Commentarii de AKB Ameba版 -21ページ目

Commentarii de AKB Ameba版

AKBとかその周辺とか

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 総統閣下におかせられましては先日の無礼な言動、平に平に御寛恕賜りますよう伏してお願い申し上げます。

 正直すまんかった。

 もうねえ、おじさんあっさり前言撤回しちゃいます。
 前言って「正直欲を言えば(いわゆる)本店さんのチームのステージが見たかった」ってヤツね。なーんて罰当たりなこと言っちゃったんだろう。
 今となってみれば、水曜日にTeam Eのみなさんにお会いできることを心から楽しみにしております。
 
 なんでそんな心境の変化があったかっていうと。

 E2の初日、オンデマでやっと見たんです。来週「見逃し2」でしょ。予習予習と思って見たのね。

 SKEのオンデマの絵って、すっごいアレだったでしょ、今まで。それが大改善。正面のカメラが引いたり寄ったり振ったりだけだったのが、両脇に追加のカメラが入っただけですっかりよくなった。

 見知った人なんて金子くらいだったし。あ、木本は何度か見たことあったかな。
 最初に小芝居が始まって、オイオイどうなるのこれ、と思って、どういうわけか中原中也の朗読が始まって。こちとら高校の頃は演劇少年兼文芸少年だったから(朔太郎派だけどね)、こそばゆいやらなつかしいやら、見てて赤面ですよ。
 
 そして本編。

 正直そんなに期待してなかったの。
 どういうわけかカンジンの「逆上がり」と「否定のレクイエム」はカットされてたし。

 でも楽しかった。
 間違いなく楽しかった。

 出だしは全く顔の区別がつかなくて、自己紹介のMCを聞いても憶えられなかったんだけど、見終わった時には何人か識別できるようになりました。
 金子木本はともかく、磯原、上野、小林(亜)、竹内、都築。そして誰よりも柴田。 
 
 踊りの上手い下手を論じる目はないんだけど、一生懸命やっている、というのはわかるよ。
 僕の見た限り、フリを「流している」ような子は誰もいない。それどころか後列端の方で姿は隠れているのに、髪だけが激しく振り乱れているのだけが見える。ほとんど何も見えないそこで、誰かが一心不乱に踊り続けていた。

 表情もアクションもオーバーと言ってしまえばそれまでだし、海千山千で目から怪光線とか弾丸を発射してる子はいなさそうだったけど、とにかく何かを伝えたい気持ちがあふれていることがわかる。

 MCだってそうだった。軽やかにすべりつつも、何とかお客と繋がろうとしていた。


 しばらく忘れていた、Akimoto-senseiの言葉を思い出しました。

  In AKB, You don't work smart...
  You work hard.

 AKBじゃ要領なんかいらないんだ。一生懸命やるだけ。それだけなんだ、って。

 「エンドロール」。梅島夏代に比べちゃ勝負にならないけど、ハッとするような鮮やかなターンがいくつもあった。グラスの中はソーダ水だけど、こういう「エンドロール」があってもいいよね。

 正直に言う。「わがままな流れ星」は、オリジナルよりよかった。
コバヤシカナ大王陛下と小野には誠に申し訳ないことなのだが。
 木本と目の大きな柴田。キュートでパキパキ音が聞こえてきそうなステップ。

 「ファンレター」。もともといい歌だと思ってたけど、K5で見た時にはこんなに心が動かされることはなかった。ファンとメンバーの交流をテーマにした、ちょっといい話的な歌だね、という程度の認識だった。だって歌ってるのが大島(優)をはじめ、もう「華奢な自信」なんていう段階は過ぎてそうなメンメンだったから。

 でもTeam Eの子たちは違った。
 この子たちは、くじけそうな毎日を本当にファンレターに支えられていて、それ思い出しながら歌っているんだ。僕にはそう見えた。
 手を伸ばし、会場の、そしてカメラの向こうの僕らにその手を届かせようとしていた。僕にはそう感じられた。
 そしてちょっと泣いた。

 初日ということもあって、アンコールは出演メンバーひとりひとりの名前をコールするところから始まった。嫉ましいぞ、このステージと客席の幸福で親密な関係。
 そうだよなあ、「私の名前 絶対に憶えて/指切りね」ってのがいっとう最初のお約束だったんだもんなあ。
 あと「やっぱチームEだなー」って声な(それに対するレスが「だなー」でなく「それな」ってのが今風なのな)。
 
 初日のステージ、やれなかったこと、やり残したことがいっぱいあったに違いない。
 それらを噛みしめながらも彼女たちは、次のステージを待つのだろう。

  明日/やりたいことをひとつ
  心に決めて

 晴れやかな笑顔で。
 ステージは始まったばかり、まだまだ続きはたっぷりある。

 僕のやりたいこと? 
 僕は水曜までに彼女たちの名前を憶えることにしましたよ。
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  偉い人たちから/突然 投げられたこの報せに
  戸惑ってる/そうやっとチームが
  まとまって来たのに/何故壊そうとするの?

 何で壊そうとするんだって? そりゃああんた、お宅らの大ボスは、壊すのが仕事の半分なんだからしょうがない。
 前々から言ってるでしょ、創造神兼破壊神アキモトって。

 それはさておき。
 
 はじめ曲名聞いた時、何が「理不尽」なんだろ、と思ったわけ。何となくそんなことかなあ、と思ってたけど、やっぱそんなことでした。NMB48 Team Nの渡辺(美)の「期限付き」Team B兼任に対するプロテストソング。
 
 渡辺(美)がTeam Bに入ることは、とても喜ばしいことだと思いました。
 何しろあの「席」はなっちゃんがいた場所だったんです。今やとてもとても貴重な正規メンバーのポスト、なっちゃんが去ったことはとても悲しい事だけれど、そうすることによって空いた席を、これからのAKBのために大事に使って欲しい、そうも思っていました。でもなあ、誰が昇格してもインパクトはないなあ、とも。

 で、SSAのあのバクダンでしょ。なるほどこの人選ならば何かが動くかも。
 いや、動いてくんなきゃ。その「席」はそれだけ重いんだから。

 もっとも最終日の核バクダンがでかすぎたのでかすんじゃいましたけどね。
 それにしても見事な破壊と創造でした。

 渡辺美優紀、18歳。

 N1では「雨の動物園」の象さん、すなわち小野、渡辺ポジション。
 N2では「投げキッスで撃ち落とせ」の前田ポジション。
 こう書くと相当な抜擢ぶりなのだが、公演やコンサートのDVDを見たときには正直「Bird」の山本や「蜃気楼」の山田ほど印象には残らなかった。

 公式の二つ名は「みるきー」だが、影の名は「わるきー」。
 秋元先生が面白がって曲のタイトルにしちゃった。ニックネームとはいえタイトルに特定のメンバーの名前が使われているのは、「上からマリコ」は別格としても「麻友のために」「マユユロイド」しか思いつかない。てことは篠田と渡辺だけ。
 
 大好きな人はものすごく好きでしょ、渡辺(美)のこと。熱狂的。「釣り師」と呼ばれるゆえんですよね。
 でも特別にべっぴんさんというわけではない(怒らないでね)。写真だけ見たらふーん、って感じなんですけど、でも「わるきー」。

 同じ「釣り師」でもSKE須田のミリョクはわかりやすい。
 松村先輩との対談コメダ見たけど、あ、こりゃいかん、と思いましたもん。先輩かなわんわ。あの笑顔とポジティブさ。男の思い描く理想の女性像のひとつでしょ。それでいてあのピルエットでしょ。見とれますよね。何でみんな「だーすーだーすー」言うのか、何となくわかった。

 僕にはまだわからないけど、同じくらいのミリョクが「わるきー」さんにはあるんでしょう。そういう人が入ってくることのメリットは、Team Bにとって、ひいてはAKBにとって計り知れない。

 ということは、ナンバにとっては一大事。
 こういう人を「期限付き」とは言え引っこ抜くということは、要するにAKB「本店」にとって「支店」ナンバは植民地に過ぎない、ということです。
 植民地はよろしく逸材を発掘育成して本国に送り、もって本国のさらなる発展を支えるべし、ってね。


 「期限」だってほとんど「無期限」と同じだと思いますよ。
 N2に渡辺(美)が出て来ない、なんてのはもう常態に近いでしょ。今後オリジナルのN3がもし書かれたとしても、渡辺(美)のポジションは必要ないでしょ。そのころには渡辺(美)のアンダーがしっかり育っていて、「いまさら帰って来られても、留守を守ってた○○ちゃんがかわいそう」という空気ができてるでしょ。

 恐るべし植民地支配。
 
 ナンバヲタ、栄ヲタの人、本店なんか眼中ない人いるでしょ。
 でも推しにいい夢見てもらいたかったら、聞きたくもない本店のCD買わなきゃ投票できないでしょ。それでいて支店プロパーのCDには投票権なし。
 推しが本店のシングルに選抜されてりゃまだいいよ。支店の干され推しには全くメリットなし。選抜でもないのにスケジュール潰されて本店の握手会駆り出される始末。
 それでも今年は64位まで椅子があるんだもん、夢、見ちゃいますよね。
 
 みなさんは汗水たらして一生懸命サトウキビ育てて絞ってくださいね。
 文字通りその甘い甘い汁を吸うのは本店ですからね。

 ひっどいよねえ、許せないよねえ、こんなんだったら、いつか独立しちゃおうか。
 そう、

  いつかはきっと/革命の炎

 この革命 revolutionは、American revolutionと同じ意味あい。

 ということは、この「理不尽ボール」は、「独立宣言」とまではいかないまでも「コモン・センス」くらいのインパクトがあるのではないか? 

 目指すのはNMBの恒久的かつ完全な独立!
 本店の植民地支配を打破せよ!
 「支店」とか言ってんじゃねえ!
 うちらのCDにも投票権つけろ!
 「ナンバ48」じゃねえ「エヌエムビー48」だお前はあきちゃかしかし言いにくいぞエヌエムビー!
 
 誰だ、こんな過激文書を書いた者は?!
 ジョージ3世国王の御名のもとに必ずやひっ捕らえて厳罰に…

 え、書いたのも国王陛下…

 そうなんだよ。

 理不尽ボールを投げつけてきた「偉い人」も、

  ちゃんと説明してもらおうか
  誰からの命令も/Noって首を横に振る

 そんなボールなんか撥ねつけちゃえと煽りたてる革命家も、秋元先生なんだよなあ。

 なんたる矛盾。まさに創造神兼破壊神。

 え? ガス抜き?
 うん。そういう意味もあるんだろう。
 岩崎"もしドラ"夏海ならば、秋元先生は「その歌手の方が言いたいことを言わせる」んだよーって得々として語るだろう。

 でも一方でこの矛盾こそ秋元康の、そしてAKBというプロジェクトの本質に近いもののようにも思える。
 強靭な骨格を作るため、骨は一時も休まずリモデリングを行っている。骨芽細胞が骨を造るそばから破骨細胞が壊していく。その絶妙なバランスこそ力強い成長の秘訣。
 
 秋元は、たとえ支店ナンバをぶっ潰してでも本店AKBを崩壊から守るだろう(そして彼の眼には、すでに崩壊していくAKBの姿が見えているのだろう)。
 その一方で彼は、NMBの革命、すなわちAKBなんかぶっとばして独立してやっていけるようになることも、本気で望んでいる(いや、彼の手を離れる、ということではないよ)。

 どっちやねん!
 と突っ込まないようにね。どっちもなんです。
 わかっていることは、NMBは「革命」を起こすべきであるということであり、彼女たちにはその資質があり、あの悩み多き男前のリーダーにはそれを率いる力があると見込まれたということです。

 ついでに言えばこのままでは栄はいいようにされてしまうだろう、ということでもあります。ゲキカラが覚醒しない限りは。やったー、新曲のタイトルあたしたちの意見が通ったー、なんて喜んでるバヤイじゃないぞなもし。
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 先日ナンバ方面からCDが4枚どーんと届いてしまいました。もうね、何を何枚注文したのか、全然把握できてない。

 Amazonが使いやすいのは、ダブりの注文をちゃんと教えてくれることね。どっかのブログで、あれ、これ注文しなくっちゃアフィで飛ばされて、クリックしようとすると、
 「おいおい、お前もうそれ注文してるよ。いいのかよホントに頼んでも。てか最近お前そういうこと多くね? ひょっとしてアルツ始まってるんじゃね? 今朝の朝飯覚えてる? で、どうすんの? ポチって行くの行かないの?(意訳)」というようなメッセージが出るのね。

 これでダブり注文は根絶だね!

 で、安心してAmazonで買いまくってた。
 あれ、これ注文してなかったっけ? と一瞬思ったけど、Amazon様は何もおっしゃらないので軽くポチっとな。
 したっけれ、やっべ、Amazonって初回限定版と通常版は別商品の括りなのね。初回限定版を注文してあっても、通常版はお勧めしてくれるのねAmazonさん。もう商売上手なんだから。
 いいや、初回限定版はラミネート掛けて永久保存で、通常版を開けて…って僕そんなモノマニアックじゃないですぅうう。速攻キャンセルしますた。よかったよかった。

 はいっ、そうこうしている間にAKBオフィシャルショップから初回限定版の「Show must go on」が2つ届きましたとさ。

 めでたしめでたし。

 で、ナンバの4枚リッピングしましょ、Type-A、Type-B、Type-Cと、あれ、もう一枚なんだ?
 え? 劇場版? いいえ、いくらAmazon様でもおニューの劇場版は買えません。
 てことは…。
 はい。ダブり決定。どこの網の目を盗んで注文したんだろ僕。Type-A2枚。
 あと今日の朝飯なんだったんだっけ。

 ナンバの曲について書いたこと無かったですね、そう言えば。
 A3の時にN1について何度か触れていますが、ナンバオリジナルの曲については何にも書いてませんでした。いや別に避けていた訳ではないんですけど。
 
 むしろナンバってすっごくいい楽曲多いですよね。
 特に「オーマイガー!」はびっくりするくらい粒ぞろいでした。
 タイトルチューンもよかったけど、カップリングの「僕は待ってる」「結晶」「捕食者たちよ」「嘘の天秤」「なんでやねん、アイドル」、景色の全く違う曲が全てイイ。

  まわりの人に迷惑をかけて/「置いて行って」と泣く君を
  僕は見捨てない

 で号泣。遠ーくっから「麦と兵隊」が聞こえてきちゃうもん。

 「結晶」はイントロからハートキャッチプリキュア。で、この曲のタイトルを「愛の結晶」としないセンスと自信に脱帽。

  さあ 捕食者たちよ/静かに近づいて
  稚魚を食べなさい

 は衝撃でした。
 「少女の欲望」を歌った曲はAKBには少なからずあって、僕のブログでは「Desire」というタグを打っています。この曲もその範疇なんでしょうが、全くこれまでとは違う。
 イントロこそべたべたのムード歌謡風だけど、女の子のぢりぢりとした欲望の制御不能感というか、不安定な印象が全くない。
 むしろ静謐。もう一歩行けば神聖な感じすらする。
 自分を稚魚に見立てて、その稚魚を「食べなさい」と命令形だよ。もうねえ、おじさん「捨身飼虎」って言葉思い出して思わず拝みたくなっちゃうよこれ聞いてると。
 それでいて、じゃあ彼女に欲望が無いかというと、ちゃーんとあるんだよね。おとなしそうな顔して。

  ねえ/嘘の天秤 どっちが重い?
  恋がコロコロ転がっていく

 傾いた天秤/傾いた彼の心、それを不思議に落ち着いてみている彼女。
 本当にショックな時って、人間「感じる機能」をいったんオフにするのね。うめえなあ、秋元先生。やっつけ感全くゼロ。

 そしてそして、なんてったって「なんでやねん、アイドル」。
 秋元先生往年の名曲、「なんてったってアイドル」を遙かに凌ぐその破壊力。
 キュートと下品のぎりぎり、インコース低めいっぱいいっぱいだもんね。

 秋元先生ちょっとナンバに肩入れ過ぎちゃうん?

 あ、「理不尽ボール」の話してないや。
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Tags:Greeting

 >やっぱステージで見るべき曲だよね。これは。

 えええ、またこの話ですか。世の中はどんどん動いているんですけどね。
 ええ。すいません、まだこの話です。

 AKBは、アキハバラのシアターでの「公演」がその活動の中心にある(ことになっている)。秋葉原のシアターで、いつでも「会いに行ける」。それがAKB48設立当初からの理念なのだから。

 だからこそ彼女たちの「夢の続き」は、「東京ドームでコンサートをした翌日に、秋葉原の専用劇場で、いつものように公演をする」ことなのだ。何食わぬ顔で。
 とても大きなことを成し遂げた後、まるでそれが何事でもなかったかのように、日常の「本業」に戻る。そのステージに立つメンバーの表情は、きっといつもよりほんのちょっとだけ誇らしげだだろう。そしてそれを見守る客達もまた。
 
 ちょっとオーバーな喩えかも知れないけれど、たとえば金メダルを獲ったアスリートが、翌日から普通にいつものトレーニング戻るような。
 ノーベル賞を貰った教授が、帰国した翌週の月曜の1限の講義に出て来て、開口一番「先週はちょっとばたばたして休講してしまって申し訳ありません」、何てね。

 こういうセンス、僕はとってもカッコイイと思う。今日日流行らないのかもしれませんが。
 
 ことを成した後、大騒ぎになって、挙げ句テレビのクイズ番組のゲストに呼ばれて、ボケた回答をして、司会の芸人に突っ込まれて笑われるのが楽しい人もいるし、それを面白いと思って見たい人がいるってのもわかるんだけどね。

 さて、その「公演」。
 その中でこれまで歌われてきたいわゆる「公演曲」または「ステージソング}の中には、「公演」そのものをテーマとした歌が幾つかある。いわば「公演曲中の公演曲」もしくは定冠詞つきの「ザ・ステージソングズ」。僕のブログではこれまで「Greeting」というくくりになっている曲が多い。

 「シアター・パイレーツ」もザ・ステージソングとカテゴライズすることができる。
 そのステージとは、

  今夜だけでも/楽しい夢を見ていってちょうだい

 という特別な場所。
 
 Team Aでいえば、A1劈頭を飾る「PARTYがはじまるよ」。
 「シアター」とか「ステージ」とか「公演」とかの言葉は使われてないけど、「いかしたMUSIC」と「ノリノリのダンス」がみんなを誘う「楽園のような」「時間のない」「PARTY」ってのがシアターでの公演を表していることはすぐにわかるよね。
 A1のアンコール曲だった「AKB48」も、曲中に出てくる、夢を追いかけている「ここの場所」が「AKB48劇場」であることは言うまでもない。

 Team Kでは「シアター・パイレーツ」の他に、K2の「君が星になるまで」を思い出す。
 「星=スター」になる前の発展途上のアイドルが立つステージを励ますヲタの心情を、当の発展途上のアイドルがステージ上で歌うという、ひと捻りした趣向の曲。

 Team Bでは、まだこのブログでは辿り着いていないのだけれど、B4の「みなさんもご一緒に」がイチバン典型的でしょ。
 何しろ

  盛り上がっても3000円
  盛り上がらなくても3000円でございます

 ですもの。ちなみに昔はチケット代は1000円=1AKBだったってのは、古参トリビアなんですよね?

 Team Bでは他にも「初日」やその名もズバリ「シアターの女神」もザ・シアターソング。
 「シアターの女神」は「君星」のひと捻りを進化させて踏襲している感じ。何しろ「女神」ってのは、歌ってる当人たちのことなんだから。
 秋元センセイ、ヲタゴコロに寄り添いすぎ。

 栄に目を転じると、S3の「楽園の階段」がそうですね。

  劇場にいれば/夜はいつもより長いんだ
  燃えよう!

 曲調と歌詞がミスマッチで素敵。

 最も新しいオリジナルセットリストである、KII3では、はじめてオリジナルセットリストを貰った喜びを歌った、これもそのままズバリの「お待たせSet list

  お待たせSet list/叶った夢
  私たちに用意された/素敵なメロディー

 オリジナルのセットリストを初めて貰う喜びについては、B3のエピソードが有名だけれど、セットリストを貰った喜びをセットリスト中の曲にしてしまう、っていう「自己言及」性の極みのような曲(秋元康の「自己言及」については山下剛一「誰も語らなかった秋元康論」月刊カドカワ No. 374 pp.82-)。
 でもさあ、"涙の直訴"高柳をはじめKIIのみんなが喜ぶのは、まあ目に見えてたんだけどさあ、それをあらかじめ歌詞で歌っちゃうってのはどうなのよ、という気がしないでもないよね。しかも

  だけど そう私たちは/忘れられたみたいに
  お下がりばかりで…/どうして?

 「お下がり」って、先聖センセイが「聖なるリリック」の中で言っちゃマズいんじゃないの?
 それに「初日」と違って、「お待たせSet list」の歌詞の向こうにKIIのメンバーの姿は、あまりよく見えない。
 あれ? これって「終わらないアンコール」のとこでも書いたなあ。
 センセイ、Team KIIのことちょこっと忘れてたでしょ。

 ステージとは少し離れるけれど、KII3には握手会をテーマにした「握手の愛」という曲がある。普通のファンにとって公演の抽選に当たることが極めて困難となってしまった昨今、「会いに行ける」を担保するための祝祭にして儀式。

  握手の愛で/繋がるパワー
  不安だらけの私に/勇気 ありがとう

 と歌詞に書かれた日にゃ、メンバー諸君もヲタどもも気持ちを引き締めにゃいけませんな。

 余談だけどSKEの公式サイトには、AKBのような、公演曲の歌詞を閲覧する機能をもったページがないのね。残念。
  
 以上つらつらと見てきたけれど、ザ・ステージソングズとは、ある意味創造神アキモトの宣命であり、少女たちの信仰告白みたいなもんだと思う。
 いささか形骸化した感のあるConfessionだけど、歌う度聞く度に、ステージへの思いが積み重なっていく。幾重にも。
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Tags:Greeting

 >やっぱステージで見るべき曲だよね。これは。

 と前回書いたんですが、いわゆる公演曲(公式の言い方だと「ステージソング」)はどれもホントはステージで見るべき、と言えばそれまでなんですよね、多分。

 現物を生で見たことない身で勝手なことを言っちゃいますが、公演曲ってどれも多かれ少なかれシアターのあの広さのステージ、客とのあの距離感にふさわしいように作られているんじゃないかな。
 
 AKB48というアイドルグループ自体が、少なくとも初期のころは、シアターのあのステージのサイズに最もフィットするようにできていたんでしょう。昔の公演の映像を見たり、当時の記録を読んだりしていると、しみじみそう思います。

   また明日/観に来るでしょ?/必ず

AKB48

 というのは、単なる歌詞じゃあなくって、パーソナルなメッセージに限りなく近いものだったんだろうなあ。

 次第に世界がAKBを見出しはじめ、大きく育って行き、動く金が積み重なっていくにつれ、今までフィットしていたものがあわなくなり、メンバーやスタッフにいろいろな軋轢や居心地の悪さが出てきた。ちょうど成長するにつれて着ているものがきつくなったり、骨が痛んだりするみたいに。
 それを克服できた人、適応が難しくてもとのサイズに留まろうとした人、どちらにも耐えられなかった人。
 変わっていくステージの大きさにとまどった人。
 メンバーもそれぞれだったでしょう。
 
 ステージといえば、昔よく寄席に行ってました。あれだってちっちゃいけど、ステージだよね。間違いなく。
 まだ花緑が小緑って名乗ってて、土曜の夜なんか若手だけの会を安値で演ってたころ。夜の部が終わって、ちょっとその辺で飯を喰って一杯引っかけて、もっかい深夜の寄席に行く、なんて生活を毎週末してました。携帯電話なんて無粋な機械のなかったころ。

 寄席には寄席独特の空気があって、ひとたびそれに浸ってしまうと、ちょっとした噺やら色物の芸が面白くて面白くてたまらなくなってしまうんです。ボンボンブラザースさんなんか腹を抱えて涙がでるほど笑ったなあ。
 でもそれを寄席の外に持ち出しちゃって面白いかというと、そうでもないんですよね。

 噺家や芸人も、寄席で光る人、ホールに客を呼べる人、テレビのバラエティ番組があってる人、いろいろです。
 お笑いならばそういう棲み分けが自然とできて、みんなそれなりにハッピーな状況もあり得るんでしょうが、アイドルはそうはいきづらいなあ。「私はずっと地下アイドルでいきたい」なんて子いないでしょうし、もしいたらむしろちょっと説教しなくちゃいけないよね。いやしくもアイドルと自らを規定するならば、より大きいところを目指さなくっちゃだわ。

 あ、なかやんは別ね。
 なかやんにとって徹頭徹尾全ての道は声優に通ず、ですから。AKB48という看板すらそのための道程でしかないわけだから。清々しいやねえ、なかやん。

 公演曲に話を戻しますと、その出自から、曲によってはあんまり大きなハコでやってしまうと、つらいものがあるような気がします。
 アレーナ・ディ・ヴェローナで弦楽四重奏を演っても演奏者のメッセージは届かないでしょう。もちろん逆もそうで、小さなホールで「アイーダ」をやってもうるさいだけですもんね。どちらがいい、ということでもちろんありません。

 話が「シアター・パイレーツ」から再来年の方に向いちゃいましたね。
 いや、「シアター」の話なんだからいいんですか。
 
 余談ついでに。

 公演全然当たりませんねえ。でもねえ、モバイル会員のサイトがずいぶん改良されましたね。大改造っていいかも。

 モバイルで公演の予約を入れるでしょ。すると「Myページ」に「現在予約中の公演」という欄があって、そこにステータスが表示されるんです。<5月2日(水)18:30「Reset」公演>とか。
 で、今までは抽選にはずれるといつの間にかステータスが<現在予約中の公演はありません>に変ってたんです。
 「あれ? 俺公演予約してなかったっけ?」とか思ったりして。公演予約して抽選に外れたんじゃなくて、そもそも予約なんかしてなかったんじゃないか? なーんだ予約入れてなきゃ抽選外れようがないよなああっははは、なんてね。
 でも今度のシステムはいいよ。
 抽選が終わるとバン!「落選」と出ますから。しかも太ゴチで。ね、胸がすーっとすらあ、こちとら江戸っ子でぇ。

 はぁ。

 その代わり「見逃し2」が当たったんです。K5。Team E。
 他にも何とかなりそうな日をいくつか申し込んだんですけど、全部だめでした。
 
 K5は大好きです。あまり人口に膾炙してないステージですけど、名曲揃いだと思ってます。「逆上がり」をフラゲで一本書いたくらい。だから当たったのはすっごく嬉しかったです。

 でも総統閣下のお怒りを覚悟で言わせていただきますと、正直欲を言えば(いわゆる)本店さんのチームのステージが見たかった。

 だってよく知らないんですもんTeam E。だってほら、公演DVD出て無いじゃないTeam E。
 メンバーでわかるのは金子くらい。松村先輩の同郷でルームメイトで宇宙人だってことくらいしか知りません。

 だから急遽SKEのオンデマ会員になって、あわてて予習中。
 SKEのオンデマのカメラワークって、すんごいよね。一本カメラが寄ったり引いたり振ったり。それだけ。AKBの公演オンデマ見慣れてる身からするとすっごく新鮮。まあ生身がシアターで見るときの絵面ですよ、ってことなんでしょうか。

 で、Team E。
 SKEの末っ子のチームで最初の公演がB3。何となくイメージは湧きますよね。「てもでも」も悪くなかった。

 でもK5はちょっとハードル高くねえ?
 
 K5って、ひまわり1&2を経て一皮剥けて、「最終ベル」で二皮剥けて、Team Kのひとつの到達点のようなセトリだったんじゃないかって思うんですよ。タイトル曲の「逆上がり」も、「K1やK2のころは出来なかったことが、今はこんなに自在にできるようになった」って感慨を込めた曲でしょ。で、これまでを振り返って前を向き直って「To be continued.」で締めしょ(ちゃんとピリオド付き)。で、この後Team Kの解体ですもんね。ある意味すげえドラマティック。

 古参のKリーガーの人だったらTeam Eがやるの「10年早い!」って言いそうだよね(正確には「1年10ヶ月早い!」だけどね)。あ、総統閣下をさらに怒らせちゃった感じですか? 
 
 曲調も、お姉さんっぽい曲が多いでしょ。可愛いラブソングなんてありゃしないの。
 K5の頃のTeam Kの平均年齢は18歳ちょい、梅島夏代に限れば20歳越えでしたもんね。

 一方Team Eは全員未成年で平均年齢16歳強。合法的に飲酒できる人が一人もいません。てことは

   溶けた氷 汗をかいたグラスに/ミントの葉

 ソーダ水になっちゃいますよね、このグラスの中身。あのイントロ流れると野呂さん(あえて敬称つけざるを得ないでしょう)が浮かぶんだよなあ。AX(じゃねえ)TDCでも見たし。 

 Team Eにとっては大試練かもしれません。

 なーんてこれだけ総統閣下の逆鱗に触れるようなこと書いといて何ですが、とっても楽しみです。K5、いやE2の初日。ひょっとしたら、Team Eとご縁が生まれるかも知れませんね。
 
 おっとますます「シアター・パイレーツ」から離れちゃったね。
 でも僕にとっての初シアター(TDCだけどね)体験、せいぜい

   ステージから/自由が見えるくらい

 盛り上がって来たいなあ。
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Tags:Greeting

 書き忘れてしまったのだけれど、「クリスマスがいっぱい」では舞台奥に電飾がかかってるのね。
 クリスマスの電飾だあねえ。
 こういう装置を使うのは「クリスマスがいっぱい」が最初だよね? 後でもう一度確認してみます。
 で、この電飾はカーテンのような構造をしていて、曲が終わるとすっと左右に引っ込む。そうするとはじまる後半の全体曲の2曲目。

  乗ってるかい? Hey! Hey! Hey!

 と、文字にするとちょっとアレだし、CD音源で聞いても「ふーん」ってくらいの曲なんですけど、ライブ映像は印象が全く違います。

 この曲、あんましライブのソースがないのね。K3の公演DVDの他は、AX2008の99位くらいしか見つからない。あと「見逃し1」のK3。どれもすっごく楽しそう。現場じゃcall & res. が楽しかったろうなあ。

 一番楽しそうなのは、やっぱり公演DVD。「溌剌」って言葉がはじけ回ってる感じ。時々ステージを斜め上から見下ろす絵があって、メンバーとお客が一緒に映ることがあるんだけど、「Hey! Hey! Hey!」ってとこで最前のおっちゃんが嬉しそうにコブシを振り上げております。K3の他の曲と同じように、恐らく無観客別撮りの映像がインサートされてるんだけど、構図以外にもやっぱ何か違いますよね。

 センター的なポジションは小野。彼女を見ているとそのの二つ名が「えれーな」でも「えれにゃん」でも「えれんこふすきー」でもなくって、えれ「ぴょん」である理由がとってもよくわかる。まるで野を跳ね回るやっと草をはみ始めたくらいの若鹿(川栄川栄、これを見るんだりっちゃん)。

 この曲

そう あたしらは 噂のシアター・パイレーツ

 のところで、右手の人差し指中指二本で敬礼!をして、左を向くフリがあるんだが、終盤のリフレインの時、小野だけ右を向いてるところがある。ちなみに小野の手前は松原、向こうは大堀、その向こうは宮澤なんだが、みーんな左(上手側)を向いてるよね。

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 念のためAX2008の映像を見てみたが、この時はちゃんと上手を向いてる。

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「見逃し1」小野ポジの川栄も同様。
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 なんでしょえれぴょん。
 まあ何でもカメラ目線で小野の御尊顔を拝することができるってのは吉ですよね。

 あと一人、ステージで目を惹くのは今井。
 あんまし映んないんだけど、きびきびした動きとキリッとした目、要所要所でニンマリとした笑顔が印象的。この人と佐藤(夏)が組んでの「劇団NY」は、古参のみなさまの語り草になっているわけだが、遅れてきた僕らはAX2009のMCでその片鱗をうかがうことしかできない。でもきびきびとテンポ良くキレのある語り口は、今のAKBに不足してるものの一つかもしれません。

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 今井はこのK3でAKBを去って行ってしまうんですけど、もうちっと見たかったなあ。

 で、曲のエンディング、残ったメンバーは「Hey! Hey! Hey!」と力強く拳を突き上げ、後ずさりしながら客を煽り続ける。
 宮澤なんかは当然のことながら、ちっちゃい小野も威勢がよくって、生意気でかわいい。
 でも最後の最後の「Hey!」だけは力任せに突き上げるんじゃなくて、すっと柔らかく手を天に伸ばす。そこからゆっくり手を下ろしていく。この緩急というかメリハリというか、ほんのわずかな呼吸なんだろうけど見事。

 やっぱステージで見るべき曲だよね。これは。
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 Tags:恋、冬

 もうねえ、季節感ゼロでしょ。間が悪いっていうか何というか。
 もう4月も半ば過ぎじゃん。
 こうなることを見越して「クリスマスがいっぱい」を12月24日に書いておいたんだけどね、エヘン。

 でもねえ、季節外れの記事を書くなんてのはまだいいほうでしょ。
 A1は初日が12月で、クリスマスソングの名曲「あなクリ」が歌われたんだけど、クリスマスを過ぎたら封印されちゃったんだよね。K3も初日が12月だったんで最初のうちはよかったんだけど、どういうわけかクリスマスが過ぎて正月が過ぎて、ヴァレンタインが過ぎてもずっと歌われていたわけ。

 結局 Team Kのみなさんたら、K3の千秋楽が6月22日だったもんだから、それまでずっとクリスマスソング歌ってたんだよね。しかも前曲「くるくるぱー」の面々はMCで「ねえねえもうすぐクリスマスだね」って言わされてたんだもんねえ。

 K3には他にも冬の季節感たっぷりの名曲「泣きながら微笑んで」や、ホントは3月限定の切ない卒業ソング「片思いの卒業式」があるんだけど、やっぱり6月の千秋楽まで歌われてました。

 それに比べりゃ季節はずれの記事なんてねえ、いいじゃんねえ。

 ま、細けえこたいいんだよ。劇場に入ればそこは「時間のない国」なんだから。

 はい、言い訳はこれくらいでいいですか?
 はい、じゃ、本題行きますね。

 ねえねえねえ、もうすぐクリスマスだよね、楽しみだよね。

   恋人を待つ舗道に/ジングルベルと/ロマンスの足音
   誰もが浮かれて/携帯の虜

 まあ、クリスマスイブ当夜だよね、これ。街角は賑やかで、人々は誰かと連絡を取り合っている。
 「携帯に夢中」でもよさそうなんだけど、「携帯の虜」ってところに、ほんのちょっとだけ秋元センセイの皮肉が感じられる。もう周りの人なんか一切目に入らない感じ。
 ホントはあれだよ、クリスマスイブってのは、知らない人にも親切を振りまかなきゃいけないんだよ。
 歌の主人公の女の子は、そういう人たちを見ながら、まだ来ぬ人を待っているのね。

 「あなクリ」の話が前に出ました。
 あれもクリスマスイブに会っている二人を歌っているんだけど、僕は少しだけ切ない味付けを感じます。
 「あなクリ」の彼女は、クリスマスイブに彼と会えて、それがすごく嬉しくて、粉雪の降る戸外でずっと抱き合っているのね。すっごく健気な感じがするでしょ、彼女。
 でも彼はプレゼント持ってきてない。

   どんなプレゼントより/あなたの両手に抱かれたかった

 で、どうやらこの後どうするか決まってない感じ。だからずっと粉雪が降る中抱き合っている。
 ひょっとしたら、彼はこの後どこかに行っちゃうのかもしれない。彼女を置いて。
 「ごめんね、ちょっとしか時間作れなくて」。
 「ううん、いいの。こんな特別な日に、ちょっとだけでも会ってくれて」。
 この後二人はそこから離れなきゃ行けない。だからこそ

   離れたくないよ/この場所から
   永遠より 一秒長く

 ってわけ。 
 どうやらちょっと彼女が片思い気味。アンダーガール風に言えば

   私の愛しさの方が/そう 少し重かったみたいね

 な風景。

 でひるがえって「クリスマスがいっぱい」は、そういう切なさは無い。
 これから二人は楽しい夜を過ごす予定。

   Merry Merry Christmas!/Silent Night!/あなたに会いたい
   Merry Merry Christmas!/Holy Night!/告白がいっぱい

 って言うもんだから、まだ告白を済ませてない恋人の一歩手前の関係なのかな、と思ったりもするのだけれど、ま、たとえそうでも大丈夫。

   寒い夜なのに/なぜだか/気持ちは暖かくて
   待つことのしあわせ/人ごみで微笑んでしまう

 彼に対する絶対的な信頼感があるから。「待つこと」が幸せに感じられるのは、そういう時。

 彼は絶対来る。二人は今日は絶対楽しく過ごせる。
 そんな幸せ感でいっぱいのクリスマスソングでした。
 

 ねえねえ、あと249日でクリスマスイブだよ。
 待ち遠しいねえ。
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Tags:サヨナラ

 特別企画です。

 メトロポリス@尊師と言えば、CinDy業界、いやAKB業界では隠れもしないトップオタ。テレビで御尊顔を拝したこともあるってくらいの古参中の古参。昔を知らないぽっと出ド新規の僕が、往時を忍ぶよすがになっているブロガーのお一人でもあります。
 そのメトロポリス@さんから突然メッセージを頂戴しまして、「終わらないアンコール」のレヴューをやりませんか、と。ついてはお互いのブログにたすき掛けで掲載したらオモシロかろう、と。
 つまりメトロポリス@さんの原稿を僕のブログで、僕の原稿をメトロポリス@さんのブログにアップする、という企画。

 もちろん僕の方に否やはありません。
 思えばやや逼塞気味の僕にモチベーションを与えて下さるお心づかいだったのかも知れませんね。
 
 「終わらないアンコール」。

 僕が辿り着く前に(なんせまだK3が終わってません)去って行ってしまった彼女たちのラストシングルのカップリング。SDNをきちんと聞いたのは「孤独なランナー」以来でした。

 数日後、メトロポリス@さんからメールで原稿が送られてきました。
 一読、やはりAKBは現場だよなあ、との思いを新たにいたしました。現場に行って、会って、愛を培ってこそのAKBだもんなあ、と。

 頑張って僕も書きました。SDNのメンバーに対する思いは、尊師の万分の一なんでしょうが、それでも心を込めて書いてみました。拙文はメトロポリス@尊師のブログに掲載の栄を浴しました。
 よろしければご笑覧下さい。

 というわけで、以下メトロポリス@尊師の玉稿です。
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楽曲レヴュー『終わらないアンコール』



初めてこの曲を耳にした瞬間、ハッキリ言って凡作だと思った。
『終わらないアンコール』と言う、そのタイトルにさえ噛みつきたくなった。

何を言っているんだ・・・やすす!
あんたの腹の中では、もうとっくに終わっているのだろうと。。。


幸か不幸か、オレはこの曲をLIVEで鑑賞するコトになった。
そう、SDN48にとって最初で最後のホールコンサート
NHKホール2階後方・・・文字通りの末席において。


ウェディングドレスを模した、純白の衣装を身に纏った39人

『おニャン子クラブの時と一緒じゃん!』
註)おニャン子クラブのラストシングル『ウェディングドレス』(1987)

登場の瞬間、思わず口を衝いて出たヒトコト。


メンバーはみんな涙にむせびながら歌っていた・・・。
客席のファンも、あの瞬間は大半がすすり泣いていた。
でも・・・オレは泣かなかった
と言うより泣けなかった、その理由はコトバに出来ないが。


あれから何日が過ぎただろうか?
今・・・この曲を耳にする度、強烈な焦燥感に襲われる
そして、不覚にも涙が溢れて来るのだ。

おかしいよな?・・・自分でもおかしいと思う。
何で今頃なんだよ。。。



ココからは全くの想像であるが・・・。
氏がこの曲に魂を吹き込んだのは、異なる3つの時期に渡っていたのではなかろうか?
そう思う理由は、それぞれにタッチの違いを感じるから。


当然、最初は1コーラスからであろう。
この部分の歌詞について、残念ながら特段の感想は無い。
秋元クラスの人間なら、朝飯前に書けるであろう凡庸な内容だから

コーダから大サビ・・・そしてエンディングへの流れも然り
誇り高く旅立つ彼女達にむけた、精一杯の餞であるコトくらい判っているが
それでも、この甘言をどうしても了とは出来ない。。。


でも・・・2コーラスの歌詞だけは違う!
刮目して読んで欲しい・・・この部分だけ全くコトバの選び方が違うのだ。
このシーンにおいては、その全てがリアリズムの塊
センテンスがシンプルゆえ、そのひとつひとつがグッと胸に刺さって来る。


『万雷のその拍手に深々と礼をして・・・』


瞼の裏に、そのシーンはいつでも鮮明に蘇る。。。


メロディに対して、時に不格好な位に字余りだったりするのだが
だからこそ・・・想いが感じ取れると思うんだ。
秋元康と言う、ヒトリのアイドル好きなオッサンが
この歌詞を書くのに、死ぬ程もがき苦しんだ結果だと信じたい。


そして・・・この曲のせいで、今夜もオレは目を腫らしているのだ
いいトシこいて、まったくもう。。。



文責:メトロポリス@
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 いろいろ忙しくてブログの更新が滞っていた。
 
 いやいや、それは嘘だな。どんなに忙しくても、書く気があれば書けたはずだ。
 まとまって書けなくても、仕事の合間のほんの数十分、スケッチやアイデアをぱらぱらって書くことだって出来たはずだ。これまではそうしてた。

 ってことは、やっぱ書く気が無かったってことなんだよね。これって。
 うん。確かにいろんなことが重なって気力は萎えてた。

 でも書くことはいっぱいあった。
 なにしろ順番から言うと「くるくるぱー」だもん。
 この曲は順番が来る前に、すでに3回も書いてる。リクアワでは圏外(151位)から14位への大躍進もあった。書く気さえあれば書くことはいっぱいあったはず。

 書く気が無かったんだよねえ、やっぱり。

 この間いろんなことがあった。
 書く気が云々どころか、忘れてしまう前にやっぱ書いておこう。

 さむさんに、「うちの子」Team 4のパフォーマンス駄目出しされちゃった。

 長い目で見ないといけないのかなと思うのだけれども、悪戦苦闘だったり、もがいてる感といったものはなく、 ただ毎回同じことの繰り返しをしている感じなので、この先もチームとしては変わらないんじゃないかなと思ってしまった。

 そうか、やっぱそうなのか。現場に行ったことがなくて、オンデマでしか知らないけれど、そうなっちゃってるのか。
 下手くそなのは恥ずかしいことじゃない。歌えない、踊れない、話せない、売るものが見つからないから頬伝う涙を売ってきたのがAKBの歴史なのだから。
 でも下手くそであることに甘んじてそれでよしとするのは、恥ずかしいことだよなあ、やっぱ。

 SSAでは最近御贔屓の松村が、ほんとにほんの一瞬だけど映ったのが嬉しかった。
 これってあれだよね、干されメンを推してる人の醍醐味なんだろうね。
 うわっ「干されメンを推してる」なんてジャルゴン使いっちゃったよ。ホントはこういう言葉遣いなるべくしないようにしてたのに。ジャルゴンを使わなければ言わんとすることを表現できなくなるってのは、痛し痒しだなあ。

 あ、バクダンがいっぱいあったねえ。
 最終日のが一番でかかったってのはまあ衆目の一致するところだろうけど、それはさておき。

 Team 4の「昇格人事」について、やっぱさむさんの曰く。

 岩田華怜さんと田野優花さんの昇格は率直にうれしかった。
 でもトータル的に考えると・・・。チーム4への気持ちはだいぶ薄れているのに、今日でますます冷めてしまった。

 (中略)
 元々、研究生を育てる仕組みが確立されていたわけではないけれども、 今は無いに等しいほど、育っていない。育ってるのは自主性を感じる、将来の夢がはっきりしている岩田さんなど数えるほど。 パフォーマンスも、中身もしっかりしてない、ちょっと人気があるだけのような子が多用されるようになれば、 この先AKBは果たしてどうなっていくのかなと。感動のない薄いグループになっていくんじゃないかなと。

  正直、悲しくなってしまった。
 誰よりもずっと公演を見続けてきた人が、何だかもう見切りをつけてしまったようなんだもの。

 昨日やっと手に入った仲谷の本の一節

 AKB48には、スタート当初から一つの目標があった。それは、「いつか東京ドームでコンサートをする」ということだ。
 (中略)
 しかしこの裏には、明記されてはいない、もう一つの目標がある。AKB48の関係者なら誰でも知っている、「夢の続き」がある。
 それは、「東京ドームでコンサートをした翌日に、秋葉原の専用劇場で、いつものように公演をする」ということだった。

  ううう。本に鉛筆で線を引くなんて久しぶりだったぞ、なかやん。
 公演童貞の僕にこんなこと言われる筋合いはないんだろうけど、AKBってやっぱ公演が「最も大切な基本であり、活動の根幹なのだ」。余談だが「活動の根幹」なんて言い回しアイドルの本の中で見出すとは思わなかったが、それがAKBなんだよな、なかやん。

 そう、少なくとも僕はそういうAKBのあり方に惹かれたんだと思う。 

 でもねえ、もうねえ、AKBってそういう段階じゃなくなっちゃったのかもしれない。
 そもそも公演でAKBに「会いに行く」なんて現状じゃムリムリでしょ。

 共和制ローマがまだ小さかったころ、政治の中枢はフォルム・ロマヌスでの民会だった。見知った顔役が集まって話し合って、選挙をして、ちょこっと殺しあいをして、でもやっぱりそこに集まってものごとが決まっていった。規模が小さい間はそれで済んだ。その後ローマはどんどんどんどん拡張して行ったにも関わらず、やっぱり政治の根幹には町内会の寄り合いみたいな民会がおかれていた。もう誰もがこんなちっちゃな仕組みじゃダメだ、こんなのは擬制でしかない、ってわかってても、変えることができなかった。
 カエサルが現れるまで。

 秋元康の中では、AKBはもう次の段階に進んでいるのかも知れない。
 「見逃した君たちへ」公演のDVDを見て、そう思った。
 前田敦子の「卒業」と東京ドームでのコンサートはルビコン川なんじゃないかしらん。
 
 もしそうなら、Team 4の「うちの子」たちが浮き足立ってしまっているのも、しょうがないのかもしれません。こんなとこでこんなことやってる場合じゃないって、思っちゃってしかたないのかも。
 かわいそうだけど。
 
 でもねえ、経験から言って、

   宝物は/おそらくガラクタのなかだね

 なんだと思うぞ、君たち。足下が崩れそうな時は、足を前に出すんだ。
 栄では君たちの先輩になり損なったババアお姉さんが、どうやったら研究生公演がもっとよくなるか、必死で足掻いてるぞ。

 頼む。さむさんをびっくりさせて。
words
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   心の片隅/Flower/小さな花が咲いた
   あの日の願いは/ゆっくりと/日向の中 咲いた

 ああ、そうだった。
 花が咲く、ということは散る時が来る、ということだった。
 こんな簡単なことを、僕は忘れていたよ。