ニキビ治療法、既存のPDT vs ゴールドPTTの違い、副作用などについて

こんにちは。
韓国アーバイン(irvine)皮膚科の
「ユ・ドンギ」です。

最近ゴールドpttが脚光を浴びています。
とろこで、従来のpdtとはどう違うのか
よくご存知でしょうか？

本日は
PDTとゴールドPTTの違いについて
詳しく話してみます！

PDTは Photo Dynamic Therapy=広域動治療
PTTは Photo Thermal Therapy=光熱治療

両方とも光を利用してニキビの大きくなった皮脂腺を
選択的に破壊してその大きさを減らす治療法です。
原理はほとんど似ています。

なぜなら、二つの治療法とも同一人物である
Rox Anderson教授(ハーバード医大皮膚科)によって
開発された治療法だからです。

もともとPDT治療法が先に開発され、
ニキビ治療に新しい起源を作りました。
問題はPDTの場合、肌に浸透したALA溶液が約1ヶ月ほど持続しますが、
この期間中に日光に露出する場合、顔が日焼けする副作用があります。

PTD施術の限界
✔長い薬物吸収時間
従来のPDT治療は、薬を塗って放置する
インキュベーション時間が2~3時間程度と長く、
Laser-assist drug deliveryで
非侵襲的プロクショナルレーザーを利用して
薬を吸収する時間を40分以内に減らして治療をしても、
レーザー前処置過程を経なければならなかったです。

✔治療後の光過敏性
治療後の光敏感性のため、
洗顔にも注意しなければならず、
最低40時間の光遮断(直射日光、室内灯の露出はご遠慮、
帽子、保護服着用を推奨)などが必要でした。

✔治療部位不便
非常に一般的に治療部位の灼熱感、紅斑、浮腫、膿疱、
治療後の局所色素沈着やtanningなどの副作用が
生じたりもしました。

患者様がPDT施術を希望するとしても
このような理由で

患者さんに強くお勧めめすることが
難しかったのです。

ところが、2015年度にRox anderson教授チームが
次のような論文を発表します。

従来のALA溶液ではなく、
粒子(ゴールドでコーティングされた)形態の
方式を用いてより効果的で
タンニングのような副作用もない
治療法を見つけたのです。

簡単に原理を説明すると
肌の表面にゴールドがコーティングされたナノ粒子を
塗った後、この粒子が皮脂腺の中に入るように
超音波装備を用いてマッサージを行うこと。

以後、長い波長レーザーを利用して
皮脂腺に位置したゴールド粒子に
熱エネルギーを与えますが、

この熱エネルギーが皮脂腺の大きさを減らす
核心的な役割をします。

ゴールドPTTのメリット

日常生活に制約なし
光過敏性がなく、施術後すぐに外出でき、
色素沈着が少ない方です。

ニキビ治療と再発防止
治療終了後、効果が1年以上維持されることが
報告されました。

薬を服用しなくても治療可能
にきびの薬が効果的ではありますが、
全身の副作用を引き起こすので
炎症性にきびの薬を負担に感じる患者さんに
人気の治療法です。

皮脂腺を選択的に破壊
ゴールドナノ粒子を超音波を利用して
肌の奥深くに浸透させ、表皮を保護し、
皮脂腺をターゲティングして破壊します。

ニキビ治療=ゴールドPTT？

ではこれからニキビを治療するためには

ゴールドPTTをすればいいのですか？

と考える方もいらっしゃるでしょう。

しかし、私はすべての治療を
一つの方法だけで行うわけではありません。

薬で治療するにはニキビが悪化してて
だからといってゴールドPTTするには
ニキビの程度がひどくない方の場合、
従来のPDTよりスムーズに(?)施術される
マイルドPDTを施術しており

口の周り、あごの周りのように特定部位に
集中的に発生するニキビ治療は、
アグネス高周波治療をよく使用しています。