104.Restaurante Linys
これは有名なセントロのSanbornsこの旅のメキシコシティ滞在中はLinysというレストランによく通った。ここはレフォルマ通りにある独立記念塔(monumento del angel)の次のロータリーであるディアナ噴水(monumento de Diana)前にある。実は以前メキシコシティに住んでいたとき、この噴水の近くに住んでいて職場も近かったのでよく通った。Linysを語れればあなたもかなりのメキシコ通だ。
ここの特徴はなんと言ってもウェイトレスのおばちゃん軍団。平均年齢50代中盤以降のおばちゃん達がほぼ10年間選手交替なしに君臨していて、多少気だるそうではあるが気さくなサービスをしてくれる。いつ行ってもホッと出来る憩いのスペースだ。ここでは“arrachera"(アラチェラ)という柔らかい牛肉のステーキが美味い。このアラチェラとは牛肉をパパイアなどに漬け込みその酵素の力で柔らかくしたものでメキシコのどこに行っても食べられる定番メニューだ。特に肉の産地である北部のモンテレイなどの都市に行くと空港なんかでお土産として売っている。
ここに朝行くと、朝食のコースが60ペソ(約600円)ほどで食べられる。まず新鮮なカットフルーツ(主にパパイア、ensalada de fruta)が来て、同時に薄いコーヒーが運ばれてくる。次にチラキーレス(焼いたトルティージャをトマトソースとチーズで炒めたもの)と卵料理とポテト料理がひとつの皿に盛り付けられたものがやってきて、好きな菓子パン(Pan Dulce)を食べ終えるころにはすっかり満腹になりまた部屋に戻って一眠りしたくなる。途中おばちゃんが年季の入った笑顔で『Quieres mas cafe?』とコーヒーのお代わりを注ぎに来てくれるが、これを4度ほどまともに受けたころには完全に動けなくなり、『もう今日は終了!』などと朝から訳のわからないことを口にする羽目になる。
Linysから始まるメキシコの朝はとにかく気だるい。