていたことを思い出します。そんなどこまでも気高く優雅なあなたのことが好きです。もしよろしければ俺と付き合ってください。」後ろの方で俺の声が聞こえた。振り向いてみると会長が何か機械を持っている。よく見るとそれはICレコーダーだった。

「なかなか良いわ。着信音にしようかしら。」会長は笑顔だった。


結論、されると嬉しい告白の仕方は人それぞれである。俺はもう動くことさえ出来なかった。