ON AIR STORY(´・ω・`)ノ ブログ小説 -149ページ目

ON AIR!!生徒会 ~第7.5話「歌うちびっ子 ボクらは今日も歩いてく」~

そよ風が吹く ある春の日のこと


ボク達は新しい世界に飛び込んだ


空気も 人も 何もかも ボクの気持ちも新しく 


桜咲く景色にボクは行く


期待を胸に ボクはスキップ 歩いてく



桜も散った ある梅雨の日のこと


ボク達は慣れてゆく世界に夢を見た


空気も 人も 何もかも ボクの気持ちも慣れてゆく


晴れてゆく景色にボクは行く


希望を胸に ボクはスキップ 歩いてく




とっても暑い ある夏の日のこと


ボク達は月夜の世界に駆けてゆく


空気も 人も 何もかも ボクの気持ちも夢を見る


花火咲く景色にボクは行く


思い出胸に ボクはスキップ 歩いてく



葉の色変わる ある秋の日のこと


ボク達は変わりゆく世界に大人になる


空気も 人も 何もかも ボクの気持ちも変化して


紅葉の景色にボクは行く


寂しさ胸に ボクはスキップ 歩いてく



雪がしんしん ある冬の日のこと


ボク達は楽しみな世界に胸がなる


空気も 人も 何もかも ボクの気持ちも楽しくて


夢のある景色にボクは行く


お願い胸に ボクはスキップ 歩いてく



季節がめぐり また春の日のこと


ボク達は新しい世界に期待する


空気も 人も 何もかも ボクの気持ちも輝いて


新しい出会いにボクは行く


ボクとみんなで せーのでスキップ 


おもいを胸に ボクらはスキップ 歩いてく


                      作詞 生徒会副会長 砂畑美卯

ON AIR!!生徒会 ~第7話「その花の意味なんですか?」~

「ここまで来れば大丈夫だろ。」と俺は体育館裏に逃げ込んでいた。

かなり走ったので息が切れている。俺は落ち着くためにも深呼吸。

「すぅ~、はぁ~。」気持ちも体も少し落ち着く。

「あらあら、今日はさぼりですか?」いきなり声がしたので驚いた。

「ご、ごめんなさい。でも、決してサボりではなくて、あえていうなら。そう、息抜きに来ただけ。」と必至に頭を下げながら誤魔化す。

「そんなに必至にならなくてもいいですよ。怒っているわけではないので~。」とのんびりした声。

「早苗さん?」俺は頭を上げて見てみるとそこにいたのは環境美化委員長の早苗さんだった。

「は~い。早苗ですよ。」のんびりした声で答える。

「どうして早苗さんがここにいるんですか?」体育館裏など滅多なことでは来るわけがない。

「どうしてと聞かれましてもどうしてでしょう?」と左手にじょうろを持って右手は頬に当てて考えている。

本当にこの人は天然だ。こんないい意味でも悪い意味でもおっとりとした人が委員長で大丈夫なのだろうか。

「左手に持っているそれはどうしたんですか?」と一応聞いてみる。

早苗さんはぽんっと手を軽く叩いて「あら、そうでした。お花に水を上げていたのでした。私った忘れっぽいんですよね。」と微笑みながら俺に答える。

「花って言ってもここに花壇なんか。」ないと言おうとすると

「ありますよ、花壇。」と早苗さんは指を指す。

「本当だ。」俺は正直驚いた。あまり日のあたりがいいとは言えない体育館裏に花壇があるとは思っていなかった。というか今まで気づきもしなかった。


花壇を見るとそこに咲いていたのは誰でも見たことがあるだろう花だった。

「朝顔ですか?」

「朝顔ですよ。」早苗さんは微笑んでいた。

「たくさん咲いてますね。」「ちょっとがんばってみました。」右手で口を軽く隠すようにして早苗さんは笑っている。

「でも、なぜ朝顔なんてここに?」と聞くと早苗さんは自分の唇にひとさし指を当てて

「あらあら、いけませんよ。なんてって言ってしまっては。どの花も一生懸命に咲くんです。それもきれいに、ね。」そういって小さい子を軽く叱るように言われた。馬鹿にされたような気もしないでもないが俺は『これが早苗さんなのか』と思うと同時に反論しようとは全くもって思わなかった。

「タクミさん。朝顔の花言葉を知っていますか?」早苗さんは朝顔を見ながら言う。

「知らない。」俺も朝顔を見る。朝顔はさっきまで早苗さんに水をもらっていたためか雫をまとっている。その雫は太陽の光を反射させキラキラと輝く。色とりどりに咲く朝顔。煌く雫。見慣れた花とはいえ俺はきれいだと心からそう思った。

「朝顔の花言葉。それは『愛情』『平静』『愛情の絆』『結束』『短い愛』『明日もさわやかに』『はかない恋』です。」早苗さんは慈しむようにしゃがんで朝顔を眺めている。

「学生の俺達に合いそうな花言葉だね。」「そうですね。」俺も朝顔を見続けた。

「朝顔の原色は薄い青色とされているそうですよ。」

どうでもいい情報だったがそんな会話も悪くは無いと思う。

「朝顔は私よりもしっかりしていますよ。」

「どういうことですか?」

「ちゃんと面倒を見てあげれば、つぼみを付けて枯れるまでずっと毎朝早起きして咲いているんですから。」

「じゃあ寝起きが言い分俺よりもしっかりとしたいい子だね。」

「かも知れません。」そういって俺と早苗さんは笑う。

「朝顔が咲いている間は俺も毎朝来ていいかな?」

「かまいませんよ。来たら朝顔に挨拶してあげてくださいね。」

「うん、わかった。」

「でも。」早苗さんは言葉を続ける。

「水をあげるのは私の仕事なのでとっておいてくださいね。」早苗さんは微笑んでいった。

「さて、そろそろ俺は行くよ。」

「あらあら、時間とらせてしまったかしら。」

「いや、ここで黙っていたらそのうち見つかってしまいそうだからね。早苗さんはどうするの?」

「朝顔の隣の花壇の子達の面倒を見たら生徒会室に戻りますよ。」

「そっか。隣のは何を育てているんだ?」

「秘密です。生徒会室に行ったらサボり魔さんの報告をしないといけませんね。」早苗さんは手をぽんっと叩いて言う。

「それは出来れば控えて欲しいのだけど。」

「あらあら、私は誰とはいってませんよ。」早苗さんは笑っている。

早苗さんは俺の後ろを見て「お迎えが来たようですよ。」と一言。

「へ?」俺は後ろを見る。

「タクミ。大人しく捕まれ、そうすればそこまできつい罰はしないから。」と涼子さん。

「絶対きつくしないとか嘘だ~。」俺は急いで逃げ出す。

「待て~タクミ~。」涼子さんは木刀片手に追ってきた。


「あらあら、仲がいいわね。」

逃げ出すとき早苗さんがそういっていたのを聞いた。どこをどう見たらそう思うのだろうかと考える。

早苗さんはやっぱりつかみ所のない人だと思った。

ON AIR!!生徒会 ~第6話「走り出したら止まらない。止まれない男その2」~

「筋トレ?」「ダイエットだと?」俺とコーディーは会長に聞く。

「そうよ、二人でやるの。」会長は紙を突き出して続ける。「これがメニューよ。」

そこに書いてあったのは腕立て十回、腹筋十回、スクワット十回、背筋十回を五セットとその後ストレッチ。登校と下校に家までランニングとある。「最初の方は理解できるんだけど何で行きと帰りにランニングなんだ?」俺は疑問をぶつける。

「たっくんの家とコーディーの家って大体走って二、三十分ってところでしょう?だからランニングするのに丁度いい距離なのよ。」「いつ調べたんだよ。」コーディーはツッコむ。

「学校の方で入学してすぐの調査書に書いたでしょう?登校と下校の道。」そういって会長は紙を引っ込める。

「そういやそうだな。」俺は納得「普通見せてもらえないだろ。」とコーディーはツッコミにまわる。

「無駄話はここまでよ。ランニングはいいから筋トレとストレッチやってしまいなさい。」会長は席に着く。

「どうする?」「やるしかないだろ。」俺はコーディーに聞き返答を受ける、その後二人で溜息。

俺とコーディーはまず腕立てからやることにした。

「い~ち、に~、さ~ん、し~~~~・・・。」俺は腕立てが苦手なので一生懸命にやる。

一方コーディーは「一、二、三、四、五、……。」順調にやっていた。

「よし次、腹筋だ。」コーディーは腹筋に移る。「い~……っち!」太っているので上手く体が上がらないようだった。

俺は腕立てが済んだので腹筋に移行「一、二、三、四、五、六、七、八、九、十っ。」すぐに終わった。

が、コーディーは「さ~……っん。」やっぱり上がらないようだ。

次は背筋だ「一、二、三、四、五、六、七、八、九、十。」これも順調。コーディーを見る。「ご~……おっ。」腹筋をまだ続けていた。

さてスクワットか。声に出さず数えて俺はすぐに終わらせる。そうしてなんだかんだで俺は五セットを終わらせる。

コーディーを見てみる。「い~……ちっ。」三セット目の腹筋を始めていた。

「なんだかアザラシみたいね。」「どちらかと言うとトドに見える。」「確かにそうね。」俺と会長はコーディーを眺めていた。っとそんなことしている場合じゃない。

「さてストレッチやるか。」と俺はストレッチを始める。「う~っ。」足の先に手が届かなかった。

「体硬いのね。」会長は俺を見て席を立ち上がり後ろにつく。「手伝うわ。」そういって背中に手を当ててきた。

「ありがと。でもゆっくりお願いします。」いつになく優しいなぁと思った。

「じゃあ行くわよ。」「うん。」と俺が伸びを始めると同時に会長が後ろから押す。

そろそろ限界点だと思いながら精一杯伸びをする。限界まで来たところで「たっくん行くわよ。」と会長。

「へ?」俺は何のことかと思ったら「いたっ。痛いってもう無理、無理だからストップ会長ストップ~。」

会長は俺の背中に体重をかけて押してくる。限界まで押されて体が微妙に悲鳴を上げる。「のぉおおお。」

すると会長は「じゃあカウントするわね。い~……っち。にぃ~・・・…い。さ~……ぁん。」ゆっくりだった。

やっとカウントが最後まで来たと思ったら「ちょっと緩めちゃったわね。じゃあ五カウント追加ね。ご~……ぉ。」鬼だった。これは一種の拷問、いやいじめだった。

やっとストレッチが終わったところでコーディーを見てみる。

「砂畑ぐるじぃ、ギブ、ギブだって。」いつの間にかに砂畑が来ていたようだ。「手伝いだもん仕方ないよ。がんばれ~。」といいながらコーディーのあごの下で手を組み背中に乗って引っ張る。なんという技か忘れたがプロレス技にあったような気がする。

「二人して何やってるの?」俺は聞いてみた。

「こ、これが遊んでいる、ように、見えるかっ……。」コーディーは必至に答える。砂畑はというと「あはははは~。」と笑いながら技を極めていた。どうやらコーディーがトドのように背筋をしている途中、黒板を見た砂畑が手伝いに行ったのだろう。

「まあがんばれ。」「お気の毒ね。」俺と会長は自分の席に戻り仕事を始める。

コーディーの様子を見ていたらさっきまでの会長のサポートはまだましだと実感することが出来た。よかった、砂畑じゃなくて。

「たっくん。」

「なんですか?」

「お茶頂戴。」

「わかりました。」

砂畑とじゃれているコーディーの横を通り俺はお茶を淹れる。

「はい、どうぞ。」

「ん、ありがとう。」

俺と会長はお茶を飲んで一息いれる。

「そうだ、たっくん一つ言い忘れてたけど。」

「なんですか?」

「筋トレの回数は徐々に増やしていくからね。」

「まあ普通ですよね。」俺は肯定した。

俺と会長はお茶を飲む。

「あったかいわね。」

「そうだね。」

二人で和んでいるがその背後では

「ぐわぁああああっ。」「ほれほれほれ~っ。」

砂畑がコーディーを苦しめていた。


なんだかんだあったがこれ以降も筋トレは続けられた。

俺はもちろんそれなりに鍛えられたがコーディーはと言うと。


「おかしいわね。」

「どうかしたの会長?」俺は会長に聞いてみる。

「たっくんの筋トレは上手くいったのにどうしてかしら。」会長は指を指す。

「ああそういうことか。」

俺と会長はコーディーを見て

「「なんであれだけやって、やせないんだろうか。」」

と溜息をついた。