ON AIR STORY(´・ω・`)ノ ブログ小説 -150ページ目

ミステリー de ON AIR!!生徒会 ~第二幕「あくまでも俺達は生徒会」~ 

「その子達は、今……。」御堂さんは言葉を濁す。

「言いづらいかもしれないが大切なことだ。話してくれ。」俺は心苦しいが問い詰めることにした。

「わかりました。」深呼吸した後御堂さんは話し始める。

「まず、雪音からですが逃げ出したときに階段から落ちて足を骨折、現在入院中です。次に真樹ですが雪音さんのこともあり精神不安定な状態で登校拒否、琴は今のところ普段どおりに登校しているようなのですが。」不自然な言葉の途切れ、俺は「何か問題でも起きたか?」「いえ、琴は大丈夫なんですがこっくりさんに参加をしなかったはずの茜の周辺でおかしなことが起きているようなんです。」

「じゃあ相談してきたのは。」「はい、茜です。」俺は頭の中で状況を整理する。

今のところ一番怪しいのは琴という女の子。他の三人にはこっくりさんの影響が出ていると考えて一人だけ何もないというのはおかしいと考えるのが普通。だが、この段階で怪しいとか怪しくないとか決め付けるのは早計だ。

「茜さんと琴さんは今学校にいるのか?」「一応待たせてあるので。呼んできますか?」「頼む。」御堂さんは席を立ち上がって「ちょっと待っててくださいね。」というと生徒会室を後にした。

今までずっと黙っていた会長はやっと口を開く「たっくんはこの事件どう思う?」

「さてね。人の仕業か怪異の仕業か。とりあえず少しでも詳しくて確かな情報を集めないといけない。」

「そうね。でも、怪異の仕業じゃなければ誰が何の目的で?」

「それこそ調べなければならないことさ。それにしても気が進まない仕事だな。」俺は溜息をついた。

「どうして?こういう話好きでしょう?」「話を聞くだけならな。もし今回のことが人が原因ならそこにあるのは。」俺は目を瞑る。すると会長が言葉を引き継いで「恨み、妬み。そんなところでしょうね。」「そういうことだ。俺達はまだ学生。そこまで強いものではないとは思うがそういう感情があってもおかしくはないよ。」

「強い弱い関係なく負の感情は誰でも抱くものね。ただそれを抑えられるか。」「抑えられないかの違いだ。」

俺と会長は真剣な顔で御堂さんを待つ。これ以上今は話すことはない、生徒会室は静かだった。

コンコンっと生徒会室にノックの音が響く。「どうぞ。」会長は返事をした。

「二人を連れてきました。」御堂さんが入ってくる。後に続いて「「失礼します。」」と顔の色が悪い髪を後ろで結んだ短いポニテールの女の子と肩の辺りでばっさりと切れたショートヘアが特徴の女の子が入ってくる。

俺は立ち上がり二人の席を用意した後、お世話になっている電気ポットの方へ行きお茶の用意をと思ったが女の子が多いことだし紅茶を入れることにする。

「私がやりますよ。」御堂さんは俺の方に来たが「とりあえず話を聞かせてくれ。俺はゆっくりお茶を入れるから。」「そうね。まずは自己紹介お願いできるかしら。」と会長が話を進めてくれる。男の俺が面と向かって話すよりも女で頼りがいのあるカリスマで有名な会長の方が話しやすいだろう。そのことに気づいたのか御堂さんは「ありがとうございます。では、お茶お願いしますね。」そう言って会長の横に座る。

俺は四人に背を向けたままの体制で話を聞く。

「自己紹介からですね。えっと左側のポニーテールの子が茜で。」「琴です。」ショートヘアの子は自分で挨拶する。二人とも頭を下げていた。「知っていると思うけど私が会長の春美よ。そしてそこでお茶を入れているのが放送部部長のタクミくん。二人ともよろしくね。」柔らかい優しい声で会長は話しかける。会長の雰囲気に少し安堵したのか二人の緊張が少しほぐれたのがわかった。

「はじめに言っておくことがあるわ。心して聞いてね。」「「はい。」」二人は返事をした。

「私達は警察でもなければ霊能者でもないのあくまで生徒会、生徒のための機関であり、私達の出来ることは少ないわ。それだけは覚えておいてね。」「はい。」「わかりました。」二人が返事をしたのを確認すると会長は話を始める。

「順番に聞いていくわね。はじめにこっくりさんをした日はいつ頃かしら?」会長に質問は任せることにしよう。ここで俺がはいって言っても相手が答えづらくなるだけ、俺は紅茶を入れる準備をしながら会長が的確に質問してくれることを信じて聞きに回ることにした。



第三幕に続く


4コマ劇場 おんえあっ!!生徒会 その1?

どうもTAKUです(*・ω・)*_ _))

授業中につい書いてしまいました。

文字読みにくいですね。すみません


ON AIR STORY(´・ω・`)ノ


ON AIR!!生徒会 ~第6話「走り出したら止まらない。止まれない男その1」~

ある日の放課後俺は廊下を歩いていた。言っておくがこれはサボりではない。もう一度言うサボりではないのだ。

放送室によって今月のやらなければいけないことを説明し生徒会室に向かう途中のことである。

「なんかうるさいな。」俺は呟いた。廊下に出て気づいたのだが学校中に響き渡るドドドドドっという音、どこかで工事でもやっているのであろうか、しかしそんな報告は生徒会で聞いていない。いや、俺が聞いてないだけかもしれないがそこはあれだ。誤魔化しておこう。と思い後で会長にでも聞いてみよう。

「しかし、何の音だ?」俺は音の発信源を思い浮かべながら廊下を生徒会室目指して歩く。「闘牛でも走ってたりして。」と俺はくすくす笑っていた。

しかし気になるのはやはりこの音、よくよく耳を澄ましてみるとどうやら移動しているようだ。「そういやうちの学校の七不思議に似たのがあったな。」俺は須野から聞いた七不思議の話を思い出す。

その1、放課後下校時刻を過ぎた後、廊下に響くピアノの音。

その2、誰も管理していないはずの体育館裏の花壇に咲く、手入れをされた濃色の菊の花。

その3、学校に響く助けを求める声。

その4、夜の学校に響く、走る子供の足音と影。

その5、誰もいないのに下校時刻を過ぎると聞こえる「早く帰ったほうがいいですよ。」という女性とのか細い声。

その6、足を引っ張られる呪いの階段。

そしてその7、学校を走る闘牛の足音。

こんな感じだったかな?まあとりあえず今俺が聞いているこの音はその7にあるものに近いのかもしれない。

詳しいことは聞いてなかったためどうしたものかな。今度須野からきちんと内容を聞いておこう。

ぼけーっとそんなことを考えているうちにあの音が近づいてくるのに気がつく。「なんかやばくないか?」俺は音のするほうを見て立ち止まる。何もいなかった。どうやら上の階にいるようなので俺は安堵の息をつき生徒会室に向かって歩き出す。どうしても足音が気になるので音楽プレーヤーを出し曲を聴きながら歩くことにした。

「これでよし。」俺は鼻歌交じりに歩く。そうして生徒会室が目前というところで事件がおきた。

「よけろぉおおお。」イヤホンから聴こえる音楽をかき消して、そんな声が聞こえる。俺は立ち止まり後ろを振り返るとそこにいたのは闘牛ならぬコーディーだった。


ドンっ。


「うわっ。」「うおっ。」俺は突撃してきたコーディーをよけられず正面衝突する。質量、体積共に俺の二倍以上を有するコーディーのタックル。俺が吹き飛ぶのは当たり前だ。俺は宙に浮く、浮遊体験なんてそうそうできないなぁなんてあほなことを考えている間に地面に激突。ガンっゴロゴロゴロ、バタンっ。という音と共に俺は倒れた。目の前にあるのは生徒会室の扉。俺は残された力で何とか生徒会室を目指す。あまり動かなくなった体を引きずりながら匍匐前進でちょっとずつちょっとすつ近づく。「タクミ大丈夫かっ。」とコーディーの声がする。だけどその声に答える余裕はない。そしてあともう少しといったところで生徒会室のドアが勝手に開く。「たっくんどうしたの?なにかすごい音がしたけれど。」と会長が顔を出す。「闘牛が出た……。」と俺はコーディーのほうを指差して力尽きた。「タクミ~。」コーディーの声が聞こえた気がする。


目を覚ますとそこにあったのは砂畑の顔だった。砂畑は俺から顔を離す「タクミ起きたよ~。」「本当?」「うんっ。」会長は砂畑の言葉を聞き俺の寝ている横に座った。俺は体を起こそうとする。「いたっ。」体のあちこちが微妙に痛む。「もう少し横になってなさい。」会長はそう言って俺のおでこにでこピンをした。

「それにしても災難だったわね。たっくん。」「何があったのかよく覚えてないんだけど。」俺は気を失う前後の事をよく覚えていない。何かに突撃されたのは覚えているのだが何だったかな?

「あれに突撃されたのよ。」会長は指をさす。その方向を見るとそこにいたのは白く燃え尽きたコーディーがいた。

「あれにって何があったんだ?」「コーディーはね。あの体積と質量を持ちながらよく走るのは知っているわよね。」「運動はそれなりに出来るのは知ってるぞ。」「だけど一つだけ欠点があるのよ。」会長は溜息をついて言葉を続ける。「コーディーの欠点、それはあの体積と質量を有するがために一定の速さを超えると止まれなくなるのよ。」俺は唖然とした。「それでぶつかったのか。」俺は気を失う前後を思い出す。今思うと怖かった。

「うちの学校の七不思議のひとつ。学校の闘牛はコーディーなのよ。」そういって会長はまた溜息をついた。「がっつり叱っておいたからね。」会長は俺の頭を軽く撫で「もう少し休んでなさい。」と自分の席に戻っていった。

コーディーは半分魂が抜けている。よほど恐ろしい説教を受けたのだろう。俺はこの件については何も語らないことにした。

安静のため俺は先に家に帰って休み次の日にはだいぶ良くなっていた。生徒会室のドアの前でコーディーに会う。

「コーディーちわ~す。」「おっす、タクミ。昨日は大丈夫だったか?」

「おう、だいぶ良くなったよ。」「なら良かった。」

コーディーは安堵の息をつき生徒会室のドアを開け「「お疲れさんで~す。」」俺達は中に入る。

「二人ともいい感じにそろってきたわね。」会長は開口一番にそう発言する。

「何か用か?」コーディーはただそう聞いたが俺は嫌な予感がしていた。

「二人とも今日から筋トレよっ!!」会長は黒板に書かれた『たっくん筋力増強・コーディーダイエット計画」というレタリングされた文章を叩いた。

「「はぁ?」」俺とコーディーは唖然とした。